忠臣蔵

2024年8月12日 (月)

赤穂線開業30周年記念乗車券

 赤穂線開業30周年記念乗車券を入手しました。
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 中には3枚の切符が入っています。
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 それぞれの上部には赤穂浪士関係の写真や絵、下部には赤穂線関係の列車の写真、最下部はミシン目が入っていて切符になっています。
 昭和56年のものです。この年に開業30周年ということは、赤穂線の開通は昭和26年ということになります。
 あっ! 今さら歳がばれますが、私と同い年です。これは嬉しいことです。

 最下部の切符のアップ。
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 日付は昭和56年12月12日ですね。
 どうして12月14日の討ち入りの日付にしないのさと思いました。
 でも、あとから冷静になって考えると、赤穂線の開業日が12月12日なのですね。
 それならば仕方ありません。(^_^;
 でもまた考えると、赤穂線の開業自体を12月14日にすれば良かったのにと思いました。
 たった2日なのに。

 切符の裏側には表側の列車の写真の説明文が書いてあります。
 左から順に以下の通りです。
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 良いものが手に入りました。

2024年6月11日 (火)

泉岳寺の絵はがき

 泉岳寺の古い絵はがきを入手しました。全部で16枚。
 その中には、大石内蔵助の墓などの写真もありますが、それらは置いておいて、ちょっと珍しいものを4枚。

 浅野内匠頭自尽の短刀と兜。
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 内匠頭自尽の短刀は泉岳寺に伝わったのでしょうか。

 天野屋利兵衛の金櫃と像。
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 天野屋利兵衛は実在した人物のようですが、赤穂浪士とは関わりがなかったみたいですね。

 討入り浪士5名の佩刀。
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 上から順に、村松三太夫、千馬三郎兵衛、武林唯七、勝田新左衛門、岡島八十右衛門のものです。
 長さがバラバラです。
 一番上の村松三太夫のは脇差しでしょうか。一番下の岡島八十右衛門のは随分長い気がします。

 看板2枚。
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 右の「かねやすゆふげん」の文字を揮毫したのは堀部安兵衛とのことです。
 左の「四海波……」は大石内蔵助の筆になるものということです。
 恥ずかしながら字が読めません。
 「四海波□新穏眠」でしょうか?

2024年3月25日 (月)

DVDケースを発掘

 渋川の家の片づけ、地味に続いています。
 昨日は、物陰からDVDケースが出てきました。
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 ファスナーを開くとこうなります。
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 全部で96枚のDVDを収納できます。

 市販のDVDやCDはそのまま保存していますが、テレビ放送を自分で録画したものは、1枚ずつプラスチックケース入りでは嵩張るので、こんな風にして保存しています。
 これがもういくつも。

 何を保存しているかといえば、大河ドラマを初めとする時代劇だったり、ブラタモリだったり、映画だったり、日本史系の教養番組だったり、さまざまです。

 今回発掘されたケースには、背表紙に「忠臣蔵2」というラベルが入っています。
 内容は「あゝ忠臣蔵」、「編笠十兵衛」、「赤穂浪士」(錦之介版)、「元禄忠臣蔵」などです。
 見つかって良かった。
 忠臣蔵関係は、私のライフワークの1つである「忠臣蔵配役表」作成のために見直すこともあるでしょうけど、他のはたぶん見ないですねぇ。
 せっせと録画したのに。壮大なムダ。(^_^;

 昨日はズボンも発見しました。状態的にはまだ十分に穿けます。
 ただ、サイズが合うかどうか。合わない可能性大です。

2024年3月14日 (木)

昭和30年代前半の忠臣蔵映画

 今日は3月14日。殿中松の廊下刃傷の日です。
 そこで、最近入手した昭和33年・34年の忠臣蔵のチラシをご披露します。

 昭和33年大映の「忠臣蔵」です。
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 「日本映画界未曽有の豪華配役で放つ忠臣蔵!」とあります。

 確かに配役がたくさん列挙されています。
 字が小さいので、その一部を切り貼りします。
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 豪華な面々がたくさんです。

 次に、昭和33年松竹京都の「暁の陣太鼓」です。
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 これも主な配役を切り貼りします。
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 主人公は中山安兵衛です。

 最後に、昭和34年東映の「忠臣蔵」です。
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 こちらも、「日本映画の代表作!」「これが大東映の「忠臣蔵」映画だ!」と煽っています。
 一番下に、配役がずらーっと並んでいます。

 これも主な配役を切り貼りします。
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 こちらも豪華です。
 北大路欣也が主税です。美空ひばりも出ています。

 日本映画の全盛期ですね。

2023年12月14日 (木)

播州赤穂の花岳寺、大石神社の軒瓦

 播州赤穂にある浅野家の菩提寺花岳寺の軒瓦と、大石内蔵助の旧邸である大石神社の軒瓦をネットオークションで入手しました。

 花岳寺の軒瓦。
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 映画やテレビドラマでは、浅野家の家紋は違い鷹の羽であることが多いのですが、実際の家紋の鷹の羽は斑入りであったようです。
 この軒瓦の家紋は斑入りの違い鷹の羽で、合っています。

 大石神社の軒瓦。
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 2つ並べるとこの様になります。
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 花岳寺の軒瓦の方が大きいです。
 浅野家の菩提寺であるが故でしょうか。

 さてこれ、本物かどうか不明です。
 出品者のご住所は赤穂市加里屋です。花岳寺も大石神社も、お住まいからほど近いところにあります。
 「花岳寺と大石神社の屋根修理の際譲り受けました」ということで、それを素直に信じても良いかと思います。

 ネットオークションで見つけたときは、「おお! それは珍しいものを」と思って、すぐに入札し、無事に落札できたのですが、日が経つにつれて、「これ、本当にいるか?」という思いもちらほら。(^_^;

 ま、部屋のインテリアにすれば良いのかと思います。
 わが家の家紋も、丸に違い鷹の羽ですので。

2023年9月 7日 (木)

NHK大河「赤穂浪士」の台本と香盤表

 昭和39年のNHK大河「赤穂浪士」第19回の台本を入手しました。
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 中を見ると、大石内蔵助役の長谷川一夫のセリフのみ赤鉛筆でマークされています。
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 そして、中にこういう表が挟まっていました。
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 コピーではなくて、青焼きですね。
 そして、左上に「長谷川様」とあり、「大石」の名前が丸で囲んであります。
 どうやら、この台本も香盤表も長谷川一夫のものと見て良さそうです。

 そして、香盤表の表の部分のみ載せます。あまり大きくなってはいませんけど。
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 一番左側の列は撮影順でしょう。
 2番目の列には「回」とあります。
 これを見ると第十七回の放送がメインで、次いで第十九回。そして、一部第二十回の分もあります。
 俳優のスケジュールや、セットの効率を考えて、数回分に跨がるまとめ撮りをしているのでしょうね。
 俳優さんは、数回分の台本のセリフを並行して憶えなければならず、大変ですね。

 番組製作の裏側をのぞき見るような気がして興味深かったです。

2023年4月12日 (水)

『龍之介抄』

 『龍之介抄』という冊子を入手しました。
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 芥川ではなく、映画俳優の月形龍之介です。

 奥付。
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 表紙にも奥付にもある様に、この冊子は月形龍之介の全作品目録です。

 月形龍之介は当時存命ですので、目録の他に、インタビュー記事もあります。
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 この記事の中で、このような問答に目が留まりました。
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 忠臣蔵関係のチラシなどを見ていると、月形の名は「龍之介」と「龍之助」と両方出てくるので、どこかの時期に改名したのかと思っていました。これですっきりしました。

 目録です。
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 上欄は月形の年表になっています。

 上欄の年表が終わった後は、上欄には舞台とテレビの目録が載っています。
 テレビの中では、以下の番組が懐かしいです。
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 月形龍之介を初めて見たのは、多分この「水戸黄門」です。
 中学生の頃。
 長寿番組のナショナル劇場「水戸黄門」が始まる前のことです。

 この目録は、私のライフワーク(あれこれあります)の1つである忠臣蔵配役表の参考にもなりそうです。
 良いものが手に入りました。

2023年3月15日 (水)

昭和45年『テレビメイト』12月号は大忠臣蔵特集(2)

 昨日取り上げた『テレビメイト』の大忠臣蔵特集はあれで終わりにするつもりでしたが、もう1回取り上げます。
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 と言いますのは、昨日の記事について、イラストレーターのもりいくすお氏から、お軽の吉永小百合は実際には山本陽子が演じた旨、ご教示頂きました。
 また、Mock_Hatter氏からは、垣見五郎兵衛は実際には立花左近であるとのご教示をいただきました。
 びっくりしました。
 「大忠臣蔵」が始まったのは昭和46年の1月からですけど、この雑誌はそれに先立つ前年の12月に発行されたものです。
 雑誌の編集時点でもう既に番組の撮影は進んでいたことでしょうけれども、出番が先の役については配役の変更などもあり得たのでしょう。
 これは大変です。全部確認しなくては。
 配役ページは全部で6ページありますが、昨日はそのうちの3ページを載せました。今日は残りの3ページを載せます。
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 その結果、雑誌掲載の配役表と実際のドラマとには以下の変更がありました。

 【配役交代】
  お軽   :吉永小百合→山本陽子
  毛利小平太:平幹二朗→高橋悦史

 【役名変更】
  松本幸四郎:垣見五郎兵衛→立花左近
  池内淳子 :浮橋大夫→夕霧太夫

 危ないです。なかなか油断ができません。

2023年3月14日 (火)

昭和45年『テレビメイト』12月号は大忠臣蔵特集

 今日は3月14日、松の廊下の刃傷の日ですので、忠臣蔵ネタで。
 『テレビメイト』の昭和45年12月号は「大忠臣蔵」特集号でした。
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 これまたネットオークションの獲物なのですが、この雑誌は今まで知りませんでした。
 「大忠臣蔵」というのは、昭和46年にNET(今のテレビ朝日)で放送された連続時代劇で、主演は三船敏郎です。

 3月14日の刃傷の場面。
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 浅野内匠頭は尾上菊之助(今の菊之助のお父さん)、吉良上野介は市川中車です。

 配役の一部。
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 三船はやはりかっこいいです。市川中車は途中(もう終盤でした)で亡くなったために、あとは弟の市川小太夫が引き継ぎました。

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 お軽・勘平が吉永小百合と石坂浩二、俵星玄蕃は勝新太郎、豪華です。

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 垣見五郎兵衛は松本幸四郎。この松本幸四郎は、松たか子基準で松たか子のお祖父さんですね。
 田村正和が矢頭右衛門七ですから、田村正和、まだ随分若かったのですね。

 これ以外に、
  瑶泉院   :佐久間良子
  間十次郎  :蜷川幸雄
  堀部安兵衛 :渡哲也
  小林平八郎 :芦田伸介
  鳥居理右衛門:大友柳太朗
  脇坂淡路守 :中村錦之助
といった面々が出演していました。
 蜷川幸雄はあの蜷川幸雄です。
 豪華絢爛です。

2023年2月 3日 (金)

吉良上野介の首請け取り状

 このような絵はがきを入手しました。
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 写真の下に「吉良家ヨリノ首請取状」と解説があり、右下には「義士之墓参詣紀念」「萬松山泉岳寺之印」のスタンプが捺してあります。

 文書のアップ。
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 釈文です。

     覚
 一 首    一ツ
 一 紙包   一ツ
  右之通慥請取申候
  為念如是御座候以上
  午       吉良左兵衛内
   十二月十六日 左右田孫兵衛
             斎藤宮内

  泉岳寺御使僧
     石獅僧
     一呑僧

 吉良家の左右田孫兵衛と斎藤宮内の名前の下には印が捺してあります。
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 現代の実印の印影と似ていますね。

 吉良邸に討入って上野介の首級をあげた赤穂浪士達は泉岳寺に引き上げて、上野介の首を亡君の墓前に供えます。
 もうそれでその首の役割は終わり、泉岳寺としても首の始末に困ったことでしょう。
 引き揚げ翌日の16日に、寺社奉行からの指示で首は吉良家に返すことになり、僧たちが持参したそうです。
 その際、吉良家から首の請け取りをもらい、その文書が今も泉岳寺に保存されているという次第です。

 首は、松の廊下での刃傷の折に吉良を治療した外科医栗崎道有によって胴体と縫合されました。

【追記】
 筒井茂徳先生からメールを頂き、「右之通慥請取申候」とある本文のうち「慥」の右下に「」の1字がある とのご教示をいただきました。
 そこでこの釈文を「右之通慥請取申候」と改訂しました。

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