書籍・雑誌

2024年5月24日 (金)

『西Navi』最新号の特集は越前

 今日は前橋で講座の日ですので、群馬に行きました。
 新幹線の車内誌には、我が愛読誌であるJR東日本の『トランヴェール』の他に、JR西日本の『西Navi』も載っています。
 北陸新幹線はJR西日本の地域に延伸しているためです。
 5月号をゲットしました。
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 特集は「平安風情感じる、福井」です。
 福井といえば、越前国。丁度NHK大河「光る君へ」とタイミングぴったりです。

 紫式部公園。
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 紫式部が越前に滞在したのは1年間なのですね。歌碑や金ぴかの銅像があるようです。

 紫ゆかりの館。
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 大河ドラマ館。
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 紫式部が越前往復の道中や越前でよんだ歌は3首伝わっているようです。
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 さて、普通ならば、今渋川の家にいるところですが、今日は東京に帰ってきてしまいました。
 いえ、ずっと渋川の家に行くつもりだったのですけど、超絶寝不足だったのと、超絶暑かった(前橋は32度)のとで、気が変わりました。
 気が変わったのは、前橋での講座が終わり、買物をするために高崎に向かう道中です。
 3分ほど真剣に考えて、結論が出ました。
 こんなことをしていては、いつまでたっても渋川の家が片づきません。何とかします。
 また、渋川の家と同時に、東京の家も片づけないと荷物が入りません。
 今日は早く寝て、明日から東京の家の片づけを頑張ります。

 今朝、東京の家を出るとき、金魚たちには、「しばらくゴハンないよ」と言い聞かせたのですが、思いがけず私が帰ってきたので、金魚たち、喜んでいました。

2024年5月17日 (金)

秋本吉徳氏『播磨国風土記全訳注』(講談社学術文庫)

 秋本吉徳著/鉄野昌弘補『播磨国風土記全訳注』(講談社学術文庫)がこの5月14日に刊行されました。
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 2年前に亡くなられた秋本先生の遺稿に鉄野先生が加筆されて刊行された書です。

 鉄野先生の解説には以下のようにあります。
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 秋本先生の御論文のリストは「略」として割愛しました。

 この本の内容を拝見すると、秋本先生の生前に原稿の大半は完成していたものと思われます。
 秋本先生が書かれた「まえがき」と「凡例」もあります。

 内容は、読み下し文、現代語訳、注、解説から成ります。原文はありません。
 これに、鉄野先生による補注、補説と、巻末の解説が付いています。

 秋本先生にお目に掛かったのは、昭和59年だったと思います。
 この年から清泉女子大学に非常勤講師として勤めることになり、以後、平成22年度まで、数度の中断を挟みながらお世話になりました。
 毎回ではありませんが、度々先生の研究室に「先生こんにちは」とお邪魔しました。本当にお邪魔だったかもしれませんが、楽しいひとときを過ごしました。(^_^;

 また、國學院大学の中村啓信先生の研究室で開催された古事記研究会でも秋本先生とご一緒しました。

 あれこれ思い出されます。
 先生の没後になりましたが、お原稿が公刊されたことは本当に幸いだったと思います。

2024年5月 8日 (水)

『萬葉集正義』情報

 昨日のTwitterで『萬葉集正義』(八木書店)が話題になっていました。
 「はて?」と思いましたが、今日、わが家にも八木書店のチラシが届きました。
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 この注釈書のことは、かねてどんな内容なのか気になっていましたので、詳細な内容紹介を待ちかねていました。

 これに書かれていた特徴を切り貼りします。
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 組見本は以下の通りです。
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 題詞の「天皇」「遊〓(けものへんに葛)」などは、従来の注釈書では一般的に訓読していたと思いますが、この注釈書では音読しているのが新鮮でした。なぜ音読するのかは前書きか凡例に書いてあるかもしれません。
 題詞は漢文ですから、音読もありかもしれません。

 現代語訳についてでは、「紫野行き 標野行き」は「散歩」なのでしょうかね?

 校訂本文には校異が欲しい気もしますが、底本を校訂した場合は勿論、本文に問題がある場合には注釈のところで述べられるでしょうから、なくても良いのかもしれません。

 あれこれ思うところはありますが、刊行を心待ちにしています。

2024年5月 4日 (土)

『國學院雜誌』万葉集特集(昭和44年)

 『國學院雜誌』の昭和44年11月号がネットオークションに出品されていました。
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 『國學院雜誌』は國學院大學や国文学研究資料館などで閲覧することもできますが、丸ごと1冊万葉集特集ですので、持っていても良いかと思い買ってしまいました。

 目次は以下の通りです。
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 錚々たる方々が執筆しています。
 おもしろそうなタイトルが並んでいます。
 中西進氏の山上憶良帰化人説はこれが初出ではなく、岩波の『文学』にお書きになったものが初出である旨、この論文の注に記載してありました。

 ゆっくり読むことにします。

 ところどころに赤の色鉛筆による傍線が遠慮がちに引かれています。
 前の持ち主が読みながら引いたと思うと、なかなか感慨深いものがあります。

2024年5月 2日 (木)

『ならら』最新号の特集は「平安王朝文学・古記録にみる奈良」

 一昨日、群馬から帰宅したら『ならら』の最新号が届いていました。
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 特集は「平安王朝文学・古記録にみる奈良ー藤原道長と紫式部の時代ー」です。
 文学と古記録、両方を視野に収めた特集です。そうですね。両方必要と思います。
 NHK大河「光る君へ」に合わせた企画でしょう。バッチリです。

 目次は以下の通りです。
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 特集4つと、力が入っています。

 特集1の花山院弘匡氏の名字の読みは、明治維新以降は「かざんいん」と言っていたそうですが、折口信夫の門下であった弘匡氏の実父によると、平安時代は「くわさんのゐん」だったとのことで、50年ほど前から「かさんのいん」としているそうです。

2024年4月21日 (日)

鈴木崇大氏『山部赤人論』(和泉書院)

 4月20日に鈴木崇大氏の『山部赤人論』(和泉書院)が刊行されました。
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 帯の裏表紙側に掲載されている目次を切り貼りします。
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 全部で400ページを超える大著です。
 山部赤人の歌について、広く深く考察されています。
 博士論文に加筆されたものだそうです。
 じっくり拝読して勉強しようと思います。

 鈴木氏は、昨年4月から群馬県立女子大学にお勤めです。
 群馬県立女子大学は良い方に来て頂いたものと思います。

2024年4月12日 (金)

『万城目学さんと読む ビジュアル竹取物語』

 『万城目学さんと読む ビジュアル竹取物語』(ポプラ社、2024年4月刊)を購入しました。
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 この本のことは、監修者でいらっしゃる福田智子先生がFacebookで紹介されているのを見て知りました。

 中身を載せることはできませんが、最小限だけ。
 「この本の使いかた」です。
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 全体はおおよそこのような構成になっています。

 単語の解説は、表紙から一部を拡大します。
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 大変に分かりやすく、そして竹取物語について詳しく正確に知ることのできる本です。
 竹取物語だけではなく、平安時代の制度や文化についても知ることができます。

 対象学年はどれくらいでしょうね。
 総ルビですので、絵本として読むには小学生でも可能です。
 学習段階に応じて、中学生から大学生まで対象になります。
 変体仮名まで学べます。
 対象範囲の大変に広い本です。

 「監修のことば」を載せます。
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 全部で100ページ近い大冊です。
 裏表紙に「図書館用特別堅牢製本図書」とあるように、とても頑丈にできています。
 4000円という価格ですが、たくさんの図書館、学校図書館に備えていただければと思います。

2024年4月11日 (木)

『日本書学大系』から5冊入手

 ネットオークションで、『日本書学大系』(同朋社出版。1988年)を5冊入手しました。
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 それぞれの巻次は以下の通りです。
   2:日本の金石
   3:日本の木簡
   5:光明皇后 聖武天皇
  10:万葉仮名
  31:藍紙本万葉集

 目次は以下の通りです。
  「日本の金石」
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  上「日本の木簡」、下「光明皇后 聖武天皇」
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  上「万葉仮名」、下「藍紙本万葉集」
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 それぞれの冊の内容は、鮮明なモノクロ写真と釈文・読み下し・現代語訳、そして文献解説、書法解説、さらに臨書と創作への展開です。
 国語学の分野の本ではなく、書道の分野の本ですね。

 恥ずかしながら、このシリーズの存在は全く知りませんでした。不勉強です。
 書法解説が興味深いです。良く読みます。

2024年4月 2日 (火)

『ならら』最新号の特集は「吉野・大峯 修験の道を訪ねて」

 昨日、『ならら』の最新号が届きました。
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 特集は「吉野・大峯 修験の道を訪ねて」で、世界遺産登録20周年記念企画です。

 目次は以下の通りです。
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 今回の特集は、『ならら』の他に、奈良新聞と月刊奈良との共同企画ですね。

2024年3月15日 (金)

上代文献を読む会『東大寺諷誦文稿注解』(和泉書院)

 3月15日に上代文献を読む会の『東大寺諷誦文稿注解』(和泉書院)が刊行されました。
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 東大寺諷誦文稿は平安初期に書かれた文献です。
 個人蔵でしたが、太平洋戦争の戦災で原本は焼失し、昭和14年に刊行されたコロタイプによる複製が残るばかりです。
 内容も難解で、私などは索引を手がかりに、必要箇所のみをつまみ食い的に利用するのみでした。
 その注解が刊行されたのは大変にありがたいことです。
 原本は395行ですが、この注解は700ページを超える大著です。

 帯の表紙側と裏表紙側は次の通りです。
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 上代文献を読む会の7年に及ぶ輪読を経て、その成果がこのような形で刊行されました。
 分担執筆した原稿は、さらにメンバーの討議を経て成書となったそうです。

 執筆者は、藤本誠、井上幸、井ノ口史、岡田高志、影山尚之、桑原祐子、辻憲男、中川ゆかり、根来麻子、村瀬憲夫、宮川久美の諸氏。
 「あとがき」によれば、輪読会には、これらの方々に加えて、廣岡義隆、稲城正己、福田めぐみ、遠藤慶太、李螢螢、大江篤、鷲尾亜莉沙の諸氏が参加されたようです。

 確かで貴重な研究成果と存じます。
 ありがたいことです。

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