授業

2015年8月 7日 (金)

キムタクの忠臣蔵をバッサリ

 私の前期の授業、水曜1限の「基礎ゼミ」では、例年通り今年も忠臣蔵を取り扱いました。

 昔の映画なんぞも見てきたのですが、長谷川一夫(大石)、市川雷蔵(浅野)、滝沢修(吉良)、山本富士子(瑶泉院)、鶴田浩二(岡野)、勝新太郎(赤垣源蔵)などという豪華絢爛たる面々も、今の学生さん達は知りません。

 せめて最後くらいは知った俳優陣の作品を見せたいと思い、キムタクの「忠臣蔵1/47」を見ることにしました。平成13年のフジTVの番組です。これでももう14年も前のですね。

 このドラマのこと、放送当時、「まほろば」でもチラと話題になったような気がして、まほろばバックナンバーを見てみました。

http://kitagawa.la.coocan.jp/maho/mahoroba12.html

 この、2001/12/28あたりからのところで話題になっていました。朝倉山のオニさんや目白の花さんもご覧になっていたのでした。

 長い歴史のある「まほろば」。(^_^)

 さて、授業でそれを観ることにはしたものの、もう残りは8月5日(水)1回しかありませんでした。この作品は160分あるのです。半分に縮めないと授業時間内に収まりません。

 半減というのは厳しいですが、やってみました。

 この作品では、高田馬場の決闘の後、吉良上野介(津川雅彦)が安兵衛(木村拓哉)を500石で召し抱えようとするのを、安兵衛は断ります。吉良家は4200石でしたか。それで500石はないでしょうね。このあたり全部バッサリ。

 安兵衛は堀部弥兵衛(杉浦直樹)の養子となり、浅野家に仕えることになるわけですが、内匠頭(堤真一)が勅使饗応役に任ぜられ、安兵衛が吉良屋敷に挨拶に行くことになります。すると、吉良から、500石を蹴って200石で浅野に仕えるとは……などと嫌みを言われるのですが、さっきのをカットしてしまったので、ここもカットしないと話が通じませんから、バッサリ。

 討入りシーンも大幅にカット。

 でも、とても足りません。やむなく、吉良のイジメも刃傷直前以外は全部カット。畳替えも全部バッサリ。城明け渡しを巡っての赤穂大評定も全部バッサリ。

 その他、あれこれカットして80分に収めました。半日かかりました。

 完成版を通して見ると80分かかってしまうので、確認はせずに8月5日の本番に臨みました。

 いや、上出来でしたよ。(^_^) ←やや自画自賛。(^_^;

 残ったのは、高田馬場の決闘、安兵衛が弥兵衛の養子になるまでのいきさつ、安兵衛が内匠頭・あぐり(松たか子)に拝謁しての会話、仇討ち一辺倒の安兵衛とお家再興第一の内蔵助(佐藤浩市)との確執、安兵衛と妻ホリ(深津絵里)との情愛、盟友高田郡兵衛(妻夫木聡)の脱盟などです。

 十分に筋の通った話になっていたと思います。受講生達の忠臣蔵についての予備知識は、4月以来の授業で結構身についていたはずですし、よく理解できたと思います。

 来年もこの作品を見るとしても、160分を2回に分けて見るまでもなく、この短縮版で十分と思いました。

 上に挙げた以外は、小林聡美(りく)、岡田准一(主税)などが出演していました。これなら、学生達の見知った人も結構多かったのではないでしょうか。

 討ち入りを目前にした大石と安兵衛のシーン。
Kimutaku01
 「よく生きることを知らぬ者は、よく死ぬこともできぬ」という大石のセリフがありました。

 ラスト、切腹する安兵衛の介錯人は渡辺謙です。セリフはなく、配役表にも載っていません。友情出演のようです。
Kimutaku02

2015年5月28日 (木)

浅野と岡野がイケメン

 先々週と先週と2回に分けて、授業で昭和33年の「忠臣蔵」を見、昨日はその感想を述べて貰いました。受講生は11人。あまり内容が重ならず、11人それぞれが異なった観点からの発言で、興味深かったです。

 昔の映画で、セリフも分かりにくかったでしょうに、みな、十分に内容を把握していました。エライものです。

 浅野内匠頭がイケメンだったという感想を述べたものがあり、何人か後に、岡野金右衛門がイケメンだったという感想も出ました。

 浅野は市川雷蔵、
Raizo
 岡野は鶴田浩二です。
Tsuruta
 好みには個人差がありましょうが、ま、確かにこの2人かなという気はします。

 学生さん達、ほとんど誰も知らないんですよね。昔のすばらしい俳優さん達が、忘れ去られて行くというのは、何とも勿体ない気がします。

2015年3月 4日 (水)

シンデレラか

 今日は成績締切日でした。締切は日付が変わるまで。

 去年まで、成績は紙に書いたものを教務に提出しなければならなかったのですが、遅ればせながら今年度から電子化され、自宅からでも登録できるようになりました。

 今日は午前も午後も会議のため、レポートを読む時間がなかなか取れませんでした。成績締切日にまだレポートを読んでいるって……。(^_^;

 帰宅する電車の中でも読み続け、つい先ほど、無事に成績登録が終わりました。23:45でした。

 日々のまほろぐの書き込みも、何としても日付が変わるまで、と格闘しています。かなりギリギリの日も多いです。そういった日ごろの鍛錬(?)が思わぬところで威力を発揮します。

 役に立つまほろぐ。♪

2015年1月13日 (火)

「日本誕生」

 先週と今週、古事記の授業で「日本誕生」というビデオを見ました。
Nippontanjo
 授業では倭建命の段を読んでいます。この映画がちょうど倭建命が主人公ですので、映画を見比べるのも面白いかと。(^_^)

 この映画、昭和34年の東宝作品です。制作本数1000本の記念作品であり、芸術祭参加作品だそうです。

 特撮は円谷英二です。(^_^)

 メインストーリーは倭建命ですが、途中、天石屋戸と八俣大蛇の話が挿入されています。主な配役は以下の通りです。

倭建命・須佐之男……三船敏郎(二役)
景行天皇……中村鴈治郎
倭姫……田中絹代
弟橘姫……司葉子
美夜受姫……香川京子

熊曽建・兄……志村喬
熊曽建・弟……鶴田浩二

相模国造……田崎潤

天照大神……原節子

天御中主神……左卜全
思金神……柳家金語楼
天児屋命……三木のり平
布刀玉命……加東大介
玉祖命……榎本健一
伊斯許理度売命……有島一郎
天津麻羅……小林桂樹
手力男命……朝汐太郎
天宇受女命……乙羽信子

奇稲田姫……上原美佐

語り部の媼……杉村春子

 今どきの学生さんは誰一人知らないでしょうね。残念です。

 高天原の神々、お笑いの人や軽妙な芸風の人が多いですね。戦後14年、日本神話を扱うのは、難しかったことでしょう。作り方次第で、右からも左からも責められそうです。

 心を打つような種類の作品ではないのですが、最後、亡き倭建命の魂が白い鳥になって空を飛んでいる姿を見たら、不覚にも涙が出そうになりました。

2014年8月29日 (金)

古事記が紀伝体ですと?

 つい先ほど、学期末のレポートを全部読み終えました。成績締切は明日というか、もう今日です。こんな早い段階でレポートを読み終わっているというのは、私としては珍しいことです。いつもはもっとギリギリ。(^_^;

 遅ればせながら、うちの大学でも今年度から成績がWeb登録になりました。家から成績が提出できるようになったのは便利です。♪

 文学史のレポートを読んでいる時に、古事記は紀伝体で書かれていると書いたものがいくつかありました。私は授業でそんなことは1度も言ったことはありません。

 こういうときは、出所はきっとネットです。「古事記 紀伝体」でググってみたら、ぞろぞろ出てきました。古事記は紀伝体で、日本書紀は編年体と書いたものが。

 古事記は紀伝体じゃありませんよね。各天皇記は「紀」と言えないこともないかもしれませんけど、「伝」はありませんしね。しいていえば、景行記の倭建命の部分は「倭建命伝」とも言えそうですけど、「伝」はそれくらいなものですしね。

 一方、日本書紀の方は、書名の由来が「日本書」+「紀」であるとする説に大きな説得力を感じますので、日本書紀こそ紀伝体(の「紀」の部分だけ)と考えられます。もっとも、「紀」しかないために、結果的に実質編年体になってしまっていますけど。

 だから、日本書紀を編年体と言っても間違いではないでしょうけど、古事記を紀伝体というのは無理でしょう。大体、古事記には、歴史書では不可欠と言うべき、それぞれの出来事がいつのことであるのかという記載がほぼないわけですから、紀伝体・編年体という枠組みとは次元の違う存在と言うべきでしょう。

 日本における紀伝体は、大鏡や大日本史ですよね。

 大体、レポートを書いている学生が、紀伝体とは何か、ということをちゃんと考えていないのでしょう。そういう風に考えれば、ネットで「古事記は紀伝体」という記述を見つけた時に、それを鵜呑みにせずに、「あれ?」と思い、そこを糸口にレポートが書けることでしょうに。惜しいことです。

2014年8月22日 (金)

過ぎたるはなほ

 先日の19日と20日、私が担当している授業の期末レポートの締切日でした。

 提出は、紙でも電子ファイルでも良いことにしています。夏休み中なので、帰省している学生への配慮でもあります。

 紙で提出した学生の方が多かったですけど、メールの添付ファイルの学生も結構いました。

 あらかたがワードで、PDFがほんの数人。一太郎はゼロでした。一太郎派としては寂しいです。PDFでの提出は、もしかしたら一太郎をPDFに変換したものかもしれません。一太郎のままでOKですよ。

 メールは様々です。あらかたは問題ないのですが、メール本文がなくてレポートだけ添付したもの、メールのタイトルがないもの、など、適切さを欠いたものも若干ありました。

 中に、メール本文の中に、以下のような文言を含むものがありました。

>非常にご多忙かと存じ上げますが、目を通していただけると幸いです。
>どうかよろしくお願いいたします。

 私が出題したレポートですし、紙でも添付ファイルでも良いことにしてあるし、締切に遅れた訳でもないのに、なぜ「目を通していただけると幸いです」みたいな書き方をするのか。

 「非常にご多忙」でも「目を通」すのは当たり前のことです。

 不適切な謙譲表現は不快ですね。

 なんてことを、全世界に向けて発信しなくても、本人に言えば良いようなものですけど、本人に言うだけだと、まほろぐのネタにならないので。

 まほろぐ至上主義です。(^_^;

2014年5月13日 (火)

忠臣蔵キティ&ぐんまちゃん

 明日1限の基礎ゼミのテーマは、今年もまた忠臣蔵です。

 明日の授業準備のために、忠臣蔵キティのプリントなんぞを作っていました。親しみが湧くかと思って、毎年作っています。(^_^;
Chukitty3
 今年は、ぐんまちゃんにも忠臣蔵バージョンがあることを思い出して、それも加えました。♪

 そういえば、この2人のコラボ製品もあります。
Gunmac_kitty01
 上のに習って、並べてみました。
Gunmac_kitty_chu

2014年4月12日 (土)

研修旅行の記事をアップ

 昨日取り急ぎブログに載せた研修旅行の記事をHPに載せました。写真は、ブログでは7枚でしたが、HPでは4倍の28枚です。(^_^)

 ついでに表紙も変えました。HPの表紙、まだ新年バージョンだったんですよね。気にはなっていたんですけど。(^_^;

 桜バージョンに変えても、もう季節外れになってしまいそうでしたので、藤バージョンに変えました。しばらく変えずに済みます。

2014年4月11日 (金)

1年生研修旅行

 昨日・今日、毎年恒例の1年生の研修旅行でした。

 国文学科は、行き先はほぼ例年通りですが、順路が少し違いました。

 1日目は、大学に集合し、高崎市の土屋文明記念文学館に行きました。館長挨拶や館の解説ののち、2班に分かれて、館所蔵の新古今集写本の見学と、館内の見学をしました。
H26bunmei01
 昼食ののち、近所の古墳を自由に見学しました。
H26bunmei02
 館をバックに恒例の記念撮影。例年、ちょうど桜が満開なのですが、今年は盛りを過ぎていました。ちょっと残念。
H26bunmei03
 それから、県立「絹の里」に行きました。ここは初めての見学です。
H26kinu01
 そして、宿へ。宿は榛名湖畔にあります。夕食をおいしく頂きました。
H26yado01
 参加人数は、1年生64名、上級生2名、教員9名の総勢75名です。食事風景もなかなか壮観です。
H26yado02
 ミーティングは2回。夕食前に第1部、夕食後に第2部です。

 2日目は、前橋市の朔太郎記念前橋文学館を見学しました。
H26maebun02
 そして、前橋駅前で一次解散、大学で二次解散となりました。

 事故もなく、無事に済み、ほっとしました。充実した旅行だったと思います。学生同士の交流も進んだと思います。

 あ、「事故もなく」ではなく、ミーティング準備に机を動かしたとき、私が左足の甲を負傷しました。(^_^; そそっかしくていけません。少し出血しましたが、大丈夫そうです。(^_^)

 研修旅行のことは、あとで、他の写真も足してHPにも載せる予定です。載せたらご報告しますね。

2014年2月13日 (木)

明日は卒論の口述試験

 部屋を片づけないと口述試験ができませんので、今日、片づけました。

 といっても、必要最小限。(^_^;

 こちらが片づけ前。
Heya201402a
 こちらが片づけ後。
Heya201402b
 手前に大きく空き地ができましたけど、奥にいるぐんまちゃんが少し見えにくくなったような……。(^_^;

 1時間も掛からない、簡単な片付けでした。

 昔は3日くらい掛けて、奥の方まで片づけたんですけどね。下は8年前の研究室です。やはり口述試験の直前。(^_^) 今とは大違いです。(^_^;
Office04
 左上にぐんまちゃんが見えています。このころはまだ、ゆうまちゃんという名でした。

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