研究

2023年6月25日 (日)

8月5日に昭和女子大学でヤマトタケルのシンポジウム

 少し先ですが、8月5日(土)に昭和女子大学で「ヤマトタケル 敗者の形象」と題するシンポジウムが開催されます。
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 報告と総括は次の方々です。
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 申し込みは以下から。
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 上に載せたチラシのPDFは以下をご覧ください。
http://kitagawa.la.coocan.jp/yamatotakeru.pdf

2023年6月17日 (土)

今日は宮崎で古事記学会

 今日明日は宮崎で古事記学会です。
 会場とオンラインとのハイブリッド方式で、私は自宅からZoomで参加しました。
 今日の第1日は、公開講演会です。

 最初は、歌人・宮崎県立看護大学名誉教授の伊藤一彦氏「現代の歌人と「古事記」の世界」
 お2人目は、國學院大學教授の上野誠氏「書物の権威と語りの権威と-国司と『古事記』『日本書紀』-」

 そのあと総会と古事記学会奨励賞の表彰式がありました。
 今年度の受賞者は、
  近世諏訪明神縁起研究の間枝遼太郎氏と
  『先代旧事本紀』研究の星愛美氏です。

 間枝氏。
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 星氏。
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 勝手に画面キャプチャーしてよかったかどうかという問題はありますが、まあ。
 タイミングが悪く、星さんの方が頭が高い画像になってしまいました。済みません。
 バックにはZoomの参加者名が並んでいます。ちょうど星さんの腕の所に私の名も。

 総会の後は、懇親会も開催されました。
 それはZoomによる中継はなし。
 私も家でアルコール度数3%の缶チューハイを飲みました。

 明日は研究発表会です。

2022年10月16日 (日)

奈良県三郷町で萬葉学会(2)

 昨日の続きです。
 本来は、こちらの方が先でした。

 今回の萬葉学会全国大学は、三郷町・三郷町教育委員会・みさと万葉プロジェクトとの共催、
 日本遺産「龍田古道・亀の瀬」推進協議会の後援で開催されました。
 会場は三郷町文化センター文化ホールです。

 大会に先立ち、ウェルカムミニコンサートが開かれました。
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 歌・演奏:竹中信子氏
 朗詠:木村陽子氏のお二方です。

 舞台には立派な緞帳がありました。
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 三郷町は龍田の地です。もみじの名所なので、それにちなんだイメージです。
 右下にNationalと書いてあります。スポンサーでしょうね。

 学会挨拶。学会代表・東京大学大学院教授 鉄野昌弘氏。
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 挨拶。三郷町長 森宏範氏。
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 足には雪駄を履いていらっしゃいました。
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 三郷町の名産品だそうです。

 講演「戦争は知らない―内舎人家持の心の痼り―」
  武庫川女子大学教授 影山尚之氏
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 講演「天平八年夏六月の山部赤人の吉野讃歌をめぐって」
  奈良女子大学名誉教授・高岡市万葉歴史館館長 坂本信幸氏
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 坂本氏の講演の中で、澤瀉先生のお話しが出ました。
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 『万葉集注釈』の原稿を全て脱稿され、初校が終わった段階で急逝されたと伺っていましたが、注釈完成をテーマにした講演直後の急逝でいらしたのですね。
 私の誕生日に近い日付なのも感慨無量です。

2022年10月15日 (土)

奈良県三郷町で萬葉学会(1)

 今日・明日は奈良県の三郷町で萬葉学会の全国大会が開催され、私も参加しています。
 この地で全国大会を開催するという話は6年前に出たそうなのですが、コロナ禍で先送りになり、今年になってやっと対面での開催にこぎつけたとのことです。
 1日目の今日は講演会、萬葉学会奨励賞の表彰式、総会というプログラムです。
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 ステージにあるグランドピアノは、学会に先立って開催された歓迎ミニコンサート用です。
 あれこれ写真を撮りましたが、順不同ながら、まずは萬葉学会奨励賞の表彰式を取り上げます。
 今回は文学・語学それぞれ1名ずつの表彰です。
 文学ジャンルは仲谷健太郎氏、語学ジャンルは軽部利恵氏が受賞されました。

 仲谷健太郎氏。
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 軽部利恵氏。
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 両氏とも、2枚目の写真は、受賞の挨拶です。

 実は、軽部さんは私の最後の卒論ゼミの学生です。
 私の定年退職と同時に学部を卒業して、卒業後は奈良女子大学の大学院に進学し、この3月に博士後期課程を修了しました。
 受賞の挨拶では、大学院の指導教授でいらした尾山慎先生への謝辞とともに、私への謝辞も述べてくれて、私も大いに面目を施しました。
 表彰式のあと、私の近くの席に座っていた何人かの方から、「おめでとうございます」と声を掛けられました。
 私も、ぼーっと生きていないで、しっかり頑張らねばなりません。

 本人と表彰状。
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 写真を載せる許可は貰いました。念のために、目のところに黒い線を入れなくても良いかどうか聞いたら、入れなくても良いと言われました。(^_^)

 他の写真はまた後日。
 明日は研究発表会です。

2022年5月31日 (火)

昭和53年の稲荷山古墳

 先日、『稲荷山古墳出土鉄剣金象嵌銘概報』のことを載せました。
 当時、修士課程の3年生だった私は、院生仲間と稲荷山古墳に行きました。
 渋川の家でその時の写真を見つけ、東京に持ってきました。
 メモによれば、稲荷山古墳に行ったのは昭和53年(1978)の11月2日です。

 丸墓山古墳の案内板。
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 「平地に造られた円墳では わが国最大とされている」とありますね。
 このように書かれていたことはすっかり忘れていましたが、それは貴重と思います。

 丸墓山古墳か稲荷山古墳。
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 大事なことなのに、記憶が曖昧で。(^_^;
 43年半の歳月でもう思い出せません。

 稲荷山古墳の案内の標柱。
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 この解説標柱にある直刀に金象眼銘があったのでしょう。

 稲荷山古墳の礫槨。
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 金網越しに撮りました。左下に金網が写り込んでしまいました。

 礫槨の案内板。
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 直刀の他にさまざまものが副葬されていたことが分かります。

 いずれもプリント写真です。
 アルバムで直接空気には触れないように保存していたのですが、43年半の歳月で変色しています。
 ネガもあると思いますので、いずれそれをデジタル化したいと思います。

2022年5月21日 (土)

上代文学会賞は葛西太一氏

 今日明日は信州大学で上代文学会の大会です。
 会場とオンラインとのハイブリッド形式での開催で、私は自宅からZoomで参加しています。
 今日の第1日目は講演が2つと、上代文学会賞の授賞式、総会です。

 上代文学会賞は葛西太一氏が受賞しました。
 この賞は、該当者なしになる年も多い、権威ある賞です。

 授賞式。
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 授与者は代表理事の田中大士氏です。

 葛西氏のあいさつ。
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 Zoomの画面を勝手にキャプチャーして、しかもそれを公開してしまって良いものやら。(^_^;

 受賞対象は、『日本書紀段階編修論 文体・注記・語法からみた多様性と多層性 』(花鳥社)です。
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 この本の内容は、まず日本書紀区分論で、日本書紀全30巻がどのように区分されるかを論じています。
 日本書紀区分論は森博達氏のα群・β群の説が定説のようになっていますが、結論自体は葛西説も森説にかなり近いものになっています。
 しかし、森説が主に歌謡や訓注の字音仮名の音価を手がかりにしたものであるのに対し、葛西説は文体と句読の差違を手がかりにしています。こういった全く異なる手段を用いながら、似た結論に至ったことに意味があると思います。
 続いて、この基盤となる本文が、数次に亙る編集段階を経て現在の姿になったことを具体的に論証しています。

 大変に注目される著書です。

 さて、会場の信州大学教育学部は長野市にあって、ほど遠からぬ所に善光寺があります。
 今、ちょうどご開帳で賑わっているようです。

2021年11月13日 (土)

「いすくはし くぢらさやる」&金魚4態

 今日はZoomで古事記学会の例会がありました。
 発表は1本で、記紀歌謡の「宇陀の高城に~」です。
 この歌謡、問題点は明瞭で、「くぢら」というのが鯨なのか鷹なのかということと、歌謡の前半と後半との関係ですね。
 今日の発表もそこがポイントでした。
 発表のあと、質疑応答が行われました。

 発表が60分、質疑応答が30分という、ゆとりのある時間設定で、質疑応答も活溌でした。
 質疑応答は、段々にみんなで考えるようなイメージになってきて、充実した会でした。

 明確な結論は出ませんでしたが、とても勉強になりました。
 発表と質疑応答を聴いた結果、個人的には、「くぢら」は鯨。その肉を「こなみ」と「うはなり」とに不公平に分ける、ということで良いのかなぁと考えました。
 そう考えたというより、そういう方向性が浮かび上がってきたように思いますが、参加された方々がどうお考えか分かりません。
 意見には個人差があります。

 それはそれとして、発表内容には、もっと深い考察がありました。
 今日の質疑応答を生かして、さらに進化した論文を発表されるのが楽しみです。

 私は、終始、カメラとマイクとは切ったままで静かに聴いていました。
 でも、画面越しとはいえ、質問された方々のお顔は久し振りに拝見することができて幸いでした。

 金魚の水槽をバックに陣取っていましたが、カメラを切ったままだったので、出番はありませんでした。
 水がやけに澄んでいたので、例会が終わった後、写真を撮ろうとしたら、近づいてきた金魚がいました。

 まずは、根元から芽が出てきたアナカリス。
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 カメラ目線で寄ってきた金魚。
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 歌を歌っている金魚。
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 ボケをかましている金魚。
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 首を傾げて、上から目線の金魚。
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 どれもうまくピントが合っています。
 実は、これだけ撮るのに、全部で70コマくらい撮りました。(^_^;

2021年11月 8日 (月)

国文学研究資料館のコピー一番乗り

 今は東京都立川市にある国文学研究資料館は、国語国文学を学ぶ者にとってはありがたい存在です。
 コピー依頼をする入館者も大勢います。
 国文学研究資料館は、かつては東京都品川区戸越にありました。
 その地で、昭和52年の6月に開館式典が挙行され、7月から閲覧サービスを開始しました。

 当時私は修士課程の2年生でした。
 どんな施設か大いに関心を持ち、家から30分ほどの所にありましたので、早速行ってきました。
 資料を閲覧させてもらい、コピーも依頼しました。
 その折の書類が先日発掘されました。

 資料複写申込書。
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 領収証書。
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 どちらもカーボン紙ですね。

 領収証書の右上に、「昭和52年度 第1号」とあります。
 私がコピー一番乗りでした。
 自慢ではありませんが、これはなかなかなことかなぁと、感慨無量です。

2021年10月17日 (日)

萬葉学会2日目&訓点語学会

 昨日に引き続き、今日は萬葉学会の2日目。研究発表会です。
 そして、訓点語学会。
 どちらもZoomなので、発表ごとにどちらかを選んで参加しました。
 遠隔ならではですね。会場での開催だったらこんなことはできません。
 コロナ禍が収まっても、学会はハイブリッドでの開催が標準になるかもしれません。

 私は、普段このデスクトップパソコンを使っています。
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 画面右上にうさぎのカレンダー、左側にはテレビが映っています。テレビを見ながらパソコンが使えます。
 このパソコンにはビデオカメラとマイクは付いていません。

 金魚部屋にはノートパソコン。
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 Zoomなどはこのパソコンを使っています。
 リモート中、バックには金魚の水槽が映ります。♪

 ちょっと忙しかったですけど、2つの学会に参加できました。(^_^)

2021年10月16日 (土)

今日明日は京都大学で萬葉学会

 今日明日は京都大学で萬葉学会が開催されますが、Zoomです。
 第1日目の今日は午後から講演会でした。

 内田賢德氏「天平綺譚 万葉集巻十六の意匠」
 大谷雅夫氏「防人歌と「からごころ」」

のお二方です。

 有斐閣の『萬葉集全注』は、巻16だけが未刊です。
 芳賀紀雄氏が担当でしたが、概説を執筆したのみで急逝されました。
 その代わりに複数の方々が担当されることになり、内田先生はそのお一人だそうです。
 刊行が待たれます。

 講演の後、萬葉学会奨励賞の授賞式が行われました。
 受賞者は、奈良大学の鈴木喬氏です。

 鈴木さんには、美夫君志会で知り合い、以後、お世話になっています。
 知っている方が受賞されると嬉しいです。

 会場にいれば、あれこれ撮影したところですが、リモートのため、画面キャプチャーなどは遠慮しました。
 画像がないと寂しいので、無理やりそれらしいものを貼っておきます。
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