台本

2019年8月 5日 (月)

「日本誕生」の台本

 「日本誕生」という東宝映画があります。
 昭和34年の作品で、東宝の制作本数1000本の記念作品です。
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 メインストーリーは倭建命ですが、途中、天石屋戸と八俣大蛇の話が挿入されています。

 その台本を入手しました。
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 ただしこれ、横長ですし、裏表紙に「非売品」という記載もありますので、撮影に使われた台本そのものではないと思われます。
 横長では役者さんが手に持つのも不便でしょう。

 キャストのページの冒頭。
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 三船敏郎がスサノヲとヤマトタケルの二役です。スサノヲと小碓命の両方に名前が載っているのは当然として、日本武尊のところにも載せているのは余計と思います。(^_^;

 焼津の火難の部分。
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 この映画では、ヤマトタケルが焼き殺されそうになったとき、その傍らに弟橘姫がいたことになっています。古事記における「さねさし」の歌を思えば、この設定はアリかと思います。

2019年5月 3日 (金)

「生活笑百科」の台本

 土曜日の昼にNHKで放送している「バラエティー 生活笑百科」を見ています。最初は上沼恵美子の大ボラが楽しみだったのですが、上沼恵美子が出なくなった今でも見ています。
 で、珍しくその台本がネットオークションに出ていたので、買ってしまいました。私以外に誰も入札せず。(^_^;
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 冒頭付近に「出演者に望む立場」という項目がありました。
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 同じく後半。
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 意外でした。こんなにきっちりとしたコンセプトがあったとは。……とは。

 さすがNHKというべきか。あるいは、これはギャグなのか。(^_^;

 漫才の部分にもちゃんと台本がありました。
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 ま、そうですね。この漫才をもとに相談事が紹介されるわけですから、きっちりと作られていなければならないでしょう。
 あ、先ほどの「出演者に望む立場」等、冒頭部を除く大部分はこのように手書きでした。平成7年のものとしてはちょっと意外でした。

 楽しみに見ている番組の裏側があれこれ覗けて良かったです。♪

2019年2月16日 (土)

「ひみつのアッコちゃん」の台本

 昨年12月の「魔法使いサリー」に続き、「ひみつのアッコちゃん」の台本を入手しました。
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 サリーとアッコちゃん、なんとなくセットで考えています。(^_^)

 キャスト。
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 声優さんに疎いので、どうも見知った人が見当たりません。

 変身の部分。
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 ちょっと不思議なのが、全体的にきれいすぎることです。紙も劣化が見られません。

 後年、新たに製作されたのかと思いましたが、文字が手書き(ガリ版)ですので、そういうことではないのでしょう。復刻版でしょうかね。

2019年1月26日 (土)

昭和33年大映「忠臣蔵」の台本

 昭和33年の大映「忠臣蔵」の台本を入手しました。
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 この作品、忠臣蔵の映画やTVドラマの中ではお気に入りの作品なので、嬉しいです。
 中村鴈治郎のものですね。この台本を鴈治郎が実際に手にしたかと思うと、それまた感慨深いものがあります。

 この作品で、鴈治郎は大石東下りの際の垣見五郎兵衛を演じています。大石は長谷川一夫、浅野は市川雷蔵、吉良は滝沢修、瑶泉院は山本富士子、りくは淡島千景、岡野は鶴田浩二、赤垣は勝新太郎、岡野の恋人は若尾文子、などなど豪華な俳優陣です。

 大石と垣見との場面。
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 垣見のセリフに1ヶ所、変更があります。

 この作品、いろいろと好きな場面がありますが、1つは、討入り前に暇乞いに来た大石の真意に気づかなかった瑶泉院が、夜半過ぎにそれを知って後悔する場面です。
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 改めて台本を読んで、また泣きそうになりました。(^_^)

 そして、ラストシーン。本懐を果たした浪士達が泉岳寺に引き上げる途中、両国橋に瑶泉院が駕籠で乗り付け、駕籠から降りて、浪士達を出迎えます。
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 浪士達は瑶泉院に黙礼しながら、その前を通り過ぎて行きます。それを見送った瑶泉院は最後には手を合わせつつ、くずおれてしまいます。
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 身分ある瑶泉院がここまでするというのは、数ある忠臣蔵作品の中で、稀有なことと思います。大石の暇乞いへの自分の対応を心から後悔した瑶泉院が、その後悔と浪士達への感謝の思いとで、このような行動に出たのでしょう。感動的な終わり方です。また泣きます。(^_^;

 この場面、台本では次のようになっていました。
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 瑶泉院は、戸を閉めた駕籠の中にいるのですね。大石達は、駕籠脇に戸田の局がいるのを見て、駕籠の主が瑶泉院であると知り、駕籠に向かって黙礼してゆきます。そして、隊列が通り過ぎたあとで、駕籠の戸が開いて、瑶泉院の姿が見えるという形になっています。

 こちらの方がまだしもあり得る設定(いや、こちらもないか)ですし、これはこれで感動的なシーンになると思いますが、実際の映画では、瑶泉院は初めから駕籠から降りて、大石達を出迎える形に変更したのですね。撮影時の判断でしょうか。

 結果的に、変更後の方が良かったと思います。

 台本と実際の作品とを比べるのは楽しいです。

2018年12月16日 (日)

「魔法使いサリー」の台本

 このようなものを入手しました。
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 ガリ版ですね。一番下の三角形の東映マークも手書きでしょうか。上部には「アニメ」ではなくて「漫画映画」とあります。あれこれ時代を感じます。ググってみましたら、「魔法使いサリー」の放送開始は、昭和41年(1966)12月5日だそうです。NET(現テレビ朝日)で月曜19時~19時30分。妹が見ていたので、私も見ていましたが、この時間帯だと家ではニュースを見ていたように思いますので、実際に見ていたのは後年の再放送かもしれません。

 最初のページに製作意図が載っていました。
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 末尾にある「サリーは小さい魔法使いだったのです」という文言は、「奥様は魔女だったのです」というフレーズを思い出させます。(^_^)

 次のページにはおなじみのテーマソング。
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 作曲は小林亜星なのですね。

 配役表。上下方向に切り貼りしました。
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 アップです。
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 「魔法」の「魔」の字が、まだれに「マ」と書かれています。

 本文はこんな感じです。
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 映画やドラマの台本と同じように上下に分かれていますが、どのページも上段は空白です。作画の台本は別にあって、動画の方はそれに従って作成したのでしょうね。

 アップです。
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 日本はまだ週休2日になっていない時代ですね。(^_^)

2018年11月21日 (水)

昭和36年「赤穂浪士」の台本

 このようなものを入手しました。
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 昭和36年東映のものです。この頃の映画はもうあらかたカラーになっていたと思いますが、表紙には「総天然色」とうたっています。持ち主は堺駿二。堺正章のお父さんですね。

 ぶ厚いです。
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 配役表の冒頭。
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 千恵蔵、右太衛門の両御大を筆頭に、東映オールスターです。次のページの筆頭には「大石主税 松方弘樹」とあります。まだずいぶん若かったのですね。

 本文から1ヶ所だけ。内蔵助が九条家用人立花左近と名乗って、江戸に向かいます。ところが、東海道三島宿で本物の立花左近と遭遇してしまいます。左近は証拠の書き付けを見せろと迫ります。
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 立花左近はちょっとだけしか登場しないのに、なかなかおいしい役です。この作品では大河内伝次郎が演じています。

 この作品のDVDは持っていますけど、それはそれとして台本も楽しいです。

2018年9月11日 (火)

昭和26年の「いなばの白うさぎ」

 ネットオークションで手に入れました。
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 なんか、私っぽくない品物と思われそう。(^_^)

 奥付はこうなっています。
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 私と同い年の本です。本の表紙には「総合学校劇全集」とありますが、奥付には、その前に「教科連関・演出指導」という角書きがあります(本の扉にも)。

 どの辺が「教科連関」かというと、例えば、一番最初に載っている「二十のとびら」という作品には次のようにあります。
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 社会科と理科とに連関しています。演劇を核とした総合学習のような位置づけになりましょうか。

 何故この本を買ったかというと、この本には「いなばの白うさぎ」(横山健氏)という作品が載っているからでした。全部で18作載っているうちのトリをとっています。

 「いなばの白うさぎ」における「教科連関」は以下の通りです。
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 古事記の「和邇」については諸説ありますが、この台本では「わにざめ」でした。不勉強ながら、この時代に「わにざめ」というのは新しいのではないでしょうか。
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 着ぐるみではなくてかぶり物ですが、それにしてもこれを作るのはかなりハードルが高いように思います。

 冒頭にうさぎが2羽登場します。
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 うさぎAが主人公、うさぎBはその妹です。みんなで船に乗っていなばの国に移住することになっています。でも、うさぎAは待ちきれません。

 うさぎとわに(ざめ)との問答です。
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 小学生レベルの言い合いですね。(^_^) 台本の対象年齢に合わせているのでしょうか。

 大国主がうさぎに治療法を教える場面。
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 中頃の大国主のセリフが心に響きます。教育的ですね。ふと加藤剛扮する大岡越前が目に浮かびました。

 セリフの中にところどころ番号が付いています。これは演出上の注です。今の大国主のセリフにある(28)には、「じッと、うさぎの目をみつめる。それからこのせりふ。ゆっくりと、かんでふくめるように。」、(29)には、「熱心に力強く。」とあります。

 良いものを入手しました。

【追加】
 朝倉山のオニさんから頂いたコメントに関連して、画像を1枚追加します。
 大国主とうさぎの扮装です。
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 大国主の正式扮装はかなり大変そうです。といって、頭だけでは伝わりにくいような……。(^_^;

2018年5月12日 (土)

「二十四の瞳」パンフレットと『暦』

 ネットオークションで買いました。
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 「二十四の瞳」のパンフレットかと思ったのですが、左下の方に「デジタルリマスター」と書いてありますので、封切り時のものではなく、後年のものです。全体の書体も新しいもののように思えます。DVDの付録のようなものかもしれません。

 ページの後半にこの作品の台本が転載されています。
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 この作品、童謡や唱歌が効果的に使われていた記憶があります。

 台本でも、脚注のような形式で音声が示されています。

 「二十四の瞳」は、他に、亀井光代主演の連続TVドラマを見た憶えがありました。

 ググってみたら、昭和42年の後半から43年の前半に掛けての放送でした。私が高校1年生の時です。当時は時代劇ばかり見ていたような気がしていましたが、そうでもなかったようです。(^_^) ただ、自分の意志で見たのか、母が見ていたので自然と見たのかは判然としません。毎回見たと思います。

 壺井栄といえば、たぶん中学生の頃、夏休み中に学校で行われた夏季講習の時に、壺井栄の『暦』を読みました。内容はもう忘れてしまいましたが、母親が子供たちにおやつの豆を1つかみずつ配ったとき、子供たちの間から数が多いの少ないのという声が出たので、数えさせたら数はピッタリ同じだった、という一節があったのを憶えています。

 この本、今でも持っています。
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 ここ十数年の間に買った本は、置き場所がないので、どこに置いたやら探すのが大変ですが、そういう大昔に買ったものはちゃんと本棚に収まっていますので、探さずとも出てきます。(^_^;
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 昭和39年の印刷でした。定価60円。(^_^)

 確認のために、当該箇所を探したら、豆を配った相手は自分の子供ではなくて、(たぶん住み込みの)小さなお弟子さん達へでした。

 先生がなぜこの作品を選んだのかは分かりません。今読み返してみれば、何か気づくことがあるかもしれませんが……。

 どうも雑々とした話になりました。

2017年8月 4日 (金)

夕ニャンの台本

 今日の記事は、書くのをちょっと躊躇しましたが……。(^_^;

 その昔、「夕やけニャンニャン」というTV番組がありまして、毎日見ていました。(^_^;

 フジテレビで、月金の夕方5時から6時までの番組です。かのおニャン子クラブの番組です。

 もう勤めていましたので、この番組の時間には大抵家にはいません。留守録を録って、帰宅後に夕飯を食べながら見ていました。

 ネットオークションにもその台本が時々出ますが、キリがないので、あまり入札したことはありませんでした。それが、今回、高井麻巳子が卒業するときの台本が出たので、入札しました。私、高井麻巳子のファンだったもので。

 私以外には誰も入札せず、安く落札することができました。(^_^;
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 高井麻巳子が秋元康と結婚したときはびっくりしました。まだインターネットの時代ではありませんでした。パソコン通信のフォーラムには秋元康に対する怨嗟の声が満ち満ちていたような。(^_^)

 こんなページがあります。
Yunyan479b
 「田代」とあるのは田代まさしです。「吉田」は吉田照美。高井麻巳子のセリフは書いてありませんね。「(答える)」とあるばかりです。セリフがあらかじめ決められていたわけではなく、自分の言葉で答えたことが分かります。

2017年2月19日 (日)

「国定忠治」の台本

 新国劇の「国定忠治」の台本を入手しました。
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 表紙の右下に-39.3-とあるのは年月でしょうから、昭和39年3月のものと思われます。新国劇の台本です。

 表紙に「全通し」とあるように、目次は全11場からなっています。
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 大冊です。
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 登場人物のリストはありますが、配役は書かれていません。ひょっとしたら、昭和39年の3月に、実際にこの台本を用いて全11場の芝居が行われたわけではなく、新国劇における「国定忠治」の昭和39年3月時点での決定版の台本という性格のものなのかとも思いました。演劇には全く疎くて、単なる憶測です。実際に上演したとすれば、忠治は辰巳柳太郎以外には考えられません。緒形拳がNHK大河「太閤記」の主役に抜擢されるのはこの翌年ですから、若手の緒形は巌鉄か定八を演じたかもしれませんね。

 一番有名と思われる、例のシーンも当然あります。
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 そういえば、江戸紫のCMを思い出しました。あれも懐かしいです。

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