かるた

2017年12月21日 (木)

「養蚕かるた」

 このようなかるたを入手しました。長野県の上伊那のかるたです。
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 趣旨等を書いた解説書が入っていました。
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 その解説書には、読み札の文章、絵札の作者、読み札の揮毫者も紹介されています。お名前は消しました。
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 絵札を何枚かご紹介します。
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 対応する読み札は以下の通りです。

 ぬ:ぬくもれる 母の手織りの 紬縞
 か:蚕飼い この道一筋 三十年
 れ:レンタンを 使った昔が 忍ばれる
 う:うれしさを かくしきれない 繭出し日
 ま:繭玉を つくって祝う 小正月
 え:沿線に 桑畑つづく 中央道
 さ:三代の 我が家の養蚕 百年目
 み:見て学び 馴れて蚕飼いの おもしろさ

 さて、このかるた、いつのでしょう?

 奥付はありませんが、三枚目の画像に「56年度収繭量」という文字が見えます。これ、昭和56年度(1981年度)でしょうか、1956年度(昭和31年)でしょうか。

 12月17日(日)にアップした「信濃かるた」が昭和53年か54年のものです。
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 それと比べると、この「養蚕かるた」はモノクロですし、絵札の服装などを見ても、かなり古色蒼然としています。「信濃かるた」よりも新しいとはとても思えません。

 しかし、「養蚕かるた」の「え」の札には中央道が取り上げられています。「信濃かるた」によれば、中央道の開通は昭和56年です。昭和31年にはまだ影も形もないのではないでしょうか。

 また、「か」の札に描かれているバスは現代のバスと同じような形をしています。昭和31年ならボンネット型と思います。

 「さ」の札に養蚕百年とあります。昭和56年なら100年前は1881年で明治14年ですが、昭和31年の100年前となると1856年となってしまい幕末の安政3年ですね。養蚕自体は古くから行われてきた訳でしょうけど、ここで言っているのは近代養蚕のことでしょうから、安政3年というのは合わないように思います。

 そういう次第で、ぱっと見ならば昭和31年の方が合っている気がしますが、仔細に検討すれば昭和56年とみるべきもののようです。

 昭和56年って、ほんの少し前のような気がします。このかるた、あえて懐かしい情景というイメージで描いたのでしょうかね。

 そう思って見ると、上に並べた「養蚕かるた」の絵札の中で、「さ」の札のおじいさんの着物の打合せは合っていますけど、「ぬ」の札、「ま」の札の女性はいずれも着物を左前に着ています。これは、絵札が描かれた時点では、日常的に着物を着ていた女性はほとんどいなくて、それで描いた人がうっかりしたのだと考えられるかもしれません。

 絵札の中にネコを描いたものが何枚かありました。作者がネコ好きなのかとも思いましたが、あるいは、蚕をネズミから守るためにネコを飼っていたのかと思いました。

2017年12月17日 (日)

「信濃かるた」

 このようなものを入手しました。
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 たまたま信州ネタが続きます。

 何枚か絵札をご紹介します。
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 対応する読み札は以下の通りです。

 う:うば捨てた 伝説残る 姥捨山
 お:御柱 六年ごとの 諏訪大社
 き:教育の 夜明けを告げた 開智校
 こ:小諸なる 古城の歌は 島崎藤村
 さ:寒さまし 諏訪湖名物 御神(おみ)渡り
 せ:善光寺 阿弥陀まつって 千余年
 へ:平家討ち 京へのぼった 木曽義仲
 ま:松本城 五層の天守 国宝に

 さすが信州は題材が豊富で、どれを選ぶか迷うほどでした。残念ながら戦国の真田関係はありませんでした。(^_^;

 読み札の裏には解説が書かれています。

 信濃教育会出版部の発行です。

 奥付がなく、発行年月は不明ですが、「長野県 人口およそ 二百万」の札の解説に「長野県の人口は二百五万三千二百四人(昭和五十三年七月一日)で、ここ数年は二百万人を超えています。」とあり、また「伊那谷に 活気もたらす 中央道」の解説には「(昭和)五十六年には全線が開通する予定です。」とありますので、昭和五十三年七月から昭和五十六年までの間です。

 ただ、昭和53年7月1日現在の人口というのは、できるだけ最新のデータを反映させようとした結果でしょうから、刊行はたぶん昭和53年の年内か、あるいは54年の早い時期と思います。

2017年12月13日 (水)

猫かるた

 このような物を買いました。
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 中身は以下のようになっています。
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 横長の形状で、3つの部分からできています。右端は絵札、中間は読み札、左端は解説です。

 絵札と読み札は切り離せます。表紙も同じ部分を切り離すと、残った左端が小型本になります。

 興味深いと感じた数枚をご紹介します。

 き:気づいたら あんたによく似た グッズだらけ
 と:隣でくつろぐ それだけのことが 何よりのこと
 に:似たような 写真がスマホに 数千枚
 ひ:膝は座布団 肩は踏み台 ぐらいに思ってる
 ま:待てよ? 人間を堕落させる 兵器かもしれないな

 猫に詳しい方が選んだら、また別の札が選ばれるかもしれません。

2017年11月18日 (土)

善光寺かるた

 このようなかるたを入手しました。平成2年12月発行の第2版です。いつ初版かは分かりません。
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 絵札から8枚。
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 それに対応する読み札です。
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 長らく善光寺については関心がなかったのですが、一昨年の萬葉学会が信州大学で開催され、その折に初めて善光寺に行ったら、俄然関心が湧きました。(^_^) 一度でも行くと興味が湧きます。

 真っ暗闇の中の胎内めぐりも懐かしい思い出です。

 読み札の「い」と「う」との中央横方向にうっすらと色が付いています。これ、札を束ねていたゴムバンドの跡です。出荷時にゴムで留めていたとは思えません。前の持ち主のしたことでしょうね。ゴムで留めてはダメです。

2017年9月 4日 (月)

DVD「ふるさと群馬」

 こういうものを入手しました。
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 サブタイトルに「「上毛かるた」でつづる群馬の魅力」とあります。NHK前橋放送局 開局70周年記念DVDです。

 内容は、平成14年8月4日にBS2の「おーいニッポン 今日はとことん群馬県」で放送された『かるたはかたる』をまとめたものだそうです。
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 もうすっかり忘れていましたけど、そういえば、「おーいニッポン 今日はとことん○○県」という番組、ありましたね。

 このDVDの中身は以下の通りです。

◎観光ガイド編
 (温泉)草津、伊香保、四万、水上
 (自然)赤城山、榛名山、妙義山、浅間山、尾瀬
 (水辺の風景)利根川、吹割の滝、吾妻峡、三波石峡、つつじが岡公園
◎歴史探訪編
  二子塚古墳、多胡碑、貫前神社
  茂林寺、安中杉並木、碓氷関所、大光院
  富岡製糸場、高崎駅、清水トンネル、水力発電、白衣観音
◎おみやげカタログ編
  繭と生糸、絹糸、桐生織、伊勢崎銘仙
  下仁田ねぎと蒟蒻、高崎だるま、八木節祭り
◎わくわく人物伝
  新田義貞、塩原太助、船津伝次平、磔茂左衛門
  田山花袋、新島襄、内村鑑三、関孝和

 20分ほどの短時間での駆け足ですけど、上毛かるたの札を全部紹介しているように思います。

 こうしてみると、上毛かるたが取り上げている題材って、かなり当を得ていると思います。そして、上毛かるた誕生から70年ほどにもなりますけど、古くなっていませんねぇ。立派です。

2017年8月29日 (火)

「ぐんまちゃんと学ぶ食育カルタ」

 先日、県庁の県民センターで見かけ、購入しました。
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 絵札から8枚。
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 すべての絵札にぐんまちゃんが描かれています。(^_^)

 「よ」の札はコップの絵ですね。

 ただ、これら8枚の絵札のうち、「う」「す」「に」の札のぐんまちゃんは同じ絵ですね。持っている物が違うだけ。(^_^; いえ、粗探しはしません。(^_^)

 対応する読み札です。
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 楽しく遊びながら、食について学べます。

 奥付は以下の通りです。
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 県が作成したものですね。先月発行したばかりのホヤホヤです。

 あ、無断転載を禁じています。これ、無断転載に当たりましょう。まずいです。(^_^;

2017年8月21日 (月)

「日本橋かるた」

 こういうかるたを入手しました。
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 平成22年12月発行という新しいものです。作画は六代目歌川国政とあります。浮世絵師さんでしょうね。

 今、折しも、上に高速道路が架かってしまっている日本橋の景観を何とかしたい、という動きのある中、意義深いかるたと思います。

 絵札から8枚。
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 対応する読み札は以下の通りです。

 い:いつの世も 道の起点は 日本橋
 は:初鰹 初物好きで 見栄っ張り
 り:両国の 夜空に咲いた 江戸の華
 か:掛値なし 三井越後屋 大繁盛
 な:中村座 看板あげた 江戸歌舞伎
 ら:欄干の 擬宝珠に映える 富士の山
 お:幼子の 迷い路助く 一石橋
 あ:青空を いつかは見たし 日本橋

 それぞれの場所を示した江戸時代の地図が付いています。
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 裏は同じ範囲の現代の地図です。
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 このような紙が入っていました。
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 対応する絵札は以下の通りです。
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 確かに明治座は全く違ってしまっていますけど、でも、わざわざこのような紙を付けるには及ばないと思います。何かクレームが付く怖れがあるのでしょうかね。

2017年8月13日 (日)

新潟ご当地防災かるた

 このようなかるたを入手しました。またまたネットオークションです。
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 わがかるたコレクション、増殖中です。(^_^)

 新潟も大きな地震などの被害を受けていますので、それもあってこういうかるたが作られたのかもしれませんね。

 読み札です。
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 ご覧のように、百人一首と似た形式で、下の句の頭の文字で取るようになっています。全体を憶える効果はありましょうが、小さい子にはハードルが高そうです。

 絵札はこんな感じです。優しい絵ですね。
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 絵札の裏には解説が書いてあります。
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 読み札の裏は新潟県の地図。郷土愛を感じます。
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 「あ」の札にはコシヒカリ、「て」の札にはトッキッキ、「れ」の札にはレルヒさん。これらも郷土愛ですね。(^_^)

2017年7月18日 (火)

フォントかるた

 このようなかるたを入手しました。今年2月発行という新しいものです。
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 箱を開けるとこのようになっています。
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 向かって左側が取り札。右側が読み札です。

 全部で48書体。リストは以下の通りです。
Fontcard04
 正楷書体、教科書体、古印体、勘亭流などもありますけど、大部分は明朝体とゴシック体のバリエーションです。

 読み札の中から8枚並べてみます。
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 遊び方を書いた説明書も入っています。
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 読み手がフォント名を読み上げ、競技者はその取り札を取るというシステムです。フォント名だけでは取れない場合は、読み札の解説文も読むことになっていますけど、解説文を読まれても取れないでしょうねぇ。

 文字好き・かるた好きとしては思わず買ってしまったのですが、あまりにもマニアックすぎて、超難問のかるたです。(^_^;

2017年6月23日 (金)

養老改元1300年

 先日の古事記学会の折、休憩室に次のようなものが置かれていました。
Yoro1300a
 養老改元1300年祭とあります。岐阜県養老町のパンフレットです。

 趣旨は以下の通りです。
Yoro1300b
 奈良では平城遷都1300年に始まり、古事記撰進1300年、日本書紀撰進1300年と、10年間にわたってさまざまな企画があるようですが、養老改元1300年は思い付きませんでした。「ううむ。そう来たか」という感じです。

 町おこしを目的としたものでしょうが、こうした文化的・学術的な企画は好感が持ってます。しかも古代だし。(^_^)

 今年の3月から12月まで、毎月何かしらのイベントが開催されるようです。
Yoro1300c
 休憩室には次のようなパンフレットもありました。これも養老町のものです。
Yorotakara01
 46の宝ものの内訳は以下の通りです。
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 このうち、29~32の4項目は薩摩藩による宝暦治水に関するものです。幕府のお手伝い普請で多くの犠牲者を出した薩摩藩に対する感謝の念が伝わってきます。

 この46項目はかるたになっているようです。
Yorotakara03
 また、岐阜新聞も置いてありました。
Yorogifunews01
 題字付近の拡大です。
Yorogifunews02
 養老町のみならず、岐阜新聞社もこのイベントを応援しているようですね。

 養老町ってどうやって行くのだろうと思って調べてみたら、大垣から養老鉄道に乗るのですね。大垣といえば関ヶ原の近く。今度、2つ兼ねて行ってみようかと思いました。

 *先日、古事記学会の懇親会場から見た伊吹山の写真をご披露しましたが、あの部屋は「伊吹の間」でした。伊吹山が見えることによる命名なのでしょう。その旨、あの記事に加筆しました。

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