昭和45年のNHK紅白歌合戦の台本
昭和45年(1970)のNHK紅白歌合戦の台本を入手しました。
今から52年前のものですね。半世紀。大昔です。
時間は21:00~23:45です。今よりだいぶ短いですね。
会場は東京宝塚劇場。NHKホールではありません。
オープニング。
ガリ版です。文字が小さいので判読してください。
スクーツメイツの男女200人がエネルギッシュに踊ったようです。
大掛かりです。
司会者と歌手入場。
司会は宮田輝と美空ひばりです。
両司会者の登場では、(舌戦あり)ということで、セリフまでは書いてありません。アドリブでしょうか。
審査員紹介。
日本全国各地8ヶ所から地域別に5人ずつ、合計40人の審査員ということで、超大袈裟、もとい超豪華な審査員陣です。
関東地方代表の審査員5人の筆頭に坂東玉三郎がいます。芸歴、長いですね。
この5人の最後に大坪指方(柳生道場師範)がいるのは、翌年の大河が柳生宗矩を主人公にした「春の坂道」であることによるものと思われます。
審査員陣の中には、近畿地方に三田佳子、中部地方に玉の海、中国地方に田中絹代、九州地方に中山律子、東北地方に志村喬、四国地方に武原はんなどがいます。
当時私は浪人生でした。紅白は見ていたはずですが、40人もの審査員というのは全く記憶にありません。
ぼーっと見ていたのでしょう。(^_^;
トップバッターは水前寺清子です。
一番上の丸数字がカメラです。
全部の歌詞が書いてあって、どの歌詞のところではどのカメラというカメラ割りが示してあります。
大トリは美空ひばりです。
美空ひばりは、紅組の司会と大トリ、大活躍です。
細かく見て行くとあれこれおもしろいのですが、キリがないので、この辺で。
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