授業

2020年11月19日 (木)

遠隔授業

 非常勤先で10月から始まった後期授業、6回が終わりました。
 私は、3科目ともリアルタイムのMeetで実施しています。
 今のところ順調に推移しています。←と、本人は思っています。

 学生さんたちのカメラやマイクは切っているので、反応がさっぱり分かりません。
 でも、授業の後に寄せられるリアクションペーパー代わりのメールを見る限りは、少なくともメールを送ってくれている人たちについては、興味を持って授業をきちんと聴き、自分でもよく考えていることが伝わってきます。
 そういうメールを頼りに、普通に授業を進めています。

 ただ、リアクションペーパーは義務化はしていないせいか、送られてくるメールの数はじわじわと減りつつあります。(^_^;
 あまり熱心に授業を聴いていない学生さんもいるかもしれませんし、パソコン前からどこかに行ってしまっている学生さんや、寝ている学生さんもいるかも。
 それは対面授業でも同じことですから、全員が熱心に授業を聴いていることを期待してはいけないのでしょう。
 こちらは手を抜かずに一所懸命に授業をしますけど、大学の授業ですから、どう授業に向き合うかは学生さん次第でよいと思います。

 そう考えれば、写真や地図などを画面共有で容易に見てもらうことのできる遠隔授業にも利点があります。
 なるべくそういった利点を生かす形での授業を心掛けます。

2020年11月17日 (火)

「踊る埴輪」新聞記事の原本

 9月19日に「踊る埴輪 踊ってない?」という記事を書き、新聞記事の切り抜きを載せました。
Odoruhikaku01
 ただ、この切り抜きは原本ではなく、コピーです。上代文学史の授業で配布したコピーの残部です。
 コピーのコピーなど、何度かコピーを重ねている可能性があります。

 このほど、渋川の家から新聞の原本が見つかりました。
Odoruhikaku02
 カラーなのでした。

 コピー。
Odoruhikaku03

 原本。
Odoruhikaku04

 鮮明さが大分違いますね。
 原本が見つかって良かったです。

2020年10月16日 (金)

GoToトラベルで前橋

 一昨日14日(水)に講演をした「ばらの会」は、朝9時20分までに来て欲しいとのことでした。
 東京発でその時間は厳しいので、前日の13日(火)から前橋市内に前泊したいところです。
 ところが、13日(火)はリモートの授業が3コマあります。
 東京の家で3コマ済ませて群馬に向かうと遅くなりますし、3コマの後での移動はきつかろうと思います。
 「う~ん」と考えて、もう1日早く12日(月)から宿泊することにしました。
 そうすれば、13日(火)はゆっくり起きて、ホテルからリモートの授業ができます。どうやらこれが一番良さそうです。

 などと考えていたのが9月末。
 そんな折に、前橋に泊まる時にはいつも利用するホテルからGoToトラベルの案内メールが来ました。
 ちょうど、東京発着の宿泊も対象になるというタイミングでした。
 いい仕事しますね。(^_^)
 ということで、早速そのホテルに2泊3日の予約をしました。

 宿泊代も安くなっていたと思いますが、その他に、チェックインする時にこういうクーポン券をもらいました。
Gototravel01
 有効期限は2泊3日の宿泊期間限りです。

 さてどう使おうか。
 趣旨としては、コロナ禍でダメージを受けた旅行関係の諸業種への応援ということですよね。
 コンビニでも使えそうですが、コンビニで使ったのでは趣旨が生きません。
 そこで、13日(火)にリモートの授業が終わった後、前橋駅構内の物産店を物色しました。
 講演2つの会場にも持ったまま行くことになりますので、リュックにすんなり収まるくらいの大きさでないと邪魔です。
 で、選んだ品がこれです。
Gototravel02

 裏側。
Gototravel03

 直前に終わったばかりのリモートの上代文学史の授業が「黎明期の上代文学」という内容で、「踊る埴輪」にも触れたところでした。
 踊っていないという説が主流らしい、という話をしましたが、箱にはこうありました。
Gototravel04
 この呼び名が定着していますからねぇ。

 「「踊る埴輪」と呼ばれている馬曳き埴輪」でも良いかもしれない、などとも思っています。(^_^)
 ところが、学生さんからのリアクションペーパー代わりのメールの中に、自分は馬曳きと習っていたので、踊っているという説があることを知ってびっくりした、というのがありました。
 昭和は遠く……です。

2020年10月 6日 (火)

今日、後期の授業開始

 今日から後期の授業です。
 元勤務先でもある非常勤先では、10月1日から後期授業開始なのですが、私の授業は火曜日なので、今日からということになりました。

 授業は3科目で、いずれもGoogleClassroom、Meet利用の遠隔授業です。3限4限5限の3コマ連続です。

Googleclassroom04
 看板のバックの絵は、左から順に耳成山、畝傍山、天香久山です。

 新学期は、いつも、どんな学生さんたちだろうかという不安があります。
 しかも、遠隔で顔も分かりませんので、なおさら。

 何とか3コマ無事に終わりました。

 授業中の反応がさっぱり分かりませんでしたが、リアクションペーパー代わりのメールを見る限りは、しっかり聴いてくれたようです。

 授業形態は、Meetを使ってのリアルタイムの授業ですが、画面共有で、画面にレジュメを映しながら、音声で説明するテレビ型か、あるいは、レジュメはあらかじめダウンロードし、プリントアウトして貰って、私のカメラは切って音声だけで説明するラジオ型を考えています。
 両者でどの程度通信費が変わるのかよく分かりません。希望を聞いたところ、定額制なのでどちらでも支障ないという意見が今のところ多数でした。どちらでも支障ないが、ラジオ型の方が助かるという声や、家にプリンターがないのでテレビ型がありがたいという意見もありました。
 よくよく検討してみます。どちらかに絞らず、両者のバランスを考えて行うということも考えます。

 またあれこれ試行錯誤です。

2020年9月19日 (土)

踊る埴輪 踊ってない?

 古い新聞の切り抜きシリーズ、今日は平成18年のです。
 12年前。今までの中では新しい方です。
H18odoru01

 この切り抜き、上代文学史の授業で使ってきました。
 「黎明期の上代文学」という回です。
 切り抜き自体は見つからず、これはコピーです。
 原本からの直接のコピーではなく、何回かコピーを重ねているかもしれません。
 鮮明さが足りません。

 踊る埴輪でないなら何かというと、こういうことのようです。
H18odoru02

 1ヶ月ほど前のNHK「所さん!大変ですよ」が埴輪特集でした。
 その回の内容説明にこうあります。

 「はに丸もビックリ 埴輪に魅了される人々」
 東京国立博物館から不思議な情報が飛び込んできた。かつて古墳に並べられた「埴輪」が最近、若い女子の間で大人気だというのだ。理由は、埴輪が持つ神秘性と、かわいらしい表情。家に自作の埴輪を100体以上飾る「埴輪女子」まで!
 さらに取材を進めると、埴輪界のスターとよばれる「踊る埴輪」が実は踊っていないという衝撃の研究結果が飛び込んできた。
 「おーい!はに丸」もビックリ。あなたの知らない埴輪ワールド!

 新聞記事から12年経ちますけど、いまだに、「「踊る埴輪」が実は踊っていないという衝撃の研究結果が飛び込んできた。」と言われています。この説、まだまだ世の中に認知されていないようですね。

2020年9月15日 (火)

Google Classroom の看板

 もう後期が始まった大学もあるようですね。
 私の非常勤先(もとの勤務先)は、前期授業の終了が8月末で、今日が成績登録締切日です。昨夜、無事に成績を出しました。出すとほっとします。(^_^)

 後期は10月1日からで、原則遠隔、一部対面です。
 私は3科目全て遠隔で行います。
 Google Classroom と Google Meet です。
 クラスを作成すると、自動的に看板(?)が生成されます。
 看板の絵は、いくつか用意してあるものと差し換えも可能ですし、自前の画像を使うこともできます。

 前期は二上山の写真を使いました。
Classroom02

 後期は3科目なので、「さて?」と考えましたが、上代関係で3つセットのものというと、大和三山しか思い付きませんでした。
 授業開始までまだ半月ありますけど、作ってみました。

 火曜3限の講義講読は畝傍山。
Googleclassroom01

 4限の演習は耳成山。
Googleclassroom02

 5限の文学史は天香久山です。
Googleclassroom03

 前期の二上山も含め、どれも暗めです。もとの画像はもっと明るいのですけど。
 文字がはっきり見えるようにするための仕様なのかもしれません。

 後期の授業開始に向けて、看板などよりも先に準備すべきものがいくらでもありそうなものですけど、そこはまぁ。(^_^;

2020年8月11日 (火)

広瀬本万葉集発見の新聞記事

 元勤務先の個人研究室から自宅に送った段ボール箱、3年も経った今頃、ほそぼそと開梱しています。
 箱から出して積み上げていた書類などの山が、今日、雪崩を起こしていました。
Katazuke06
 めげずに頑張ります。

 開梱中に、『古事記 修訂版』やら、おうふう版『萬葉集』などが出てきています。

 広瀬本万葉集が発見されたときの新聞記事も出てきました。平成5年のです。
Hirosebonkiji01
 授業でこれのコピーを配っていたのですが、やがて原本は紛失し、途中からコピーのコピーになってしまっていました。
 研究室を撤収するときに原本を発見し、段ボールに入れました。3年を経て、それが再発見されたという次第です。
 すっかり黄変してしまっています。
 でも、拡大すればちゃんと読めます。
Hirosebonkiji02
Hirosebonkiji03

 試みに、PC上でモノクロにして、明るさとコントラストを上げてみました。
Hirosebonkiji04
 こちらの方が良いですかね。

 アップも。
Hirosebonkiji05
Hirosebonkiji06

 古書市で、思いがけない掘り出し物があるものです。
 書写年代が江戸期のものなどで、そう貴重な写本とは気づかなかったのでしょうね。

2020年7月27日 (月)

『古事記 修訂版』を発掘

 大学での古事記の授業は、毎年、西宮先生の『古事記』を使ってきました。
 その際、版元から、教師用といいますか、1冊献本を頂いていました。
 でも、毎年新しいのをおろす必要はないので、頂いた献本の多くはそのままになっていました。

 定年退職の折に、研究室から大量の私物を段ボール箱に入れて家に送りましたが、大部分の箱はそのまま玄関先に積み上がった状態です。
 3年も経つのに。(^_^; お恥ずかしいことです。
 この度、心を入れ替えて、それを順次片づけることにしました。

 2箱目の段ボールを開けたら、その『古事記 修訂版』が6冊出てきました。ラッキーです。
Kojiki_kenpon
 といいますのは、この本、後期の演習で使う予定にしていたのですが、おうふうの廃業によって、新本ではもう入手できなくなってしまいました。
 3年生以上は問題ないのですが、2年生は演習も講義講読も初めてですので、この本は誰も持っていないはずです。
 私の演習を取る2年生は少数と思いますので、この献本が見つかれば対応可能です。それが箱を開けることにしたきっかけの1つです。
 2箱目で見つかったのは本当にラッキーでした。
 ただ、保存状態にはややばらつきがあります。4冊はOKですが、2冊にはやや劣化が見られます。何とか4人で収まると幸いです。
 他の段ボール箱にも入っている可能性がありますので、開梱を急ぎます。

 様々な意味で、本当に、おうふうの廃業は痛いです。

2020年6月25日 (木)

ぐんまちゃんの歴史

 前にも書きましたように、meetによる演習の途中に短時間の中休みを入れています。
 一昨日は、ぐんまちゃんグッズの写真を見て貰いました。
 そうしたところ、ぐんまちゃんに興味を持った学生がネットを見て、初代ぐんまちゃんの存在を知ったということです。
 そんなことをリアクションペーパー代わりのメールに書いてくれました。
 他県出身の2年生ですので、群馬に来てまだ1年。ぐんまちゃんのことをあまりよく知らなかったのでしょう。
 3人いる2年生は全員他県の出身者です。来週の中休みではぐんまちゃんの歴史を語らねば。(^_^)

 ということで、ぐんまちゃんのあゆみを年表にしてみました。字が小さくてすみません。
Gunmac_history

 昭和58年(1983)、群馬県で開催された国体(あかぎ国体)のキャラクターとして初代ぐんまちゃんが誕生しました。
Gunmac_history01
 作者は、漫画家の馬場のぼるさんです。

 平成6年(1994)、群馬県で開催された全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック)のキャラクターとしてゆうまちゃん(現・ぐんまちゃん)が誕生しました。
Gunmac_history02
 キャラクターデザインは公募で、中嶋史子さんの作が採用されました。中嶋さんは、プロのイラストレーターを経験した後、群馬県の職員になった人です。上の写真は当時のものではなく、ぐんまちゃんがゆるキャラグランプリで優勝した時の『グラフぐんま』に掲載されたものです。

 平成8年(1996)、ゆうまちゃんは全国スポーツ・レクリエーション祭(スポレク)のマスコットを務めました。
Gunmac_history03
 初代ぐんまちゃんは最初の契約内容の関係で、馬場のぼる氏が描いた2つのポーズしか使えなかったのですが、ゆうまちゃんは最初から様々なポーズを取れるような契約だったようで、上のカードのように、様々なポーズをしています。
 かわいらしい姿に加えて、こうして露出を増やし、ゆうまちゃんは着々と知名度を上げてゆきました。
 それにつれて、ゆうまちゃんが「ぐんまちゃん」と呼ばれることも次第に増えていったようです。

 平成20年(2008)、東京の銀座に群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」がオープンし、これに伴い、ゆうまちゃんは「2代目ぐんまちゃん」を襲名しました。
Gunmac_history04
 確かに、群馬県のアンテナショップの名称として「ぐんまちゃん家(ち)」というのは極めて明快です。「ゆうまちゃん家」ではどこのアンテナショップか分かりません。
 上の写真は後年のものですが、このように歌舞伎座の真ん前という絶好の立地でした。ただ、残念なことに、平成30年に同じ銀座ながら別の場所に移転してしまいました。歌舞伎座の前では立地が良すぎて、家賃が高価だったようです。

 平成24年(2012)、ぐんまちゃん、群馬県宣伝部長に就任。県の部長といえば大幹部です。
Gunmac_history05
 写真は当時のものではなく、今年、ぐんまちゃんから貰った年賀状に使われていたものです。部長らしく、ちゃんと決済書類に押印しています。

 平成26年(2014)、ぐんまちゃん、ゆるキャラグランプリ優勝。2年間3位が続いた後、はれて優勝しました。
Gunmac_history06

 2代目ぐんまちゃんは、ゆうまちゃん時代も含めて26年のキャリアを持っています。7歳ですけど。
 年表にも載せましたように、ひこにゃんが2006年、くまモンが2010年の生まれですので、ぐんまちゃんはそれらの大先輩に当たります。

 今後もますます活躍して欲しいです。

2020年6月24日 (水)

演習の履修生からの質問(3)

 昨日はまたmeetによる演習の日でした。
 この授業は万葉集の概説からはじめましたが、このブログでもご披露していますように、学生さんからあれこれ質問が寄せられ、次の回でそれについて説明していますので、概説がなかなか終わりません。

 ただ、演習ですので、前々回からは学生さんの発表も並行して行っています。
 発表の方法は、分担を決めて順番に行うのではなく、全員に同じ課題を出して、毎回全員に発表してもらうという形式です。恩師O先生のやり方ですが、私がこの方法をとるのは教員になってから今回が初めてです。新型コロナの影響です。(^_^)

 前回の課題は、万葉集の3399番歌「信濃路は今の墾り道~」の歌について、「万葉集校本データベース」で本文異同を調べ、そこに載っている諸注釈の口語訳を整理し、考えなさい、というものでした。この歌、4句目が元暦校本だけ「足踏ましなむ」、他の諸本は「足踏ましむな」です。どちらの本文に依るかで全体の解釈も変わってきます。

 図書館が自由に使えれば、諸注釈に載っている語釈も参照できますし、当然そうすべきものですが、今はそれが叶わないので、口語訳だけを丁寧に読んで考えることになります。苦肉の策ではありますが、口語訳の比較だけでも意味はありそうです。

 ちょっと難しすぎる課題だったと思いましたが、リアクションペーパー代わりのメールに、「1つの歌について調べて解釈をするというのは、ただ原文を読み訳を見て理解するのではなく、原文から調べて自分なりの解釈を見つける、ということなのだなと今回の課題発表で改めて思いました。」という感想を寄せてくれた学生がいました。2年生です。

 そのように思ってくれたのならば、課題の目的は十分に達せられたと思います。

 学生の発表が終わった後、5句目の「沓履け我が背」の「け」の仮名について、四段活用動詞の命令形、下二段活用動詞の命令形で「け」の甲乙が異なるという話をしました。これなどは、諸注釈の口語訳からは全く読み取れないことです。
 それに関して、「(今までは甲乙のことがピンときていなかったが、)今回、活用形の違いが解釈の参考になることを知って、とても納得することができました」という感想を寄せてくれた学生がいました。これまた幸いです。甲乙のこと、もう少し補足しようと思いました。また概説が増える。(^_^)

 同じ学生が、このような質問も書いていました。

  >信濃路の歌ですが、「しなのち」も「かりはね」も「わかせ」も、全ての訓みが僻案抄のあたりで濁点付きに変わっていました。
  >(奈良時代は濁点、半濁点は認識されていなかったと記憶しています。)
  >これは、僻案抄がつくられた江戸時代あたりから、音韻の自然さをふまえた訓みをつけるようになった、ということでしょうか。

 ( )内の「濁点」「半濁点」というのは「濁音」「半濁音」のことでしょうかね。そうだとすると、次回説明しなくてはなりません。
 それはともかく、この質問は、「万葉集校本データベース」では、万葉集の諸本や、仙覚抄、拾穂抄、代匠記あたりまでの諸注釈では訓に濁点が付いていないが、僻案抄以後の諸注釈では濁点が付いている、ということに着目しての質問です。

 言われてみれば確かに3399番歌についてはそうなっています。恥ずかしながら、いつ頃から濁点を付けるようになってきたのかということは考えたこともありませんでした。「万葉集校本データベース」では、諸注釈それぞれの訓が濁点まで正確に反映されているかどうかの確認が必要ですが、調べてみないといけませんね。

 また私の宿題が増える。
 そして、またわが身の恥をブログにさらしています。(^_^;

 今年の演習は大変に私の勉強になっています。
Gunmac_stamp02

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

ウェブページ