映画・テレビ

2024年10月 8日 (火)

黒澤明のポスター絵はがき

 この様なものを入手しました。
Kurosawa01
 これはパッケージです。
 黒澤明監督の全30作のポスターが絵はがきになっています。

 私が見た作品の中からベスト8を選びます。
 順序を付けるのは難しいので、年代順に並べます。
Kurosawa02
Kurosawa03
 1番は「七人の侍」ですが、あとはなかなか。
 2番は「赤ひげ」かもしれません。
 8作品の中で7作品に三船敏郎が出演しています。

 裏というか表はこの様になっています。
Kurosawa04
 郵便番号は7ケタで、料金は50円の時代です。
 調べれば年代の範囲は絞れるはずですが、まぁ。

2024年7月25日 (木)

中村錦之助「宮本武蔵」のパンフレット

 中村錦之助版「宮本武蔵」5部作(東映)の総合パンフレットを入手しました。
Musashipf01
 昭和51年1月の発行、全16ページです。

 吉川英治の『宮本武蔵』は何度も映画やテレビドラマになっていますが、私はこの錦之助版(監督は内田吐夢)が一番好きです。
 毎年1作ずつ5年間にわたって制作されましたので、その間の錦之助の成長が武蔵の成長と重なって、リアルさを増しているように思います。

 全5部作の配役。
 第1部と第2部。
Musashipf03

 第3部。
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 第4部。
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 第5部。
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 配役を見ていると、あれこれ思い出されます。

2024年6月15日 (土)

「時代劇かるた」

 「時代劇かるた」を入手しました。
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 パッケージの反対側です。
Jidaigekicard02

 中身はこんな感じです。
Jidaigekicard03
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 絵札、読み札ともに未裁断です。
 サイズは小さく、紙質も悪く、もののない時代に作られた品のようです。
 仮名遣いも定まっていませんね。

 登場人物や作品から、およそいつ頃のものか推測できるかもしれません。
 ここに示したかるたには、市川右太右衛門、古川緑波、長谷川一夫、美空ひばり、榎本健一、嵐寛寿郎などが取り上げられています。
 なんか、懐かしいです。
 実際の映画はまだモノクロが多かったことでしょう。
 その映画を見て、このカラーの絵札を見るのも楽しかったかもしれません。

2024年5月31日 (金)

「宮本武蔵」の台本。芍薬の枝の切り口

 東映の「宮本武蔵 二刀流開眼」の台本を入手しました。
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 台本といっても、裏表紙に「東映本社宣伝部発行」と印刷してありますし、縮刷版です。
 実際に撮影に使用した台本ではなく、映画館等で販売した品なのかと思います。

 宮本武蔵:中村錦之助
 佐々木小次郎:高倉健
 お通:入江若葉
 本位田又八:木村功
 お杉:浪花千栄子 といった配役です。

 この映画には、私の大好きな芍薬の枝のシーンがあります。

 柳生石舟斎が、芍薬の枝を脇差しで斬り、それに手紙を付けて、お通さんに持たせて吉岡伝七郎に届けさせます。
Musashisyakuyaku02

 お通さんは石舟斎に報告します。
Musashisyakuyaku03
 石舟斎は伝七郎に失望しています。

 一方、宮本武蔵もその枝を手に取って見ることになります。
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 小茶は、お城の人にもらったと告げます。

 すると武蔵は、
Musashisyakuyaku05

 柳生石舟斎の斬った芍薬の枝の切り口を見て、吉岡伝七郎は何も感じなかったのに、武蔵はその枝を斬った者の技量がただ事ではないことを見破ります。

 達人は達人を知ると言いますか、こういうの大好物です。(^_^)

2024年5月25日 (土)

昭和女子大学で無声映画の「伊豆の踊子」

 6月22日(土)に、昭和女子大学でこのような催しが行われます。
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 内容は以下の通りです。
Showa_izuno02
 少し分かりにくいのですが、『ブックレット17』を刊行するとともに、当日は伊豆の踊子の無声映画を弁士付きキーボードの生演奏付きで上映する。
 さらに、『ブックレット17』の著者と弁士との対談を行うのですね。

 おもしろそうです。「恋の花咲く 伊豆の踊子」は、ウィキペディアによれば、昭和8年(1933)2月2日公開、監督は五所平之助、主演は田中絹代、大日方傳だそうです。

 映画の伊豆の踊子というと、美空ひばり、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵のものが思い浮かびますが、無声映画もあったのですね。

 ナマ活弁付きというのも心惹かれます。

 事前の申し込みが必要です。
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 さて、どうしましょ。
 先日来ご紹介している、群馬県立女子大学の源頼信、青山学院大学のAIの国語国文学研究への方法、そしてこの昭和女子大学の伊豆の踊子が全部6月22日(土)なのです。体は1つですからねぇ。

 よく考えます。

2024年5月13日 (月)

昭和35年「国定忠治」(東宝)の台本

 昭和35年「国定忠治」(東宝)の台本を入手しました。
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 この台本は決定稿ではなく第2稿です。
 右下に1959とありますが、封切りは翌年です。
 右上には「総天然色」とあります。当時はまだモノクロの作品もあったことでしょう。
 主演は三船敏郎です。

 国定忠治といえば、行友李風による新国劇の台本の名場面が思い浮かびます。
 この東宝の映画には、そのままの場面はありませんが、少しかすっている場面があります。
S35kunisada02

 もう1つ。
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 また、国定忠治といえば、東海林太郎の「赤城の子守歌」も思い起こされます。
 忠治は勘太郎という子を負ぶっているわけですけど、それと関わる場面もありました。
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 忠治に負ぶわれている勘太郎を演じているのは、当時4歳の中村勘九郎(平成24年に亡くなった中村勘三郎)です。

 私はたぶんこの映画は見ていないと思います。
 国定忠治で思い起こされるのは、「国定忠治、鬼より怖い。にっこり笑って人を斬る」というものです。
 そのセリフはこの台本にはありませんでした。別の忠治だったのでしょう。片岡千恵蔵だったかもしれません。

 見ていないのにこう言ってはナンですけど、三船敏郎は国定忠治には似合わないような気がします。
 実際に見てみたいです。

2024年3月14日 (木)

昭和30年代前半の忠臣蔵映画

 今日は3月14日。殿中松の廊下刃傷の日です。
 そこで、最近入手した昭和33年・34年の忠臣蔵のチラシをご披露します。

 昭和33年大映の「忠臣蔵」です。
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 「日本映画界未曽有の豪華配役で放つ忠臣蔵!」とあります。

 確かに配役がたくさん列挙されています。
 字が小さいので、その一部を切り貼りします。
S33chuchirashi02
 豪華な面々がたくさんです。

 次に、昭和33年松竹京都の「暁の陣太鼓」です。
S33akatsukinochirashi01

 これも主な配役を切り貼りします。
S33akatsukinochirashi02
 主人公は中山安兵衛です。

 最後に、昭和34年東映の「忠臣蔵」です。
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 こちらも、「日本映画の代表作!」「これが大東映の「忠臣蔵」映画だ!」と煽っています。
 一番下に、配役がずらーっと並んでいます。

 これも主な配役を切り貼りします。
S34chuchirashi02
 こちらも豪華です。
 北大路欣也が主税です。美空ひばりも出ています。

 日本映画の全盛期ですね。

2023年11月 6日 (月)

阪妻の「雄呂血」の台本

 無声映画「雄呂血」の台本を入手しました。
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 ググってみましたら、今泉伍朗というのは弁士でした。

 冒頭はこのような内容です。
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 この冒頭部分にはなんか憶えがあります。

 「雄呂血」はテレビで一部だけ見たことがあります。
 激しい立ち回りのあったことが記憶に残っています。
 それ以上のことはありませんでしたが、この台本を入手したことで、DVDを買ってしまいました。
 今度ちゃんと見てみます。

 無声映画の台本って、どういう仕組みなのでしょうかね。
 製作会社から映画館に台本が配付されるのでしょうか。
 映画を見て弁士が勝手に語っているわけではないでしょうし、それは無理な話でしょう。
 この台本はガリ版刷りですので、複数冊を刷ったわけでしょうね。

2023年4月12日 (水)

『龍之介抄』

 『龍之介抄』という冊子を入手しました。
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 芥川ではなく、映画俳優の月形龍之介です。

 奥付。
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 表紙にも奥付にもある様に、この冊子は月形龍之介の全作品目録です。

 月形龍之介は当時存命ですので、目録の他に、インタビュー記事もあります。
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 この記事の中で、このような問答に目が留まりました。
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 忠臣蔵関係のチラシなどを見ていると、月形の名は「龍之介」と「龍之助」と両方出てくるので、どこかの時期に改名したのかと思っていました。これですっきりしました。

 目録です。
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 上欄は月形の年表になっています。

 上欄の年表が終わった後は、上欄には舞台とテレビの目録が載っています。
 テレビの中では、以下の番組が懐かしいです。
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 月形龍之介を初めて見たのは、多分この「水戸黄門」です。
 中学生の頃。
 長寿番組のナショナル劇場「水戸黄門」が始まる前のことです。

 この目録は、私のライフワーク(あれこれあります)の1つである忠臣蔵配役表の参考にもなりそうです。
 良いものが手に入りました。

2023年1月13日 (金)

釣り落としたサイン帖

 ネットオークションに、著名な映画俳優等のサイン帖が出品されていました。
 全部で143名のサインが集められています。
Sign

 こういった面々です。
 大河内傳次郎、長谷川一夫、片岡千恵蔵、月形龍之介、阪東妻三郎、嵐寛寿郎、志村喬、黒川弥太郎、三船敏郎、田崎潤、藤原釜足、池部良、堀雄二、榎本健一、水島道太郎、柳家金語楼、古川緑波、中村是好、
 原節子、田中絹代、入江たか子、霧立のぼる、轟夕起子、高峰秀子、清川虹子、美空ひばり、杉葉子、香川京子、夏川静江、並木路子、飯田蝶子、水谷八重子

 綺羅星のごとき面々です。
 (ヤケ 傷み 鉛筆書込 汚れ)という注記がありましたが、どうということはありません。
 スタート価格は6万円。さすがに迷いましたが、入札してしまいました。
 それから数日。誰も入札しません。嬉しいような、困ったような。
 ところが、終了時刻の直前になって、数件の入札が。
 困ったような、ほっとしたような。
 結局私は追随せずに7万4000円で終了しました。
 豪華なメンバーですからねぇ。これでも安いかもしれませんが、自分が出すとなると、ちょっとね。

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