群馬あれこれ

2023年8月25日 (金)

今日は1ヶ月ぶりの前橋

 今日は月に1度の前橋で講座の日でした。
 遠出をするのも1ヶ月ぶりです。
 久しぶりの遠出で、太陽の日差しが厳しかったです。
 講座は、先月、私の調べが不十分だったことで、私の宿題にしていたことから始めて、それだけで終わりました。
 そして(それなのに)、新たな宿題が出ました。
 なかなか大変ですけど、楽しみでもあります。
 少人数の講座なので、皆さんと双方向のやり取りができます。
 その結果が私の宿題です。勉強になります。♪
 ちなみに、今日の宿題は「にほふ」でした。
 語源は「丹穂ふ」で、赤系統の色に関する視覚的な語ということで間違いないでしょう。
 万葉集には、明らかに嗅覚について用いたと思われる例は1例のみです。
 この、視覚から嗅覚への意味の拡大の経緯について、なかなか興味深い問題です。
 楽しいひとときでした。

 今日は、県庁前広場には、草刈りぐんまちゃんはいませんでした。
 なんか画像がないと寂しいので、県庁2階の県民センターで入手した『ぐんま広報』の8月号を貼っておきます。
Gunmakoho202308a
 「日本最先端のデジタル県 群馬」って、本当でしょうか?

 この『ぐんま広報』はデジタル版も公開されていますので、もしも、関心を持たれた方がいらしたら、こちらを。
Gunmakoho202308b

 今日は早起きをしたせいで、夕飯後、横になったら寝てしまいました。
 目が覚めたら、11時近く。「わっ! 朝まで寝てしまった」と思いました。
 「生さだ」を見逃したというのが、最初の感想でした。
 でも、外は暗いし、どうも夜の11時前だったようです。9時のNHKニュースは最後まで見ましたので、居眠りをしたのは10時以降です。意外と短時間でした。
 さて、「生さだ」を見ます。

2023年7月28日 (金)

群馬県庁で創作こけし展

 今日はまた月に1度の群馬で講座の日でしたので、猛暑の前橋に行ってきました。
 受講生は減る一方でしたが、今回、新規参加の方が1名いらして、ありがたいことでした。
 また恒例によって県庁に立ち寄りました。そうしたら、1階のホールで創作こけし展が開催されていました。
 県庁では、時折、創作こけし展が開催されています。

 あまり時間がなくて、サラサラッとしか見られませんでしたが、その中で面白いと思ったものをいくつか。

 「招かない猫」
Kokeshi2023a

 「君が生まれた日」
Kokeshi2023b

 「鬼ヶ島へ行く勇者」
Kokeshi2023c

 「ねずみ小僧」
Kokeshi2023d

 「斬」
Kokeshi2023e

 「温泉群馬」
Kokeshi2023f

 このうち「ねずみ小僧」と「斬」は同じ作者の作です。
 時代劇が好きなのでしょうかね。

 こけしの概念を大きく変えてしまうような作品が多かったです。
 あれこれ楽しく拝見しました。

 いやぁ、群馬暑かったです。
 空気は乾燥していたようで、蒸し暑くはなかったです。乾いた暑さといいますか、日差しが照りつける暑さでした。
 遠距離の往復で少し疲れましたが、熱中症にもならず、大丈夫でした。

 帰宅後は、まずは金魚のゴハン。次に鉢植えの水やりをしました。

2023年7月 5日 (水)

明治5年の『改置府県概表』

 この様なものを購入しました。
M05fuken01
 題簽は失われてしまっています。

 表紙裏と第1ページ。
M05fuken02
 この記述によって、書名は『改置府県概表』であることなどが知られます。
 明治5年の刊行です。
 大蔵省編纂です。内容的には、現代ならば総務省の管轄かと思われます。

 左ページが第1ページで、凡例です。
 この本に記載されている各府県の府県庁所在地は緯度・経度で示されています。
 その基準位置については、次のように書かれています。
M05fuken03
 英国の「ギリンウヮチ」ですねぇ。これは今で言う「グリニッジ」でしょう。

 表の例として、最初の東京府・京都府を挙げます。
M05fuken04
 京都府の府庁所在地は二条城ですね。
 どの府県も同様の形式で作成されています。

 府県の排列は以下の通りです。
 府(東京、京都、大坂)、開港場のある県(神奈川、兵庫、長崎、新潟)、関東、近畿、東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道。
 開港場はもう1つ函館がありますが、この本には北海道は載っていませんので、開港場のある県は4つです。

 新潟県から足柄県。
M05fuken05
 新潟の「潟」の字が異体字です。

 群馬県から奈良県。
M05fuken06
 現在の群馬県と栃木県の範囲が、群馬県・栃木県・宇都宮県の3県になっています。
 栃木の「栃」の字が異体字です。

 奈良県は、堺県(でしたっけ?)に含まれてしまった時期もありますが、この本の明治5年には奈良県は存在しています。

 あれこれおもしろいです。

2023年4月29日 (土)

高崎でG7のデジタル相会議

 昨日、高崎駅改札外の通路にこのような横断幕が掛かっていました。
2023g7takasaki01
 今日明日、高崎市でG7のデジタル相会議が開催されるようです。

 先ごろ無投票で4選を決めた高崎市長はさぞ誇らしいことでしょう。
 高崎市長……。
 高崎市長…………。

 横断幕は高いところにありますし、派手な色使いでもありませんので、気づかない人は多いのではないでしょうか。
 横断幕の位置は、上野三碑のレプリカの真上です。
 このレプリカを一眼レフで撮影している人がいました。関心を持って貰えて嬉しいです。

 昨日、巡邏している警察官は2組見ただけでした。
 撮影しようと思いましたが、怖いのでやめました。
 今日明日は厳戒態勢かもしれませんね。

 各国のデジタル相たちの宿泊先は高崎市内のホテルでしょうかね?
 伊香保温泉など良いかと思いますがちょっと遠いです。

 小旗(?)も下がっていましたが、こちらも目立たなそうです。
2023g7takasaki02
 駅弁屋さんの峠の釜めしののぼり旗の方が目立ちます。
 昨日はこのお店で「上州牛肉弁当」を買いました。

2023年4月21日 (金)

明治27年の「旅館改良組」

 このような道中記を入手しました。
M27kairyo01
 今までに入手した道中記は「一新講社」「文明講」「真誠講」「浪花講」などでした。「改良組」というのは初めてです。
 明治27年のもので、この年は日清戦争が起きた年ですね。

 表紙には、住吉屋栄六という旅館名が記されていて、所在地も「新潟古町通五番丁」とあります。
 現代の新潟市の地図を見ると、古町通5番町は現存します。
M27kairyo02
 北から南に6番町、5番町、4番町と並び、南北の道路に「○○通」という通りの名が付けられています。
 それぞれの道を挟んだ両側が「○○通」ということになりましょうか。
 それで、「○○通」と「○番町」との組合せで場所を示すというシステムのようです。
 京都と似ていますね。
 130年前も今も同じシステムが続いているというのは大変にありがたいことです。

 表紙裏に趣旨が候文で記されています。
M27kairyo03
 2項目で、第1項目には、信用ある旅館を選んでグループを作った。もしもグループの旅館に宿泊して不親切な扱いを受けることがあれば、本部に知らせて欲しい、という内容です。
 第2項目は、人力車夫や旅館の客引きの中には不都合な旅館に案内しようとする者がいるので、泊まる予定の旅館の場所が分からなければ、交番で聞いて欲しい旨が記されています。

 目次。2ページにわたるものを切り貼りしました。
M27kairyo04
 ご覧の様に、北海道の函館に始まり、最後は東海道の藤沢まで。東日本をカバーしています。

 そのうち群馬の部分。
M27kairyo05
 前橋の2つ目には今もある油屋が載っています。
 前橋の1つ目の松坂屋藤七の所在地は「堅町」とありますが、残念ながらこの町名は現存しません。
 前橋市の地名は、昭和37年5月10日に施行された「住居表示に関する法律」によって大きく変わってしまいました。
 下の地図で、上が昭和32年のもの、下が現代のものです。
M27kairyo06
 昭和32年の地図の中央上部に「堅町」の地名があります。
 他にも、立川町、横山町、桑町、紺屋町、榎町などの町名が見えます。
 それが、現代の地図では、一帯が千代田町になってしまっています。

 新潟と前橋とを対比して、どうこう言うつもりはありません。
 新潟の場合は、非常にシステマティックな住所システムが早くから行われていたので、これで特に不都合はなかったのでしょう。
 ところが前橋の場合は、1つ1つの町名が比較的狭く、それぞれの町の大きさ位置も結構バラバラという事情があったのでしょう。
 そういう前提が大きく異なるので、前橋の場合はやむを得ない部分があったと思います。
 一帯が全部千代田町というのは何だかなぁという気はしますけれども、これまた、どの地名を残すかという風に考えた場合、地域住民の理解や反発を考えると、その難しさは容易に想像できます。

 伊香保には、木暮金太夫と福田與重があります。
 この2つの旅館は現存します。老舗ですね。

2023年4月 3日 (月)

方言せんべい(6)

 去年の3月から5回に亙って取り上げてきた方言せんべい、今回は6回目です。
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 今回は大漁で、いちどきに新しいのが5組も入っていました。ラッキーです。
 以下の面々です。
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 1つの袋に2都道府県の方言が五十音順に印刷してあります。
 都道府県の数は全部で47。奇数なので、最後の和歌山はどうなるのだろうと気にしていましたが、今回判明しました。
 新潟県とペアですね。
 このお煎餅の製造元は新潟県の亀田製菓ですので、新潟県が2回登場してもOKということなのでしょう。
 納得です。

 群馬県は「なっから うんめぇ」とあります。
 私は群馬で30年以上も暮らしてきましたが、「なっから」というのは聞いたことがありませんでした。
 でも、こういうタオルがあります。
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 やや古い群馬方言なのでしょうか。
 それとも、他所から来た者の前では使わない、秘密の群馬方言とか。(^_^)

 今回大漁でしたので、あと残すは福島県・北海道のみとなりました。
 1組だけですからねぇ。いつ手に入るか分かりません。
 気長に待ちます。
 全部揃ったら、一覧表にしてみましょうか。
 各都道府県の方言といっても、同じ都道府県内でも地域によって差があるでしょうから、あくまで一部の方言なのでしょうけれども。

2023年3月29日 (水)

明治36年の『一新講社』

 私の収集品の中に江戸から明治の道中記(定宿帳?)もあります。
 この度、明治36年の道中記を入手しました。
M36isshin01
 私が持っているのは東海道を中心としたものが多いのですが、この道中記は函館から箱根までという珍しいものです。

 最初のページはこのようになっています。
M36isshin02
 このように函館スタートで、連絡船に乗って、次の宿場が青森です。
 函館も青森も宿屋が多いです。
 そして青森県の小港まで。

 最後のページはこのようになっています。
M36isshin04
 東海道の平塚から箱根湯本までです。

 冊の途中に紙を貼り継いだページが2ヶ所あります。1つは日光で、もう1つは善光寺から高崎の部分です。
 後者はこのようになっています。
M36isshin03
 上半分の横川におぎのやがありますね。峠の釜めしのおぎのやでしょう。
 当時は旅館も営んでいたのでしょうかね。というか、旅館の方が本業だったのかもしれません。

 下半分の前橋には、2つ目に「同ツキアタリ」として油屋安太夫があります。
 油屋は現存します。
M36isshin05
 名称は入っていませんが、前橋駅北口前の道を真っ直ぐ北上して、突き当たりの右側、矢印を付けたところです。

 高崎の1つ目には「ステーション前左がわ」としてとよたや松三郎があります。
M36isshin06
 高崎駅の西口前の道を真っ直ぐ進んだ先、左側に豊田屋旅館があります。
 こちらは、現在は料亭になっていて、宿泊はできないように思います。
 2回ほど打合せに利用したことがあります。

 油屋にしろ豊田屋にしろ、こういう古い旅館は駅を出て真っ直ぐの分かりやすい場所に立地していますね。

 古い資料に登場する宿屋などが現存していると嬉しいです。

2023年3月24日 (金)

「ぐんま広報」の3月号に群馬弁の解説

 今日は月に1度の前橋での仕事でした。
 またまた東急線の外に出るのは1ヶ月ぶりでした。ほんと動きません。(^_^;
 恒例により、県庁2階の県民センターに立ち寄りました。
 「ぐんま広報」の3月号の表紙は丸ごとぐんまちゃん。
Gunmakoho202303a

 4月8日から毎週日曜日にテレビでぐんまちゃんのアニメが放送されるそうです。
 ぐんまちゃんは人間の言葉を発しないはずだったんですけどねぇ。
 必要なときには、おねえさんがそばにいてぐんまちゃんの言葉(無声です)を通訳していました。
 それなのに、ぐんまちゃんが話すというのが納得できません。帽子も従来の緑色が赤に変わってしまったし。

 この広報の中に群馬弁を取り上げたページがありました。
Gunmakoho202303b

 中央部の表のアップ。
Gunmakoho202303c
 語彙は除き、音声、アクセント、文法のみを表にまとめたものです。

 これ以外に、「行く(いく)」が「いぐ」になったりしているように思います。

 今回は天候のことなどもあり、日帰りにしました。
 そうしたら、前橋は日も射していました。ただ、もの凄い強風でしたので、自転車を漕ぐのはさぞ大変だったろうと思います。
 もっと積極的に渋川に行かねば。

2023年2月19日 (日)

今日はぐんまちゃんのお誕生日会2023

 Twitterに「ぐんまちゃん」が上がっていました。
Gunmac_tanjobi2023c
 「源氏物語」などと並んでいます。
 「はて? 滅多にないこと」と思ってクリックしたら、今日はぐんまちゃんのお誕生日会が開催されたのでした。
 実際の誕生日は2月22日なのですが、毎年その近辺の日曜日に開催されています。

 そういえば、以前、そのチラシを見たのでした。
Gunmac_tanjobi2023a

 さて、今日のお誕生日会の様子は、水戸のゆるキャラ「みとちゃん」のTwitterなどに上がっていました。
 そこからお借りしました。
Gunmac_tanjobi2023d
 たくさんのお友達が集まってくれていますね。
 向かって左端のまん丸のは前橋の「ころとん」です。存在感を示しています。

 ぐんまちゃんの周辺。
Gunmac_tanjobi2023e
 ぐんまちゃんの右上は埼玉のコバトンです。
 その隣は、水戸の「みとちゃん」。
 その隣は、名札には埼玉県の「さいたまっち」とあります。コバトンに似ていますね。

 向かって右端付近。
Gunmac_tanjobi2023f
 右側は草津温泉の「ゆもみちゃん」です。
 お隣は栃木県佐野市の「さのまる」です。

 盛況だったようです。
 お誕生日が来るとぐんまちゃんは7歳になります。
 来年も7歳。どこまで行っても7歳。

2023年2月12日 (日)

玉村町パズル

 このようなものを購入しました。
Tamamurapuzzle01
 玉村町パズルです。
 それぞれのピースには地名が記入してありますが、これは玉村町内の大字(おおあざ)です。
 これらの大字は、それぞれの名も範囲も江戸時代の村にほぼ相当します。
 地名は文化財と言えましょう。

 玉村町は、北は昨日のブラタモリに登場した前橋市、東は伊勢崎市、西は高崎市と接しています。
 南にも高崎市がありますが、ここは新町です。以前は独立した地方自治体でしたが、平成の合併で高崎市新町になりました。
 新町の東の上里町は埼玉県です。

 中央部です。
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 下新田に町役場があります。
 私が30年以上にわたって勤めていた元の職場はその南の上之手にあります。
 就職以来7年ちょっと住んでいた住宅は、下新田の西の上新田にあります。
 下新田の斜め左上(北西)に上新田の飛地がありますね。これは知りませんでした。
 失くしてしまいそうな小さなピースですが、きちんと作ってあります。

 バラすとこうなります。
Tamamurapuzzle03
 多分復元できると思います。(^_^)

 このパズルは、群馬県立女子大学群馬学センターのツイートによって知りました。
 知ってすぐに注文してしまいました。
https://twitter.com/GunmaStudies/status/1622927499352248326

 この作家さんはたくさんの地図パズルを作っています。
 その中には、大宝元年の日本の各国をピースにしたパズルなどというマニアックなものもあります。
 買ってしまうかもしれません。

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