忠臣蔵

2020年8月 9日 (日)

赤穂花岳寺(華嶽寺)の絵図

 ネットオークションで入手しました。
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 赤穂浅野家の菩提寺である花岳寺(華嶽寺)の絵図です。
 標題は「播州赤穂城下臺雲山華嶽禪寺全圖」とあります。

 左下隅にこうありますので、明治には降らず、江戸時代のものではないかと思います。
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 赤穂には11年前に1度だけ行ったことがあります。忠臣蔵ファンとしては、1度だけというのはどうも。(^_^;
 その折、花岳寺にも行きました。
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 絵図の本堂。
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 今の本堂。
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 同じようですね。再建かもしれませんが、そうだとしても、元の姿と同じように建てたものと思います。

 義士の墓所。
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 中央に3基の大きな墓石があり、周囲に多数の墓石が並んでいます。

 今の墓所。
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 中央の墓は浅野内匠頭のもので、その左右は大石内蔵助と主税のものです。周囲の墓はそれ以外の義士たちのもの。
 これらの墓は、義士の三十七回忌に当たる元文4年(1739)に、当時の赤穂藩を領していた森家の家臣有志が建てたものだそうです。
 伝によれば、義士の遺髪を埋めているということです。

 絵図では、墓所の入口の両脇に、「大石桜」と「大野柳」が描かれています。大石内蔵助と大野九郎兵衛にちなんだものでしょう。
 現地に行ったとき、桜には気づきませんでしたが、柳はありました。
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 絵図と同じ位置にあります。
 しかし、「不忠柳」って、なにもそんな風に呼ばなくても、と思います。それで、目に付いたのでした。

 寺号については、このような解説板がありました。
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 浅野長重の墓石には確かにこう彫られています。
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 本堂の額も同様です。
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 でも、お寺としては、その正式表記とは別に、「花岳寺」を日常的に使っているのですね。なかなか柔軟です。

 絵図の右端付近にこのようなことが書かれていました。
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 勝手にスペースを空けるとこうなりますかね。
 「開帳案内 并 義士摺物 土産焼塩等 弘所」
 すぐ下には「茶所」とあります。

 参拝者の休憩所と、参拝記念のお土産販売を兼ねている建物ですね。
 義士摺物はブロマイドといった趣でしょうか。
 そして、赤穂のお土産というと、やはり塩ということになるのでしょう。
 遠方からの参拝者も多かったのかもしれません。

 「弘所」という語は初めて見ました。日国には載っていない語ですが、ググってみると、古文書や古文献などに「弘所」「売弘所」という語は見つかります。暦などの頒布所に用いられていました。

2020年4月13日 (月)

義士ようかん完食

 昨年の3月に義士ようかん48本セットを買いました。
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 四十七士+「義」で48本で、本煉、黒糖、塩、抹茶、さくらの全5種類です。

 賞味期限は今年の2月15日。1年は52週ですので、週に1本ペースでOKです。
 週に2~3本食べていたりしていましたが、夏から始まったCCレモン断ちとアイスクリーム断ちに合わせて、甘いもの全般を控えるようになりました。その最中にようかんというのは論外です。それで、このようかんもずっと食べなくなってしまいました。
 
 CCレモン断ちとアイスクリーム断ちは今も継続中ですが、甘いもの一般はあまり控えなくなりました。このようかんも復活。(^_^)
 それで、昨夜無事に全部食べ終わりました。おいしゅうございました。
 賞味期限を2ヶ月ほど過ぎてしまいましたが、支障ないでしょう。ようかんですから。

 冷凍庫にはアイスクリームがいっぱい入っています。
 緊急事態宣言が発令されましたので、食料品の備蓄も心掛けていますが、冷凍庫が満杯です。
 アイスクリーム、少しずつ食べて、空きを増やそうかなぁと考えている今日この頃です。

2019年12月23日 (月)

「四十七人の刺客」の台本/松村達雄氏

 平成6年の映画「四十七人の刺客」の台本を入手しました。
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 配役リストには役名が列挙されているのみで、俳優名は入っていません。
 その上から配役表が貼りつけてあります。
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 アップです。
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 大石は高倉健、吉良は西村晃です。堀部安兵衛が宇崎竜童ですね。

 表紙の左上に松村達雄氏のお名前が書いてあります。
 松村氏のセリフの部分は鉛筆書きでマークが付いています。
 上欄に改訂の書き込みもあります。
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 興味深いものが手に入りました。

 さて、松村達雄氏はどーもくんファミリーのうさじいの声を担当していました。
 それで、昨日の記事と繋がります。(^_^)

2019年10月21日 (月)

『決算!忠臣蔵』

 このような本を読み終わりました。文庫本です。
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 別の本を読んでいたのですが、萬葉学会のために千葉へ泊まりがけで行くのに、荷物が軽い方が良いと考えて、この本を持って行くことにしました。千葉への往復と今日の都内移動で読み終わりました。

 同名映画の原作本といいますか、映画の脚本を小説化したもののようです。

 このカバーを取ると、下にもう1枚カバー。
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 「大石良雄金銀請払帳」という史料があります。大石内蔵助が瑶泉院から預かった金銭の決算報告書です。私のHPにも載せています
 この史料を解説した山本博文氏の『「忠臣蔵」の決算書』という本(新潮新書)があります。映画及び『決算!忠臣蔵』はこの本を元にしています。

 ということで、なかなかユニークな内容です。大石内蔵助の描き方も従来の人物像とはひと味違います。

 おもしろく読みました。映画も面白そうに思います。

 赤穂浪士達の言葉は関西弁です。播州弁なのかどうかは私には分かりません。浅野内匠頭も関西弁。
 どうなんでしょ。内匠頭は江戸生まれで、初めて赤穂の地を踏んだのは16歳頃だったと思います。江戸弁じゃぁなかったかなぁ、とも思いますが、江戸屋敷で殿様の周囲にいる家臣たちが播州弁ならば、殿様も播州弁かなぁとも思います。

 そこでまたさらに考えるに、浅野家は秀吉の奥さんであるねねさんの実家なので、もとは尾張弁だったはずです。それから常陸笠間を経て播州赤穂に移ってから55年ほどです。赤穂の藩士たち、どんな言葉をしゃべっていたのでしょうね。

 薩摩の島津家のように鎌倉時代以来何百年もずっと薩摩から動かなかった家の家臣たちはバリバリの薩摩弁でしょうけど、そうでない家はどうだったのか気になります。

2019年8月31日 (土)

昭和17年「元禄忠臣蔵」の試写会パンフ

 このようなものを入手しました。
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 昭和17年の2月に催された「元禄忠臣蔵」(後篇)試写会のパンフレットです。
 表紙の写真は高峰三枝子。右下の「2602」という数字は神武紀元2602年です。
 前年の12月に太平洋戦争が始まっています。

 試写会の招待状。会場は名古屋市内です。
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 最後の行に「靴又は草履でおいで下さい」とあります。何を排除しているのでしょう。下駄はダメということでしょうかね。

 小袋が付いていました。開封済みです。下はその中身。こちらは未開封で白粉のようです。80年近く前。ちょっと開けたくありません。(^_^;
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 しかしまぁ、よくぞ、パンフレット、招待状、おまけの小袋と、3点セットで保管されていたものです。

 最初のページ。
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 高峰三枝子は当時大人気だったのでしょうね。この作品が時代劇初出演ということです。
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 キャスト前半。
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 キャスト後半。
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 徳川綱豊を市川右太衛門が演じていますが、私の知った人は少ないです。
 大石内蔵助を河原崎長十郎、おみの(高峰三枝子)の恋人磯貝十郎左衛門を河原崎国太郎が演じているなど、前進座の俳優が中心のようです。前進座の創設者中村翫右衛門も富森助右衛門役で出ています。

 後半の7人目、武林唯七役の市川莚司は加東大介。うしろから4人目の大石吉千代役には中村梅之助がいます。梅雀のお父さんですね。当時12歳。

2019年5月 2日 (木)

令和最初の買い物は

 一昨日のブログで、平成最後の買い物は近所のスーパーで、令和最初の買い物も同じスーパーでということになろう、と書きました。
 ところが、昨日、スーパーに行く前に、レターパックと宅配便が届き、そちらが令和最初の買い物となりました。
 ま、支払いは平成の内に済んでいるものと、これから振り込むものとがありますので、なかなか微妙ではあるのですが。(^_^;

 八木書店に直接注文していた本。
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 ネットオークションで落札した品。
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 同じく。
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 ということで、キーワードは、飛鳥、奈良、木簡、古地図、忠臣蔵、ですね。
 全く期せずして、これらが令和最初の買い物となりましたが、今後もこれらの路線の買い物が続くことでしょう。なかなか象徴的な3点でした。(^_^)

 「奈良名勝案内図」は昭和3年の発行です。同じ地図で大正14年のをすでに持っていますが、わずかに違いがあるようです。3年のうちに変化した部分が早速反映されたのか、あるいは旧版の誤りを新版で訂正したのかは分かりません。じっくりと比べてみるのも楽しそうです。

 「義士始末記」という作品は知りませんでした。島田正吾が内蔵助なのかと思いましたが、ググってみたら、荻生徂徠でした。以下、ググって知った結果です。

 この作品は昭和37年大曾根辰夫監督作品です。入手したポスターには「後篇」とありますが、「義士始末記」に前後篇があるのではなく、昭和32年に同監督が製作した「大忠臣蔵」を短縮再編集して「仮名手本忠臣蔵」と改題したものを「前篇」とし、それに対しての「後篇」だそうです。

 内容は、討ち入りのあと、浪士達の処分を巡って将軍綱吉は苦慮します。荻生徂徠は、世間の浪士達に対する賞賛・同情の思いに背を向け、情よりも法を重んじて切腹を主張します。

 この徂徠の周囲に、徂徠が貧しかった頃に面倒を見てくれたおかつ(岡田茉莉子)や、関係性はよく分かりませんがおしま(岩下志麻)がいます。おかつは浪士の1人である間新六の姉、おしまは同じく浪士の1人中村勘助の恋人という設定です。おかつもおしまも、浪士の切腹を主張する徂徠をさぞ恨んだことでしょう。さんざん悪態をついているかもしれません。岡田茉莉子や岩下志麻からなじられたらどんなにか怖いことでしょう。(^_^;

 徂徠を主人公にした忠臣蔵外伝ということで、ユニークですね。興味深く、ぜひ見てみたいものです。

2019年3月15日 (金)

義士ようかん全揃

 昨年10月に、切腹最中と義士ようかんの詰め合わせを頂きました。忠臣蔵ファンには嬉しいお品です。おいしく頂きました。

 義士ようかんは8本入っていました。味は本煉、黒糖、塩、抹茶、さくらという全5種類が揃っていて、ちゃんと配慮されていました。塩は赤穂塩、さくらは浅野内匠頭切腹にまつわるものです。

 大満足ではあったのですが、義士ようかん、四十七士の分が全部あるなら入手したいものと思いました。思うだけで、具体的な動きはしないままでいたところ、全点セットが通販で買えるということが分かり、注文してしまいました。(^_^)

 何も考えずに飛びついたわけではありません。食べきれるかなぁとは考えました。そうしたところ、このようかんの賞味期限は1年間と書いてありました。1年は52週なので、1週間に1つのペースで食べれば十分です。週に1本と言わず、週に2~3本くらい悠々食べられます。(^_^)

 という計算の元に注文しました。

 来ました。
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 写真では一見ノートパソコンのようです。

 裏返すと、各辺数ヶ所にこういうシールが貼ってあって、蓋が外れないように止めてあります。
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 中身です。
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 四十七士全揃+「義」の合計48本です。壮観です。

 47は素数なので、47では縦横にうまく収まらないために1本増やしたのですね。あ、素数などという語を使うのは数十年振りです。半世紀ぶりくらいかも。(^_^)

 有名どころを4本アップで示します。
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 絵師は、忠臣蔵に大変お詳しいイラストレーターのもりいくすお氏です。歌川国芳の絵を下敷きにしながら、年齢等を史実に合わせているそうです。また、国芳の絵では、義士の名は大星由良之助のように仮名手本忠臣蔵のものになっていますが、もりい氏の絵では実際の四十七士の名前になっています。

2019年1月26日 (土)

昭和33年大映「忠臣蔵」の台本

 昭和33年の大映「忠臣蔵」の台本を入手しました。
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 この作品、忠臣蔵の映画やTVドラマの中ではお気に入りの作品なので、嬉しいです。
 中村鴈治郎のものですね。この台本を鴈治郎が実際に手にしたかと思うと、それまた感慨深いものがあります。

 この作品で、鴈治郎は大石東下りの際の垣見五郎兵衛を演じています。大石は長谷川一夫、浅野は市川雷蔵、吉良は滝沢修、瑶泉院は山本富士子、りくは淡島千景、岡野は鶴田浩二、赤垣は勝新太郎、岡野の恋人は若尾文子、などなど豪華な俳優陣です。

 大石と垣見との場面。
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 垣見のセリフに1ヶ所、変更があります。

 この作品、いろいろと好きな場面がありますが、1つは、討入り前に暇乞いに来た大石の真意に気づかなかった瑶泉院が、夜半過ぎにそれを知って後悔する場面です。
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 改めて台本を読んで、また泣きそうになりました。(^_^)

 そして、ラストシーン。本懐を果たした浪士達が泉岳寺に引き上げる途中、両国橋に瑶泉院が駕籠で乗り付け、駕籠から降りて、浪士達を出迎えます。
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 浪士達は瑶泉院に黙礼しながら、その前を通り過ぎて行きます。それを見送った瑶泉院は最後には手を合わせつつ、くずおれてしまいます。
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 身分ある瑶泉院がここまでするというのは、数ある忠臣蔵作品の中で、稀有なことと思います。大石の暇乞いへの自分の対応を心から後悔した瑶泉院が、その後悔と浪士達への感謝の思いとで、このような行動に出たのでしょう。感動的な終わり方です。また泣きます。(^_^;

 この場面、台本では次のようになっていました。
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 瑶泉院は、戸を閉めた駕籠の中にいるのですね。大石達は、駕籠脇に戸田の局がいるのを見て、駕籠の主が瑶泉院であると知り、駕籠に向かって黙礼してゆきます。そして、隊列が通り過ぎたあとで、駕籠の戸が開いて、瑶泉院の姿が見えるという形になっています。

 こちらの方がまだしもあり得る設定(いや、こちらもないか)ですし、これはこれで感動的なシーンになると思いますが、実際の映画では、瑶泉院は初めから駕籠から降りて、大石達を出迎える形に変更したのですね。撮影時の判断でしょうか。

 結果的に、変更後の方が良かったと思います。

 台本と実際の作品とを比べるのは楽しいです。

2018年12月20日 (木)

鑑定団に堀部安兵衛の遺書

 「開運! なんでも鑑定団」、毎週楽しみに見ています。(^_^)
 ただ、リアルタイムではなくて、いつも録画しておいて、夜中や翌日以降にじっくり見ます。

 18日(火)の放送を昨日見ていたら、最後に堀部安兵衛の書き置き等3通が出ていました。

 依頼人は福井県小浜市の男性です。飼い猫のハチも登場しました。ハチワレ猫なので、ハチなのでしょうね。
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 依頼品は以下の3点です。
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 偽物だろうと思って見ていました。

 中段は堀部安兵衛が堀部文五郎(弥兵衛の甥であり、また養子)に宛てた書き置き。日付は討入りを間近に控えた12月10日。
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 下段は安兵衛が養母(弥兵衛の妻)に宛てた書き置き。日付は討入り当日の12月14日。
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 上段は弥兵衛が家族に残した書き置きで、日付はなし。
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 鑑定の結果は、上段と中段は当人による真筆、下段は同時代の透き写し、ということで、鑑定額は総額950万円でした。本物という鑑定です。

 いやぁ、出てくるものですね。

 この3点は、依頼人の奥さんの実家に代々伝えられたもので、奥さんの家は堀部家の子孫だそうです。安兵衛の書き置きの宛先である堀部文五郎の家に伝来したということであれば、あり得ることと、納得できます。

 依頼人夫妻は売る気満々で、高校生の孫娘が引き留めているとのことでした。誰が所持していても良いのですが、影印と翻刻が公開されると良いです。

2018年12月14日 (金)

昭和29年の忠臣蔵パンフレット2種

 今日は12月14日、討ち入りの日です。泉岳寺で義士祭ですが、前橋で仕事の日でしたので、行きませんでした。

 下は、最近入手したパンフレットで、昭和29年のものです。
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 大石は先代の松本幸四郎。風格のある内蔵助です。実際の内蔵助は「元禄繚乱」の中村勘九郎(のちの勘三郎)に近かったような気もしますけど。

 上の表紙には内蔵助の幸四郎と内匠頭の高田浩吉が描かれています。何の違和感もありません。ところが、このパンフレットに載っている配役表にはこうあります。
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 高田浩吉がトップで、幸四郎は3番目ですね。主役の幸四郎を差し置いて、これはあり得ないことです。

 この忠臣蔵のパンフレット、実はもう1つ持っています。以下です。
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 こちらには、高田浩吉の代わりに浮橋太夫の淡島千景が載っています。

 このパンフレットにおける配役表は次の通りです。
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 こちらは順当に幸四郎がトップです。

 2つのパンフレット、何が違うかというと、前者は大阪版、後者は東京版です。

 大阪版は、表紙に高田浩吉の写真が使われていることも併せて、どうやら高田浩吉をアピールしようとしているようです。

 高田浩吉は兵庫県出身で、ずっと京都在住だったようですので、高田浩吉を前面に出す方が関西ではお客さんが呼べると考えたのでしょうかね。

 あるいは、単に大阪支店の担当者が高田浩吉ファンだっただけかもしれませんけど。

 比較するのは楽しいです。

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