民俗・宗教

2018年11月27日 (火)

洗足池をゆく(3)社寺編

 洗足池の周囲には3つの社寺があります。

 西に千束八幡神社。池月橋という橋を渡った先にあります。
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 社伝によれば、この神社は平安前期の貞観2年(860)に宇佐八幡宮を勧請して創建されたとのことです。祭神は品陀和気之命(応神天皇)。奥州に向かう八幡太郎義家や、伊豆で挙兵した頼朝が千葉から鎌倉に向かう途次、立ち寄ったと伝えられているそうです。

 鳥居。
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 社殿。七五三の時期ですね。
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 狛犬が鎮座しています。向かって左側。
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 向かって右側。
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 「狛犬さん 阿」「狛犬さん 吽」というように、対の狛犬は阿吽の形をなしているのだと思っていましたが、これらの狛犬の口は同じように見えます。

 向かって右側の狛犬の台座の裏に年紀が入っていました。
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 「天保」の下の1字が少し欠けているようで文字が良く読めません。その下は「丁酉」でしょうか。「丁」の横画が短いように思えます。ただ、天保年間に酉年は1回しかなく、その年は丁酉です。そして天保八年。

 ということで、ここは「天保八丁酉年/九月大安日」とあるようです。

 洗足池の北には弁天島があり、そこに洗足池弁財天が鎮座しています。

 池越しの遠景。
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 鳥居と社殿。
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 社殿に掛かる額。
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 由緒書。
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 祭神は天照大御神と須佐之男命とのウケヒの折に生まれた市杵島姫命です。

 洗足池の南東には御松庵という寺院があります。このお寺には日蓮上人ゆかりの松の木があります。
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 下の画像、松の木が2本見えます。
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 中央から右上に伸びる松と、画面の左側にあってやや右側に向かって伸びている松です。2本とも袈裟懸松だそうです。

 右側の松の碑。
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 六代目とあります。

 左側の松の碑。
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 こちらには何代目とも書いてありません。五代目か七代目なのでしょうね。

 境内には日蓮上人の像もありました。
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 この地から、日蓮上人が亡くなった池上大坊まで直線距離で2.8kmほどです。日蓮上人ゆかりの地です。

2018年9月28日 (金)

合掌動物フィギュア

 23日(日)、お寺で催されたお彼岸の法事に参列してきました。

 廊下の傍らにこういうものがあるのが目に止まりました。
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 動物たちが円陣を組んでいます。よく見ると、みな合掌しているのでした。

 柴犬とカワウソ。
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 三毛猫とイルカ。
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 他にペンギンもいました。

 三毛猫だけ単独アップで。(^_^)
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 それぞれ真摯な表情で合掌しています。お寺に相応しいフィギュアですね。

 それぞれ何を祈っているのでしょうね。虹の橋を渡ってしまった仲間の冥福を祈っているのかもしれません。

 このお寺に、猫が3匹居着いたそうです。(^_^) 先日は参列者が多かったので、どこかに疎開していたのか、全く見かけませんでしたが、今後、お寺に行く楽しみが増えました。(^_^)

2018年8月 4日 (土)

パピルス

 昨日終わった集中講義の履修生にエジプト人留学生がいて、その学生さんから最終日の昨日、お土産をいただきました。
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 上の方には絵文字が書かれていますね。ヒエログリフでしたか。

 この絵はパピルスに描かれています。私、パピルスを見たり、触ったりするのは初めてだと思います。珍しいものを頂きました。

 拡大するとこんな感じです。
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 織物のように、縦横に繊維が組み合わされています。

 そういえば、20年以上前、パピルスの鉢植えを頂いたことがありました。水は切らさないようにしていたのですが、残念ながら数年後に枯れてしまいました。高温の地方で育つ植物でしょうから、あるいは群馬で冬越しをするのが難しかったのかもしれません。

 もう1つ、キーホルダーも頂きました。
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 この像の名前を教えて貰ったのですが、忘れてしまいました。(^_^; 面目ないです。横文字の固有名詞はなかなか憶えられません。

 これ、日本でいえば、奈良の大仏や興福寺の阿修羅像などのように、エジプトの人が見れば、すらりと名前が出てくるような、そういった有名な像なのでしょうかね。

 どうも外国のものに疎いです。

2018年5月30日 (水)

前橋東照宮ふたたび

 先日ご紹介した『全国東照宮連合会々報』に載っていた葵の御紋つきの賽銭箱型貯金箱、気になっています。(^_^; 連合会が作った御朱印帳に連合会所属の10社の御朱印を頂くとこの貯金箱が貰えるというシステムです。
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 会報の別のページには、この御朱印帳は完売ということでしたが、さらに良く読むと増刷の計画もあるとのことでした。

 今日はまた前橋で仕事でしたので、また前橋東照宮に行ってきました。

 社務所で御朱印帳のことを聞いたら、この神社では扱っていないとのことでした。日光東照宮か、あるいは県内では世良田の東照宮では扱っているかもしれないと言われました。

 ううむ、です。世良田の東照宮まで行って、扱っていないと言われたら切ないので、行くとしたら、その前に電話で聞いてみようと思います。

 先日、前橋東照宮に行った時は、道を渡らないと鳥居が撮せないので、手間を惜しんで鳥居の撮影は省略しましたが、今日は撮りました。やはり、神社をご紹介するのに、鳥居の写真がないというのはいかがなものかと思います。
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 鳥居は歩道に接するようにして建っています。道を渡らないと鳥居が撮せないという状況はご理解いただけると思います。(^_^)

2018年5月26日 (土)

『全国東照宮連合会々報』

 たまたま知った「東照宮連合会」が気に入ってしまっています。(^_^;

 昨日、前橋東照宮の社務所に立ち寄ったら、こういう雑誌がありました。
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 連合会の会誌なので業界誌ですが、自由に持ち帰れるようになっていました。ありがたく頂いてきました。

 表紙裏には家康の遺訓が印刷されています。
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 いかにもです。♪

 新加入神社の紹介ページがありました。
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 新たに連合会の朱印帳も作られたようです。
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 連合会加盟社10社の御朱印を集めると葵御紋の貯金箱が貰えます。大いに心惹かれますけど、別のページの記述によれば、肝腎なこの御朱印帳そのものがもう完売だそうです。

2018年5月24日 (木)

全国東照宮連合会

 昨日、前橋市内でこのような旗(というか、なんというか)を見ました。
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 奥にも小さく見えていますように、この旗は1つだけではなく、前橋駅の北口から、北に延びる道路沿いにたくさん並んでいます。

 以前、前橋育英高校が全国高校サッカーで優勝したときも、同様の祝勝の旗が並びました。

 左側のピンクの旗は、前橋文学館で開催中の企画展の宣伝です。

 そして、右側の旗。全国東照宮連合会の総会が前橋東照宮で開催されるようですね。それに参加する方々を歓迎する旗のようです。

 こういう連合会の存在は初めて知りました。知られざる業界の裏側を垣間見た思いがします。(^_^)

 東照宮というと日光東照宮や久能山東照宮が有名ですが、ググってみると、東照宮は名古屋、和歌山、水戸の御三家所在地を初め、全国各地にあるようです。その総会が各地の東照宮の持ち回りで開催されているのでしょうかね。53回目ですね。

 前橋東照宮は群馬県庁の北にあります。

 県庁前に設置されている前橋城の図。
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 中央左側の「本城(本丸)」とあるあたりに旧県庁舎(昭和庁舎)、その左下に現庁舎があります。

 北の端付近の拡大図。
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 画面下、左寄りの場所に「東照宮」の文字が見えます。前橋城の北の端ですね。

 前橋東照宮は、徳川家康の孫(結城秀康の子)松平直基が、寛永元年(1624年)に当時治めていた越前勝山で創建。その後、松平家が何度かの国替えを経て前橋に移封された時に、東照宮もともに移ってきたそうです。

2018年3月21日 (水)

お彼岸と「あ・す・お・も・う」

 今日はお彼岸の中日。

 お寺で営まれた彼岸会の法要に参加してきました。
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 行った時は雨でしたが、終わった頃には雪に変わっていました。春のお彼岸に雪というのは珍しいです。今はまた雨に変わっています。

 法事に先立って行われた法話で、「あ・す・お・も・う」の5つを心に刻んで生きようというお話を伺いました。その5つとは以下の通りです。

 「ありがとう」(報恩)
 「すみません」(自省)
 「おかげさま」(知恩)
 「もったいない」(知足)
 「うれしい」(法悦)

 ( )の中の言葉が仏教的です。

 これを浄土の「あすおもう」とすると、それぞれに対応する地獄の「あすおもう」もあり、それは以下のようなものだということでした。

 「ありがとう」(報恩)⇔「あたりまえ」(不知恩、孤独)
 「すみません」(自省)⇔「すごいだろう」(慢心、自己中心)
 「おかげさま」(知恩)⇔「おまえのせい」(恨み、責任転嫁)
 「もったいない」(知足)⇔「もっともっと」(不足、不満)
 「うれしい」(法悦)⇔「うれい」(愚痴、憂い)

 なるほどです。今からでも遅くないので、これから立派な大人にならねばと思います。

2017年12月20日 (水)

「おふだにねがいを」

 このようなものを入手しました。ネットオークションです。
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 昨年、新潟県立歴史博物館で開催された展覧会の図録です。
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 この展覧会は見に行きたかったのですが、行きそびれてしまいました。栃木・新潟・長野は群馬の隣県とは言いながら、群馬・東京間を行き来している身には、逆方向になるので行きにくいものがあります。

 見に行けなかったことを残念に思っていましたので、ネットオークションは本当にありがたいです。(^_^) 関心のある人が多かったようで、入札は結構競りました。

 熊野牛王宝印の護符も載っていました。これは館の所蔵品だそうです。
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 カラスの足は描かれていませんね。八咫烏は三本足とされますけど、記紀には足の数については全く書かれていません。どこから三本足になったのか、関心があります。

2017年12月18日 (月)

「善光寺御みやげ」

 信州3連弾になりました。

 このようなものを入手しました。
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 明治43年の発行です。
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 中央上部には本堂が描かれています。
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 その下には内陣御開帳の図。人が密集しています。
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 右上には山門の図。
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 左上には大本願(尼寺)の図。
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 左右の下方には善光寺の霊験の逸話が描かれています。

 左下。
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 右下。
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 下は、おなじみの「牛に引かれて善光寺参り」の話ですね。

 標題に「善光寺御みやげ」とありますように、文字通り善光寺のお土産として売られていたものなのでしょうかね。

 以前は善光寺には特に関心はなかったのですが、2年前に初めて行ってから、俄然関心が湧きました。実際に行くと違いますね。(^_^)

2017年7月 8日 (土)

お寺の盆棚(平成29年)

 今日は菩提寺でお盆の法要がありました。東京は7月なので、今の時期になります。
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 盆棚を見るといろいろと興味が湧きます。1年経つと記憶が薄れてしまい、毎年新鮮な気がしますので、去年一昨年もお寺の盆棚をブログで取り上げていました。

 今年は、盆棚の四隅にある五色の幡の文字が気になりました。上の写真では、向かって左側の幡に「如以甘露灑」、右側の幡に「忽遇大王膳」とあるのが読めます。何のことやらさっぱり分かりませんが、今は便利な時代で、これらの文字列をパソコンに打ち込んでググれば情報が得られます。

 去年、一昨年のブログを見ると、どちらの年も同じ幡が飾ってありました。2年間、なぜこれらの文字列に関心が向かなかったのか、不思議です。

 で、ググった結果、これらの4枚の幡は「施餓鬼幡」というそうで、それぞれには「如以甘露灑」「除熱得清涼」「如従飢国来」「忽遇大王膳」と書かれています。出典は『法華経授記品第六』で、「甘露(かんろ)を以って灑(そそ)ぐに、熱を除いて清涼(しょうりょう)を得るが如くならん」「飢えたる国より来りて、忽(たちま)ちに大王の膳(ぜん)に遇(あ)わん」と訓読します。

 施餓鬼は、餓鬼界に堕ちてしまった方々に食べ物や水を供養する事で、この文言はそれと合います。納得しました。

 ご住職にお伺いすれば教えて頂けたことと思いますが、帰宅して写真を見ているうちに、「なんじゃろ?」と思ったので、お寺では伺えませんでした。写真も便利。

 盆棚の中央にはこういうものが置かれていました。炊いたご飯に幡が挿してあります。このご飯も餓鬼への施しなのでしょう。
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 挿してある幡が去年、一昨年と違います。下は去年。
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 下は一昨年。
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 内容が違いますね。配置が違うだけなのかもしれませんが。

 やはり文字に関心が向かいます。(^_^)

 きゅうりの馬と茄子の牛。
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 ご先祖様に、足の速い馬に乗って早く家に帰ってきていただき、帰りは足の遅い牛に乗ってゆっくりお戻り頂く、という意味で、馬と牛なのだそうです。地方によっては男女によって乗り物が馬と牛になるというケースもあるということでした。

 この馬と牛、大きいですね。馬はきゅうりではなくてズッキーニだそうです。

 たくさん乗れるようにという意味で、ご住職がズッキーニになさったそうです。法要の間、きゅうりの馬がへたってしまったことがあったそうで、それ防止ともおっしゃっていたような。

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