歴史

2025年5月15日 (木)

埴輪のミニぬいぐるみ

 埴輪のミニぬいぐるみを買いました。
Haniwa_nui01
 空き缶の蓋の上に立っています。
 埴輪の底は丸みを帯びているのですが、内部に磁石が仕込まれているので、缶などの上には楽に立ちます。

 いっぱいいます。
Haniwa_nui02
 創作童話に使えるかと思って集団で購入したものの、まだ良い知恵が湧いてきません。

 さて、こうした埴輪のポーズは、以前は踊る姿とされていたのが、近年は馬曳き説が有力のようですね。
 ただ、このぬいぐるみを見ていると、力士説は成り立たないものかと思いました。
 いえ、単なる思いつきですので、あっという間に否定されそうですけど。(^_^;

2025年4月29日 (火)

『東海道名所図会 巻之三』から

 ネットオークションで購入しました。
Tokaidomeisho3a
 表紙にハトロン紙が掛かっています。剥がす方が綺麗に写るでしょうけれど、折角掛かっているのですし、掛かっていても題簽は読めるので、そのままにしました。
 ちなみに、ハトロン紙のことは子供の頃から「ブーブー紙」と呼んでいました。

 調べたところ、『東海道名所図会』は全6巻で、寛政9年(1797)刊だそうです。

 端本1冊だけ買ってもとも思いましたが、この冊には熱田神宮や桶狭間、八橋、浜名湖などが含まれるので、面白く思って買ってしまいました。

 巻頭ページ。
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 『東海道名所図会』は、東海道五十三次を京の三条大橋から江戸の日本橋までを掲載しています。
 通常の東海道五十三次とは逆順ですね。
 巻三には宮から袋井までを載せています。

 熱田神宮の挿絵。
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 桶狭間の戦いの挿絵。
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 右下には「桶狭間夜軍(よいくさ)」とあります。実際の合戦の時間は夜ではありませんね。
 桶狭間の合戦の挿絵はもう1面見開きがあります。力が入っています。

 八橋の本文。
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 本文はこのような感じで、関係史料を載せています。
 八橋には、在原業平の話を、古今集や伊勢物語の本文を掲載しています。
 ついで、歌枕としての八橋の歌を夫木集などから列挙しています。

 八橋の挿絵。
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 江戸時代には、伊勢物語のかきつばたの歌がよまれた八橋の跡が、ここであるとして残っていたのですね。

 続きを載せるかもしれません。

2025年4月 5日 (土)

飛鳥池遺跡出土品、西隆寺跡出土木簡が重要文化財に

 奈良文化財研究所のHPによれば、令和7年3月21日に文化審議会は文部科学大臣に対して答申を行い、奈良文化財研究所が保管する奈良県飛鳥池遺跡出土品(考古資料)、西隆寺跡出土木簡(古文書)が新たに重要文化財に指定されることになったとのことです。
https://www.nabunken.go.jp/news/2025/03/20250321press.html

 この情報は、Twitterの相互フォロワーであるもちやんさんのポストで知りました。
 ありがとうございました。

 重文指定は嬉しいです。
 平城宮木簡はすでに国宝に指定されていますね。
 画像がないと寂しいので、その手ぬぐいの写真を挙げておきます。
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2025年4月 2日 (水)

つい読んでしまう

 渋川の家の片づけ、地味に進んでいます。
 荷物の大半は本なのですが、東京に持って行くか、古書店に売るか、判断に迷うものがあります。
 それらはどうするかといえば、読んでみるしかありません。
 その結果、すぐに売却グループの方に行ってしまうものと、ついつい読み耽ってしまうものとがあります。
 昨日、つい読み耽ってしまったものは以下の3点です。

 青木和夫氏『白鳳・天平の時代』(平成15年5月。吉川弘文館)
Aokihakuho
 青木和夫氏の講演、講座概説、月報などへの寄稿を収録したものです。
 そういった性格の文章なので、大変に読みやすく、また岩波思想大系の古事記や新古典文学大系の続日本紀の編纂にまつわる話なども出てきて、大変に興味深く読みました。

 丹野達弥氏編『村木与四郎の映画美術』(平成10年10月。フィルムアート社)
Murakiyoshiro
 黒澤明監督のもとで美術監督を務めた村木与四郎氏の聞き書きです。
 代表的な黒澤作品のあれこれについて、撮影の裏話が満載で面白かったです。

 能村庸一氏『実録テレビ時代劇史』(平成11年1月。東京新聞出版局)
Tvjidaigekishi
 内容は帯に書いてあるとおりで、500ページ近い大著です。
 巻末に、昭和28年から平成10年までのテレビ時代劇のリストが載っています。

 3冊とも読み耽ってしまったほどなので、これらは荷造りの段ボールに収まることになりました。
 読み耽ってしまうものが多いと全く捗りません。
 といって、迷ったものをすべて東京行きにするのも、すべて売却にするのもまずいので、どうしたもんじゃろのぉと困惑しています。

 さらっと目を通しただけでどちらにするかの判断力を信頼するか、読み耽りそうになったらその本はもう東京行き決定とするか、そういうことでしょうねぇ。片づけの最中に読み耽ってはいけません。終わりません。

2025年3月 2日 (日)

『ならら』最新号の特集は奈良大学

 昨日、帰宅したら『ならら』の3月号が届いていました。
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 特集は「学校法人 奈良大学 創立100周年」です。
 学園の創設は大正14年(1925)で、奈良大学としての発足は昭和44年(1969)だそうです。
 長い歴史がありますね。

 表紙の仏像は、奈良大学が所蔵する四天王像で、12世紀~13世紀のものだそうです。
 広目天・多聞天の像内に「菅原寺」等の墨書があることから、もとは菅原寺(現在の喜光寺)にあったことが知られるということです。

 目次は以下の通りです。
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 20ページに「酒船石の謎を解く」という論考があります。
 酒船石を元の姿に復元した五分の一サイズの模型を作って、実際に水を流してみるという実験を行い、酒船石は占いに用いたのではないかと推測しています。
 これは先日のNHK「歴史探偵」でも放送されました。
 大変に興味深く見ました。

 なお、次号4月号の特集は「天理大学」です。
 同じ頃に発足したのですね。
 次号も楽しみです。

 『ならら』はアマゾンでもお求めになれます。

2025年2月25日 (火)

土偶の防災笛

 またまた寝ているうちに日付が変わってしまいました。ダメダメです。

 去年、鳥獣戯画のうさぎをモデルにした防災笛を買いました。
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 同じメーカーが作った土偶の防災笛も購入しました。
Bosaidogu

 旅行用の大きなリュックと、その辺に行く時の小さなリュックとを使っていますので、それぞれに着けようと思います。
 使う機会がないのが何よりです。

2025年2月23日 (日)

明治26年二万分の一地形図「大高村」

 ネットオークションに、明治26年の二万分の一地形図「大高村」というのが出ていました。
 かつて、桶狭間、鷲津砦跡、丸根砦跡、大高城跡に行ったことがありましたので、「大高村」の地図ならば、大高城跡が載っているかと思ったのです。
 そうしたら、桶狭間が載っていました。

 その地図の一部を載せます。
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 細かすぎて、何が何やら分かりませんね。
 地図上に赤字でAと書いたところには「桶狭間」、Bと書いたところには「今川義元墓」という文字が書かれています。

 拡大します。
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 肝腎の大高城跡はどこだかよく分かりませんが、多分Cと書いたあたりかと思います。
 その附近を拡大します。
M26odaka03
 以前行った時には、広く平らな場所がありました。
 もう少し検討してみます。

2025年2月12日 (水)

「天下布武」印

 カプセルトイです。
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 ハンコのようです。

 印面は次の通りです。
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 織田信長の「天下布武」印ですね。

 説明書。
Sengokuchaki6
 「戦国の茶器」の第6シリーズです。

 大体、「天下布武」印も、ましてやシャチホコなど、茶器ではありません。
 このシリーズもそろそろネタ不足でしょうか。

 この「天下布武」印を実際に捺してみたかったのですが、朱肉もスタンプ台もありません。
 スタンプ台はあったのですが、いつぞやの雪崩で流れ去ってしまい、行方不明です。
 いずれ押印してみたいです。

2024年12月28日 (土)

『ならら』最新号の特集は「昭和100年」

 『ならら』の最新号が届きました。
Narara202501a
 特集は「昭和100年」です。
 そうか、来年は昭和100年に当たるのですね。
 テレビでもそういう振り返りがありそうです。

 目次は以下の通りです。
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 『ならら』は、最新号もバックナンバーもAmazonでもお求めになれます。

2024年12月16日 (月)

『光る君へ ART BOOK』

 買っちゃいました。
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 『光る君へ ART BOOK』(東京ニュース通信社)。奥付によれば、2024年11月29日発行です。

 「えー! 同じような本、数日前のブログにも載せていませんでした?」と言われそう。
 いえ、数日前のは、登場人物の写真とインタビューが中心でした。
 今回のは、表題に「ART BOOK」とありますように、NHKの美術担当スタッフが、専門の研究者の指導・考証のもと精魂込めて再現した建築と装束等を中心に構成した本です。

 帯にはこうあります。
Hikarukimi03

 この本の存在も、川村裕子先生のTwitter(現X)のポストで知りました。
 ありがたいことと存じています。

 「光る君へ」は動く国語便覧のような要素もあったと思いますが、この本は、その書籍化と言えましょう。
 あくまで創作ではありますが、建築、装束図鑑に近いものと言って良いと思います。

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