かるた

2019年11月28日 (木)

明治42年の「名所かるた」(4)

 先日アップした「明治42年の「名所かるた」(3)」に、このかるたの地名を国別に集計したリストを載せましたが、国別の集計というのはあまり意味がなかったと思います。
 そこで、地名を地域別に分類してみました。おおよそ北から南へと並べてみます。

【東北】4
 象潟(出羽)、最上川(出羽)、松島(陸奥)、猪苗代湖(陸奥)

【関東】9
 筑波山(常陸)、霞が浦(常陸)、那須野原(下野)、日光(下野)、赤城山(上野)、
 伊香保(上野)、武蔵野(武蔵)、隅田川(武蔵・下総)、箱根(相模)

【中部】11
 浅間山(信濃)、姨捨山(信濃)、諏訪湖(信濃)、富士山(駿河)、清見潟(駿河)、
 三保の松原(駿河)、佐夜の中山(遠江)、遠州灘(遠江)、鳴海(尾張)
 長良川(美濃)、二見の浦(伊勢)

【近畿】23
 琵琶湖(近江)、鏡山(近江)、三井寺(近江)、嵐山(山城)、大井川(山城)、
 加茂川(山城)、淀川(山城)、井出の玉川(山城)、龍田川(大和)、泊瀬(大和)、
 吉野山(大和)、吉野川(大和)、難波浦(摂津)、住の江(摂津)、
 摂津の灘(摂津)、布引滝(摂津)、須磨(摂津)、和歌浦(紀伊)、熊野洋(紀伊)、
 那智滝(紀伊)、淡路島(淡路)、明石(播磨)、天の橋立(丹後)

【中国】1
 厳島(安藝)

【四国】1
 鳴戸(阿波)

【九州】1
 箱崎八幡(筑前)

 近畿が半数に迫る勢いで、圧倒的に多いですが、その一方、東北・関東・中部にも目配りしていますね。
 それに対し、中国・四国・九州に冷たいこと。もう少し配慮があっても良かったように思います。

 中国で唯一採られているのが厳島だなと思い、そういう目で見てみたら、松島と天の橋立も採られていますので、日本三景は拾っていることになります。

 話変わって、出典不明の歌の出典探索はなかなか進みません。

 伝承によるものもありそうです。そういう例を2つ。

 この歌について、
M42meishocard06

 『おくのほそ道』に次のような一節があります。
  朝日花やかに指出る程に、象潟に船をうかぶ。……むかふの岸に船をあがれば、「花の上こぐ」と読れし桜の老木、西行法師の記念をのこす。

 新編全集『松尾芭蕉集(2)』の「花の上こぐ」の頭注(109ページ)に、「伝西行歌「西行桜/象潟の桜はなみに埋れてはなの上こぐ蜑のつり船」(継尾集)」とあります。
 また、日本歴史地名大系『秋田県の地名』(平凡社)の「象潟」の項には次のようにあります。
  なお西行の歌と伝えて宗祇の「名所方角抄」に出る
    象潟の桜は波に埋もれて花の上漕ぐ海人の釣舟
  は「山家集」にはないが、芭蕉もこの伝えにより「花の上漕ぐとよまれし桜の老い木、西行法師の記念を残す」(奥の細道)と記す。

 宗祇の『名所方角抄』は、国文学研究資料館所蔵本の画像が同所のサイトにあります。その画像を勝手に貼ってはまずいでしょうから、URLのみ示します。
http://codh.rois.ac.jp/iiif/iiif-curation-viewer/index.html?pages=200021672&pos=95&lang=ja

 そこには、「きさかたや桜は波にうつもれて花のうへこくあまのつり舟」とあるのみで、西行作とは書かれていません。

 もう1枚。
M42meishocard07

 この歌に関しても、芭蕉の『更級紀行』に次のような一節があります。
  無常迅速のいそがはしさも我身にかへり見られて、あはの鳴戸は波風もなかりけり。

 これについても、新編全集『松尾芭蕉集(2)』の「あはの鳴戸」の頭注(69ページ)に、「兼好作と伝える「世の中を渡りくらべて今ぞ知る(一本、見る時は)阿波の鳴門は波風もなし」に拠る。」とあります。この頭注には「兼好作と伝える」とあるばかりで、具体的な出典の記載はありません。

 あれこれ探した結果、徒然草の注釈書である『野槌』(林羅山。寛永初年か)の国文学研究資料館所蔵本に次のような歌が見つかりました。その画像も同所のサイトにあります。
http://codh.rois.ac.jp/iiif/iiif-curation-viewer/index.html?pages=200015458&pos=8&lang=ja

 そこには次のようにあります。
   又兼好かうたなりとてある人のかたりしは
  世中を渡りくらへて今そしるあはの鳴戸は波風もなし

 これらの2つのケースは、芭蕉が伝西行作の歌、伝兼好作の歌を知っていて、それを踏まえた文章を書いたということでしょう。芭蕉は、(「全ての」というわけではなく、「ごく一部の」なのかもしれませんが)読者もこれらの歌を知っていることを前提にしてのことでしょう。

 「名所かるた」の編者も知っていたのでしょうね。本当に西行作か、兼好作かということはともかく、現代人とは知識のベースが違うことをしみじみと感じます。

2019年11月24日 (日)

明治42年の「名所かるた」(3)

 今しがた、「明治42年の「名所かるた」(2)」を載せました。現在判明した限りのリストです。

 目の前にデータがあると集計したくなります。(^_^)
 で、集計してみました。

 出典は次のようになります。

  古今集   8
  新古今集  3
  夫木抄   3
  万葉集   2
  金葉集   2
  続古今集  2
  金槐集   2
  李花集   2
  千載集   1
  新勅撰集  1
  続後撰集  1
  玉葉集   1
  続後拾遺  1
  風雅集   1
  新千載集  1
  新続古今集 1
  歌枕名寄  1
  六華集   1
  為尹千首  1
  名将言行録 1
  ふぢ河の記 1
  宰府記行  1
  芭蕉集   1
  漫吟集   1
  賀茂翁家集 1
  琴後集   1
  うけらが花 1
  しのぶ草  1
  不明    6

 かなり多くの文献から採っています。
 古今・新古今が1位・2位を占めています。万葉集も4位ではありますが、歌数は2首に留まります。
 勅撰集からはそこそこ採られているものの、それ以外のものも少なからずあります。
 下の方に並べた漫吟集は契沖、賀茂翁家集は賀茂真淵、琴後集は村田春海、うけらが花は加藤千蔭、しのぶ草は八田知紀です。
 八田知紀は知りませんでしたが、調べてみたら、薩摩藩士で、香川景樹の弟子、高崎正風の師ということでした。

 このかるたの和歌、誰の撰でしょうね。
 このようにあります。
M42meishocard03
 「星野水裏案」の「案」というのは、こういうものを作ろうということを提案したということなのか、選歌も行ったのか。

 星野水裏という人物も知りませんでしたので、これまたググってみました。
 デジタル版 日本人名大辞典+Plusに次のようにありました。

  星野水裏 ほしの-すいり
  1881-1937 明治-大正時代の詩人。
  明治14年生まれ。実業之日本社に入社,明治41年創刊の「少女の友」初代主筆となる。川端竜子,竹久夢二らを起用,
  みずからも叙情詩を発表した。昭和12年5月4日死去。57歳。新潟県出身。早大卒。本名は久。変名に水野うら子,
  淡路しま子。別号に白桃など。詩集に「浜千鳥」「赤い椿」「白桔梗の花」など。

 このかるたが作られた時の『少女の友』の主筆なのでした。
 詩人とのことですので、あるいは和歌に関する造詣も深く、自ら選歌に当たった可能性もありそうです。

 国別の集計は以下の通りです。

  山城 5
  摂津 5
  大和 4
  駿河 3
  近江 3
  信濃 3
  紀伊 3
  遠江 2
  武蔵 2
  常陸 2
  上野 2
  下野 2
  陸奥 2
  出羽 2
  伊勢 1
  尾張 1
  相模 1
  下総 1
  美濃 1
  丹後 1
  播磨 1
  安藝 1
  淡路 1
  阿波 1
  筑前 1

 隅田川を武蔵と下総とにダブルカウントしましたので、合計は51ヶ国になります。
 富士山は駿河とされることが多いと考え、甲斐はカウントしませんでした。この辺、やや不統一です。(^_^;

明治42年の「名所かるた」(2)

 5日前に「明治42年の「名所かるた」(1)」という記事を載せました。

 このかるたは、『少女の友』の明治42年1月号の附録で、日本の50ヶ所の名所にまつわる短歌50首が取り上げられています。
M42meishocard01

 この50首の出典調べをしてみようと思ったのですが、時間が掛かりました。
 調査にはネット上の「古典ライブラリー」を使いました。これで『新編国歌大観』と『私歌集大成』が横断的に検索できます。これで多くは判明しましたが、分からない歌が何首か残り、ググっていくつか判明したものの、それでもなお分からない歌が6首残っています。

 それらを含んだまま、50首をリストアップします。国名は補いました。

 1 松島(陸奥) たちかへり又も来て見ん松島やをしまの苫屋浪にあらすな 新古今集933 藤原俊成
 2 猪苗代湖(陸奥) 小波や打出の浜にいでし月を会津の海にうつしてぞ見る
 3 最上川(出羽) 最上川のぼればくだる稲舟のいなにはあらずこの月ばかり 古今集1092 読人知らず
 4 筑波山(常陸) つくば山このもかのもにかげはあれど君がみかげにますかげはなし 古今集1095 読人知らず
 5 伊香保(上野) いかほなる物聞山のほととぎすにごらぬことにきこゆなるかな 夫木抄8958 伊勢
 6 浅間山(信濃) 雲はれぬ浅間の山のあさましや人の心を見てこそやまめ 古今集1050 平中興
 7 姨捨山(信濃) もろともにをばすて山をこえぬとは都にかたれ更級の月 李花集706 宗良親王
 8 赤城山(上野) よろづ代に赤木の山の白椿さかゆく君が卯杖にぞきる 夫木抄175 橘盛永
 9 霞が浦(常陸) さほ姫のしほやくあまといつなりて霞を浦の名には立つらん 夫木抄11456 後九条内大臣
10 諏訪湖(信濃) 駒とめてすはの門わたる旅人の氷の橋の音やさやけき 六華集1366 源家長
11 武蔵野(武蔵) 露おかぬ方もありけり夕立の空よりひろき武蔵野の原 名将言行録 太田道灌
12 隅田川(武蔵・下総) すみだ川みのきて下す筏士にかすむあしたの雨をこそ知れ うけらが花初編122 加藤千蔭
13 箱根(相模) 箱根路を我が越えくれば伊豆の海や沖の小島に波のよる見ゆ 金槐和歌集593 源実朝
14 富士山(駿河) 心あてに見し白雲はふもとにておもはぬ空にはるる富士の根 琴後集1051 村田春海
15 清見潟(駿河) きよみがた磯うつ波もおとろへてはるかにおくる入相の鐘 為尹千首864 冷泉為尹
16 三保の松原(駿河) きよみがた磯山寺はくれそめて入日のこれる三保の松原 風雅集1712 藤原冬隆
17 摂津の灘(摂津) つなでひく灘の小舟や入りぬらん浪速の田鶴の浦わたりする 続後撰集1023 権中納言国信
18 大井川(山城) 大井川いく瀬鵜船のすぎぬらんほのかになりぬ篝火のかげ 金葉集151 中納言雅定
19 長良川(美濃) 捕りあへぬ夜河の鮎のかがりやきめづらとも見つあはれとも見つ ふぢ河の記37 一条兼良
20 二見の浦(伊勢) 玉くしげ二見の浦の木の間よりいづればあくる夏の夜の月 金葉集152 源親房
21 遠州灘(遠江) いかでほす物とも知らず苫やかた片しく袖のよるの浦浪 李花集714 宗良親王
22 和歌浦(紀伊) 和歌の浦にしほみちくればかたをなみ葦べをさしてたづなきわたる 万葉集919 山部赤人
23 熊野洋(紀伊) 伊勢島やあらきはまべの浦つたひ紀の海かけてみつる月かげ 続古今集875 法印良守
24 琵琶湖(近江) 近江の海ゆふ波千鳥ながなけば心もしぬに古おもほゆ 万葉集266 柿本人麻呂
25 三井寺(近江) さざなみや三井の古寺かねはあれど昔にかへるこゑはきこえず 歌枕名寄6468 法印定円
26 加茂川(山城) 月清き鴨の河瀬の夕風になつもながれて行く心かな
27 吉野山(大和) 吉野山かすみの奥はしらねども見ゆるかぎりは桜なりけり しのぶ草 八田知紀
28 淀川(山城) 郭公八幡山崎なきわたす声の中ゆく淀の川舟
29 嵐山(山城) あらし山これも吉野やうつすらんさくらにかかる滝の白糸 新千載集105 後宇多院
30 佐夜の中山(遠江) 年たけてこゆべしとおもひきや命なりけり佐夜の中山 新古今集987 西行法師
31 住の江(摂津) 我が見ても久しくなりぬ住の江の岸のひめまついくよへぬらん 古今集905 読人知らず
32 那智滝(紀伊) 久かたの天の川瀬もあせぬらんくもよりおつる那智の大滝
33 日光(下野) のどかなる春はきにけり玉くしげふたらの山のあくるひかりに 賀茂翁家集2 賀茂真淵
34 布引滝(摂津) みづの色ただ白雪と見ゆるかな誰がさらしけん布引の滝 千載集1037 六条右大臣
35 須磨(摂津) すまの浦やなぎさに立てる磯なれ松しづ枝は波のうたぬ日ぞなき 続後拾遺505 俊頼朝臣
36 淡路島(淡路) わだつみのかざしにさせる白妙の波もてゆへる淡路しま山 古今集911 読人知らず
37 明石(播磨) ほのぼのと明石の浦の朝霧にしまがくれゆく舟をしぞおもふ 古今集409 読人知らず
38 天の橋立(丹後) 秋霧のへだつる天の橋立をいかなるひまに人わたるらん 玉葉集1115 上東門院
39 鳴戸(阿波) 世の中をわたりくらべて今ぞ知る阿波の鳴戸になみかぜはなし  伝兼好法師
40 厳島(安藝) ところがら龍の宮居も浮ぶかと見えてつらなる浪のともし火
41 箱崎八幡(筑前) はこざきや千代の松原いしだたみくづれん世まで君はましませ 宰府記行(蝶夢著) 菅家
42 難波浦(摂津) もしほやくなにはの浦のやへがすみひとへはあまのしわざなりけり 漫吟集64 契沖
43 井出の玉川(山城) たま川の岸の山吹かげ見えて色なる浪に蛙なくなり 続古今集162 後鳥羽院
44 鳴海(尾張) 遠くなり近くなるみの浜千鳥なくねにしほの満干をぞしる 新古今集異本歌2004 読人知らず
45 那須野原(下野) 武士の矢なみつくろふこての上に霰たばしる那須のしのはら 金槐和歌集348 源実朝
46 象潟(出羽) きさがたの桜は波にうづもれて花の上こぐあまのつり船 芭蕉集 西行法師
47 龍田川(大和) 立田川紅葉みだれてながるめり渡らば錦中や絶えなん 古今集283 読人知らず
48 吉野川(大和) よしの川たぎつ岩根のふぢの花手折りてゆかん浪はかくとも 新勅撰集132 嘉陽門院越前
49 鏡山(近江) かがみ山いざ立よりて見て行かんとしへぬる身は老いやしぬると 古今集899 読人知らず
50 泊瀬(大和) きかでただあらましものをけふの日も初瀬の寺の入相の鐘 新続古今集2011 権大納言通守

 以上です。

2019年11月19日 (火)

明治42年の「名所かるた」(1)

 このようなものを入手しました。
M42meishocard01
 雑誌『少女の友』の新年号の付録です。
M42meishocard02

 この雑誌は前年の明治41年創刊ですので、2年目の新年号ということで、力が入っていたのかもしれません。
 読み札と取り札、全部で50組が印刷されています。
 紙はあまり厚くないので、実際にかるたとして遊ぶには、厚紙で裏打ちする必要があります。

 絵は川端龍子です。
M42meishocard03

 右上隅の部分。
M42meishocard04

 取り札は同じデザインで、上部に紅葉、下部に桜が描かれています。

 順にず~っと見ていったのですが、どうも知った歌がありません。
 このかるたを作るに当たって新たに作成した歌かと思いましたが、2段目の途中に、

  箱根路を我が越えくれば伊豆の海や沖の小島に波のよる見ゆ

が出てきました。実朝ですね。

 さらに見て行くと、3段目には万葉歌が2首。
M42meishocard05

 ということで、「新作ではないか疑惑」は氷解しました。不勉強を恥じます。(^_^;

 ただ、やはり、著名な歌ばかり集めたかるたでないことは確かと思います。
 50首の歌の出典を知りたくなりましたので、調べてみることにしました。
 それで、今日の標題には(1)をつけました。
 調べが済んだら、後日、(2)を載せることにします。

 『少女の友』って、今の中高生あたりを読者対象にしているのでしょうね。
 風雅です。

 詳細は、「明治42年の名所かるた」(2)(3)をご参照ください。

2019年10月 5日 (土)

「世田谷郷土かるた」

 このようなものを入手しました。
Setagayacard01
 発行者は、こどもたまがわ文化の会で、ボロ市推進委員会が協賛、世田谷区教育委員会が推薦。昭和53年12月発行です。

 私は昭和32年10月から昭和60年3月まで世田谷区民でしたし、昭和60年以降も平成8年まで帰省先が世田谷区ということで準区民のようなものでした。それで、世田谷区には愛着があります。
 ただ、世田谷区は東京23区の中で最も面積が広く、わが家は区のヘリ付近でしたので、知らない場所も多いです。

 絵札から6枚。
Setagayacard02

 対応する読み札。
Setagayacard03

 「い」は松陰神社ですね。「さ」は鷺草にまつわる伝説。鷺草は世田谷区の区の花で、毎年春先に、世田谷区役所や出張所で鷺草の球根の無料配付が行われ、貰ってきて育てていました。花も咲きましたし、新たに球根も採れたのですが、やがて絶えてしまいました。「し」は懐かしの玉電。解説に依れば明治40年の開通だそうです。「て」のでんぎり山というのは知りませんでした。駒沢競技場は家から徒歩15分ほどでしたので、遊びに行ったこともあります。「と」の等々力渓谷に初めて行ったのはつい数年前です。「ま」は豪徳寺ですね。このかるた、ひこにゃんの生まれる大分前です。

 しおりが付いています。
Setagayacard04

 以下のように、1ページにかるた1枚ずつの詳しい解説が書かれています。
Setagayacard05

2019年8月 9日 (金)

「上野三碑かるた」の読み札募集中

 今日は前橋で仕事の日でしたので、また県庁の県民センターに行ってみました。
 そうしたら、こういうチラシがありました。
3picard01
 主催は上野三碑普及推進会議で、事務局は高崎市教育委員会の文化財保護課です。

 チラシの裏面に募集要項が載っています。
3picard02
 裏面の右上に応募用紙があります。
3picard03
 「上毛かるた」で、上野三碑関係の札は「昔を語る多胡の古碑」の1枚のみですが、今度作られる「上野三碑かるた」は44枚(「を」「ん」は除く)全部が上野三碑関係ということになりましょう。

 私、これ、本気で応募しようと思います。(^_^)

 ぐんまちゃんの衣装のデザインなどは、絵が下手だし、デザインの才能もなさそうなので、応募は無理ですけど、上野三碑なら行けそうです。♪

 1つでも採用されると良いです。

 しかし、上野三碑だけで44枚というのはなかなか大変そう。
 「山上碑は 母の墓誌」「建郡記念碑 多胡の古碑」あたりはたくさん応募が来るでしょうから、マニアックな線を狙ってみます。(^_^)

2019年7月22日 (月)

「童謡かるた」

 このようなものを入手しました。
Doyocard01
 蓋の裏側に奥付が貼ってありました。
Doyocard02
 歌詞の作詞は野口雨情、絵は岡本帰一です。岡本帰一は知らなかったので、ググってみました。
 「金の船(のちに「金の星」に改題)」、「コドモノクニ」の挿し絵を描いていたようです。
 昭和5年没とのことですので、このかるたの発行後数年で世を去られたことになります。

 歳をとって子供返りしたのか、最近、童話や童謡に関心が向いています。

 絵札から4枚。
Doyocard03
 対応する読み札。
Doyocard04
 知った歌は1つもありませんでした。(^_^;
 残念です。

2019年7月19日 (金)

雲中供養菩薩像トランプ

 ネットオークションで入手しました。
 平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像トランプです。
Unchu01
 上はパッケージですが、トランプの裏側も同じデザインです。全52体の雲中供養菩薩像のシルエットが並んでいます。

 パッケージの裏に解説があります。
Unchu02
 雲中供養菩薩像は全部で52体あるのですね。それならば、トランプの枚数とぴったりです。
 平等院ミュージアムショップで販売されているようです。製作も同じでしょうかね。

 トランプ本体です。
Unchu03
 ダイヤが北1号から北13号まで、ハートが北14号から北26号まで、クラブが南1号から南13号まで、スペードが南14号から南26号まで、順にトランプの札が配当されています。

 ジョーカーもあります。
Unchu04
 屋根の鳳凰像ですね。(^_^)

2019年1月20日 (日)

「おやぢギャグかるた」

 頂き物です。
Oyajigagcard01

 同名のかるた(「かるた」「カルタ」含む)が何種類かあるようです。人気があるのでしょうね。

 気に入ったのを何枚かご披露しようと思いましたが、「これは」というのがあまりありません。そこがまた「おやぢギャグ」の「おやぢギャグ」たるところなのかもしれませんが。(^_^;

 いや、あるいは私のレベルが高すぎるのかもしれません。(^_^)

 この4枚を選びました。
Oyajigagcard02
 寝込んでしまった猫、早く良くなりますように。

2018年10月 9日 (火)

「お伽カルタ」

 「お伽カルタ」を入手しました。戦前のものと思われますが、私が入手したのは、現物ではなく、2002年の復刻です。

 対象となっているおとぎ話は以下の通りです。
  桃太郎:7
  舌切り雀:7
  浦島太郎:6
  かちかち山:5
  さるかに合戦:5
  一寸法師:5
  花咲か爺:5
  うさぎとかめ:4
  分福茶釜:4

 桃太郎と舌切り雀が同数の1位です。桃太郎は強力です。以前、「おとぎかるたの比較」と題して、私が持っている2つのカルタを比較したことがありました。今回の「お伽カルタ」が1番古そうですので、それを筆頭に置いて変遷を作り直してみました。
  桃太郎       7枚(1位)→8枚(1位)→11枚(1位)
  舌切り雀      7枚(1位)→5枚(2位)→4枚(3位)
  浦島太郎      6枚(3位)→5枚(2位)→4枚(3位)
  さるかに合戦    5枚(4位)→5枚(2位)→3枚(7位)
  花咲か爺      5枚(4位)→3枚(6位)→3枚(7位)
  一寸法師      5枚(4位)2枚(8位)→4枚(3位)
  かちかち山     5枚(4位)→2枚(8位)→4枚(3位)
  うさぎとかめ    4枚(8位)→2枚(8位)→2枚(10位)
  分福茶釜     4枚(8位)→2枚(8位)→2枚(10位)
  因幡のしろうさぎ なし→4枚(5位)→なし
  金太郎       なし→3枚(6位)→7枚(2位)
  かぐやひめ     なし→2枚(8位)→1枚(12位)
  こぶとり爺さん   なし→1枚(13位)→3枚(7位)
  牛若丸       なし→1枚(13位)→なし
  三年寝太郎    なし→1枚(13位)→なし
  姥捨て山     なし→1枚(13位)→なし
  天の羽衣      なし→1枚(13位)→なし

 桃太郎は3つのカルタでいずれもトップです。不動の代表的おとぎ話ですね。舌切り雀と浦島太郎も安定した人気です。

 前回比較した2つのカルタで面白かったのは、「に」が「日本一の桃太郎」、「も」が「桃から生まれた桃太郎」で共通していたことです。

 今回のカルタの「に」「も」は次の通りです。
Otogicard05

 読み札は「日本一のキビ団子」「桃から生まれた桃太郎」です。「に」で日本一なのは桃太郎ではなくキビ団子でしたが、それにしても「に」と「も」はほぼ不動ですね。

 「レ」と「ソ」はともにかちかち山です。
Otogicard04
 「レ」はタヌキがおばあさんを打ち殺すところ、「ソ」はおじいさんが婆汁を食べさせられるところ。かちかち山の話はソフト化してきたようですが、このカルタでは昔ながらのハードバージョンです。

 読み札の中に気になるものが3枚ありました。
Otogicard06
 「大きなる」「唐門や」って関西弁ではないでしょうか。「貰ふた」は微妙で、文語かもしれませんが、関西弁かもしれません。

 関西弁らしき言い回しが出てくるのはこの3枚だけです。このカルタの読み札を作ったのは関西出身の人なのでしょうかね。3枚にだけうっかり関西弁が出てしまったとか? 

 ナゾです。
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