文学

2017年8月25日 (金)

『月に吠える』『月に吠えらんねえ』展

 前橋文学館でこのような展覧会を開催中です。
Tsukihoe
 気付くのが遅く、始まってからもう1ヶ月以上経ってしまっています。でもまだ会期は1ヶ月半ほどあります。

 『月に吠える』は1917年の刊行だそうで、今年がちょうど刊行100周年に当たるということでの記念展です。

 一方、『月に吠えらんねえ』は、私知りませんでした。コミックなのですね。その2つが一堂に会したコラボ展です。9月には『月に吠えらんねえ』の作者清家雪子氏が来館されるということです。

2017年7月22日 (土)

泉鏡花とうさぎ

 昨日の群馬県立女子大学のシンポジウムに来ていただいた泉鏡花記念館の穴倉さんが、鏡花記念館のパンフレットなどをお持ちくださいました。

 パンフレットの表紙は鏡花の『日本橋』の装幀からとったもので、小村雪岱の絵です。
Kyokahyoshi
 雪岱、いいです。

 鏡花記念館のシンボルマークは次の通りです。
Kyokamark
 うさぎと鏡花の顔とを組み合わせたのでしょうね。

 なぜうさぎなのかというと、鏡花は明治6年(1873年)の酉年生まれで、その反対側の干支(「向かい干支」というそうです)に愛着を持ち、うさぎの小物をたくさん集めていたそうなので、たぶんそれに因んだのでしょう。

 私はうさぎ年の生まれで、うさぎが好きですので、鏡花に親近感を持ちました。

 うさぎの向かい干支は何だろうと一瞬考えてしまいました。(^_^; 考えるまでもないですね。とりの向かい干支がうさぎならば、うさぎの向かい干支は当然とりです。(^_^)

 とりかぁ……。とりグッズよりも、やはりうさぎグッズを集めたいです。

 私が一番長く持っているうさぎグッズはこれです。
Maigohuda01
 反対側です。
Maigohuda02
 迷子札です。手彫りですね。今もこのようなものは作られているのでしょうか。

 さて、鏡花が集めたうさぎグッズは、鏡花記念館に収蔵され、大切に保管されているのは、幸せなことです。

 私のうさぎグッズは、私亡き後はどうなってしまうのでしょうね。ふと可哀想な気になってきました。

 本はいいんです。古書店経由で、それぞれの本が必要な人の所有になれば何よりです。それ以上の望みはありません。

 うさぎグッズやぐんまちゃんグッズはゴミ扱いでしょうねぇ。ふとそんなことを考えてしまいました。

2017年7月21日 (金)

「文学研究の楽しみ」に行ってきました

 今日は、シンポジウム「文学研究の楽しみ」を聴きに、群馬県立女子大学に行ってきました。
Kokubunsinpo202a
 常連の一般県民の方々もいらしていました。他に、見知らぬ学生が結構多かったです。たぶん1年生なのでしょう。

 パネリストはこういった方々です。
2017tanoshimi05
 金沢市の泉鏡花記念館と、高崎市の土屋文明記念文学館とからお越し頂き、文学館の学芸員のお仕事のことを伺いました。

 司会の権田和士先生。
Kokubunsinpo202b
 鏡花記念館の穴倉玉日先生。
Kokubunsinpo202c
 文明記念館の佐藤直樹先生。
Kokubunsinpo202d
 コメンテーターの市川祥子先生。
Kokubunsinpo202e
 全体。
Kokubunsinpo202f
 展示の企画のこと、収蔵品のこと、学芸員の楽しさなど、具体的なお話をいろいろと伺うことができて楽しかったです。

 学芸員や図書館司書の仕事を軽視するような発言のあった昨今、意義深いテーマだったと思います。

2017年7月14日 (金)

シンポジウム「文学研究の楽しみ」

 群馬県立女子大学では7月21日(金)に次のようなシンポジウムが開催されます。
2017tanoshimi04
 つい先日、7月1日(土)に「方言研究の楽しみ」を開催したばかりですが、引き続きの第2弾です。あと1回計画中とのお話を伺いました。

 パネリスト等は以下の通りです。
2017tanoshimi05
 前回のシンポジウムにも土屋文明記念文学館からパネリストをお招きしています。同じ群馬県立の組織同士、連携を深めるのは良いことと思います。

 今回の趣旨は次の通りです。
2017tanoshimi06
 今回は、文学館を、そしてそこに勤める学芸員の方のお仕事を取り上げているのですね。

 学芸員の仕事をよく知らない向きからの、学芸員を軽視するような発言がどこぞでありましたけれど、そういう意味からも意義深いシンポジウムと思います。

2017年7月13日 (木)

「愛の手紙」展

 群馬県立土屋文明記念文学館ではこういう企画展が開催されます。
Ainotegami01
 恋人同士や夫婦間でのやり取りの手紙が多いようですけど、それに限らず、森鴎外の父から鴎外へ、石川啄木から妹へ、というのもありますね。
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 今回は第97回目の企画展だそうで、これだけの回数の企画を立てるのはさぞ大変だったことと思います。

 樋口一葉が使っていた文机も展示されているようです。残っているのですね。
Ainotegami03

2017年7月 2日 (日)

『古典文学の常識を疑う』

 このような本を買いました。新刊です。
Kotenjoshiki01
 標題は「常識を疑う」とありますが、内容は、古典文学の諸問題について、どういう論争があり、どこまでが確実で、何が未解明なのかをまとめたものです。

 上代の部の目次は以下の通りです。左右で色合いが異なるのはスキャンした時の加減です。(^_^; 切り貼りしています。
Kotenjoshiki02
 中古は以下の通り。
Kotenjoshiki03
 全項目4ページに統一されています。見開きで2面。

 以前、雑誌『国文学』の別冊「必携」にこういう類のものがあったなぁ、と思いました。

 実際に「はじめに」を読むと、近年、国文学関係の雑誌が相次いで休刊になり、必携書等も希少になったことで、本書が企画されたようです。

 確かにそうだなぁと思います。こういう書籍の必要性を感じます。上には上代と中古の目次のみを載せましたが、中世や近世にも興味深い項目があります。

 時宜を得た出版と思います。

 すべて4ページに統一されているというのは読みやすいとは思いますが、事項によってはページ数に過不足が生じて当然でしょうから、分量の統一が良いか悪いかは微妙なものがありそうに思います。

2017年3月20日 (月)

お寺でお彼岸の法事

 今日は菩提寺で春のお彼岸の法要がありました。

 朝10時から法話、11時から法要です。

 法話では、お彼岸の意味などの解説の他に、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」を取り上げたお話しがありました。

  私が両手をひろげても、
  空はちつとも飛べないが、
  飛べる小鳥は私のやうに、
  地面を速く走れない。

  私がからだをゆすつても、
  きれいな音は出ないけど、
  あの鳴る鈴は私のやうに、
  たくさんな唄は知らないよ。

  鈴と、小鳥と、それから私、
  みんなちがつて、みんないい。

 最後の部分は有名ですが、全体は必ずしもそうではありませんね。恥ずかしながら、私も最後以外はあいまいでした。詩の全体をじっくりと読む良い機会を頂きました。良い詩です。

 以前もご紹介したかもしれませんが、このお寺では東日本大震災の殉難者の位牌を作って、ご住職が毎日お経を上げていらっしゃいます。
Myokenji01
 位牌の文字が「東日本大震災」ではなく、「東北関東大震災」となっています。これは「東日本大震災」が正式名称と決まる前の通称ですね。いかに早い時期にこの位牌が作られたのかを物語っています。

 法事のあと、近くのレストランでお昼を御馳走になりました。食べたことのないものばかりでしたので、写真に撮ってしまいました。

 これは前菜の前の料理です。何と呼ぶのでしょう。「付きだし」ではないでしょうが。
Myokenji02
 これが前菜ですね。
Myokenji03
 魚料理。
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 肉料理。
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 デザート。
Myokenji06
 全部説明されたのですが、忘れてしまいました。メモしておかないとダメです。(^_^;

 全てとてもおいしゅうございました。

 ご住職はハチミツがお好きとのことですので、今度尾瀬のハチミツを持参します。♪

2017年1月 7日 (土)

井上ひさし『不忠臣蔵』のサイン本

 井上ひさしに『不忠臣蔵』という作品があります。もとは雑誌『すばる』に不定期に掲載された1話完結の19作品からなる小説です。後に単行本になり、さらに文庫本になりました。
Fuchushin01
 私は文庫本で読みました。内容は書名の通り、討入りに参加しなかった19人の物語です。なぜ討入りに参加しなかったのか、参加できなかったのかが描かれています。

 赤穂浅野家の家臣が300人以上いるうち、討入りに参加したのは46~47人ですので、参加したのは1/6ほどでしかない。とすれば、討入りに参加しなかった人たちを描いた方が、日本人というものははっきり出るんじゃないか、といった執筆動機だったようです。

 討入りに参加しなかった人たちについては、役職や石高以外のことはほとんど知られていないと思いますので、大方はフィクションではないかと思いますが、それぞれのドラマや言い分をおもしろく読みました。

 いずれ単行本も買ってみたいとかねがね思っていたところ、ネットオークションに著者サイン本が出ていましたので、つい買ってしまいました。(^_^;

 日頃、著者サイン本に特に興味はないのですが、かねがね買おうと思っていた本の著者サイン本が目の前に降りてきたので、つい、といった感じです。(^_^)
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 初版第1刷でした。刊行が1985年12月10日ですので、刊行直後のサイン本ということになります。

 アンチ忠臣蔵の方々は、忠臣蔵好きの人間はこういった本は読まないものと決めてかかっているのではないでしょうか? なかなかどうして、そんな狭い了見ではありませんよ。(^_^)

2017年1月 6日 (金)

土屋文明記念文学館で方言の企画展

 以前、チラとお知らせしましたように、群馬県立土屋文明記念文学館で方言の企画展があります。
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 チラシの裏です。
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 方言そのものだと展示がしにくいのか、あるいは文学館ゆえか、井上ひさし、伊藤信吉を絡めた企画です。確かにこの方が立体的な企画展という感じがします。

 チラシに載っている井上ひさしの『國語元年』用の地図です。
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 「おやすみなさい」を東京の下町で「おひけなさいあし」と言っているのにちょっと驚きました。少し形は違いますけど、さる筋の業界用語である「おひけえなすって」と似ているなぁと思いましたので。

 同じくチラシから伊藤信吉の原稿。
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 作家のナマ原稿はいいですね。今後、原稿が電子ファイルばかりになってしまったら、もうこういう世界はなくなってしまいますね。

 記念講演会が2本あります。
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 同僚の新井先生も協力しています。
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 同じ群馬県立の組織同士、様々に協力し合えたらと思います。

2016年12月11日 (日)

「傾城阿波の鳴門」どんどろ大師

 真田丸跡を訪れた時、途中にありました。
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 どんどろ大師 善福寺です。

 三角形の敷地に建っていて、左へ進むと心眼寺坂です。

 この地は、真田丸の北出丸付近、またはその東に当たると思われます。

 宝暦2年(1752)、大坂の陣の戦死者の霊を弔うため、この地に鏡如庵大師堂が創建されますが、明治の初めに廃庵になり、のち、明治42年(1909)、この地に善福寺が移転してきて、現在は「どんどろ大師 善福寺」となっているようです。大坂の陣の戦没者を供養するためのお堂が建てられたということも、真田丸がこの付近にあったことの傍証になるのではないでしょうか。
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 人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門」の、有名な「して、かか様の名は」の場面がここを舞台にしていることで、門前にお弓・おつるの像があります。
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