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2026年4月 9日 (木)

平成8年『日本古代印集成』

 平成8年刊行の『日本古代印集成』(国立歴史民俗博物館)を入手しました。
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 入手先は例によってネットオークションです。
 ネットオークションの獲物はNゲージの玉電のようなものだけではありません。

 巻頭にカラー口絵が8ページあります。そのうち印の現物の写真から。
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 同じく印影のページから。
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 日本古代出土・伝世印集成が232ページ。
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 項目名は、「資料名抄」「古印の状態」「出土遺跡」「出土遺構」「伝来の経緯」「現所在」「法量」「形状・形態」「参考文献」「備考」「印文」です。

 日本古代出土・伝世印集成図面が71ページ。
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 日本古代印文集成一覧表が53ページ。
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 項目名は、「印文」「種」「文書名」「文書の年代」「西暦」「文書出典」「現所在」「原所在」「印面」「縦」「横」「印数」「備考」です。

 正倉院文書印影(合成)図版が17ページ。
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 展覧会の図録ではなくて、報告書です。
 圧倒される思いがしました。
 研究者って、こういう(良い意味での)マニアックな作業に耐えうる人でないと務まりませんね。
 そんなことを実感しました。

 誠に余計なことながら、「形状・形態」と打とうとしたら、私のATOKは「刑場・継体」と変換しました。
 これはこれで気に入っています。

2026年3月23日 (月)

明治26年の『続日本紀宣命略解』

 ネットオークションで、久米幹文の『続日本紀宣命略解』を見つけて入手しました。
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 本居宣長の『続紀歴朝詔詞解』以後の宣命の諸注釈は揃えておきたいところですが、この本はまだ持っていませんでした。
 ネットオークションは役に立ちます。

 奥付です。
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 明治26年6月発行ですね。
 発行者は吉川半七とあります。吉川弘文館ですが、この時にはまだ吉川弘文館とは名告っていないですね。
 場所も今の本郷ではなく南伝馬町となっています。

 中はこんな感じです。
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 詔詞解の詔番号の後にその宣命の背景が書かれていて、その後に宣命本文が続きます。
 凡例がないので分かりませんが、本文はほぼ続紀歴朝詔詞解のままなのか、かなり独自の校訂をしているのか不明です。
 注は頭注欄に記されていますが、スペースも限られているので、書名通りの略解です。

2026年3月16日 (月)

第21回奈良女子大学若手研究者支援プログラム

 奈良女子大学から届きました。
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 奈良女では、毎年夏に「若手研究者支援プログラム」の研究発表会が開催されています。
 これは去年の8月に開催された研究発表会の報告書です。

 以前、1回か2回、若手研究者支援プログラムの研究発表会に参加させて頂いて以来、毎年報告書をお送りくださっています。

 今回の目次は以下の通りです。
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 取り急ぎ目を通してみましたが、1本目と2本目は私には難解でした。
 3本目と4本目は理解可能で、興味深い内容です。
 じっくり拝読して勉強します。

 学問の道は遠く厳しい。
 頑張ります。

2026年2月25日 (水)

今日の「歴史探偵」は七支刀と蛇行剣

 今日のNHK「歴史探偵」のテーマは、七支刀と蛇行剣でした。
 どちらも「空白の4世紀」の遺物ということで、貴重な品ですね。
 興味深く見ましたが、研究成果はまだまだこれからという感想を持ちました。
 蛇行剣にも銘文があればなぁと思いました。

 うちにも七支刀があります。
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 頂き物のネクタイピンです。
 目が隠れてしまって、ぐんまちゃんごめん。

 平成26年に天理大学で萬葉学会が開催された折には、ぐんまちゃんのネクタイとこの七支刀のネクタイピンという装備で参加しました。
 天理大学のすぐ近くには石上神宮もありますので、土地にぴったりでした。

 このネクタイピン、結構精巧で、ちゃんと銘文が入っています。
 こんな感じです。
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 今日の番組では、七支刀をCTで読み取って、「泰*四年」の部分の「*」の文字には禾偏が見えるということで、「泰和四年」と確定できるようです。
 上の画像よりも少し上です。

2026年2月 5日 (木)

古墳カード 軍配山古墳

 先日、群馬県玉村町のマンホールカードを載せました。
 他にもダムカードの存在は知っていましたけど、古墳カードというのもあるのでした。
 つい最近、それを知りました。

 玉村町にある軍配山古墳のカードをネットオークションで見つけて、買ってしまいました。
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 裏面です。
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 4世紀後半の円墳です。そこそこ古い古墳と思います。
 解説には「天正10年の神流川合戦」とあります。
 これは、本能寺の変で信長が討たれたあと、関東に駐在していた滝川一益を討とうと、北条氏が攻め寄せた合戦です。
 結果は北条の勝利で終わり、一益は逃げ帰ることになります。
 「軍配山」という名はこの合戦に由来するものといわれています。

 カードには「以前は、御幣山古墳とも呼ばれてい」たとあります。
 「土地の人は『ごんべ山』と言っていた」と聞いたことがあります。
 「ぐんぱいやま」「ごへいやま」「ごんべやま」、それぞれ似ていますねぇ。
 ごへいやま→ごんべやま→ぐんぱいやま、の可能性はないですかね。
 名の由来、考えてみたい気がします。

 私が撮影した軍配山古墳。
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 古墳カードの写真は周りに水田が写っています。
 私の写真は稲が実って手前の稲はもう刈り取られています。
 平成14年(2002)10月17日の撮影です。もう23年半も昔。

2026年1月25日 (日)

「天台宗勤行儀」

 渋川の家から出てきました。
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 折本のお経本で、表裏にお経が印刷されています。

 中学校の修学旅行の際、比叡山延暦寺の根本中堂で求めたものです。
 ヘンな中学生です。
 その頃から、こういう昔ながらのものや古いものが好きだったのでした。

 最後のページ。
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 冒頭附近に「開経偈」が載っています。
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 どうもこの2行だけのようです。
 音読していますが、日蓮宗ではもっと長く、訓読です。
  無上甚深微妙の法は、百千万劫にも遭遇(あい)たてまつること難し。
  我今見聞し受持することを得たり。願わくば如来の第一義を解せん。~
 です。

 宗派によって異なるのですね。

2026年1月20日 (火)

受験生を応援する電車の吊り広告

 昨日、高崎駅から渋川方面に行く上越線の中で見ました。

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 こんな感じで、1両丸ごとこういう吊り広告が下っていました。他の車両も同様のようです。

 撮影するの、恥ずかしかったです。それで、自分の座席の近くのしか撮れませんでした。こういう恥ずかしさを克服しないと、報道の使命は果たせません。

 掲出企業は太陽誘電という群馬県の会社です。

 1枚目のポスターは上州弁で書かれています。「よいじゃ」は「容易じゃ」です。

 2枚目のは「チル」が分からなかったので、ググりました。「くつろぐ」という意味のようですね。今度、若者と話をする機会があれば使ってみましょう。ま、そういう機会は皆無ですけど。

 東京駅から高崎駅まで乗った新幹線には女子高生がバラで数人いました。夜乗ると大抵います。

 なんでしょ。東京の予備校に行っているのでしょうかね。だとしたら、なかなか大変です。

2026年1月17日 (土)

「三省堂国語辞典かるた 令和編」

 昨日ご紹介した「三省堂国語辞典かるた 昭和・平成編」に続き、今日は「三省堂国語辞典かるた 令和編」です。
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 1度で済むネタを、あえて分割して2回に分けた思われても否定できません。(^_^;

 昨日の昭和・平成編では、かつての『三省堂国語辞典』には載っていたのに、消えてしまった項目がかるたになっていました。
 今日の令和編は、逆に2022年発行の『三省堂国語辞典』第8版に初めて掲載された項目の中から、主に令和の時代に入ってから世に広まった50項目を選んでかるたにしたとのことです。

 6枚の読み札を載せます。
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 『三省堂国語辞典』は積極的に新語を掲載していることで知られていますが、これらの項目は本当にどれも新しいですね。

 あ、昨日の記事は、Twitter(現X)に投稿したのを、早くも三省堂辞書編集部様に見つかってしまいました。
 リポストしてくださり、感謝しています。

2026年1月16日 (金)

「三省堂国語辞典かるた 昭和・平成編」

 「三省堂国語辞典かるた 昭和・平成編」を買いました。
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 写真ではサイズが分かりにくいですが、意外と小さくて、手のひらサイズです。

 このかるたのことは、Twitter(現X)の相互フォロワーである住吉那巳枝先生のポストで知りました。
 このかるたは三省堂国語辞典から消えた項目が対象です。

 何枚か載せます。
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 上段が昭和、下段が平成です。
 それぞれ右から3枚か読み札で、左端の1枚が取り札です。
 辞書の解説文を読み上げて、その項目の札を取るというシステムです。
 取り札には『三省堂国語辞典』の第何版でその項目がなくなったのかも示されています。オレンジ色の丸い符号です。

 下段左端の取り札は裏返しました。QRコードが付いていて、これを読み取ると解説ページに飛べるそうです。

2026年1月13日 (火)

呉座勇一『平家物語と太平記』(朝日新書)

 呉座勇一氏の『平家物語と太平記 通説の虚像を暴く』(朝日新書)を購入しました。
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 2026年1月30日発行です。
 この本のことはFacebookの相互フォロワーである木下信一氏のポストで知りました。

 目次は項目が多いので、「はじめに」から一部を引用します。
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 岩波の旧大系は、当時としては画期的な注釈書でしたが、あれから時が経ちました。
 書かれていること、まさにその通りと思います。

 本文校訂といっても、特に平家物語や太平記のような軍記物の場合は、本文自体がどんどん変わっていってしまっているので、何を底本に使うかが非常に大きな意味を持ってきます。
 流布本を底本に使うというのも1つの方法ではありますけど、それでは、その作品が生まれた当時の本文からは随分かけ離れたものになってしまう場合がありましょう。
 そんなことを考えさせられる文章です。

 じっくりと読んでみたいです。

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