歴史

2024年12月13日 (金)

『光る君へメモリアルブック』

 買っちゃいました。
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 『光る君へメモリアルブック』(東京ニュース通信社)。奥付によれば、2024年12月9日発行です。

 この本の存在は、川村裕子先生のTwitter(現X)のポストで知りました。
 すぐにAmazonに行ったのですが、品切れでした。
 それでも諦めずに覗いていたら、数日後に無事に注文できました。

 NHK大河のメモリアルブックって、あまり見ないような気がします。
 一昨年の「鎌倉殿の13人」にはありました。
 それも買っていました。
 ミーハーです。(^_^;

2024年12月 8日 (日)

萩松陰神社の絵はがきに

 昨日、萩の松陰神社が募集したクラウドファンディングの返礼品のことを書きました。
 決して、小出しにするつもりはなかったのですが、追加です。
 絵はがきは4枚入っていました。昨日はその中で、松下村塾の面々が返礼品の発送作業をしているものを載せました。
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 他に、このような絵はがきがありました。
Hagishoin06
 松陰先生を囲んで、松下村塾の若者達が集まっています。皆、楽しそうです。
 これでは、どれが誰やら分かりませんが、実は絵の中に名前が隠されているのでした。
 このことを後から知りましたので、追加します。

 部分的に拡大します。
 右下。
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 右から、袖に「桂」、袖に「入江(左下から右上に横書き)」、袴に「前原」、膝に「松陰」。

 左上。
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 右から、衿の下に「松浦」、袴に「山形」、左上隅の髪に「伊藤」。

 左下。
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 右から、袖に「稔麿」、袖に「久坂」、とても分かりにくいのですが左下隅背中に「高杉」。

 地の色の加減で読みやすいものと読みにくいものとがありますが、なかなか楽しい仕掛けです。

2024年12月 7日 (土)

萩の松陰神社のクラウドファンディング

 山口県萩市に鎮座する松陰神社の建物が老朽化して修理が必要ということでクラウドファンディングを募集していました。
 クラウドファンディング好きの私は、早速申し込みました。
 つい先ごろ、その返礼品が届きました。

 御朱印。
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 切り絵になっています。

 お守り。
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 お守り袋の「志」の文字は吉田松陰の手になるものだそうです。

 御朱印帳。
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 表紙は木製です。

 吉田松陰の伝記。
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 絵はがき。
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 吉田松陰と、松下村塾の塾生達が返礼品の発送作業に当たってくれています。
 そういえば、返礼品の中に萩のお酒や萩焼の茶碗を含むコースもあったような気がします。

 クラウドファンディングは、当初の目標額を超える応募があったとのことです。よかったです。

 私、東京の松陰神社には中学生の頃から何度か行っていますが、萩の松陰神社にはまだ行ったことがありません。
 というか、山口県にはまだ行ったことがありません。
 福岡に行くときに新幹線で通過しただけです。
 経県値、低いです。

2024年12月 2日 (月)

大河「光る君へ」の大野山

 昨日のNHK大河「光る君へ」では刀伊の入寇が描かれました。
 テレビドラマに刀伊の入寇が登場するのは稀有なことと思われます。

 さて、昨日の回には大宰府の政庁が出てきました。
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 この建物は岩手県奥州市のえさし藤原の郷で撮影されたものと思われますが、背後の山が大宰府の大野山とよく似ているように思いました。

 そこで、平成14年(2002年)に私が撮影した大野山です。
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 これですねぇ。

 建物の映像に実際の大野山の映像を合成したのでしょう。
 さすがNHK。手を抜いていません。

 こういうのを発見すると嬉しいです。

2024年11月20日 (水)

『歴史人』11月号の特集は「空白の4世紀」

 雑誌『歴史人』11月号の特集は「空白の4世紀」です。
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 「8つの謎に迫る!」というサブタイトルが付いています。

 その8つの謎は、以下の通りです。
Rekishijin202411cRekishijin202411b

 例の富雄丸山古墳の出土物にまつわる特集です。
 邪馬台国や卑弥呼の3世紀、倭の五王の5世紀に挟まれた4世紀は、確かに謎の時代ですね。
 何かまとまった文字のある4世紀の遺物の出土が待たれます。

2024年11月16日 (土)

三舟隆之氏・馬場基氏『古代の食を再現する』(吉川弘文館)

 三舟隆之氏・馬場基氏『古代の食を再現する』(吉川弘文館)を購入しました。
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 令和3年6月10日刊です。3年前です。

 カバーの裏側。
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 右側にこうあります。
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 タイトルにもありますように、古代の食の復元が主な内容です。
 正倉院文書や延喜式を利用するあたりは文献歴史学ですが、土器などの出土品の利用は考古学で、実際の復元は理系というように、学際的な研究成果です。

 目次は以下の通りです。
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 この本と同じ編者による『古代寺院の食を再現する』という本の存在をFacebook(あるいはTwitterだったかも)で、木下信一氏から教えていただきました。その本に興味を持った過程で、こちらの本にも関心が湧いて購入したという次第です。

 古代の文献の記述をもとにして、実際に古代の食を復元するという過程がとても興味深いです。

2024年11月15日 (金)

鈴木靖民氏・佐藤長門氏『翻刻・影印天平諸国正税帳』(八木書店)

 鈴木靖民氏・佐藤長門氏『翻刻・影印天平諸国正税帳』(八木書店)を購入しました。
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 これは外箱です。
 中身は、縦長の翻刻編、横長の影印編の2分冊で、令和6年11月1日刊。

 翻刻編。
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 このような感じで、下には注が付いています。

 影印編。
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 写真は、八木書店刊の『正倉院古文書影印集成』と同じ印画紙の提供を宮内庁正倉院事務所から受けたとのことです。

 翻刻編と影印編とが別冊になっていることで、両者を容易に対照させながら読むことができます。
 ありがたい工夫です。

2024年11月14日 (木)

今日は埼玉県民の日&廃藩置県

 今日は埼玉県民の日だそうです。
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 埼玉県内では様々なイベントがあったようで。
 公立学校はやはりお休みだそうです。

 なぜ11月14日が埼玉県民の日に選ばれたのかといえば、明治4年のこの日に埼玉県が誕生したからだそうです。
 あれ? 10月28日が群馬県民の日に選ばれたのも、やはり明治4年のこの日に群馬県が誕生したからでした。
 同じ明治4年なのに、群馬と埼玉とで日が違うのでしょうか?

 ちょうど昨日のNHK「歴史探偵」のテーマも廃藩置県でした。
 興味を持ちましたので、安易ですけどウィキペディアで調べてみました。

 それによれば、廃藩置県が命じられたのは明治4年7月14日(これは昨日の「歴史探偵」でも見ました)で、それを受けて成立したのは3府302県でした。
 さすがにこれでは数が多すぎるのと、飛地も多かったので、明治4年10~11月には3府72県に統合されたとのことです。
 この統合は一斉ではなく、10月から11月に掛けて実施されたのですね。
 群馬県の10月28日と、埼玉県の11月14日という差はそういうことのようです。

 なかなか深いものがあるのでした。

2024年11月13日 (水)

梶川敏夫氏『ビジュアル再現平安京』(吉川弘文館)

 このような本を購入しました。
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 梶川敏夫氏『ビジュアル再現平安京』(吉川弘文館)。令和6年9月1日発行です。

 裏表紙には次のようにあります。
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 ほぼ全ページに写真、地図、イラストが豊富に載っています。
 まさに「ビジュアル再現」です。
 裏表紙の文章に拠れば、イラストは著者ご自身が描かれたのですね。とてもわかりやすいイラストです。

 目次は以下の通りです。切り貼りしました。
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 勉強になりますし、地図好きなので、見ていて楽しいです。
 じっくりと拝読します。

2024年11月 9日 (土)

吉岡眞之氏『日本古代典籍研究』(八木書店)

 このような本を購入しました。
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 奥付に拠れば、令和6年の11月7日刊行です。出たてのほやほや。

 目次は以下の通りです。

序-歴史学研究と史料-
 一 史料研究の意義
 二 古代史料の編纂とその伝来
 三 文献史料群の形成と伝来
 四 写本研究とは
 おわりに

第一部 史  書
 第一章 蓬左文庫本『続日本紀』の伝来とその意義
  はじめに
  一 蓬左文庫本の現状とその形成
  二 蓬左文庫本の伝来-蔵書目録の追跡-
  三 蓬左文庫本の伝来-家康以前-
  四 蓬左文庫本伝来の意義
  おわりに
 第二章 高松宮家伝来禁裏本『続日本紀』の筆跡
  はじめに
  一 グループ筆跡の検討
  二 グループ相互の筆跡の関係
  おわりに
 第三章 東山御文庫本『続日本紀』の周辺
  はじめに
  一 付箋の内容
  二 付箋に見える諸本
  三 付箋の意義
  四 近世初期宮廷の写本作成
  おわりに
 第四章 類聚国史
  一 概要
  二 書名と本書の性質
  三 撰者と本書の成立
  四 体裁
  五 構成
  六 諸本と伝来
 第五章 尊経閣文庫本『類聚国史』
  はじめに
  一 古本
  二 明応本
  三 大永本
  四 『類聚国史』抄出紙片
  五 模写本
  おわりに-『類聚国史』と壬生家・三条西家-

第二部 法制史料
 第一章 尊経閣文庫本『交替式』
  一 概要
  二 書誌
  三『貞観交替式』巻下
  四『延喜交替式』
 第二章 三条西家旧蔵『延喜式』巻五〇の書誌と影印・翻刻
  はじめに
  一 概要
  二 書誌
  三 内容の特徴
  影印・翻刻
 第三章 『延喜式覆奏短尺草写』の研究-翻刻・訓読・影印篇- 付一字索引・主要語句索引
  はじめに
  翻刻
  訓読
  影印
 第四章『延喜式覆奏短尺草写』をめぐって
  はじめに
  一 『短尺草』の〝発見〟
  二 『短尺草』研究の本格化
  三 研究上の困難-その1
  四 研究上の困難-その2
  おわりに
 第五章 尊経閣文庫本『法曹類林』
  一 概要
  二 伝来
  三 本書第一紙について
  四 箱および包紙
  五 本書の体裁等
 第六章 尊経閣文庫本『政事要略』
  一 概要
  二 前田家と『政事要略』
  三 金沢文庫本の書誌

第三部 儀式書
 第一章 尊経閣文庫本『本朝月令要文』
  一 概要
  二 尊経閣文庫本
 第二章 尊経閣文庫本『小野宮故実旧例』
  一 概要
  二 内容・体裁・書名
  三 伝本
  史料対照表
 第三章 尊経閣文庫本『年中行事秘抄』
  はじめに
  一 研究の現状-撰者・成立・伝来-
  二 尊経閣文庫本
  三 尊経閣文庫本の新写『年中行事秘抄』概観

第四部 説  話
 第一章 尊経閣文庫本『日本霊異記』
  一 概要
  二 尊経閣文庫本
 第二章 尊経閣文庫本『江談抄』
  一 概要
  二 尊経閣文庫本
  三 「尊経閣文庫本『江談抄』言談一覧」について

跋/索引

 本の内容の広さ深さにただただ圧倒されるばかりです。

 吉岡先生は日本古代史の研究者で、特に続紀諸本の系統については教えられることが多かったのですが、続日本紀のみならず、これ程までに深く広く論文をお書きになっていらしたのでした。
 ただただわが身の不勉強を恥じ入るばかりです。
 しっかりと学ばせていただきます。

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