文学

2025年12月18日 (木)

無事帰宅&『古代文学研究の現在』(青簡舎)

 渋川の家を3時14分に出ました。
 この時間では、在来線では間に合わないので、高崎からは新幹線を使いました。
 途中で少し買い物などをして、東京の家には5時40分に着きました。
 無事に6時以降の宅急便に間に合いました。

 私が留守にしていて今日の配達になった品の1つは、鉄野昌弘・高木和子編『古代文学研究の現在』(青簡舎)でした。
 今年の12月10日刊行です。
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 群馬県立女子大学の鈴木崇大先生が送ってくださったのでした。
 お心遣いに大変に感謝し、恐縮しております。

 目次は以下の通りです。
 切り貼りして載せます。
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 全部で673ページという大著です。
 東京大学大学院の上代・中古の方々を中心とした論文集です。
 勉強いたします。

2025年10月25日 (土)

新潮古典集成の八犬伝

 新潮の日本古典集成の別冊『南総里見八犬伝』を持っていたのですが、たぶん読まないなぁと思い、処分することにしました。

 ところが、6月に古書店の出張買取りに来てもらった時に、1冊足りなかったので、処分するなら揃いでと思い、処分しませんでした。

 その1冊がめでたく八犬、じゃなくて発見されましたので、昨日荷造りしました。これも御縁なので、読みますか。

 大河「べらぼう」でも、馬琴が登場しましたし。

 津田健次郎さん、かっこよくて、面白いです。「あんぱん」の編集長ですね。「〜にゃあ」が印象的でした。

 馬琴はあんな感じだったのかなぁと思います。北斎も登場しましたが、あんまり納得していません。(^_^;←意見には個人差があります。

 学部生の時に、岩波文庫の八犬伝を読み始めて、全10冊のうちの3冊目で挫折したことがありました。八犬伝を読もうと思ったのは、NHKで人形劇の「新八犬伝」を見た影響でした。

 「閑話休題」に「あだしごとはさておきつ」というルビが付いていたのが印象に残っています。

 古典集成の八犬伝を読むとしたら、挿絵もよく見たいと思います。

2025年10月 4日 (土)

『文学・語学』最新号と「べらぼう」

 昨日、全国大学国語国文学会の機関誌『文学・語学』244号が届きました。
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 今号には、近世小特集として「江戸文芸とメディア」が掲載されています。
Bungakugogaku244b
 江戸文芸とメディアといえば、現在NHK大河「べらぼう」がまさにそれですね。
 タイムリーです。
 実際、最初の渕田恵子氏の論文は蔦屋重三郎に関するものです。

 また、小特集外の一般論文の中にも江戸文芸に関するものが載っています。
Bungakugogaku244c
 上から2つ目の古庄るい氏の論文です。
 朋誠堂喜三二、文武二道万石通というキーワードがあります。
 バッチリ「べらぼう」です。

 『文学・語学』は、会員外の方もお茶の水学術事業会を窓口として配布を受けることができる他、1年経過した号に掲載された論文はPDF化したものがネット上に公開されます。

2025年10月 3日 (金)

「小泉八雲と万葉集」展(万葉歴史館)

 先日、群馬県立女子大学の上代文学研究会に参加した折に、鈴木崇大先生からこのようなチラシを頂きました。
Yakumotomanyo01
 高岡市万葉歴史館で開催中の特別企画展のチラシです。
 NHKの朝ドラ「ばけばけ」で小泉八雲夫妻のことが描かれることにちなむ展示ですね。

 このような記念講演も開催されます。
Yakumotomanyo03

 チラシの裏面です。
Yakumotomanyo02

 八雲と万葉集との関係は全く知りませんでした。
 それについては裏面にこのような記載があります。
Yakumotomanyo04
 文字が小さくて済みません。
 確かにちょっと関係がありますね。

 このような関連イベントもあります。
Yakumotomanyo05

2025年8月30日 (土)

『ならら』最新号の特集は「在原業平と奈良」

 昨日、『ならら』の最新号が届きました。
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 特集は「在原業平と奈良」です。

 目次は以下の通りです。
Narara202509b
Narara202509cNarara202509d

 なぜ『ならら』で業平の特集なのか疑問でした。
 在原業平の生誕1200年ということなので、タイミング的には分かります。
 でも、なぜ『ならら』?

 特集の冒頭を読んでみると、業平は奈良に生まれ、奈良で幼少期から青年期を過ごしたという伝承が残っているのだそうです。
 なるほど、と思いましたが、業平は天長2年(825)の生まれだそうです。
 鳴くようぐいす(794)の平安遷都から31年経っていますし、桓武天皇のひ孫ですよね。
 ほんとに奈良生まれの奈良育ちなんでしょうかね。

 今号では、18ページの「石神遺跡を再検証する」が興味深かったです。
 石神遺跡の東方地区発掘調査報告書が刊行されたことで、石神遺跡の見直しが必要となってきたそうです。
 石神遺跡の東方地区の発掘調査は今後も行われるということで、楽しみです。

2025年7月 8日 (火)

野上で製鉄盛ん

 ここのところ、壬申の乱の日付に合わせて「壬申の乱の経緯をたどる」という文章を書いています。
 それをご覧になった方が次のような新聞記事の切り抜きをお送りくださいました。

Nogami

 今年の7月4日付けの『岐阜新聞』とのことです。

 野上というのは、壬申の乱の折に大海人皇子が本陣を置いた地です。
 私は不勉強で、野上についてはこの記事に書かれていることは何も知りませんでした。
 大変に勉強になりました。

 御礼申し上げます。

2025年5月19日 (月)

新潮日本古典集成『南総里見八犬伝』

 新潮の日本古典集成というと、二色刷りで、古典文学作品の本文のすぐ脇にセピアで語釈が印刷してあるという、ユニークな古典文学全集でした。

 その別巻として『南総里見八犬伝』が刊行されています。全12冊という大部なものです。私、これを買っていたのですが、東京に持って行くか、処分するか、迷っていました。持っていってもたぶん読まないしなぁという思いがあります。

 八犬伝は、学部の1年の時に、岩波文庫(全10冊)で読み始めて、3冊目あたりで挫折しています。新潮版でリベンジを果たしたい思いもあります。

 そんなことで、どうするか迷いつつも、散在している12冊を集めることにしました。

 徐々に集まって来ましたが、数冊足りません。もしかしたら、東京に持って行くつもりで梱包してしまったのかもしれません。そうなると、見つかったものだけ不揃いのまま処分するのもイヤなので、東京に持ってゆかざるを得ません。

 そんな状況下、行方不明だった数冊が見つかりました。梱包してはいなかったのです。

 散在していた冊が少しずつ集まって来る様は、あたかも八犬士が少しずつ集まって来たようです。ということで、全12冊、東京に持って行くことになりそうです。

 この八犬伝は、注が一切ありません。大き目の文字で組んであり、行間も広いので読み易いです。高齢者を主な読者として想定しているのでしょうかね。

 挿絵はすべて載っているようで、本文の底本は国会図書館所蔵の馬琴の手沢本だそうです。

 大体、注なしで読めるのかいなと思いましたが、読んでみたら結構大丈夫です。

 思えば、朝ドラの「らんまん」で、すえちゃん(浜辺美波)が八犬伝の版本を愛読していました。江戸から明治の一般庶民も十分に楽しんでいたのでしょう。負けてなるものかは。

2025年4月29日 (火)

『東海道名所図会 巻之三』から

 ネットオークションで購入しました。
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 表紙にハトロン紙が掛かっています。剥がす方が綺麗に写るでしょうけれど、折角掛かっているのですし、掛かっていても題簽は読めるので、そのままにしました。
 ちなみに、ハトロン紙のことは子供の頃から「ブーブー紙」と呼んでいました。

 調べたところ、『東海道名所図会』は全6巻で、寛政9年(1797)刊だそうです。

 端本1冊だけ買ってもとも思いましたが、この冊には熱田神宮や桶狭間、八橋、浜名湖などが含まれるので、面白く思って買ってしまいました。

 巻頭ページ。
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 『東海道名所図会』は、東海道五十三次を京の三条大橋から江戸の日本橋までを掲載しています。
 通常の東海道五十三次とは逆順ですね。
 巻三には宮から袋井までを載せています。

 熱田神宮の挿絵。
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 桶狭間の戦いの挿絵。
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 右下には「桶狭間夜軍(よいくさ)」とあります。実際の合戦の時間は夜ではありませんね。
 桶狭間の合戦の挿絵はもう1面見開きがあります。力が入っています。

 八橋の本文。
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 本文はこのような感じで、関係史料を載せています。
 八橋には、在原業平の話を、古今集や伊勢物語の本文を掲載しています。
 ついで、歌枕としての八橋の歌を夫木集などから列挙しています。

 八橋の挿絵。
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 江戸時代には、伊勢物語のかきつばたの歌がよまれた八橋の跡が、ここであるとして残っていたのですね。

 続きを載せるかもしれません。

2025年4月26日 (土)

佐佐木信綱生家由来の卯の花

 一昨日、私のブログのつつじの写真を見た94歳の叔母から、庭の卯の花の写真が送られてきたと書きましたが、その卯の花は三重県石薬師の佐佐木信綱生家の卯の花を分けて貰ったとのことでした。
 叔母は「心の花」の会員(竹柏会の会員というべきでしょうか)で、長く短歌を作っています。そんなご縁だったのかもしれません。

 今日また従姉妹(叔母の娘です)から、いとこ会のライン経由で、卯の花の写真が送られてきました。
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Unohana02

 卯の花の 匂う垣根に
 時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

という唱歌「夏は来ぬ」は佐佐木信綱が作詞した作品なのですね。

 万葉集には卯の花をよんだ歌が24首あり、そのうち18首にほととぎすがよまれています。
 例えばこんな歌があります。

 ①霍公鳥(ほととぎす)来鳴き響(とよ)もす卯の花の伴にや来しと問はましものを(8・1472)石上堅魚/夏雑歌
 ②卯の花もいまだ咲かねば霍公鳥佐保の山辺に来鳴き響もす(8・1477)大伴家持/夏雑歌

 季節の植物や動物を歌にすると、同じ季節のものが1首に読み込まれることが多くなりますから、それで、梅に鴬、卯の花に霍公鳥、萩に鹿のように、取り合わせが固定化するものも生まれてくるのでしょうね。

2025年2月21日 (金)

田坂憲二先生『源氏物語散策』(和泉書院)

 元同僚の田坂憲二先生から頂きました。
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 この2月刊行です。

 目次を切り貼りして載せます。
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 歌舞伎や与謝野源氏・谷崎源氏などで、源氏物語がどのように読まれ、扱われたかを通して源氏物語を考察していらっしゃいます。
 田坂先生ならではのユニークな視点と思います。

より以前の記事一覧

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