鹿

2023年3月 6日 (月)

「鹿瓦ばん」2023年春・夏号

 奈良の鹿愛護会の「鹿瓦ばん」2023年春・夏号が届きました。
Narashika2023c
 第1面の記事は2つ。
 1つは、子鹿に触らないようにとの注意。
 子鹿に人間の匂いが付くと母鹿が育てなくなるからです。
 もう1つは、プラごみを食べた鹿が命を落とすことがあるので、そういうゴミを拾う美鹿パトロール隊の活動報告。

 第2面の記事も2つ。
Narashika2023d
 1つは、犬を鹿に近づけないようにとのお願い。
 もう1つは、どんぐり寄付のお礼とどんぐりボックス設置の報告です。
 ドングリの寄付は14,327kgだそうです。1.4tですね。すごい量です。

 毎年恒例の6月の子鹿大公開のチラシも同封されていました。

 新年度の会員証と振替用紙が同封されていました。
Narashika2023a
 会費納入のお願いと一緒に会員証が同封されているって、太っ腹です。
 以前は、会費を振り込んだ後に会員証が送られてきました。
 それに比べて会員証送付の手間と費用とが省けます。
 愛護会の会計、厳しいのでしょうかね。
 寄付金や牧草協賛金のお願いもありました。寄付します。

 会員証の裏側は、ポスターコンクールの奈良市長賞の受賞作品です。
Narashika2023b
 中学生の作品でしょうかね。
 鹿、良い顔をしていますね。目も良いです。
 上手いものです。
 鹿と奈良を大切にせねばと思います。

2023年2月 9日 (木)

近鉄奈良駅の副駅名設定記念入場券

 昨年の12月に、近鉄奈良駅に「奈良公園前」という副駅名が設定されました。
 ニュースにその駅名標が映ったのを見ると、鹿の絵が描かれています。
 鹿の絵、良いです。今度近鉄奈良駅に行ったら写真撮ろう、と思いました。
 そんな折しも、ネットオークションに、それを記念する入場券が出たのを見つけて、買ってしまいました。

 その台紙です。
Narafukuekimei01
 鹿の絵がかわいいです。
 大満足。

 台紙の裏側。
Narafukuekimei02
 観光特急「あをによし」です。
 1300年以上も前の枕詞が現代の特急の愛称に使われているのは尊いことと思います。
 とはいうものの、この列車よりも、車両の内外が奈良鹿だらけの車両があるんですよねぇ。それに乗りたいです。

 入場券。
Narafukuekimei03
 昔懐かしの硬券です。
 画像を切り貼りしました。
 上が表、下が裏です。
 裏面には番号が印字してありましたが、出品者のご迷惑になってはと思い、一部を消しました。

 これはこれとして、本物の駅名標を見たいです。

2023年1月31日 (火)

奈良公園の鹿に独自の特徴

 奈良公園の鹿に独自の特徴があるというニュースが、新聞やテレビで報道されていますね。

 奈良公園の鹿は、遺伝的に独自性が高いことを示した論文が国際的な学会誌に載ったとのことです。
 この研究は、福島大、山形大、奈良教育大の研究チームによってなされ、論文のタイトルは「歴史的な宗教保護地区がいにしえのニホンジカの遺伝子系統を守ってきた可能性がある」です。長いですけど、内容の趣旨はよく分かります。

 紀伊半島の8地域30地点から集めた鹿294頭の血液などから遺伝子の特徴を調べた結果、鹿たちは、半島東部、半島西部、奈良公園の3つの集団で構成されていることがわかったそうです。
 そして、遺伝子の解析から、6世紀ごろに紀伊半島にいた祖先の鹿の集団から奈良公園の鹿たちが分かれ、16世紀ごろに半島東部の鹿集団から半島西部の鹿集団が分かれたとみられることがわかったとのことです。

 研究チームは、奈良周辺では古来から鹿が神の使いとして保護されてきたことから、独自性が高い集団が生き残ってきたのではないかとしています。

 奈良公園の鹿は、太平洋戦争直後に79頭にまで激減していたそうです。その時に絶滅しないで良かったですし、絶滅を防ぐためとして他地域の鹿を連れてきたりしないで幸いでした。

 調査は紀伊半島の鹿を対象に行われたわけですが、調査対象に常陸の鹿も加えたらどうだろうか、などと考えました。鹿島の鹿と遺伝的に同じ、などという結果が出たらすごいのですけど。

 写真がないと寂しいので、かつて私が撮った写真を何枚か。

 若草山の鹿。
Narashika03
 向こうに大仏殿が写っています。

 若草山の麓のお土産屋さんを訪れた鹿のカップル。
Narashika04
 手前の鹿は毎日のようにこのお店に来るそうで、お店の人からはさくらちゃんと呼ばれていました。

 鹿せんべいを食べさせている女の子。
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 知らない子です。(^_^; 顔はほぼ分からないので、隠しませんでした。
 鹿を全く怖がっていません。地元の子でしょうかね。

 鹿にどんぐりを食べさせている私。
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 勤務先のどんぐりを奈良まで持参しました。
 手から直接食べてくれて嬉しかったです。

2022年12月23日 (金)

奈良鹿初雪&バラモン凧&昭和の暮らし

 今日は寒かったです。大雪の降った地域も多かったようで。
 朝10時のNHKニュースのトップは雪の話題でした。
 そのトップがなぜか奈良。
Yukishika01
 奈良と言えば鹿ですね。NHK、よく分かっています。
 この鹿、今年生まれた子鹿でしょうか。
 生まれて初めて見た雪でしょうね。「なんだこれ、寒いぞ」と思っているかもしれません。

 もう1枚。
Yukishika02
 これはおとなの牡鹿です。
 カメラ目線ですね。
 奈良鹿は人にすっかり慣れていますし、カメラを向けられることも珍しくないのでしょう。
 テレビカメラにも慣れているかもしれませんね。

 今日は月に1度の前橋で講座の日でした。
 行きの新幹線、混んでいました。
 新潟行きの新幹線でした。スキー客もいたのでしょうね。
 始発駅なので私は自由席でしたが、指定席は完売だそうでした。
 E7系でした。来年3月のダイヤ改正で上越新幹線は全てE7系になるそうです。
 E7系は大好きなので嬉しいです。

 恒例により、群馬県庁の県民センターに寄りました。
 県立歴史博物館のチラシが置いてありました。
Takomeguri
 上半分は「日本の凧」です。
 真ん中に長崎のバラモン凧があります。
 NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」にはバラモン凧が登場しています。
 バラモン凧の声をさだまさしが担当していますし、舞ちゃんの部屋にも飾ってあります。
 それを意識してこのチラシでもバラモン凧を大きく扱っているのでしょうかね。
 そのお隣のうさぎ凧にも心惹かれます。

 チラシの下半分は昭和の暮らしです。
 「子どものための特集展示」とあります。
 冬休みなので、子供たちに昭和の暮らしを知って欲しいという趣旨のようです。
 おとなには懐かしい展示です。

 昭和30年代の茶の間。
Showakurashi01
 懐かしいです。
 茶箪笥の上には鮭をくわえた木彫りの熊が置いてあります。
 藝が細かいです。

 昭和50年代の応接間。
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 洗濯機と蚊帳。
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 脱水機はなくて、手回しの絞り器がついています。
 懐かしいです。

 群馬はもの凄い強風でした。
 新潟の方から吹きおろしてくるので、冷たい風です。

2022年12月 5日 (月)

奈良旅手帖2023

 予約していた来年の「奈良旅手帖」が数日前に届きました。
Naratabi2023a
 表紙は数種類の中から選べるのですが、毎年鹿の絵を選んでいます。♪

 内容は例年とほぼ同じと思います。
 様々な有用なデータが収められています。
 見開きで、推古天皇元年(593)から延暦13年(794)まで約200年間の年表が収められています。
Naratabi2023b

 ふと、梅花の宴の天平2年の所を見てみました。
Naratabi2023c
 載っていませんねぇ。
 全体を見てみると、純粋な歴史年表といった趣で、上代文学関係の事項は載っていませんでした。
 奈良旅手帖は8年間も毎年買っていたのですが、今になって気づくというのは迂闊でした。
 奈良旅手帖の愛用者には文学好きの人も多いと思いますので、この増補は是非。

 透明なしおりが4枚入っていました。
Naratabi2023d
 順に、#moppoi、レトロ風、奈良絵、千鹿格子です。
 #moppoiというのは不明です。ツイッターで検索しても分かりませんでした。
 千鹿格子は千鳥格子のもじりですね。(^_^)

 アップです。
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 鹿がたくさん。

 一方、千鳥格子はこういうものです。
Naratabi2023f
 千鳥がたくさん(のように見える)。

 楽しい手帖です。

【追記】
 ナゾだった#moppoiについて、ツイッター相互フォロワーの「わこにょ」さんからご教示頂きました。

  #moppoi は「裳っぽい」です。
  “平城のとよほき”@naranotoyohokiというイベントの中でちょっとした仮装で参加するなんてのがありまして。
  同じく #joippoi というのもあって「叙位っぽい」位階色の服装で参加する形です。
  おそらく裳裾の色合いの栞なんでしょうね。

とのことです。
 ありがとうございました。

2022年11月28日 (月)

『ならら』最新号の特集は春日若宮おん祭

 今日、『ならら』の最新号が届きました。
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 今号の特集は「春日若宮おん祭」です。
Narara202212b

 その他の目次は以下の通りです。
Narara202212cNarara202212d
 今号も奈良満載で充実しています。

 春日大社の御造替ということで思い出されるのは、マスコットの「すがちゃん」です。
Sugachan06
 「かすが」の「すが」でしょうね。
 しかまろくんもかわいいですけど、すがちゃんもお気に入りです。

 丸い鹿の子模様の中に、1つだけハートマークのがあるんですよね。
Sugachan07
 キュートです。

2022年11月26日 (土)

佐藤和斗氏『明日、シカに会いに行こう』

 このような本が出ました。
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 佐藤和斗氏の『明日、シカに会いに行こう』(青菁社)です。
 サブタイトルに「奈良公園で見つけた幸せのかたち」とあります。

 裏表紙。
Asushika02
 奈良公園の鹿を撮した写真集です。
 四季の鹿や、鹿の食べ物、鹿の行動、子鹿などに分類して収められています。
 他に、鹿に関する豆知識なども記載されていて、勉強になります。

 奈良鹿、本当に良いです。
 また実物の鹿に会いに行きたいです。

2022年11月22日 (火)

60年くらい前の奈良絵はがき

 ネットオークションに、少し昔と思われる奈良の絵はがきが出ていましたので、買ってしまいました。
 今と比べてみたかったのです。
Naraehagaki01
 いつのものか分かりませんが、郵便番号の枠が印刷されていないことから、郵便番号制度ができた昭和43年以前の可能性が高いと思われます。
 見た目では、昭和30年代後半以降かなぁという感じです。
 昭和40年前後とすると、今から60年くらい前になります。

 大仏と猿沢池越しの興福寺。
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 春日大社と東大寺。
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 朝の鹿と三月堂。
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 そして、はがき2枚大見開きのワイド写真。
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 この絵はがきにはこういう説明があります。
Naraehagaki06
 英文は、「奈良公園」ではなくて「奈良の鹿公園」ですね。良いです。♪
 今も同様に英訳されているのでしょうかね。

 さて、どの絵はがきも今と変わらないように思います。
 ま、変わって欲しくありませんから、これで良いです。
 この先ずっと、このままであり続けて欲しいです。

2022年11月 3日 (木)

鹿のワイン

 いつものスーパーをふらふらしていたら、鹿の絵が描かれたラベルのワインが目に入ってきました。
Shikawine01
 「おお! 奈良鹿か」と思って買ってしまいました。
 アンデスという文字がチラと見えたのですが、文字より鹿です。

 ラベルのアップ。
Shikawine02
 そうですね。
 鹿といっても、奈良鹿とは違うような。
 確かにアンデス風です。知らんけど。

 裏側のラベルです。
Shikawine03
 チリのワインでした。(^_^;

 「なら」「ちり」、ちょっと(だけ)似ているような。←無理筋。

 右上に、辛口で、酸味はほどよいとあります。
 そうですね。甘口ではありません。でも、辛口度は低いです。
 やや酸味があります。たしかに程良い酸味でした。

 1番下に「この商品は私鉄系スーパーマーケットの共同開発商品です。」とあります。
 2枚目の画像のラベルの左上にある「Vマーク」がその印です。

 おいしゅうございました。
 しかし、鹿を見れば「奈良」と思ってしまいます。
 ほとんどビョーキです。(^_^;

2022年10月10日 (月)

明治38年の「奈良名勝独案内図」

 このような地図を入手しました。
M38narameisho01
 明治38年の地図で、左上が北です。
 右端中央に白毫寺、右上に春日大社、左上に般若寺、左下に興福寺があります。
 現代の地図のように北を上にすると、横長の地図では般若寺が収まらないので斜めにしたのでしょうかね。
 明治の奈良絵図では、同じような角度のものが多いです。

 左下隅。
M38narameisho02
 三条通には歩行者と人力車とが描かれています。
 この時代には三条通を行き交う人力車も多かったことでしょう。
 画面中央やや上には、興福寺の境内でくつろぐ鹿がいます。
 下辺中央部の采女社にも鹿が描かれています。
 歩行者や人力車に比べて、鹿が異様に大きいです。♪
 この絵図の作者は鹿が大好きなのかもしれません。(^_^)

 左上附近。
M38narameisho03
 左下に景清門があります。転害門は当時景清門と呼ぶことが一般的だったのでしょうかね。
 上にも書きましたように、左上を北にすれば般若寺まで収まります。

 上部欄外に「NARA GOOD SCENERY BYONESSELF GAIDO PICTURE」という英文タイトルがあります。
 このうちうしろから2つ目の「GAIDO」は「GUIDE」の誤りでしょうね。
 私レベルの間違いです。
 その1つ前の「BYONESSELF」も間違っていると思うのですが、恥ずかしながら正解が分かりません。(^_^;

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