音楽

2020年9月13日 (日)

童謡ぐんまちゃん

 段ボール箱の中身を整理していたら、このようなチラシが出てきました。
Gunmac_doyo01
 平成23年に開催された、土屋文明記念文学館の企画展のチラシです。
 石原和三郎は群馬県出身の作詞家で、作品に「兎と亀」「花咲爺」「金太郎」などがあります。

 この中に、次のような絵があります。
Gunmac_doyo02
 花咲爺ですね。あごひげが生えています。(^_^) ヒゲの生えているぐんまちゃんは珍しいと思います。
 右下の犬もかわいい。

 もう1枚。
Gunmac_doyo03
 これはいなばのしろうさぎですね。

 ぐんまちゃんは何に扮しても似合いますが、これまたバッチリです。
 泣いているうさぎがかわいそう。
 ワニは鮫の姿で描かれています。こちらはニコニコ顔。

 楽しいチラシです。

2020年9月 5日 (土)

昭和28年の歌本(2)

 7月20日に「昭和28年の歌本(1)」という記事を書きました。
 ネットオークションで購入した「流行歌謡 歌の花束」という小冊子を取り上げたものです。
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 『婦人倶楽部』の昭和28年新春特大号の付録です。
 全部で194曲収録されています。

 もう67年も前のものです。当時どんな歌が流行っていたか知られます。
 全く知らない歌も多いですが、よく知っている歌もあります。私が懐メロ好きなせいもありそうですが。(^_^)

 その時は、歌のタイトルをざっと眺めて、どんな文字や語が多く使われているのか調べただけでしたが、データがあると集計したくなるサガで、作詞家・作曲家・歌手別の集計もしたくなります。それで、タイトルに(1)を付けました。

 やっと集計が終わりましたので(2)として載せます。

 それぞれの上位は以下の通りです。主な曲名を( )内に入れました。「主な」というのは私の主観です。

【作詞】
1.佐伯孝夫 19(桑港のチャイナ・タウン、銀座カンカン娘、湯島の白梅、勘太郎月夜唄、燦めく星座)
2.西條八十 17(青い山脈、誰か故郷を想わざる、東京音頭、侍ニッポン、サーカスの唄、カナリヤ)
3.藤浦 洸 10(水色のワルツ、悲しき口笛、別れのブルース)
4.佐藤惣之助 9(湖畔の宿、人生の並木路、赤城の子守唄)
5.野口雨情 7(船頭小唄、青い眼の人形、雨ふりお月さん、赤い靴、証城寺の狸ばやし、七つの子)
6.北原白秋 5(からたちの花、城ヶ島の雨、この道、雨ふり、待ちぼうけ)

 西條八十は象徴詩や童謡の作詞家という風に理解していました。歌謡曲もたくさん作っていたとは知りませんでした。


【作曲】
1.古賀政男 18(誰か故郷を想わざる、東京ラプソディ、丘を越えて、影を慕いて、酒は涙か溜息か)
2.服部良一 11(三味線ブギー、青い山脈、銀座カンカン娘、蘇州夜曲、湖畔の宿)
3.上原げんと 10(東京の花売娘)
4.佐々木俊一 9(桑港のチャイナ・タウン、東京夜曲、燦めく星座)
4.中山晋平 9(東京音頭、船頭小唄、雨ふり、肩たゝき、証城寺の狸ばやし)
6.万城目正 6(悲しき口笛、リンゴの唄)
6.吉田 正 6(黄色いリボン)

 古賀政男、強いです。(^_^) 服部三代の始祖である服部良一も多いですね。
 朝ドラ「エール」の古関裕而は5曲(イヨマンテの夜、長崎の鐘、フランチェスカの鐘)で8位です。


【歌手】
1.藤山一郎 13(長崎の鐘、青い山脈、東京ラプソディ、丘を越えて、影を慕いて、酒は涙か溜息か)
2.小畑 実 10(湯島の白梅、勘太郎月夜唄)
3.岡 晴夫 9(憧れのハワイ航路、啼くな小鳩よ)
3.美空ひばり 9(リンゴ追分、悲しき口笛)
5.田端義夫 7(かえり船、大利根月夜)
6.近江敏郎 5(湯の町エレジー、山小舎の灯)
6.竹山逸郎 5(月よりの使者)
6.津村 謙 5(上海帰りのリル)
6.二葉あき子 5(フランチェスカの鐘、夜のプラットホーム)

 藤山一郎が多いです。美空ひばりも3位に付けて、これから。

2020年7月26日 (日)

昭和47年の紅白歌合戦の台本

 ネットオークションで、昭和47年の紅白歌合戦の台本を入手しました。
S47kohaku01
 厚さが1.6cmほどもある大冊です。

 会場はNHKホールではなくて東京宝塚劇場です。
 ググってみましたら、NHKホールの完成はこの年の11月ですが、運用開始は翌48年の6月ということです。

 当日のスケジュールは次のようになっています。
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 基本的に、歌手1人あたりに見開き2ページが当てられています。
 右ページだけ示すとこのようになっています。
S47kohaku03
 全員歌詞付き。
 下半分の歌詞のところだけ見て、一々歌詞を書かなくても良いのでは? と思いましたが、上の方を見て、納得しました。
 最上段はカメラ割りですね。ABC456という6台のカメラがあって、歌詞のどの部分はどのカメラを使うのかが克明に示されているのでした。
 菅原洋一の場合は上のような具合で、割とゆったりしています。

 山本リンダは以下のようになっています。
S47kohaku04
 目まぐるしい変化です。

 ざっと見た範囲ですが、上の両者が両極端でした。

 ガリ版ですね。まだワープロは生まれていません。和文タイプはあるはずですけど、打つのに時間が掛かるので、手書きの方が速いのでしょう。
 全ての歌について、歌詞のどの部分を撮影するのに、どのカメラを使うのか、克明に決めておくのですね。大変なことと思います。
 紅白に限らず、歌番組では一般にこのようにしているのかもしれませんが。

 あれこれ興味深いです。

2020年7月20日 (月)

昭和28年の歌本(1)

 ネットオークションで買いました。
S28utanohanataba01
 『婦人倶楽部』の昭和28年新春特大号の付録です。
 「流行歌謡 歌の花束」とあります。
 今はあまり使わないようですけど、「歌謡曲」とか「流行歌」という言葉がありました。
 「流行歌謡」という語は初めて見ました。

 昭和28年というと、私はもう生まれてはいましたが、まだ物心ついていません。
 当時、青春時代を送った方々は、いま80代でしょうか。

 中身はこういう感じです。
S28utanohanataba02
 この歌は、菊田一夫作詞、古関裕而作曲、歌は伊藤久男です。
 古関裕而は朝ドラ「エール」の主人公のモデルで、伊藤久男は同じドラマで山崎育三郎が演じている佐藤久志のモデルですね。
 いえ、「エール」は見ていないのですが、他の番組でそういう情報を得ました。
 私は子供の頃から懐メロが好きで、伊藤久男のファンでした。

 全部で194曲収録されています。
 歌謡曲が140曲、そのあと「荒城の月」「椰子の実」などの歌曲が10曲、続いて「サンタ・ルチア」「野薔薇」などの外国の曲が10曲、童謡が23曲、民謡が11曲並んでいます。
 大体1曲1ページ歌詞のみですが、いくつか1曲で見開き2ページを使っていたり、楽譜のあるものもあります。

 歌のタイトルを眺めていたら、わりと目立つ語や文字が目に付きました。
 データがあると集計したくなります。サガです。(^_^;
 たまたま目に付いたものを集めてみただけですので、もっと使用度数の高い語や字が落ちている可能性はあります。

 【夜】が17曲ありました。
 夜霧のブルース、夜のプラットホーム、イヨマンテの夜、ダンス・パーティの夜、別れの夜船、泪の夜汽車、東京夜曲、蘇州夜曲
 ギター月夜、大利根月夜、勘太郎月夜唄、月夜船、白夜行路、夜来香、十三夜

 【船】が10曲
 別れの夜船、かよい船、アメリカ通いの白い船、月夜船、かえり船、別れ船、出船、白い船のいる港、船頭小唄、流れの船唄

 【娘】が8曲
 娘十九はまだ純情よ、娘とサンダル、銀座カンカン娘、東京娘、道頓堀の花売娘、ひばりの花売娘、東京の花売娘、上海の花売娘

 なんでしょね? 花売娘が4曲もあります。私、花売り娘って、見たことがないのですが、当時はたくさんいたのでしょうか。

 その「花売娘」の「売」も多いです。
 【売】は7曲
 道頓堀の花売娘、ひばりの花売娘、東京の花売娘、上海の花売娘、ミネソタの卵売り、リオのポポ売り、長崎のザボン売り

 地名+の+「売り」というパターンが3曲あります。

 【悲】が6曲
 悲しき小鳩、悲しきトランペット、悲しき口笛、高原の夢は悲し、佐渡ヶ島悲歌、江の島悲歌

 【ブルース】が6曲
 玄海ブルース、君忘れじのブルース、懐かしのブルース、夜霧のブルース、上海ブルース、別れのブルース

 地名は東京と長崎が目立ちました。
 【東京】は6曲
 東京シューシャイン・ボーイ、東京夜曲、東京の花売娘、東京ラプソディ、東京娘、東京音頭

 【長崎】は5曲
 長崎シャンソン、長崎の雨、長崎の鐘、長崎のザボン売り、長崎物語

 集計のみで考察はありません。(^_^;
 歌手のことなど、またこの本のことを取り上げたいと思いますが、いつになるか分かりません。

2018年4月 4日 (水)

チューリップに囲まれた歌碑

 前橋駅北口に作曲家井上武士の碑があります。
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 井上武士といっても必ずしも有名ではないかもしれませんが、童謡「チューリップ」や「うみ」の作曲者です。
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 普段は碑があるのみですが、季節柄、碑のまわりをチューリップが取り囲んでいました。
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 まだ少し早い感じですね。もう少ししたら花盛りになりましょう。

 この碑、角度を変えて見ると、「チューリップ」の冒頭の楽譜が刻まれています。
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2017年3月 4日 (土)

『幼稚園唱歌集』

 2月26日に『尋常小学読本唱歌』という記事をアップしました。ネットオークションで入手した資料です。

 類は友を呼ぶと言いますか(ちょっと違うか(^_^;)、今度は『幼稚園唱歌集』という本を入手しました。
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 文部省音楽取調掛の編纂です。
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 奥付によれば明治20年12月の出版で、東京音楽学校蔵版とあります。現在の東京芸術大学ですね。
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 「緒言」には次のようにあります。
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 続きの画像は省略しますが、本文の全体は次の通りです。

幼稚園唱歌集
  緒言
一 本編ハ、児童ノ、始メテ幼稚園ニ入リ、他人ト交遊スルコトヲ習フニ当リテ、嬉戯唱和ノ際、自ラ幼徳ヲ涵養シ、幼智ヲ開発センガ為ニ、用フベキ歌曲ヲ纂輯シタルモノナリ。
一 唱歌ハ、自然幼稚ノ性情ヲ養ヒ、其発声ノ節度ニ慣レシムルヲ要スルモノナレバ、殊ニ幼稚園ニ欠ク可ラズ。諸種ノ園戯ノ如キモ、亦音楽ノ力ヲ仮ルニ非レバ、十分ノ効ヲ奏スルコト能ハザルモノナリ。
一 幼稚園ノ唱歌ハ、殊ニ拍子ト調子トニ注意セザル可ラズ。拍子ノ、緩徐ニ失スルトキハ、活発爽快ノ精神ヲ損シ、調子ノ高低、其度ヲ失スルトキハ、啻ニ音声ノ発達ヲ害スルノミナラズ、幼稚ノ性情ニ厭悪ヲ醸シ、其開暢ヲ妨グル恐レアリ。故ニ本編ノ歌曲ハ、其撰定ニアタリ、特ニ此等ノ要旨ニ注意セリ。
一 幼稚園ニハ、筝、胡弓、若クハ洋琴、風琴、ノ如キ楽器ヲ備ヘテ、幼稚ノ唱歌ニ協奏スルヲ要ス。是レ楽器ニヨリテ、唱和ノ勢力ヲ増シ、深ク幼心ヲ感動セシムルノ力アルヲ以テナリ。

明治十六年七月

 内容はもっともと思います。指導者向けに書かれたものですね。

 収録されている歌は全部で29曲です。私が知っているのは2番目に載っている「蝶々」だけです。隔世の感がします。
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 今とは3行目の歌詞が違いますね。戦後変えたのでしょう。

 1番目に載っているのは「心は猛く」という歌です。
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 「~としも~ぞかし」ですからねぇ。難しい。(^_^; これを幼稚園児が歌ったとは。隔世の感がします。

 楽譜は次の通りです。
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 曲は簡単ですね。歌詞が4行あるうち、1行目と2行目は同じ節、4行目もほぼ同じで、3行目だけが異なります。

 歌うとすれば幼稚園児にもそう難しくはなかったでしょうが、歌詞が何とも。

2017年2月26日 (日)

『尋常小学読本唱歌』

 ネットオークションで入手しました。
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 この本、明治43年の刊行なのですが、表紙の題字等が左横書きです。この時代に極めて珍しいと思います。中身に五線紙の楽譜がありますので、それで全体が左横書きなのでしょう。
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 目次はこんな風です。
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 続き。
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 よくわからずに入札・落札したのですが、ググってみましたら、当時の国語教科書『尋常小学読本』に収録されている韻文教材の中から27の作品が選ばれ、それに曲を付けて教科書としたものだそうです。『尋常小学読本』は学年ごとの分冊になっていますが、この教科書は1冊です。

 たとえば、「こうま」はこんな感じです。
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 音符の上方に数字が書かれています。この教科書の持ち主が書き込んだものでしょう。ドレミではなくて、数字ですね。

 楽譜の次に歌詞のページがあります。
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 私、雪が積もると、革靴ではなくてゴム長で出勤します。その時に、「長靴はいい」「山でも川でもずんずんゆける」と思って、長靴を履きます。その出典はこの歌でした。♪ でも、今改めて見ると、本来の歌詞は「山でも川でも」ではなく、「山でもさかでも」ですね。(^_^;

 「鎌倉」の歌、好きです。
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 小学4年生か5年生の頃、遠足で鎌倉に行く前に、この歌を習いました。そんな思い出があります。
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 文語文の魅力を感じます。

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