『国語と国文学』最新号に上代2本
『国語と国文学』の9月号に、日本書紀区分論に関する論文1本と、万葉集に関する書評が1本掲載されています。
この号のことは、昨日Twitter(現X)にポストされた根来麻子氏の記事で知りました。
早速、某アマゾンに注文したところ、今日届きました。速いです。
文字が小さいので、目次部分を拡大します。
日本書紀区分論は木下優友氏の論文で、『漢書』文帝紀の記事を利用した書紀仁徳紀・允恭紀・舒明紀(β群)と、継体紀(α群)との『漢書』利用の違いを具体的に指摘し、書紀の漢籍利用は後事的に一括してなされたものではなく、書紀の叙述段階でなされたのであろうことを指摘しています。
書紀区分論は森博達氏の一連の論考がほぼ定説のようになってきていますが、近年の葛西太一氏の著書をはじめ、まだまだ修正や深化の余地のあることを考えさせられました。
書評は、山﨑福之氏『萬葉集漢語考証論』についての根来麻子氏のものです。
山﨑氏は岩波の新大系本の『萬葉集』と岩波文庫版の『萬葉集』の校注者のおひとりで、そのお仕事を経て著されたご著書です。
萬葉集に用いられた漢語の本文校訂や訓読について、精確に検討することによって見えてくるものがいろいろとあることが感じられます。
この本自体は1年前に購入していたのですが、そのままになってしまっていました。
根来氏の書評に導かれつつ、しっかりと読んでみたいと思いました。





















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