歴史

2024年4月10日 (水)

桜田殉難八士之碑

 今日のNHK「歴史探偵」は桜田門外の変でした。
 番組の最後に少しだけ触れられていましたが、井伊大老を守ることができなかった井伊家の供回りの侍たちには思い罰が下されました。
 番組では以下の表が示されました。
Sakuradajunnan04
 やはり、むざむざと主君を討たれたことは、供回りの武士にとっては大きな不名誉なのでしょうね。
 それにしても厳しいですね。

 井伊大老の墓は東京世田谷の豪徳寺にあります。
 そして、大老の墓の後ろには、桜田門外で斬り死にした井伊家の八人の武士の顕彰碑が建てられています。
Sakuradajunnan01
 「桜田殉難八士之碑」と彫ってあります。

 背後の碑文は以下の通りです。
Sakuradajunnan02

 翻字します。
------------------------
  万延元年三月三日桜田之変*之者八人曰
  日下部三郎右衛門令立
  河西忠左衛門良敬
  沢村軍六之丈
  小河原秀之丞宗親
  越石源次郎満敬
  永田太郎兵衛正備
  加田九郎太包種
  岩崎徳之進重光
  今茲二十七回忌辰樹石於先考墓側以表忠節云
  明治十九年三月廿八日
    従四位勲三等伯爵井伊直憲識
------------------------
 読みやすいように、意味に合わせて改行しました。
 1行目に1文字だけ読めない文字がありましたので、*で示しました。
 拡大します。「変」の下の文字です。
Sakuradajunnan03
 「死」ですかねぇ?

 赤穂浪士の討ち入りで斬り死にした吉良家の侍と同様、桜田門外で斬り死にした井伊家の侍も顕彰されるのは嬉しいことです。

2024年3月21日 (木)

昭和3年の「教育偉人かるた」(2)

 先日載せた昭和3年の「教育偉人かるた」から、独断と偏見であと5枚載せます。

 楠木正成。
S03kyoikuijin04
 楠公さん、好きなもので。♪

 楠木正行。
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 楠公さんの遺児正行も好きです。
 前回は、「大楠公、小楠公が両方入っています。ちょっと偏り。」と書きましたが、私も偏っています。(^_^;

 大石内蔵助。
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 忠臣蔵も大好きです。
 しかし、この絵札の解説、講談調ですね。

 西郷隆盛。
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 この解説文は西郷さんをずいぶん高く評価しています。
 西南の役では賊軍となったわけですが、そのことは完全に不問に付されているようです。

 ワシントン。
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 何の説明もなく、「桜樹を切った少年は、終身正直で通した。」とあります。
 少年時代のワシントンが、桜を伐ったことを正直に申し出たというエピソードは、周知のこととされていたのでしょうね。

2024年3月18日 (月)

昭和3年の「教育偉人かるた」

 この様なものを入手しました。
S03kyoikuijin01
 『少年倶楽部』昭和3年新年号の附録、「教育偉人かるた」です。
 日本と世界の人物が対象になっています。

 例えば藤原鎌足。
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 鞠が随分派手です。

 菅原道真。
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 末尾、「東風吹かずとも、梅花よ、香れ!」と力が入っています。

 孟子。
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 孟母三遷の教えですね。

 リンカーン。
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 日本は28名で、以下の面々です。大体時代順に並べてみました。江戸時代はややあやふやです。
  日本武尊、聖徳太子、藤原鎌足、和気清麻呂、坂上田村麻呂、菅原道真、親鸞、平重盛、日蓮、北条時宗
  楠木正成、楠木正行、上杉謙信、豊臣秀吉、徳川家康、加藤清正、徳川光圀、新井白石、大石良雄
  頼山陽、中江藤樹、二宮金次郎、渡辺崋山、吉田松陰、西郷隆盛、伊藤博文、東郷平八郎、乃木希典

 天皇は1人もいません。あえて外したのでしょう。武将が目立ちますが、文化人も拾っています。
 大楠公、小楠公が両方入っています。ちょっと偏り。最後は東郷元帥、乃木大将です。

 外国は20名です。こちらもちゃんと分類排列すればいいのですが、私は未熟者のため手間が掛かるので、東西に分けたのみで、あとは順不同です。
  孔子、孟子、諸葛孔明、釈迦
  ベートーベン、リンカーン、ニュートン、カエサル、ワシントン、フランクリン、アレキサンダー、ネルソン
  ハンニバル、コロンブス、ナポレオン、エヂソン、マホメッド、キリスト、ダーウヰン、ソクラテス

 昭和3年の時点で、どういう人物が「教育偉人」と考えられていたのかの1つの例として、なかなか興味深い資料です。

 同時代資料は面白いです。←結論は大体いつも同じ。(^_^)

2024年3月 2日 (土)

今日の「ブラタモリ」は「正倉院」

 今日の「ブラタモリ」は「正倉院」でした。
Buratamoshoso01
 テーマは、「なぜ1,300年もお宝を守れた?」です。
 正倉院の建物の構造のうち木材の厚さ、高床式、免震構造のこと、宝物を収める木箱のこと、勅封のこと、消防団のこと、正倉の中のものは全て保存の対象になっていること、などが取り上げられました。

 正倉の中に置かれた木箱の防湿効果は目を見張るものがありました。
Buratamoshoso04

 蘭奢待の写真も出ました。
Buratamoshoso02

 私も持っています。
Ranjatai04
 大体一緒。♪

 うちに、ネットオークションで入手した『正倉院宝物』全三巻があります。
Buratamoshoso05
 この本、大きくて嵩張るので、処分するつもりで玄関に出したのですが、取っておこうかと思いました。
 先日渋川の家を点検したときに、渋川の家にもこの本がありました。
 すっかり忘れていましたが、そちらは新本で購入したはずです。
 取っておくとしたら、そちらですね。渋川の家の本を東京の家に運び、東京の家のを処分です。

 「ブラタモリ」のレギュラー放送は今回で終わりと勘違いしていました。
 そうではなくて、3月いっぱいで終了ですので、あと数回あるようです。

2024年2月20日 (火)

火焔型土器を購入

 新潟県十日町市から出土した火焔型土器を購入しました。
Kaennui01
 といっても、土製ではなく布製です。
 ぬいぐるみと思って買ったのですが、ぬいではなくて、物入れでした。

 側面にファスナーがついています。
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 一番下にかえるを入れました。
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 その上に重ねて金魚とスピ。
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 さらにその上に出目金とスピ。
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 上部はクジラとカニ。
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 クジラとカニはまだ創作童話に登場していません。今日がお披露目です。

 全部出して並べるとこんな風になります。
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 かなりたくさん入ります。

 全部出した後の抜け殻です。
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 楽しく実用的な品物です。

2024年2月16日 (金)

明治13年の「古今官武英雄一覧表」

 このようなものを入手しました。
M13kanbueiyu01
 これは袋です。
 明治十三年三月出版。タイトルは「古今官武英雄一覧表」とあります。

 中身は1枚物の番付です。
 こちらのタイトルは「本朝古今俊傑官武英雄一覧表」とあります。こちらが正式名称なのでしょう。
 タイトルが長いので、袋には略称を記したものと思われます。
M13kanbueiyu02
 びっしり。字が細かいです。

 左下隅に発行年月日と発行者名が載っています。
M13kanbueiyu09
 西南の役が明治10年ですので、その3年後です。

 右側の最上段。
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 明治維新の功労者が並んでいます。
 それぞれ、官職位階勲等が記されています。月給まで。

 左側の最上段。
M13kanbueiyu03
 こちらには歴史上の武将達が並んでいます。
 著名な武将が多いです。錚々たるメンバー。
 明智光秀や平将門のような謀反人も載っています。あまりそういうことには頓着がないようです。

 このように右側が明治の官人、左側が歴史上の武将です。

 左側の2段目。
M13kanbueiyu04
 こちらにも著名な武将が並んでいます。
 左から4人目の北条時頼が「奸智」というのが不思議です。

 2段飛ばして左側の5段目。この段になるとだいぶ文字が小さくなりますので、右の半分ほど。
M13kanbueiyu05
 3番目に北条義時が載っています。こしろうですね。
 他に、酒井忠次、本多平八郎、榊原小平太という徳川四天王のうち3人が載っています。
 もう1人の井伊直政はなぜか1段上の4段目に載っています。

 中央部の最上段。
M13kanbueiyu06
 楠公さんが大きな文字で中央に記されています。
 左側には軍師達。竹中半兵衛、真田幸隆、真田幸村、山本勘助などが並んでいます。
 右側も明治の参謀達ですかね。谷干城は西南の役で大手柄を立てました。

 1段飛ばして、中央の3段目。
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 左側には、直江兼続の他に、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允という明治の元勲のうち亡くなった人が載っています。
 西郷さんは西南戦争の折の賊軍ですが、それはもう問われていない感じです。

 中央の最下段。
M13kanbueiyu08
 大物たちが載っています。

 ごく一部を駆け足で見てゆきました。
 細かく見て行くと、あれこれおもしろいです。

2024年2月 4日 (日)

関ヶ原戦国甲胄館から返礼品

 関ヶ原戦国甲胄館では、昨年、建物の増改築のためにクラウドファンディングを実施しました。
 それに応募したところ、先日、返礼品が届きました。
 渋川に行く直前でしたので、10日ほど経ってしまいました。
 遅ればせながら返礼品をご紹介します。

 東軍武将の旗指物のキーホルダー。
Sekigaharahenrei01

 裏側。
Sekigaharahenrei02

 西軍武将の旗指物のキーホルダー。
Sekigaharahenrei03

 裏側。
Sekigaharahenrei04

 真田六文銭のキーホルダー。
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 返礼品は金額に応じて様々です。
 私は、小口のを数種類申し込みました。
 東西両軍の武将の旗指物は、たくさん種類がある中で、この6点を選びました。
 石田三成を選んでいません。(^_^;

 真田六文銭の銅銭は本物です。
 但し寛永通宝。当時だと永禄銭でしょうか。
 実物の現存数の制約なのでしょうね。

 あとは手ぬぐいとボールペンを頂きました。

2024年1月 8日 (月)

「光る君へ」第1回視聴

 昨日から始まった今年のNHK大河「光る君へ」の第1回を視聴しました。
Hikarukimi01

 見る前は、紫式部が主役というのが、なんかピンときませんでした。
 NHK大河は第2作の「赤穂浪士」からずっと見ていますけど、かつては「大型時代劇」と言われていたように、時代劇という大原則があったように思います。
 NHKもそれは承知していて、昭和60年頃に3年間近代の大河が製作されたときには、その代わりとして、水曜に「真田太平記」「武蔵坊弁慶」「宮本武蔵」がそれぞれ1年間放送されたのも、その証左と言えましょう。
 その3年間以降、大河は「いだてん」までまた時代劇でした。

 時代劇といえばお侍さん。平安時代も時代劇といえば時代劇なのでしょうけど、貴族社会が舞台では、お侍さんが活躍できない。
 それでピンとこなかったのです。
 ピンとこなくても、飛鳥・奈良時代ならば大歓迎なのですけど。←矛盾!!(^_^;

 そんなことで、ちょっと戸惑いながら見始めた第1回でしたが、面白かったです。
 1年間、ついてゆけそうです。

 紫式部の生涯はほとんど知られていないので、主人公については創作だらけになることでしょうが、周辺の歴史はかなり詳しく知られているので、その中での創作になるのでしょう。
 ちょうど、呂宋助左衛門が主人公だった「黄金の日日」や、井伊直虎が主人公だった「おんな城主直虎」のような感じかと。

 『大鏡』『栄華物語』『枕草子』などに登場するエピソードもあれこれ使われそうですね。
 そればかりか、昨日は源氏物語の「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠の中に籠めたりつるものを 」を踏まえたと思われるストーリーが。
 こういうの、今後も出てきそうですね。源氏物語に詳しい人は楽しみなことでしょう。私はまるでダメです。
 まひろが三郎に、自分は高貴な血筋だと嘘をつくのも、まひろの妄想癖、もとい物語創作能力の発露なのでしょうね。

 大事な役柄の国仲涼子が第1回で退場は意外でした。
 野村萬斎の今川義元のよう。
 主役級の役者さんを贅沢に使うのが大河の楽しさです。

 1年間、楽しめそうです。

2023年12月30日 (土)

群馬県立歴史博物館で「新春はにわ祭り」

 先日群馬県庁に行った時に、群馬県立歴史博物館のチラシをゲットしました。
Haniwa2024a
 新春特別展の内容が埴輪なのですが、「新春はにわ祭り」というタイトルがしゃれています。

 裏面に趣旨が書かれています。
Haniwa2024b
 すごいことと思います。本当に群馬は埴輪大国ですね。そして古墳大国とも言えます。

 新春はにわ祭りと合わせて、昭和の暮らし展も開催されています。
 これも裏面に趣旨が書かれています。
Haniwa2024c
 我々には懐かしい暮らしですし、若い人には朝ドラなどで見るだけの暮らしでしょうね。

 昭和30年代のイメージ。
Haniwa2024d
 蚊帳があります。
 居間には、足踏みミシン。茶箪笥の上には鮭をくわえた木彫りの熊。黒電話は少し新しいデザインのようにも思います。

 昭和50年代のイメージ。
Haniwa2024e
 居間というより、応接間でしょうか。
 ステレオがあります。まだレコードですね。

2023年12月10日 (日)

昭和7年の「日本名将大鑑」のまとめ

 先日、「昭和7年の「日本名将大鑑」(9)終」というタイトルの記事を載せて、この大鑑の話は終わりにしたはずなのに、未練がましいことです。(^_^;
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 この名将大鑑には、どういう武将が載っているのかと考えましたが、それには、どういう武将が載っていないかを見る方が速いです。

 ◎皇族は載っていません。
  日本武尊、高市皇子、護良親王などは載る可能性があると思いますが、載っていません。

 ◎朝敵や、天皇・院をないがしろにしたような武将は載っていません。
  平将門、藤原純友、平清盛、北条義時、足利尊氏などは載っていません。
  北条泰時、足利直義、高師直などはそのあおりを食ったのでしょう。
  ただ、平家一門でも、平重盛、平宗盛、平教経は載っています。
  平重盛は「忠ならんと欲すれば孝ならず。孝ならんと欲すれば忠ならず。進退これきわまれり」で載ったのでしょうね。
  平教経は猛将のイメージがあります。平宗盛はちょっと納得できません。(^_^;

 ◎主君に背いた武将も載っていません。
  明智光秀や松永久秀が載っていません。

 大変分かりやすいです。

 戦国武将の部下で載っているのは、信長、秀吉、家康の部下のみです。
 武田や上杉の部下には著名な武将もいますが、そこまでは拾わなかったのでしょう。
 山中鹿之助が載っていないのが不思議ですが、尼子氏の武将だからかもしれません。

 絵はよく考証されているのだと思います。

 得物は、源平・鎌倉時代の武将は弓、戦国時代の武将は槍が多いです。
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 鉄砲はいませんでした。

 あれこれおもしろいです。

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