文字・言語

2026年9月 7日 (月)

ジャパンナレッジの『大漢和辞典』

 先日、ジャパンナレッジパーソナルに、『大漢和辞典』『角川古語大辞典』『新版 角川日本地名大辞典』『新編国歌大観』の4辞典がオプションコンテンツとして加わることを書きました。
 9月30日までお試し期間として無料で使用できますので、使ってみました。
 このうち『大漢和辞典』は元の版面が示されるというシステムでした。
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 そうですよね。これをテキストファイル化するのは容易なことではないでしょうし、不正確にもなりましょう。版面そのものが示されるのはありがたいです。

 おまけにこんな機能もあります。
Rei01

 『大漢和辞典』には補巻もあるのですが、ワンクリックでそこに飛ぶことができます。これは便利です。
 『大漢和辞典』は冊数も多いし、重いしで、引くのはついつい億劫になってしまいますが、これなら便利です。

 私は、本は紙派ですが、辞書は電子化されたものが便利ですね。
 検索速度は段違いです。

2026年9月 3日 (木)

ジャパンナレッジのキャンペーン

 ジャパンナレッジではこのようなキャンペーンを開催中です。
Jkp01
 このキャンペーンに参加するにはジャパンナレッジパーソナルに入会している必要があります。

 キャンペーンの内容は以下の通りです。
Jkp02

 10月1日からの料金は次の通りです。
Jkp03
 高いかどうかは、どの程度使うかに拠りますね。

 これらのうち、角川の地名辞典は以前CD-ROM版を購入したのですが、Windowsのバージョンが変わったら使えなくなってしまいました。
 かなり高かったのに、あんまりです。
 ネット版ならばそういう心配はありませんね。

2026年8月27日 (木)

カードリーダー&築島裕先生寄贈資料

 今日の記事は、昨日の新宿中村屋での昼食会の追加のような内容です。

 自宅の山体崩壊であれこれ不自由をしています。
 ノートパソコンにSDカードスロットが付いていないために、デジカメで撮った写真をパソコンに取り込めず、ずっとスマホを使ってきました。
 しかし、昨日の写真はコンパクトデジカメで撮りました。
 なぜそうしたかといえば、メモリカードリーダーを購入したからです。

 これです。
Sd01
 脚の本数の少ない火星人のような形状です。
 ケーブルは3本付いています。
 USBのAとC、そしてもう1本なにか。

 カードスロットは5つ付いています。
Sd02
 こういうマルチのでなく、もっとシンプルのでいいのでしょうけど、「大は小を兼ねる」ならぬ「多は少を兼ねる」という発想で、いつか使うかもという思いで、欲張ってしまいがちです。

 ただ、結果的にはこれで正解でした。
 昨日使ったコンパクトデジカメの媒体は、SDカードではなくてマイクロSDカードでした。
 シンプルなSDカードリーダーでは用が足りませんでした。

 もう1件。
 昨日の参加者の中に築島裕先生の娘さんがいます。
 昨日話してくれた情報によれば、築島先生自筆のノートが大量にあって、それを国立国語研究所に寄贈したところ、近日中に公開されるとのことでした。
 今しがた、国語研究所のホームページを見たら、このような記事がありました。
https://rmr.ninjal.ac.jp/materials/fo0311/

 築島先生の寄贈資料は昨日公開でした。
 得難い資料がこのような形で公開されるのは学界にとって大変にありがたいことと思います。

2026年8月22日 (土)

釣り落した「種々薬帳」

 今日の夕方から、こちらは激しい雨でした。雷も鳴って。
 こんな中で買い物行くのもイヤだなぁ。ま、そのうち止むだろう。
 止むまで、横になって休憩しよう。

 これがダメなところで、横になれば寝てしまいます。
 案の定、寝てしまいました。
 起きたのが10時過ぎ。←寝すぎ。

 買い物に行って、ご飯を食べて、パソコンを開いたら、ネットオークションで入札していた品が終わっていました。
Shushuyakucho01
Shushuyakucho02
 正倉院の「種々薬帳」の複製です。
 カラーだし、藤原仲麻呂の署名入り。
 これ、終了直前に入札した人がいて、さらわれてしまったのです。
 痛恨の極みです。
 欲しかったなぁ。

 横になったのが悪い。

2026年8月10日 (月)

万葉集における「よのなか(世間)」

 昨日挙げた用例には「よのなか(世間)」という語を含む歌が結構ありますね。
 検索してみると、万葉集中に「よのなか」は42例ありました。
 「よのなか」という語自体は必ずしも仏教語というわけではないのでしょうが、これを「世間」と書くと、なんか仏教味が増します。

 次の歌なんかはどうなのでしょうね。

・よのなか(世間)は常かくのみとかつ知れど痛き情は忍びかねつも(3・472)大伴家持

 家持の一連の亡妾悲傷歌のうちの1首です。

 また、このような歌もあります。

    敬みて熊凝の為に其の志を述ぶる歌に和ふる六首(そのうちの一首)序を併せたり
                           筑前国守山上憶良
   大伴君熊凝は、肥後国益城郡の人なり。年十八歳にして、天平三年六月十七日に、相撲使某国司官位姓名の従人と為り、京都参向ふ。(中略)乃ち歌六首を作りて死りぬ。其の歌に曰はく
 ・うち日さず 宮へ上ると たらちしや 母が手離れ(中略)よのなか(世間)は かくのみならし 犬じもの 道に臥してや 命過ぎなむ(5・886)

    挽歌一首 短歌を併せたり(そのうちの反歌)
 ・遠音にも君が嘆くと聞きつれば哭のみし泣かゆ相思ふわれは(19・4215)
 ・世の中(世間)の常無きことは知るらむを情尽すな大夫にして(4216)
   右は、大伴宿祢家持、聟南右大臣家の藤原二郎が慈母を喪へる患を弔ふ。
   五月二十七日

 原文表記は「世間」ではなくて、万葉仮名の例ですが、巻5巻頭の歌もあります。

   大宰帥大伴卿の、凶問に報ふる歌一首
  禍故重畳し、凶問累集す。永に崩心の悲しびを懐き、独り断腸の泣(なみた)を流す。
  但し両君の大きなる助に依りて、傾命を纔に継げらくのみ。[筆の言を尽さぬは、古今、嘆く所なり。〕
・世の中(余能奈可)は空しきものと知る時しいよよますます悲しかりけり(5・793)大伴旅人
    神亀五年六月二十三日

 なんか、あれこれ興味深いです。

 いや、キミは今頃なにを言っているのだね、などと言われそうです。
 「万葉集における「世間」」などという先行文献、いかにもありそうです。
 不勉強を恥じるばかりですが、ま、万葉学者というわけでもないので、仕方ないです。

2026年6月18日 (木)

尾山慎『文字の窓 ことばの景色』(花鳥社)

 先日、奈良女子大学の尾山慎先生から『文字の窓 ことばの景色』(花鳥社)を頂きました。
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 今年の5月31日刊です。
 花鳥社のサイトに掲載された原稿に書き下ろしを加えたものだそうです。

 カバーの折り返しにこうあります。
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 ことばを様々な切り口からとらえ、主に文字の点から考察を加えていらっしゃいます。
 文字好きな私には、大変に興味深い著書で、あれこれ刺激を受け、勉強にもなります。

 この本の中に、昨日ご紹介した「もじバケる」のことが載っていました。
R08mojino03
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 ここに書かれていることは、文字研究者あるあるかもしれませんね。
 お子さんはお気の毒でした。(^_^)

 この文章を読んで、大いに気になり、ネットーオークションに探しに行ったのでした。
 すぐに「兎」を入手できて幸いでした。
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2026年6月17日 (水)

超変換!! もじバケる(うさぎバケる)

 この様なものをネットオークションで入手しました。
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 「兎」という漢字の立体です。

 大きく4つにバラします。
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 それぞれのパーツを組み立てます。
Mojibakeusagi03

 すべてのパーツを合体します。
Mojibakeusagi04
 もとは漢字だったのに、それが兎の姿の立体に変身しました。

 少し別の角度から。
Mojibakeusagi05
 かわいいです。
 こういうの楽しくて好きです。

 「超変換!! もじバケる」という名前のシリーズです。
 バンダイの作で、ガムの食玩だったようです。

 この食玩を知ったきっかけはまた改めまして。

2026年5月13日 (水)

『文系のための超入門 やさしいデータサイエンス』

 ひょんなご縁から、執筆者のおひとりである坂井美日先生から頂戴しました。
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 目次は以下の通りです。
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R08yasashiidate03
R08yasashiidate04

 奥付です。
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 データサイエンスって超難しそうですけど、「文系のための」「超入門」「やさしい」という3つの言葉を頼りに勉強することにします。
 高齢者ですけど、何とか理解できると良いです。

 3月に同志社大学で開催された研究会でも、データサイエンスが1つの柱になっていました。
 今や、AIやデータサイエンスは研究に欠かせませんね。
 頑張ります。

2026年4月 9日 (木)

平成8年『日本古代印集成』

 平成8年刊行の『日本古代印集成』(国立歴史民俗博物館)を入手しました。
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 入手先は例によってネットオークションです。
 ネットオークションの獲物はNゲージの玉電のようなものだけではありません。

 巻頭にカラー口絵が8ページあります。そのうち印の現物の写真から。
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 同じく印影のページから。
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 日本古代出土・伝世印集成が232ページ。
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 項目名は、「資料名抄」「古印の状態」「出土遺跡」「出土遺構」「伝来の経緯」「現所在」「法量」「形状・形態」「参考文献」「備考」「印文」です。

 日本古代出土・伝世印集成図面が71ページ。
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 日本古代印文集成一覧表が53ページ。
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 項目名は、「印文」「種」「文書名」「文書の年代」「西暦」「文書出典」「現所在」「原所在」「印面」「縦」「横」「印数」「備考」です。

 正倉院文書印影(合成)図版が17ページ。
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 展覧会の図録ではなくて、報告書です。
 圧倒される思いがしました。
 研究者って、こういう(良い意味での)マニアックな作業に耐えうる人でないと務まりませんね。
 そんなことを実感しました。

 誠に余計なことながら、「形状・形態」と打とうとしたら、私のATOKは「刑場・継体」と変換しました。
 これはこれで気に入っています。

2026年3月23日 (月)

明治26年の『続日本紀宣命略解』

 ネットオークションで、久米幹文の『続日本紀宣命略解』を見つけて入手しました。
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 本居宣長の『続紀歴朝詔詞解』以後の宣命の諸注釈は揃えておきたいところですが、この本はまだ持っていませんでした。
 ネットオークションは役に立ちます。

 奥付です。
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 明治26年6月発行ですね。
 発行者は吉川半七とあります。吉川弘文館ですが、この時にはまだ吉川弘文館とは名告っていないですね。
 場所も今の本郷ではなく南伝馬町となっています。

 中はこんな感じです。
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 詔詞解の詔番号の後にその宣命の背景が書かれていて、その後に宣命本文が続きます。
 凡例がないので分かりませんが、本文はほぼ続紀歴朝詔詞解のままなのか、かなり独自の校訂をしているのか不明です。
 注は頭注欄に記されていますが、スペースも限られているので、書名通りの略解です。

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