『歴史人』最新号の特集は「古代史研究最前線」
『歴史人』の2023年10月号の特集は「古代史研究最前線」です。
主な内容は表紙に記されているとおりです。
富雄丸山古墳から出土した蛇行剣と盾形銅鏡の解説。そして、古代史のあれこれに関する令和の研究最前線です。
目次は以下の通りです。
蛇行剣と盾形銅鏡に関しての詳細は何も知りませんでしたので、勉強になりました。
あとは、まあまあでした。←ナゾの上から目線。
『歴史人』の2023年10月号の特集は「古代史研究最前線」です。
主な内容は表紙に記されているとおりです。
富雄丸山古墳から出土した蛇行剣と盾形銅鏡の解説。そして、古代史のあれこれに関する令和の研究最前線です。
目次は以下の通りです。
蛇行剣と盾形銅鏡に関しての詳細は何も知りませんでしたので、勉強になりました。
あとは、まあまあでした。←ナゾの上から目線。
少し先ですが、8月5日(土)に昭和女子大学で「ヤマトタケル 敗者の形象」と題するシンポジウムが開催されます。
報告と総括は次の方々です。
申し込みは以下から。
上に載せたチラシのPDFは以下をご覧ください。
http://kitagawa.la.coocan.jp/yamatotakeru.pdf
今日明日は宮崎で古事記学会です。
会場とオンラインとのハイブリッド方式で、私は自宅からZoomで参加しました。
今日の第1日は、公開講演会です。
最初は、歌人・宮崎県立看護大学名誉教授の伊藤一彦氏「現代の歌人と「古事記」の世界」
お2人目は、國學院大學教授の上野誠氏「書物の権威と語りの権威と-国司と『古事記』『日本書紀』-」
そのあと総会と古事記学会奨励賞の表彰式がありました。
今年度の受賞者は、
近世諏訪明神縁起研究の間枝遼太郎氏と
『先代旧事本紀』研究の星愛美氏です。
間枝氏。
星氏。
勝手に画面キャプチャーしてよかったかどうかという問題はありますが、まあ。
タイミングが悪く、星さんの方が頭が高い画像になってしまいました。済みません。
バックにはZoomの参加者名が並んでいます。ちょうど星さんの腕の所に私の名も。
総会の後は、懇親会も開催されました。
それはZoomによる中継はなし。
私も家でアルコール度数3%の缶チューハイを飲みました。
明日は研究発表会です。
昨日の「昭和37年の『日本神話集』」の続きです。
昨日は前半の「やまたのおろち」を見ました。
今日は後半の海幸山幸です。
タイトルは「うみひこ やまひこ」となっています。
「うみひこ」「やまひこ」などという名は記紀には登場しません。
「うみさちひこ やまさちひこ」が長すぎるならば、「うみさち やまさち」とすべきものと思います。
山幸彦が海神の宮に着いて歓待される場面
山幸は豊玉姫と結婚はしません。
山幸が兄の釣針のことを思い出した場面。
鯛の口の中から釣針が見つかった場面。
小さな2匹の鯛がかわいいです。胸びれが手の様に見えます。
のどに釣針が刺さっていた鯛は巨大ですね。私が抱き枕にしている魚くらいの大きさです。
私、これ金魚だと思っていたのですが、違いますね。鯛ですね。
ま、鯛でも良いです。金魚は大きくなれば鯛になります。←なりません。
最後の部分です。
記紀では山幸はワニに乗って帰って行くことになっていますが、これは鮫の姿ですね。
文章はこうあります。
「わにざめ」とあります。
新しい説に従っていますね。
記紀では、山幸は潮の干満を掌る2つの玉を海神から授かって、それを用いて兄を懲らしめるのですが、この絵本では、ここで終わりですので、2つの玉を授かることもありません。
長さの関係でここで切ってしまったのかもしれません。
それならば2つの玉のことは不要ですね。
先日来、端布に関して取り上げた翳が描かれています。
豊玉姫が手に持っています。
2つの画面で、違う翳を持っていますね。お姫様なので、たくさん持っているのでしょう。
昭和37年当時の子供向けの絵本に日本神話がどのように取り上げられているのか。
それを知る資料となりましょう。
なかなか興味深いものが手に入りました。
同時代資料は面白いです。
昭和37年発行の講談社の絵本『日本神話集』を入手しました。
内容は、八岐大蛇と海幸山幸です。
無難な選択ですね。他に稲羽の素兎あたりが子供向けの神話として取り上げられやすいようです。
まずは八岐大蛇。
タイトルは「おろちたいじ」となっています。
「おろちたいじ」といっても、上の絵にあるように、物語は高天原におけるスサノオの乱暴から始まりますので、天の岩屋戸も含みます。
上の絵では、馬の皮を投げ込むことになっていますが、記紀で投げ込んだのは皮か馬か微妙なところと思います。
「高天原」は「たかまのはら」と読んでいます。
当時は「たかまがはら」が一般的と思いますので、「たかまのはら」は新しい読みですね。
天照大御神が天の岩屋戸から姿を現した場面。
おろち退治。
おろちの姿は龍のようです。
宝剣出現。
物語はここで終わりです。
上の場面の宝剣に関する文章。
ここでは、おろちの尾から出た剣はスサノオが自分の宝としたと書かれています。
天照大神に献上して三種の神器の1つになったと書いては不都合なのでしょうかね。
後半の海幸山幸の話は後日(たぶん明日)。
ブルーナさんのうさぎを何体かお迎えしました。
それを見ているうちに物語が降ってきました。
でも一応、構想3日です。
昔、北の海にワニが住んでいました。[見た目はサメですけど、昔、この物語の地ではワニと呼んでいましたので、ワニで行きます。]
ワニは毎日小魚などを食べていましたが、それにも飽きてきました。
水の中から陸地を見ると、陸にはおいしそうな果物が実っています。
「おいしそうだなぁ。食べたいなぁ。でも、ワニは陸では息ができないからなぁ。」
そんなことを考えているときに、うさぎの生き肝を食べるとワニも陸で息ができるという噂を耳にしました。
「いいことを聞いた。うさぎ♪ うさぎ♪」
近くの島に行くと茶色の子うさぎがいました。
「ねえ、ねえ。海の中に行ってみない? ご馳走するよ」
「えー? ほんとかなぁ。隣の島のうさぎがワニにだまされて食べられたって聞いたよ」
「なんだって!? それは話が逆だよ。うさぎがワニをだましたんだよ。それにワニはうさぎを食べたりしていないよ。毛皮を剥いだだけだよ」
「そうなの? ま、ワニには近づかない方がいいってお父さんが言ってたから、さよなら。他のみんなにもワニに気を付けるように言っておくね」
ワニはこの島でうさぎを捕まえることは諦め、別の島に行きました。
その島には白い子うさぎがいました。
「ねえ、ねえ。海の中に行ってみない? ご馳走するよ」
「わー、すてき。でもお母さんに聞いてみないと」
「あ、お母さん!」
「わ! でかい!! 肝っ玉母さんか」
「なんだい? なんか悪そうなワニだねぇ。近づくんじゃないよ。他のみんなにもワニに気を付けるように言っておくから」
「ちぇっ! しょうがないなぁ。また別の島に行こう。」
次の島には灰色の子うさぎがいました。
「ねえ、ねえ。海の中に行ってみない? ご馳走するよ」
「わーい。連れてって」
「こっちにおいで」
ぱくっ!
ワニは灰色の子うさぎの耳に噛みつきました。
でも、次の瞬間、ワニは口の中に電気が流れたような気がして、口が痺れました。
灰色のうさぎは金色に光り輝いていました。
ワニはびっくりしてうさぎを離しました。
「私はうさぎ神だ。お前はうさぎたちに何をしようとしているのか?」
「神様でしたか。すみません。ごめんなさい。私は陸で暮らしたかったんです。それにはうさぎの生き肝を食べる必要があると聞きましたので……」
「そういうことか。しかし、その情報は間違っている。うさぎの生き肝を食べたとて、ワニが陸で暮らせるようにはならないよ」
「えー、そうだったんですか。私はだまされていたのか」
「いいかげんな情報を信じてはいけないよ。ちゃんと考え、確かめないと」
がっかりしたワニは、うさぎ神に謝ると、すごすごと海に帰って行きました。
その時に、さめざめと泣きながら泳いだので、こののち、ワニはサメと呼ばれるようになったとなむ、語り伝えたるとや。
登場したうさぎの皆さんです。
このうち、金のうさぎと大きなうさぎは以前ご披露しました。他のうさぎは、今回お迎えした新しい劇団員です。
以後お見知りおきのほど。
今回のお話しは完全な創作です。
ストーリーをお使いくださりたい方は、どうぞご遠慮なく。
歌舞伎、宝塚、新派、劇団四季、木馬座、NHK、いずれも大歓迎です。
今日3月3日はひな祭りですね。
そして、「うさぎの日」だそうです。「みみ」の語呂合わせでしょうね。
パソコン画面から目を上げると、そこには「ウサギぴょんぴょん」カレンダーが掛かっています。
頂き物です。
3月はこういうのです。
3月はミニウサギです。
3月3日にはこうあります。
「ひな祭り」だけですねぇ。うさぎのカレンダーなのに。
どうも、「うさぎの日」というのはあまり浸透していないようです。
うさぎといえば、サメのぬいぐるみを買いました。
稲羽の素兎のイメージで撮ってみました。
茶色のうさぎですけど、「素兎」の「素」はホワイトではないと考えます。
このサメはそこそこ大きいかと思ったのですが、以前買った金魚の抱き枕と比べると、だいぶ小さかったです。
いい年をして、というより、老人になってから部屋にぬいぐるみが増えるって、どうなんでしょ。
今日、『ならら』の2023年3月号が届きました。
特集は天誅組です。
目次はこのようになっています。
天誅組の乱の年表が載っていました。一部だけ示します。
天誅組については詳しく知らなかったのですが、時期は新選組が結成されてから池田屋事件までの間に相当していますね。
主な隊士達の結末も一覧表になっていました。これも一部だけ示します。
多くが戦死したり、斬首になったりした中で、下から6番目の伊藤三彌や1番下の平岡鳩平は維新後に裁判官になったり、県令や衆議院議員になったりしています。
生き残ったかどうかが大きな差になっています。
『ならら』の内容は、歴史、考古、行事、風俗などが多いのですが、今号には珍しく国語学の論考が載っていました。
土居美幸氏の論考で、古事記や万葉集の「参」がテーマです。
古事記や万葉集に見える「参入」「参来」「参上」「参向」などは漢語ではなく、和語で「まゐ~」などと訓読すべきものということです。
後世、これらが音読されるようになれば、和製漢語ということになりましょう。
逆に、「朝参」は漢語で、万葉集の巻18の4121番歌(大伴家持)の「朝参」は「テウサン」と訓むべきものとの説です。
大変に分かりやすく、説得力のある論と思います。
1週間ほど前に『大美和』の144号が届きました。
これが来ると新年が近いことを感じます。
表紙の写真はたわわに実る稲がメインですけど、奥に見えているのは三輪山でしょうね。
列車はJRの万葉まほろば線ですね。
表紙裏に干支の絵馬の絵がありました。
うさぎは良いです。
年賀状、まだ何もやっていません。
良い画像が見つからなかったら、これをパクってしまおうかしらん。
菅野雅雄先生の論文が載っていました。
『大美和』に掲載される論文では、タイトルと著者名は本人の自筆を使用することになっています。
菅野先生は今多分90歳くらいと思いますが、しっかりした字をお書きです。(←ナゾの上から目線)
全然震えたりしていませんよね。すごいと思います。
「はじめに」
「おわりに」
詳細は別稿を用意されているということですので、それを楽しみにします。
大神神社境内の四季の花が載っていました。
きれいです。
『国語と国文学』の令和4年11月号の特集は「上代文学研究の新潮流」です。
目次部分をアップにして載せます。
壮観ですねぇ。
わくわくします。
そして、このメンバーの中に、当ブログの前身というべきHPの掲示板に、当時高校生だった頃からちょくちょく書き込んでくださった方が含まれているのも嬉しいことです。
研究者も育てる「まほろば」。←いえ、全く育ててはいません。(^_^;
編集後記には以下のようにあります。
なるほど、その通りの執筆陣、タイトルと思います。
楽しみに読ませて頂きます。
私も地味に頑張ります。
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