明治26年の『赤穂義士真筆帖』(2)
先日の明治26年の『赤穂義士真筆帖』の続きです。
吉田忠左衛門。
奥田孫太夫。
堀部弥兵衛。
堀部安兵衛。
やはり読めません。修行します。
この中では堀部安兵衛の手紙が一番読みやすいように思います。
先日の明治26年の『赤穂義士真筆帖』の続きです。
吉田忠左衛門。
奥田孫太夫。
堀部弥兵衛。
堀部安兵衛。
やはり読めません。修行します。
この中では堀部安兵衛の手紙が一番読みやすいように思います。
この様なものを入手しました。
書名は『赤穂義士真筆帖』。
折本仕立です。
奥付は以下の通りです。
明治26年の出版、明治34年の発売とあります。
明治26年に初版発行、34年に再版(あるいは3版以降)ということでしょうかね。
大石内蔵助の書。
大石主税の書。
大石主税は16歳で切腹したのですよね。16歳以前でこういう字を書けてしまっているのですね。
今ならば高校生ですよね。
翻字は載っていません。
買ってはみたものの読めません。
読めるようになりたいです。
昨日取り上げた明治3年の『絵入智慧の環 二編上』の大洋州の項では、ニュージーランド、ニューカレドニア、ニューギニアを、それぞれ「新(しん)じいらんど」「新(しん)かりどにや」「新(しん)ぎにや」と表記していて、興味を覚えました。
それとともに、こういった例は以前何かで見て、まほろばにも載せたような気がしていました。
探してみましたら、見つかりました。
平成16年(2004)の4月。
史料は何と、何のことはない今回と同じく明治3年の『絵入智慧の環 二編上』でした。ただ明治6年の改正再版です。
今回の『絵入智慧の環 二編上』(初版)。
前回の『絵入智慧の環 二編上』(改正再版)
改正再版の該当箇所。
全く迂闊でした。でも、10年前ですからねぇ。
ちょっと前なら憶えちゃいるが、10年前だとチト判らねぇです。
うっかり同じ物を買ってしまいましたが、初版と改正再版という相違はあります。
どこが変わっているのか比較したらおもしろいかもしれません。
でも、多分やりません。忙しいので。(^_^;
少し日が空いてしまいましたが、『絵入智慧の環 二編上』の続きです。
今回は大洋州。
大洋州の地図は見開きを使って、南北アメリカ大陸からアジアまでを含む地域が載せられています。
そのうち関係する地域のみ切り出します。
上部中央にある「無人島」というのは小笠原諸島と思われます。
地図上の文字が小さいので、国名リストのページを載せます。
「澳大利亜(あうすたらりや)」「たすまにや」「新(しん)じいらんど」「新(しん)かりどにや」「さんどゐち」
「呂宋(るそん)」「新(しん)ぎにや」「しりべす」「ぼるねお」「爪哇(じやわ)」「すもたら」とあります。
ニュージーランドやニューカレドニアなどの「ニュー」の部分が「新(しん)」となっています。
以前もこの頃の史料に同様にあったのを見ました。
最初はこう読んでいたのですね。それが時代が降って、どこかで現代のような読みに変わったのでしょう。
「しりべす」というのが分かりません。読みもそれで良いのか?(^_^;
地図を見つつ、あれこれ考えて、これはセレベスではないかと思い至りました。
多分合っていると思います。
右ページの頭注に「呂宋(るそん)と その みなみ の しまじまをなべてひりぴな島(たう)といふ」とあります。
フィリピンですね。
左ページの頭注には「爪哇(じやわ)とはじやがたらのことなり」とあります。
当時の日本人には、ジャガタラの方がなじみがあったのでしょうね。
ジャガタラ芋ですね。
ほんと、昔のものは楽しいです。
昨日、昭和12年頃の善光寺の鳥瞰図を載せました。
丁度、大正14年の長野市の地図が見つかりましたので、関連して載せます。
この地図も以前ネットオークションで入手したものです。
両者、入手した時期は別々でしたが、ここで合流しました。
この地図の右上隅に「噴水」とあります。
鳥瞰図にもこの位置に噴水が描かれています。
並べて見るとおもしろいです。
地図の左下に師範学校と附属小学校があります。
この位置には、今、信州大学の教育学部があります。
ついでに、同じ地図の長野駅前も載せます。
画面上の縮尺は善光寺付近とは異なります。
旅館や運送店が目に付きます。
駅のすぐ北には日通の取引店がありますね。
昔のものは何もかも楽しいです。
部屋の片づけをしていて見つけました。
信濃の善光寺の鳥瞰図です。
大分前にネットオークションで入手しました。
画面左に仁王門、そこから右に向かって、山門、本堂と続きます。
善光寺には1回しか行ったことはありません。その折の写真を添えます。
仁王門。
山門。
本堂。
裏面は長野市の案内になっています。
このうち、善光寺の解説の一部をアップにします。
今から1385年ほど前が欽明天皇13年だとあります。
欽明天皇13年は西暦552年に相当するとされますので、552+1385=1937。
ということで、この鳥瞰図は1937年(昭和12年)ころに作られたものと考えられます。
先日来の『絵入智慧の環 二編上』の続きです。
今回はアフリカ州。
南西の海に「せんとへれな」島があります。
世界地理にも歴史にも疎い私にはよく分かりませんが、こういう小さい島を殊更に載せたのは、ナポレオンの流刑地だからということがありましょうか。
北半分。
今とはだいぶ違います。今はもっと国が多いですね。
「さはら」と「すうだん」が広大です。
「さはら」だけ周囲に点々があるのは砂漠を表現しているのでしょうかね。
南半分。
こちらも今とはだいぶ違います。
「えちおぴあ」が広大です。
南西に「ほつてんとつと国」があります。ホットントットは当時は国名だったのですね。
なお、ホッテントットは現在は蔑称とされているようです。
このような本を入手しました。
「ウオルト・デズニイ」の『ぴいたあ・ぱん』です。
左下に書いてありますように、小学館の雑誌『幼稚園』12月号の付録です。
残念ながら年が書いてありませんので、いつのものか分かりません。
「ウオルト・デズニイ」という表記に引きつけられました。
一体いつのものでしょう。
しっかりした紙ですし、印刷もきれいですので、戦後すぐのものとは思えません。
全部で13の場面が描かれています。サイズは半ページのものから見開きページを使ったものまで様々です。
最初のページ。
最初の絵の文章は次の通りです。
おねえさんの名前の表記も「うえんでい」ですね。
子供たちが、ぴいたあ・ぱんに導かれて空を飛ぶ場面。
小さな弟は熊さんのぬいぐるみを持っています。
手放せないのでしょう。ライナスの毛布のような。
裏表紙。
これが最後の場面です。
裏表紙まで使って、無駄がありません。
この裏表紙の右上に何か印刷してあります。バックの色が濃いのでそのままでは良く読めませんが、拡大すると次のようにあります。
ここには「ウォルト・ディズニー」とあります。
なんだ、ちゃんと書けるじゃん、です。
ということは、「ウオルト・デズニイ」や「ぴいたあ・ぱん」「うえんでい」という表記は、この本を読む幼稚園児向けなのでしょう。
どんでん返しの思いでした。
今の幼稚園児向けの絵本では、こういった表記はどうなっていましょうかね。
昨日載せた『絵入智慧の環 二編上』の続きです。
今回はヨーロッパ。
全体像は以下の通りです。
「ろしや」は巨大です。
北欧三国のうちフィンランドの名はなく、「ろしや」領になっています。
北。
スェーデンは「すゐでん」、ノルウェイは「なるゑい」、デンマークは「でんまるく」です。
ドイツは「ぶろしや」とあり、「べるりん」の都市名があります。
「いぎりす」にも「ろんどん」の都市名が。
南西。
「ふらんす」にも「ぱりす」の都市名があります。
スペインは「いすぱにや」です。スイスは「すゐつつる」でしょうか。
南東。
スイスの北には「ぜるまん」があります。
オーストリアは「あうすとりや」、ギリシャは「ぎりいす」です。
あれこれおもしろいです、といういつもながらの感想です。
古いものは楽しいです。
『絵入 智慧の環 二編上 万国尽の巻』を入手しました。
奥付によれば明治3年の刊です。
古川氏蔵版とあります。この古川氏というのは「はしがき」によれば古川正雄。
また、Wikipediaによれば、古川正雄は福澤諭吉の弟子で、慶應義塾の初代塾長とのことです。
この『絵入 智慧の環』は、日本最初の小学生用教科書の1つだそうです。
私が入手したのは「二編の上」で「万国尽の巻」です。
様々な地図が載っています。
例えば、アジア。
東南アジアの拡大図。
現在と境界線が変わっていますが、ベトナムは安南、カンボジアはしやむろ、マレーシアは麻羅加、ミャンマーは緬甸といった感じです。
タイはしやむろと緬甸に跨がり、ラオスは安南としやむろに跨がります。
西アジアのアップ。
こちらには、たるけすたん、あふがにすたん、べるちすたん、ぺるしや、あじやとるこ、あらびや、などの国名が見えています。
ぺるしやの北に「じよるじや」とあるのは今のジョージアですね。
これもまた、見ているとあれこれおもしろいです。
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