テレビ

2023年3月15日 (水)

昭和45年『テレビメイト』12月号は大忠臣蔵特集(2)

 昨日取り上げた『テレビメイト』の大忠臣蔵特集はあれで終わりにするつもりでしたが、もう1回取り上げます。
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 と言いますのは、昨日の記事について、イラストレーターのもりいくすお氏から、お軽の吉永小百合は実際には山本陽子が演じた旨、ご教示頂きました。
 また、Mock_Hatter氏からは、垣見五郎兵衛は実際には立花左近であるとのご教示をいただきました。
 びっくりしました。
 「大忠臣蔵」が始まったのは昭和46年の1月からですけど、この雑誌はそれに先立つ前年の12月に発行されたものです。
 雑誌の編集時点でもう既に番組の撮影は進んでいたことでしょうけれども、出番が先の役については配役の変更などもあり得たのでしょう。
 これは大変です。全部確認しなくては。
 配役ページは全部で6ページありますが、昨日はそのうちの3ページを載せました。今日は残りの3ページを載せます。
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 その結果、雑誌掲載の配役表と実際のドラマとには以下の変更がありました。

 【配役交代】
  お軽   :吉永小百合→山本陽子
  毛利小平太:平幹二朗→高橋悦史

 【役名変更】
  松本幸四郎:垣見五郎兵衛→立花左近
  池内淳子 :浮橋大夫→夕霧太夫

 危ないです。なかなか油断ができません。

2023年3月14日 (火)

昭和45年『テレビメイト』12月号は大忠臣蔵特集

 今日は3月14日、松の廊下の刃傷の日ですので、忠臣蔵ネタで。
 『テレビメイト』の昭和45年12月号は「大忠臣蔵」特集号でした。
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 これまたネットオークションの獲物なのですが、この雑誌は今まで知りませんでした。
 「大忠臣蔵」というのは、昭和46年にNET(今のテレビ朝日)で放送された連続時代劇で、主演は三船敏郎です。

 3月14日の刃傷の場面。
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 浅野内匠頭は尾上菊之助(今の菊之助のお父さん)、吉良上野介は市川中車です。

 配役の一部。
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 三船はやはりかっこいいです。市川中車は途中(もう終盤でした)で亡くなったために、あとは弟の市川小太夫が引き継ぎました。

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 お軽・勘平が吉永小百合と石坂浩二、俵星玄蕃は勝新太郎、豪華です。

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 垣見五郎兵衛は松本幸四郎。この松本幸四郎は、松たか子基準で松たか子のお祖父さんですね。
 田村正和が矢頭右衛門七ですから、田村正和、まだ随分若かったのですね。

 これ以外に、
  瑶泉院   :佐久間良子
  間十次郎  :蜷川幸雄
  堀部安兵衛 :渡哲也
  小林平八郎 :芦田伸介
  鳥居理右衛門:大友柳太朗
  脇坂淡路守 :中村錦之助
といった面々が出演していました。
 蜷川幸雄はあの蜷川幸雄です。
 豪華絢爛です。

2023年2月20日 (月)

朝ドラ「舞いあがれ!」に、俵万智さんが再び短歌を捧ぐ

 今日2つ目の書き込みです。

 俵万智さんが、金曜日の貴司くんに捧げた歌に続き、今日は舞ちゃんにも。
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 俵万智さん、本当に「舞いあがれ!」に心を寄せていらっしゃいます。
 2首目は五島の縁側での会話を踏まえていますね。
 熱心な視聴者です。

2023年2月18日 (土)

朝ドラ「舞いあがれ!」に俵万智さんが追和歌

 毎日、朝ドラ「舞いあがれ!」を楽しみに見ています。

 このドラマを俵万智さんが毎日ご覧になっていて、毎日のようにTwitterに書き込みをしていらっしゃいます。

 昨日は、幼なじみの舞ちゃん(福原遥)と貴司くん(赤楚衛二)が、お互いの思いを伝え合う感動回でした。

 昨日の朝、まだ番組が始まる前の6時7分という時刻に俵万智さんが貴司くんに捧げる歌をtweetしていました。
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 1首目の歌は、かつて貴司くんが舞ちゃんを励ますためによんだ歌、
  「君が行く新たな道を照らすよう千億の星に頼んでおいた」
と、ドラマタイトル「舞いあがれ!」とを踏まえています。

 2首目の歌は、舞ちゃんが貴司くんに伝えた感想、
  「短歌にしたら、一瞬が永遠になるんやな」
を踏まえています。

 プロの歌人がテレビ番組に心打たれて、歌を作って公開するって、滅多にないことと思います。

 予告によれば、来週は2人の結婚式が執り行われるようです。
 いやぁ、いいですね。ハッピーエンドです。
 ……って、まだ1ヶ月あるんですけど、この先どうなるんでしょう。
 舞ちゃんはパイロットになるのか、はたまた別の道を見つけるのか、そういうことでしょうね。

2023年2月11日 (土)

今日のブラタモリは前橋

 今日のブラタモリは前橋でした。
 知った土地が取り上げられると嬉しいです。
 あ、知った土地といっても、私が知っているのは前橋のほんの一部だけなのですけど。

 タモリさんは、前橋は初めてだそうです。
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 昨夜は高崎に泊まって、車で連れてこられたのが前橋だったと言っていました。

 番組は群馬県庁舎前から始まりました。
 ぐんまちゃんの登場に期待したのですが、番組の最後まで出てきませんでした。
 残念です。
 唯一チラと映ったのが、下の写真の矢印の先です。ぐんまちゃんの石像が鎮座しています。
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 こういうのです。
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 群馬県の形と「上毛かるた」の紹介がありました。
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 群馬県庁舎は日本一高い県庁舎です。
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 東京都庁舎の方が高いのですが、あれは県庁舎ではなく都庁舎なので、対象外です。(^_^)
 建ったのはバブルの頃です。今ではとても。

 この先、4世紀に造られた八幡山古墳という前方後方墳、前橋城跡、風呂川、明治初期に建てられた臨江閣などに行きました。
 それぞれに興味深かったのですが、あまり写真を載せてはまずいでしょうから、写真は番組の冒頭部だけにします。

 今日のお題は「前橋は関東の華」でした。
 楽しかったです。

2023年1月24日 (火)

昭和45年のNHK紅白歌合戦の台本

 昭和45年(1970)のNHK紅白歌合戦の台本を入手しました。
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 今から52年前のものですね。半世紀。大昔です。
 時間は21:00~23:45です。今よりだいぶ短いですね。
 会場は東京宝塚劇場。NHKホールではありません。

 オープニング。
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 ガリ版です。文字が小さいので判読してください。
 スクーツメイツの男女200人がエネルギッシュに踊ったようです。
 大掛かりです。

 司会者と歌手入場。
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 司会は宮田輝と美空ひばりです。
 両司会者の登場では、(舌戦あり)ということで、セリフまでは書いてありません。アドリブでしょうか。

 審査員紹介。
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 日本全国各地8ヶ所から地域別に5人ずつ、合計40人の審査員ということで、超大袈裟、もとい超豪華な審査員陣です。
 関東地方代表の審査員5人の筆頭に坂東玉三郎がいます。芸歴、長いですね。
 この5人の最後に大坪指方(柳生道場師範)がいるのは、翌年の大河が柳生宗矩を主人公にした「春の坂道」であることによるものと思われます。
 審査員陣の中には、近畿地方に三田佳子、中部地方に玉の海、中国地方に田中絹代、九州地方に中山律子、東北地方に志村喬、四国地方に武原はんなどがいます。
 当時私は浪人生でした。紅白は見ていたはずですが、40人もの審査員というのは全く記憶にありません。
 ぼーっと見ていたのでしょう。(^_^;

 トップバッターは水前寺清子です。
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 一番上の丸数字がカメラです。
 全部の歌詞が書いてあって、どの歌詞のところではどのカメラというカメラ割りが示してあります。

 大トリは美空ひばりです。
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 美空ひばりは、紅組の司会と大トリ、大活躍です。

 細かく見て行くとあれこれおもしろいのですが、キリがないので、この辺で。

2023年1月11日 (水)

昭和37年の「みんなのうた」

 NHKの「みんなのうた」の楽譜を入手しました。
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 8.9月とあるだけで、年が分からなかったので、ググったら判明しました。
 昭和37年(1962)のでした。
 私の年が分かってしまいますが(今さら)、当時小学5年生です。
 毎日見ていたはずで、このうち、「アルプス一万尺」「川で歌おう」「夏の思い出」「おなかのへるうた」は憶えていますが、あとの3曲は歌詞を見ても思い出せません。これらは週1回の放送なので、2ヶ月あっても8~9回しか放送されていませんので、それで憶えていないのかもしれません。
 あ、楽譜と歌詞は音楽著作権の問題がありそうなので、掲載は控えます。

 裏側。
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 ビクターのコマーシャルです。
 ポータブルレコードプレイヤーですね。
 でも「電蓄」と書いてあります。
 電気蓄音機。まだそういう言い方が一般的だったのでしょうかね。

 上方の宣伝文のアップです。
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 トップに「●お化粧に便利な鏡付きです」とあります。
 これが一番の売り文句?
 主に女性をターゲットにしているのでしょうかね。
 そもそも「ハンドバッグ型電蓄」とありますしね。

 右下のアップ。
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 東京オリンピックの2年前ですが、もう「この日のために」が「絶賛発売中!」とあります。

 やはり、同時代資料は面白いです。♪
 もう結論はそれ1本。(^_^)

2022年12月19日 (月)

「焼きまんじゅう」がトレンド入り

 夕方、ツイッターを見たら、「焼きまんじゅう」がトレンド入りしていました。
 焼きまんじゅうって、群馬県民のソウルフードとされる食品です。
 「はて?」と思って見てみたら、今日の朝ドラ「舞いあがれ!」に登場したとのことでした。
 今朝の「舞いあがれ!」見ていたのですが、見ていたときには気づきませんでした。
 言われて初めて、「ああ、あの時の」と分かりました。

 これです。
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 文字が逆さまですが、確かに黄色いラベルに「ぐんまの味 焼きまんじゅう」と書いてあります。

 まんじゅう3つ、串に刺さっています。
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 私は30年以上も群馬に住んではいたのですが、群馬生まれ群馬育ちではないので、見たときにはピンとこなかったのでしょう。
 このあたりが、「群馬県民のソウルフード」と言われる所以なのかもしれません。

 朝ドラに焼きまんじゅうが登場したことにすぐに気がついた群馬県民が大勢ツイートした結果、トレンド入りしたのでしょうね。
 「FIFAワールドカップ」や「鎌倉殿の13人」と並んでの「焼きまんじゅう」ですから、すごいです。

2022年12月18日 (日)

「鎌倉殿の13人」終了

 「鎌倉殿の13人」が終わってしまいました。
 来週から寂しいことです。

 「鎌倉殿の13人」の今年の漢字は「愛」のままで良さそうです。
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 昨日は、あのドラマに登場した様々な人々の愛を列挙しましたが、肝腎なものを忘れていました。
 義時から泰時に向けた愛です。
 それは、八重さんに対する愛も含んでいたのかもしれませんが、今日、泰時に対する大きな愛を認識しました。
 というわけで、「鎌倉殿の13人」の今年の漢字は「愛」で良いと思います。

 今日の最終回で、「鎌倉殿の13人」の「13人」の本当の意味を知りました。
 13人の合議制といっても、13人揃ったのはほんのわずかな期間でしたものね。

 おなごはきのこが好きということを小四郎に教えたのは平六でしたっけ。
 その記憶は曖昧になっていました。
 最終回にまたその話が出るとは。(^_^)
 これも衝撃的でした。いや、笑撃的かも。

 「真田丸」の時は、次の大河「おんな城主直虎」へのエールがありましたが、今回もまた「どうする家康」へのエールがありました。
 三谷さん、義理堅いです。

2022年12月17日 (土)

「鎌倉殿の13人」の今年の漢字

 毎週楽しみに見ていた「鎌倉殿の13人」の明日はいよいよ最終回です。
 予想も付かない内容になるということで、どんな終わり方をするのか楽しみです。

 そんな中の12月12日(月)、ツイッターに「にらたま13(@niratama0896)」さんから、以下のコメントとともにこういう画像がアップされました。
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 >今年の漢字、発表されましたね。
 >鎌倉殿を一年見てきて、今年はこの漢字だよな…と自分で発表したい気持ちをお持ちの方は、
 >こちらの上皇様のありがたそうな素材絵をどうぞ使ってください。

 面白そうと思って、こういう漢字を選びました。
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 坂東武者の「武」でもあり、700年近くにもわたって続く武家政権を作った物語という意味です。

 その後、また考えて、違う漢字に変えました。
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 粛清の「粛」ですねぇ。頼朝による粛清、それに続いて義時による粛清。
 武家政権を確立するための手段でしたが、あまりにも多くの血が流れました。
 ブラックなドラマでした。

 さらに考え直して、こうなりました。
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 殺伐としたことはたくさんあったけれども、政子と頼朝との夫婦愛、時政の子供たちに対する愛。義時と八重との夫婦愛、義時と比奈との夫婦愛、木曽義仲と巴との夫婦(?)愛、巴と和田義盛との夫婦愛、木曽義高と大姫との夫婦愛、実衣と全成との夫婦愛、泰時と初との夫婦愛、実朝と千世との夫婦愛、政子と実衣との姉妹愛、政子と義時との姉弟愛、大江広元から尼将軍への一方的な愛、などなど、多数の愛で満ちあふれていました。 まだあったかもしれません。義経と静もありましたね。思えば愛にあふれたドラマだったと思います。

 今のところこんな感じです。どんなもんでしょ。
 明日の最終回を見て、変わるか変わらないか。

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