レトロ

2023年8月18日 (金)

大正時代の絵はがき「東京名勝」

 古い絵はがき「東京名勝」を入手しました。
Tokyomeisho01
 これは袋です。
 「最新版コロタイプ印刷」とあります。全部で32枚入っています。
 その中から何枚か。

 東京停車場。
Tokyomeisho02
 「東京駅」ではなく、「東京停車場」とあります。
 最近改修されて、今と同様の外観ですね。

 日本橋。
Tokyomeisho03
 今、河は暗渠になってしまい、橋の上には高速道路が架かってしまいました。

 銀座通り。
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 かなり多くのチンチン電車がいます。1両編成ですね。
 道路の端近くには人力車が走っています。

 泉岳寺。
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 ここは今とあまり変わらないと思います。

 楠公像。
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 楠公さんも今と変わらないでしょう。
 高村光雲の名作と思います。

 広瀬中佐像。
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 須田町にあった広瀬中佐の銅像で、台座の下方には杉野兵曹長の像があります。

 十二階。
Tokyomeisho08
 浅草公園の凌雲閣の絵はがきがあります。通称「十二階」。
 この建物は関東大震災で壊れてしまいましたので、この絵はがきは大正12年よりも前の発行ということになります。
 他に明治神宮の絵はがきがあります。明治神宮は大正9年の創建とのことですので、この絵はがきの年代は、かなり限定されます。
 今から100年ほども前のものですね。
 当時の東京の有様がよく分かって楽しいです。

2023年2月16日 (木)

世界時刻ボールペン

 またネットオークションの獲物です。
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 NHKのボールペンです。
 紺色の軸の右側に、水色地に緑の部分があります。
 その右側に黄色のゾーン、さらにその隣りに水色のゾーンがあり、さらにその右が紺色の末端部分です。

 右側をアップにします。
Nhkball02
 水色地に緑の部分は世界地図、黄色い部分は都市、水色の部分は時刻です。
 そして、水色の部分は回転します。
 ということで、東京を正午に合わせます。

 すると、パリ、ローマは午前4時、ロンドンは午前3時です。
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 また、ニューヨークは午後10時、シカゴは午後9時、ロサンゼルスは午後7時です。
Nhkball04

 世界の時刻が分かる最先端のアナログ装置です。

 出品者のコメントにはこうあります。
 「非売品 世界の時刻早見ボールペン 昭和52年NHK放送博物館見学記念 超レアな希少品」
 昭和52年(1977)というと46年前ですね。
 今ならスマホの時計で簡単に分かることですけど、昭和52年だとこういうものになりますね。

 348円・送料無料で出品され、私しか入札せず、その価格で落札できました。
 「まー! お得」ですけど、これ、使うかと言えば、多分使いませんね。(^_^;
 おもしろそうなものを片っ端から入札しないで、よく考えないと。

2023年1月24日 (火)

昭和45年のNHK紅白歌合戦の台本

 昭和45年(1970)のNHK紅白歌合戦の台本を入手しました。
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 今から52年前のものですね。半世紀。大昔です。
 時間は21:00~23:45です。今よりだいぶ短いですね。
 会場は東京宝塚劇場。NHKホールではありません。

 オープニング。
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 ガリ版です。文字が小さいので判読してください。
 スクーツメイツの男女200人がエネルギッシュに踊ったようです。
 大掛かりです。

 司会者と歌手入場。
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 司会は宮田輝と美空ひばりです。
 両司会者の登場では、(舌戦あり)ということで、セリフまでは書いてありません。アドリブでしょうか。

 審査員紹介。
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 日本全国各地8ヶ所から地域別に5人ずつ、合計40人の審査員ということで、超大袈裟、もとい超豪華な審査員陣です。
 関東地方代表の審査員5人の筆頭に坂東玉三郎がいます。芸歴、長いですね。
 この5人の最後に大坪指方(柳生道場師範)がいるのは、翌年の大河が柳生宗矩を主人公にした「春の坂道」であることによるものと思われます。
 審査員陣の中には、近畿地方に三田佳子、中部地方に玉の海、中国地方に田中絹代、九州地方に中山律子、東北地方に志村喬、四国地方に武原はんなどがいます。
 当時私は浪人生でした。紅白は見ていたはずですが、40人もの審査員というのは全く記憶にありません。
 ぼーっと見ていたのでしょう。(^_^;

 トップバッターは水前寺清子です。
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 一番上の丸数字がカメラです。
 全部の歌詞が書いてあって、どの歌詞のところではどのカメラというカメラ割りが示してあります。

 大トリは美空ひばりです。
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 美空ひばりは、紅組の司会と大トリ、大活躍です。

 細かく見て行くとあれこれおもしろいのですが、キリがないので、この辺で。

2023年1月11日 (水)

昭和37年の「みんなのうた」

 NHKの「みんなのうた」の楽譜を入手しました。
Minnanouta1962a
 8.9月とあるだけで、年が分からなかったので、ググったら判明しました。
 昭和37年(1962)のでした。
 私の年が分かってしまいますが(今さら)、当時小学5年生です。
 毎日見ていたはずで、このうち、「アルプス一万尺」「川で歌おう」「夏の思い出」「おなかのへるうた」は憶えていますが、あとの3曲は歌詞を見ても思い出せません。これらは週1回の放送なので、2ヶ月あっても8~9回しか放送されていませんので、それで憶えていないのかもしれません。
 あ、楽譜と歌詞は音楽著作権の問題がありそうなので、掲載は控えます。

 裏側。
Minnanouta1962b
 ビクターのコマーシャルです。
 ポータブルレコードプレイヤーですね。
 でも「電蓄」と書いてあります。
 電気蓄音機。まだそういう言い方が一般的だったのでしょうかね。

 上方の宣伝文のアップです。
Minnanouta1962c
 トップに「●お化粧に便利な鏡付きです」とあります。
 これが一番の売り文句?
 主に女性をターゲットにしているのでしょうかね。
 そもそも「ハンドバッグ型電蓄」とありますしね。

 右下のアップ。
Minnanouta1962d
 東京オリンピックの2年前ですが、もう「この日のために」が「絶賛発売中!」とあります。

 やはり、同時代資料は面白いです。♪
 もう結論はそれ1本。(^_^)

2022年12月23日 (金)

奈良鹿初雪&バラモン凧&昭和の暮らし

 今日は寒かったです。大雪の降った地域も多かったようで。
 朝10時のNHKニュースのトップは雪の話題でした。
 そのトップがなぜか奈良。
Yukishika01
 奈良と言えば鹿ですね。NHK、よく分かっています。
 この鹿、今年生まれた子鹿でしょうか。
 生まれて初めて見た雪でしょうね。「なんだこれ、寒いぞ」と思っているかもしれません。

 もう1枚。
Yukishika02
 これはおとなの牡鹿です。
 カメラ目線ですね。
 奈良鹿は人にすっかり慣れていますし、カメラを向けられることも珍しくないのでしょう。
 テレビカメラにも慣れているかもしれませんね。

 今日は月に1度の前橋で講座の日でした。
 行きの新幹線、混んでいました。
 新潟行きの新幹線でした。スキー客もいたのでしょうね。
 始発駅なので私は自由席でしたが、指定席は完売だそうでした。
 E7系でした。来年3月のダイヤ改正で上越新幹線は全てE7系になるそうです。
 E7系は大好きなので嬉しいです。

 恒例により、群馬県庁の県民センターに寄りました。
 県立歴史博物館のチラシが置いてありました。
Takomeguri
 上半分は「日本の凧」です。
 真ん中に長崎のバラモン凧があります。
 NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」にはバラモン凧が登場しています。
 バラモン凧の声をさだまさしが担当していますし、舞ちゃんの部屋にも飾ってあります。
 それを意識してこのチラシでもバラモン凧を大きく扱っているのでしょうかね。
 そのお隣のうさぎ凧にも心惹かれます。

 チラシの下半分は昭和の暮らしです。
 「子どものための特集展示」とあります。
 冬休みなので、子供たちに昭和の暮らしを知って欲しいという趣旨のようです。
 おとなには懐かしい展示です。

 昭和30年代の茶の間。
Showakurashi01
 懐かしいです。
 茶箪笥の上には鮭をくわえた木彫りの熊が置いてあります。
 藝が細かいです。

 昭和50年代の応接間。
Showakurashi02

 洗濯機と蚊帳。
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 脱水機はなくて、手回しの絞り器がついています。
 懐かしいです。

 群馬はもの凄い強風でした。
 新潟の方から吹きおろしてくるので、冷たい風です。

2022年12月20日 (火)

献血バスのマグネット&「ダメ。ゼッタイ。」

 ネットオークションで買いました。
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 けんけつちゃんの絵が描いてある献血バスです。

 サイズはこんな感じで、小さいです。
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 前面のナンバープレートに2019と書いてありますので、2019年のものではないかと思います。

 磁石になっていて、スチールの本棚などにくっつきます。
Kenketsubus03
 バスの前部・後部の間にメモを挟むこともできます。

 どうしてこれを買ったかというと、これと消しゴムとがセットで出品されていたからです。
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 片面にけんけつちゃん、もう片面にぐんまちゃんの絵が描いてあります。
 ぐんまちゃんは頭を下げているのでしょうか、伏し目がちです。
 こういう絵は珍しいです。
 けんけつちゃんの方は、4つの血液型によって服の色が違うのですね。
 これも初めて見ました。

 どちらも、献血した人がもらえるのでしょうかね。
 私も、以前、職場に献血車が来たときに何度か献血したことがありました。
 今はもう年齢制限でダメでしょう。

 消しゴムの側面にはこう書いてあります。
Kenketsubus05
 群馬県の方の「薬務課」に反応しました。
 以前、県職員になった勤務先の卒業生がいたのですが、一時、部署が「薬務課麻薬係」でした。
 なんか、麻薬Gメンみたいで、かっこいいなぁと思い、印象に残っています。
 その卒業生が、職場に「ダメ。ゼッタイ。」のポスターを持ってきてくれました。
 こういうのとか、
Tororin01
 こういうのです。
Tororin02
 西村知美が初代キャンペーンガールだったようです。

 本来は、これに「ダメ。ゼッタイ。」の文字が入っていたはずですが、その文字をよけた上のような画像が私のHDDに入っていました。
 当時、西村知美や佐野量子がちょっとお気に入りでしたので、文字だけよけて撮影したか、スキャンしたのでしょう。
 それを外されたら「ダメ。ゼッタイ。」の意味がない。(^_^;

 

2022年11月25日 (金)

ああ、あの顔で、あの声で

 今日は恒例の前橋で講座の日でしたので、100km以上の移動をものともせずに行ってきました。
 あの顔で。(^_^;
 道中、私の隣には誰も座らないかと思いましたが、そんなことは全くありませんでした。
 誰も人の顔なんぞ見てはいません。自意識過剰です。
 講座の受講生の方からは、「無理をしないように」「安静にしていた方が良いのではありませんか」などというお言葉を頂きました。
 あざはもっと広がり、やがて黄色くなって、元に戻る、と、ご自身の体験を元に話してくださった方もいらっしゃいました。
 これ以上広がって欲しくはありませんねぇ。1ヶ月先の次回の講座の時にはどうなっていましょうか。

 さて、甚だ唐突ですが、「あの顔で」というフレーズで頭に浮かぶのは伊藤久男の「暁に祈る」です。
 伊藤久男というか、古関裕而というか。
 伊藤久男は、朝ドラ「エール」で、山崎育三郎が演じたプリンスこと佐藤久志のモデルです。
Itohisao
 私は中学生の頃、ひょんなことで伊藤久男の「暁に祈る」を聴いたことで、伊藤久男と「暁に祈る」と古関裕而のファンになりました。
 ちょうどこの頃、懐メロブームで、伊藤久男も古関裕而もしばしばテレビに出ていました。
 この歌は軍歌ではあるのですが、勇ましい中に哀調を帯びた名曲と思います。古関裕而はただ者ではありません。
 それで、この歌の中に、「ああ あの顔で あの声で 手柄頼むと 妻や子が ちぎれるほどに 振った旗 遠い雲間に また浮かぶ」という歌詞があります。
 愛する妻子と別れて戦地に赴く兵隊さんの想いですね。

 再びの「さて」で、今日の夜はこんな感じです。
Kaokyoda07

 昨日はこうでした。
Kaokyoda04
 若干上に広がり、色も濃くなったでしょうか。
 このあたりで打ち止めだと良いです。

 2日にわたってお恥ずかしい画像をアップでさらしました。
 イケメンの伊藤久男の画像で多少とも中和されたら幸いです。

2022年9月17日 (土)

昭和26年の『魚ずくし』

 昭和26年発行の講談社の絵本です。
S26uozukushi01
 講談社の絵本の内容は、おとぎ話や人物伝というイメージでしたが、こういうのもあったのですね。
 表紙の子供たちは、レトロな顔立ちと服装です。
 この本、私と同い年です。私はこんな時代に生まれたのでした。
 金魚鉢の中の金魚、あまりにもギュウギュウですね。(^_^;

 鯛。
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 鮭。
S26uozukushi03

 鰺。
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 鰺だけは、まあじ、ひらあじ、いとひきあじ、という種類が載っています。

 解説の部分だけまとめてみました。
S26uozukushi05
 どれも、それぞれに生態や特徴の解説があります。
 そして、鯛の場合はどういうときに食べられるかという食文化、鮭の場合は輸出という経済活動、鰺の場合は食べ方が述べられています。
 ここには海の魚だけを載せましたが、淡水魚も載っています。

 絵を見ても、文章を読んでも、楽しい絵本です。

2022年9月14日 (水)

「ヤッターマン」の台本

 「ヤッターマン」第42話の台本を入手しました。
Yattaman42a
 ウィキペディアに拠れば、1977年(昭和52年)10月15日の放送です。

 ヤッターマンの決め台詞。
Yattaman42b
 最後の行です。
 私が憶えているのは、「ヤッターマンがいる限り」「この世に悪は栄えない」でした。
 私の記憶違いか、あるいは、決め台詞が途中から変わったのかもしれません。
 どなたかご記憶のある方。

 ボヤッキーがボタンを押す場面。
Yattaman42c
 これも、おなじみなのは、「ポチッとな」ですね。
 それが「ぶちゅっとな」となっています。
 変遷があったようです。

 おもしろいです。

2022年9月 5日 (月)

昭和23年の『トランプの遊び方』

 このようなものを入手しました。
S23trump01

 奥付。
S23trump02
 昭和23年に刊行された『トランプの遊び方』で、これは昭和25年の第5刷です。

 内容は、トランプ概説、トランプの遊び方、トランプを使った手品、トランプ占い、そして、おまけのような形で花札のことも載っています。

 「やさしいトランプの遊び」の冒頭。
S23trump03
 「お婆さん抜き」という名前が衝撃的でした。
 これ、明らかに「ババ抜き」ですよね。
 当時はそう呼んでいたのでしょうか?
 私が初めてババ抜きをしたのは小学校低学年の頃だったと思います。昭和30年代の半ば。当時はババ抜きと呼んでいました。
 大正生まれの亡母もそう呼んでいました。

 「お婆さん抜き」の6番の「注意」が親切です。♪

 「お婆さん抜き」の次には「お爺さん抜き」があります。
 私の子供の頃には「ジジ抜き」という遊び方があり、ジョーカーはあらかじめ抜いておいて、1枚カードを抜いてそれは封じてババ抜き形式でゲームを進めます。封じておいた札が1枚ありますので、最終的に誰かの手元に1枚残ります。それを持っている者が負けになります。
 この本の「お爺さん抜き」とはちょっと違いますね。

 ポーカーの一部を切り貼りします。
S23trump04
 ワンペア、ツーペアが、ワンペーア、ツウ・ペーアとなっています。
 また、我々が、スリーカード、フォーカードと呼んでいた組合せが、スリー・カインド、フォアーカインドとなっています。

 同時代資料はあれこれ面白いです。
 「お婆さん抜き」のナゾは残ります。

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