民俗・宗教

2019年2月13日 (水)

安政3年の年忌早見盤

 このようなものを入手しました。
Kaikihayami01
 画面が小さくて見えづらいと思いますが、中央部の円はやや白くなっていて、回転するようになっています。全体は放射線状に60に区分されていて、中央の円盤のすぐ外側に干支が記載されています。そして、内側から外側に向かってらせん状に1マス1年で年号が記されています。

 中央の回転部分です。このように、中央部が回転できます。
Kaikihayami02
 一部を拡大します。
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 1枚目の画像の右下に「當のもじを毎年の年号にあてゝ見れば三年七年と一時にわかるべし」とあります。

 上の画像では、中央の円盤を回して、安政三年のところに「當」の字を合わせてみました。そうすると、この年は、安政元年に亡くなった人の三回忌、嘉永三年に亡くなった人の七回忌、弘化元年に亡くなった人の十三回忌……ということが分かります。

 「天保二年に亡くなったウチの爺さんの二十七回忌はいつじゃろか?」を知りたいときは、中央の円盤の廿七を天保二年に合わせれば、「當」の位置の年が該当年ということが分かります。

 年号が記載されているのは安政四年までですが、その先、年号未記載の余白が70年分以上もあります。ここに年号を記入してゆけば、この早見盤は昭和10年頃まで使えることになります。

 これ、便利だったことでしょうね。個々の元号が10年続くかどうかという時代、こういうものがないととても不便だったことでしょう。また、干支が必要不可欠だったであろうことも想像できます。

2019年1月30日 (水)

鳩の棟飾り

 しばらく前、高崎線に乗っているときに、埼玉県北部の某駅のすぐ近くの民家の屋根に鳩が止まっているのが見えました。気づいたのが発車間際でしたし、薄暗くなっていましたので、作り物の鳩のようにも見えましたが、よく分かりませんでした。

 次に通ったとき、作り物であることが確認できました。

 こういうものです。
Munehato01
 人様のおうちなので、勝手に撮影することも憚られますが、屋根の部分だけ載せます。

 アップです。
Munehato02
 何でしょね? お寺の鴟尾やお城の鯱は防火のおまじないのようですね。それらは、いずれも、屋根の両端に置かれていますけれども、これらの鳩は屋根の中央付近に向かい合って鎮座しています。この地方の風習かとも思いましたが、列車の窓から見える範囲では、同様の物を屋根に乗せたおうちは見当たりませんでした。

 ネットで、「屋根 鳩」でググってみても、鳩の追い払い方が多数で、参考になるものはなかなかヒットしません。あれこれ考えて、「棟飾」という言葉を思い付いて「棟飾 鳩」でググってみましたら、多少引っ掛かりました。家内安全などのおまじないかもしれません。ただ、ググってヒットした画像は1羽のケースが多いです。

 そこで、「向かい鳩」という語を思い付いて、これでググってみたら、熊谷氏の家紋が向かい鳩だと分かりました。例の熊谷次郎直実の熊谷氏ですね。「おお!」です。この駅、熊谷ではありませんが、近辺ですので、関係があるかもしれません。いや、ただの偶然で、全く関係ないかもしれません。(^_^;

 今、このようなところです。さらに調べたり、考えたりしてみます。

 駅のすぐ近くのおうちですので、「あの。誠に不躾ですが……」と訪問して聞いてみる手もありますけど、それはあまりにもお騒がせですし、ご迷惑と思いますので、そこまではしません。(^_^;

2019年1月14日 (月)

合掌動物フィギュア・続

 昨年9月のお彼岸の法要にお寺にお参りしたとき、合掌動物のフィギュアが目に止まり、ブログに書きました。
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 その記事をご住職が読んでくださったそうです。ご夫妻でよくご覧くださっているようで、大変にありがたいことです。そういう次第で、ご住職様から新しい合掌フィギュアを頂きました。恐縮です。
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 別の配置で。
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 左から、ホッキョクグマ、柴犬(黒)、レッサーパンダ、コアラ、ハリネズミです。

 ご住職のお言葉によると、本堂に上がるのを怖いと感じる子供たちのために置かれたそうです。お寺に通うことや、お寺と付き合うことを難しいと思わずに、大人にも何かひと息、気を抜いて貰えるようなきっかけになればとお考えのようです。

 この動物たち、きっと効果を発揮することと思います。

2018年11月27日 (火)

洗足池をゆく(3)社寺編

 洗足池の周囲には3つの社寺があります。

 西に千束八幡神社。池月橋という橋を渡った先にあります。
Senzokuike18
 社伝によれば、この神社は平安前期の貞観2年(860)に宇佐八幡宮を勧請して創建されたとのことです。祭神は品陀和気之命(応神天皇)。奥州に向かう八幡太郎義家や、伊豆で挙兵した頼朝が千葉から鎌倉に向かう途次、立ち寄ったと伝えられているそうです。

 鳥居。
Senzokuike19
 社殿。七五三の時期ですね。
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 狛犬が鎮座しています。向かって左側。
Senzokuike21
 向かって右側。
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 「狛犬さん 阿」「狛犬さん 吽」というように、対の狛犬は阿吽の形をなしているのだと思っていましたが、これらの狛犬の口は同じように見えます。

 向かって右側の狛犬の台座の裏に年紀が入っていました。
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 「天保」の下の1字が少し欠けているようで文字が良く読めません。その下は「丁酉」でしょうか。「丁」の横画が短いように思えます。ただ、天保年間に酉年は1回しかなく、その年は丁酉です。そして天保八年。

 ということで、ここは「天保八丁酉年/九月大安日」とあるようです。

 洗足池の北には弁天島があり、そこに洗足池弁財天が鎮座しています。

 池越しの遠景。
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 鳥居と社殿。
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 社殿に掛かる額。
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 由緒書。
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 祭神は天照大御神と須佐之男命とのウケヒの折に生まれた市杵島姫命です。

 洗足池の南東には御松庵という寺院があります。このお寺には日蓮上人ゆかりの松の木があります。
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 下の画像、松の木が2本見えます。
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 中央から右上に伸びる松と、画面の左側にあってやや右側に向かって伸びている松です。2本とも袈裟懸松だそうです。

 右側の松の碑。
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 六代目とあります。

 左側の松の碑。
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 こちらには何代目とも書いてありません。五代目か七代目なのでしょうね。

 境内には日蓮上人の像もありました。
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 この地から、日蓮上人が亡くなった池上大坊まで直線距離で2.8kmほどです。日蓮上人ゆかりの地です。

2018年9月28日 (金)

合掌動物フィギュア

 23日(日)、お寺で催されたお彼岸の法事に参列してきました。

 廊下の傍らにこういうものがあるのが目に止まりました。
Gassho01
 動物たちが円陣を組んでいます。よく見ると、みな合掌しているのでした。

 柴犬とカワウソ。
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 三毛猫とイルカ。
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 他にペンギンもいました。

 三毛猫だけ単独アップで。(^_^)
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 それぞれ真摯な表情で合掌しています。お寺に相応しいフィギュアですね。

 それぞれ何を祈っているのでしょうね。虹の橋を渡ってしまった仲間の冥福を祈っているのかもしれません。

 このお寺に、猫が3匹居着いたそうです。(^_^) 先日は参列者が多かったので、どこかに疎開していたのか、全く見かけませんでしたが、今後、お寺に行く楽しみが増えました。(^_^)

2018年8月 4日 (土)

パピルス

 昨日終わった集中講義の履修生にエジプト人留学生がいて、その学生さんから最終日の昨日、お土産をいただきました。
Papyrus01
 上の方には絵文字が書かれていますね。ヒエログリフでしたか。

 この絵はパピルスに描かれています。私、パピルスを見たり、触ったりするのは初めてだと思います。珍しいものを頂きました。

 拡大するとこんな感じです。
Papyrus02
 織物のように、縦横に繊維が組み合わされています。

 そういえば、20年以上前、パピルスの鉢植えを頂いたことがありました。水は切らさないようにしていたのですが、残念ながら数年後に枯れてしまいました。高温の地方で育つ植物でしょうから、あるいは群馬で冬越しをするのが難しかったのかもしれません。

 もう1つ、キーホルダーも頂きました。
Egypt
 この像の名前を教えて貰ったのですが、忘れてしまいました。(^_^; 面目ないです。横文字の固有名詞はなかなか憶えられません。

 これ、日本でいえば、奈良の大仏や興福寺の阿修羅像などのように、エジプトの人が見れば、すらりと名前が出てくるような、そういった有名な像なのでしょうかね。

 どうも外国のものに疎いです。

2018年5月30日 (水)

前橋東照宮ふたたび

 先日ご紹介した『全国東照宮連合会々報』に載っていた葵の御紋つきの賽銭箱型貯金箱、気になっています。(^_^; 連合会が作った御朱印帳に連合会所属の10社の御朱印を頂くとこの貯金箱が貰えるというシステムです。
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 会報の別のページには、この御朱印帳は完売ということでしたが、さらに良く読むと増刷の計画もあるとのことでした。

 今日はまた前橋で仕事でしたので、また前橋東照宮に行ってきました。

 社務所で御朱印帳のことを聞いたら、この神社では扱っていないとのことでした。日光東照宮か、あるいは県内では世良田の東照宮では扱っているかもしれないと言われました。

 ううむ、です。世良田の東照宮まで行って、扱っていないと言われたら切ないので、行くとしたら、その前に電話で聞いてみようと思います。

 先日、前橋東照宮に行った時は、道を渡らないと鳥居が撮せないので、手間を惜しんで鳥居の撮影は省略しましたが、今日は撮りました。やはり、神社をご紹介するのに、鳥居の写真がないというのはいかがなものかと思います。
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 鳥居は歩道に接するようにして建っています。道を渡らないと鳥居が撮せないという状況はご理解いただけると思います。(^_^)

2018年5月26日 (土)

『全国東照宮連合会々報』

 たまたま知った「東照宮連合会」が気に入ってしまっています。(^_^;

 昨日、前橋東照宮の社務所に立ち寄ったら、こういう雑誌がありました。
Toshogukaiho01
 連合会の会誌なので業界誌ですが、自由に持ち帰れるようになっていました。ありがたく頂いてきました。

 表紙裏には家康の遺訓が印刷されています。
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 いかにもです。♪

 新加入神社の紹介ページがありました。
Toshogukaiho03
 新たに連合会の朱印帳も作られたようです。
Toshogukaiho04

 連合会加盟社10社の御朱印を集めると葵御紋の貯金箱が貰えます。大いに心惹かれますけど、別のページの記述によれば、肝腎なこの御朱印帳そのものがもう完売だそうです。

2018年5月24日 (木)

全国東照宮連合会

 昨日、前橋市内でこのような旗(というか、なんというか)を見ました。
Toshoguren01
 奥にも小さく見えていますように、この旗は1つだけではなく、前橋駅の北口から、北に延びる道路沿いにたくさん並んでいます。

 以前、前橋育英高校が全国高校サッカーで優勝したときも、同様の祝勝の旗が並びました。

 左側のピンクの旗は、前橋文学館で開催中の企画展の宣伝です。

 そして、右側の旗。全国東照宮連合会の総会が前橋東照宮で開催されるようですね。それに参加する方々を歓迎する旗のようです。

 こういう連合会の存在は初めて知りました。知られざる業界の裏側を垣間見た思いがします。(^_^)

 東照宮というと日光東照宮や久能山東照宮が有名ですが、ググってみると、東照宮は名古屋、和歌山、水戸の御三家所在地を初め、全国各地にあるようです。その総会が各地の東照宮の持ち回りで開催されているのでしょうかね。53回目ですね。

 前橋東照宮は群馬県庁の北にあります。

 県庁前に設置されている前橋城の図。
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 中央左側の「本城(本丸)」とあるあたりに旧県庁舎(昭和庁舎)、その左下に現庁舎があります。

 北の端付近の拡大図。
Toshoguren03
 画面下、左寄りの場所に「東照宮」の文字が見えます。前橋城の北の端ですね。

 前橋東照宮は、徳川家康の孫(結城秀康の子)松平直基が、寛永元年(1624年)に当時治めていた越前勝山で創建。その後、松平家が何度かの国替えを経て前橋に移封された時に、東照宮もともに移ってきたそうです。

2018年3月21日 (水)

お彼岸と「あ・す・お・も・う」

 今日はお彼岸の中日。

 お寺で営まれた彼岸会の法要に参加してきました。
Hasunohana
 行った時は雨でしたが、終わった頃には雪に変わっていました。春のお彼岸に雪というのは珍しいです。今はまた雨に変わっています。

 法事に先立って行われた法話で、「あ・す・お・も・う」の5つを心に刻んで生きようというお話を伺いました。その5つとは以下の通りです。

 「ありがとう」(報恩)
 「すみません」(自省)
 「おかげさま」(知恩)
 「もったいない」(知足)
 「うれしい」(法悦)

 ( )の中の言葉が仏教的です。

 これを浄土の「あすおもう」とすると、それぞれに対応する地獄の「あすおもう」もあり、それは以下のようなものだということでした。

 「ありがとう」(報恩)⇔「あたりまえ」(不知恩、孤独)
 「すみません」(自省)⇔「すごいだろう」(慢心、自己中心)
 「おかげさま」(知恩)⇔「おまえのせい」(恨み、責任転嫁)
 「もったいない」(知足)⇔「もっともっと」(不足、不満)
 「うれしい」(法悦)⇔「うれい」(愚痴、憂い)

 なるほどです。今からでも遅くないので、これから立派な大人にならねばと思います。

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