テレビ

2024年9月25日 (水)

都知事選掲示板の再利用

 昨日のNHK「首都圏ネットワーク」で、今年の東京都知事選で使われた掲示板の一部が学校の文化祭で再利用されているというニュースがありました。
Tochijisenk

 掲示板はベニヤ板でできているとばかり思っていましたが、そうではなくて、特殊な紙を加工したものだそうです。
 それで、選挙のあと、多くは段ボールなどに加工されたそうですが、一部は学校の文化祭などで再利用されているとのことです。

 生徒さんのインタビュー画面では、ベニヤ板よりもしっかりしていて、塗りやすく運びやすいと言っていました。
 廃物利用、素敵です。勿体ないですものね。

 今回の都知事選には56人の立候補者がいましたので、多くの掲示板を要しました。
 立候補者が多いこと自体は悪いことではありませんが、今回は、売名のためや、SNSのアクセス数を上げるため、党の宣伝のため、などと思われるような候補者が多かったです。
 だから、一層掲示板の再利用を嬉しく思います。

2024年9月22日 (日)

源氏物語の成立年は?

 源氏物語の成立年は不明ながら、1008年には成立していたという認識をしていました。
 しかし、不勉強のため、この1008年の根拠は知らず、調べようともしませんでした。

 そうしたところ、今日のNHK「光る君へ」で、寛弘五年(1008)の親王様五十日の儀が催され、藤原公任が「このあたりに若紫はおいでかな」という言葉を発したことが描かれました。

 「あ、これか!」と思いました。「若紫」ですからね。この時点で完成はしていなくても、若紫のあたりまでは完成していたのでしょう。
 念のため調べてみましたら、紫式部日記に「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」という発言の記事があるのですね。
 テレビドラマに教えられました。
 不勉強を恥じるばかりです。

 絵がないと寂しいので、「近江歴史」という絵はがきから紫式部のを貼っておきます。
Oumireki09
 下には「紫式部上東門院の命を受け石山寺に参籠して源氏物語を著し之を上つる文辞絶妙今に至り範を垂る」とあります。
 石山寺ですねぇ。
 上東門院って誰じゃ、と思って調べたら彰子さまでした。
 ほんと何も知りません。
 いや、わざわざ恥をさらすことはないのですが。(^_^;

 ドラマの方は、終わりの5分、10分くらいで、怖ろしいことになってきました。

2024年8月11日 (日)

「空振らせる」

 先ほど、NHKのオリンピック番組を見ていたら、フェンシングの江村選手から「空振らせる」という言葉が発せられました。
Karaburaseru

 初めて聞く表現です。
 私は文法が不得意なので、以下は眉唾でお読みください。

 「空振らせる」は、こちらから仕向けて、相手が剣を空振りするようにさせること、という意味なのでしょう。
 「空振り」は名詞だけで、その動詞形の「空振る」はありませんが、「空振り」を動詞化させて、さらに使役の助動詞をうしろに付けた用法ですね。
 名詞「空振り」は「空+振る」の名詞形ですから、先祖返りさせて「空振る」という動詞として使ってもおかしくはありません。
 使役の助動詞は未然形接続なので、動詞の「空振り」に接続させるならば、「空振らせる」になりますね。
 おかしくありません。
 フェンシング界では普通に使われている用法なのかもしれませんね。
 野球のピッチャーにも使えそうです。

 念のため「空振る」という動詞の有無を調べてみましたら、日国にはありませんでしたが、デジタル大辞泉には次のようにありました。
--------------------------------------------------------------------------

から‐ぶり【空振り】[名](スル)

1 野球やテニスで、振ったバットやラケットが球に当たらないこと。「―の三振」「強打者を―させる」

2 棒やこぶしなどでたたこうとして、相手に当たらないこと。「右のパンチを―する」

3 ある目的をもってとった行動が、当てが外れて失敗すること。「計画が―に終わる」

[補説]俗に、「空振る」「空振った」などと動詞化して使われることがある。
--------------------------------------------------------------------------

 俗語としては動詞の「空振る」もあるのですね。
 おもしろいです。

2024年7月30日 (火)

大正7年の『東海道』(4)広重の「京師」

 昨夜、ビデオデッキの中の録画済み番組リストを見ていたら、6月26日(水)のNHK「歴史探偵」をまだ見ていないことに気づきました。
 テーマは広重です。
 早速見てみたら、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」について、あれこれ知ることができ、面白かったです。
 「東海道五十三次」については、先日来、大正7年の『東海道』を載せていることもあり、さらに興味を惹かれました。
 そのうちの1つが「京師」です。
T07tokaido06
 広重の絵には山並みの向こうに茶色い山が見えます。これは比叡山だそうです。
 実際の比叡山はずっと左側にあって、この画角には全く入らないのだそうです。
 それを広重はずずーーっと、右側に引っ張ってきて、遠景としたのだそうです。
 大幅なデフォルメですねぇ。
 写真にも遠くにうっすらと山のようなものが見えますけど、あれは見開きの印刷が写ったもので、元の写真にはないはずです。

 もう1つ。
 広重の絵の右側です。
T07tokaido16
 右側に見える塔は八坂の塔、その左側、山の中腹にあるのは清水寺だそうです。

 同じく左側です。
T07tokaido17
 中央青い屋根は知恩院だそうです。

 京都の名所をあれもこれも描き入れたのですね。

 少しのことにも先達はあらまほしきものです。
 たまたま最近この『東海道』を入手していたお陰で、より興味深かったです。

2024年7月12日 (金)

金魚のふるさと 江戸川区

 今日の夕方NHK「首都圏ネットワーク」の「オシたび」コーナーで、江戸川区の金魚が取り上げられていました。
Edogawakingyo01
 「金魚」にはすぐに反応してしまいます。

 江戸川区で金魚の養殖が行われているとは知りませんでした。
Edogawakingyo02
 この区で金魚の養殖が盛んになったのは関東大震災後で、最盛期には20軒以上の養殖業者がいたそうですが、宅地化の影響などで、今は2軒のみだそうです。

 金魚グッズを中心に扱っているお店。
Edogawakingyo03
 このお店、行ってみたいです。

 うちの金魚が生まれたのは、大和郡山か弥富かと思っていましたが、江戸川区の可能性も浮上しました。
 いや、養殖業者が2軒では、その可能性は低いかもしれませんね。

 最近、金魚がゴハンを食べないので心配です。
 口には入れるのですが、ペッ!と吐き出してしまうのです。
 あの食いしん坊の連中が。
 ナゾです。

2024年6月16日 (日)

自作の平安京・大内裏・内裏・清涼殿図

 今日のNHK大河「光る君へ」も面白かったです。
 番組の中で、落飾した中宮定子を一条天皇が職の御曹司に呼び寄せることが出てきました。
 「はて? 職の御曹司ってどこだっけ?」と思い、大内裏図を見てみました。
Daidairizu01
 中央付近にある内裏の北東ですね。すぐ近くです。
 こういう図は、国語便覧や日本史地図帳などに載っています。

 昔、国文学概論を受け持ったことがありました。
 今ならば既製品の図をスキャンしてしまえば簡単ですが、当時はまだスキャナを持っていなかったので、さてどうしようかと考えました。
 コピーして切り貼りする手もありますけど、アナログデジタル併用ではおもしろくありません。
 そこで、ジャストシステムの「花子」を使って、作図することにしました。

 まずは、下書き線。
Daidairizu03
 大内裏内の東西南北の道は、大内裏の外の道と重なっています。

 この下書き線の上に各施設の図を描きます。
Daidairizu04

 そして、下書き線を非表示にします。
Daidairizu05
 ここに文字を入れれば、最初の図になります。
 それぞれの施設を色で塗ることはしませんでしたので、これで完成です。

 同様にして、平安京図、内裏図、清涼殿図を作図しました。色を塗ったものもあります。
Heiankyozu
 何ともマメなことです。(^_^)
 でも、楽しかったです。2000年の頃です。
 そして、自分で作図すれば理解も進みますし、記憶にも残る……はずなのですが、職の御曹司の位置、すっかり忘れていました。(^_^;

2024年4月10日 (水)

桜田殉難八士之碑

 今日のNHK「歴史探偵」は桜田門外の変でした。
 番組の最後に少しだけ触れられていましたが、井伊大老を守ることができなかった井伊家の供回りの侍たちには思い罰が下されました。
 番組では以下の表が示されました。
Sakuradajunnan04
 やはり、むざむざと主君を討たれたことは、供回りの武士にとっては大きな不名誉なのでしょうね。
 それにしても厳しいですね。

 井伊大老の墓は東京世田谷の豪徳寺にあります。
 そして、大老の墓の後ろには、桜田門外で斬り死にした井伊家の八人の武士の顕彰碑が建てられています。
Sakuradajunnan01
 「桜田殉難八士之碑」と彫ってあります。

 背後の碑文は以下の通りです。
Sakuradajunnan02

 翻字します。
------------------------
  万延元年三月三日桜田之変*之者八人曰
  日下部三郎右衛門令立
  河西忠左衛門良敬
  沢村軍六之丈
  小河原秀之丞宗親
  越石源次郎満敬
  永田太郎兵衛正備
  加田九郎太包種
  岩崎徳之進重光
  今茲二十七回忌辰樹石於先考墓側以表忠節云
  明治十九年三月廿八日
    従四位勲三等伯爵井伊直憲識
------------------------
 読みやすいように、意味に合わせて改行しました。
 1行目に1文字だけ読めない文字がありましたので、*で示しました。
 拡大します。「変」の下の文字です。
Sakuradajunnan03
 「死」ですかねぇ?

 赤穂浪士の討ち入りで斬り死にした吉良家の侍と同様、桜田門外で斬り死にした井伊家の侍も顕彰されるのは嬉しいことです。

2024年3月25日 (月)

DVDケースを発掘

 渋川の家の片づけ、地味に続いています。
 昨日は、物陰からDVDケースが出てきました。
Dvdcase01

 ファスナーを開くとこうなります。
Dvdcase02

 全部で96枚のDVDを収納できます。

 市販のDVDやCDはそのまま保存していますが、テレビ放送を自分で録画したものは、1枚ずつプラスチックケース入りでは嵩張るので、こんな風にして保存しています。
 これがもういくつも。

 何を保存しているかといえば、大河ドラマを初めとする時代劇だったり、ブラタモリだったり、映画だったり、日本史系の教養番組だったり、さまざまです。

 今回発掘されたケースには、背表紙に「忠臣蔵2」というラベルが入っています。
 内容は「あゝ忠臣蔵」、「編笠十兵衛」、「赤穂浪士」(錦之介版)、「元禄忠臣蔵」などです。
 見つかって良かった。
 忠臣蔵関係は、私のライフワークの1つである「忠臣蔵配役表」作成のために見直すこともあるでしょうけど、他のはたぶん見ないですねぇ。
 せっせと録画したのに。壮大なムダ。(^_^;

 昨日はズボンも発見しました。状態的にはまだ十分に穿けます。
 ただ、サイズが合うかどうか。合わない可能性大です。

2024年3月 2日 (土)

今日の「ブラタモリ」は「正倉院」

 今日の「ブラタモリ」は「正倉院」でした。
Buratamoshoso01
 テーマは、「なぜ1,300年もお宝を守れた?」です。
 正倉院の建物の構造のうち木材の厚さ、高床式、免震構造のこと、宝物を収める木箱のこと、勅封のこと、消防団のこと、正倉の中のものは全て保存の対象になっていること、などが取り上げられました。

 正倉の中に置かれた木箱の防湿効果は目を見張るものがありました。
Buratamoshoso04

 蘭奢待の写真も出ました。
Buratamoshoso02

 私も持っています。
Ranjatai04
 大体一緒。♪

 うちに、ネットオークションで入手した『正倉院宝物』全三巻があります。
Buratamoshoso05
 この本、大きくて嵩張るので、処分するつもりで玄関に出したのですが、取っておこうかと思いました。
 先日渋川の家を点検したときに、渋川の家にもこの本がありました。
 すっかり忘れていましたが、そちらは新本で購入したはずです。
 取っておくとしたら、そちらですね。渋川の家の本を東京の家に運び、東京の家のを処分です。

 「ブラタモリ」のレギュラー放送は今回で終わりと勘違いしていました。
 そうではなくて、3月いっぱいで終了ですので、あと数回あるようです。

2024年2月21日 (水)

「風と雲と虹と」のムック

 先日の雪崩で出てきました。
 ただ、放送当時はドラマムックの存在すら知りませんでした。これは数年前にネットオークションで購入した品です。
Kazetokumoto01
 表紙はイケメンふたり。
 平将門は加藤剛。かっけーです。
 向かって左は草刈正雄。
 草刈正雄は、その後、「真田太平記」で真田幸村を演じ、さらに「真田丸」ではその父真田昌幸を演じました。どれもかっこよかったです。

 主な配役。男性陣。
Kazetokumoto02
 緒形拳の藤原純友も、露口茂の田原藤太も渋いです。

 同じく女性陣。
Kazetokumoto03
 吉永小百合ですねぇ。

 大河は豪華俳優陣も見どころですね。
 今の「光る君へ」よりも半世紀以上昔の時代が舞台ですので、一番古い時代を扱った大河です。
 飛鳥奈良時代も希望。

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