昭和4年式卓上石版印写器
昭和4年式卓上石版印写器のカタログを入手しました。
古いものが好きで、あれこれ集めていますけど、収集活動をしているときに、石版印刷したものをちらほら見かけます。
それで、石版印刷って何だろうと思ってググってみたのですが、今で言うリトグラフのことだそうです。
「あ、リトグラフか」とは思ったものの、具体的な印刷方法はよく分かりません。
このカタログには印刷方法が書かれていました。
石の版の上にA液を塗って拭き取り、原稿の印面を下向きに載せて圧迫し、原稿紙を取り除いてB液を塗ってよく拭き取ると原版が完成。
そこにインクを塗って印刷するようです。
平版印刷の一種です。今は石の代わりに金属を使うリトグラフになっています。
特徴が6項目の箇条書で上がっていました。
多色刷りができ、版は何度も繰り返し使え、経済的とのことです。
定価表もあります。
安いのか高いのか分かりません。
裏表紙に、複数の女性がこの印写器らしきものを使っている写真が載っています。
オフィスでしょうかね? 家内制手工業のような趣です。
全員かどうか分かりませんが、和服の人がいますね。
大型のプリントゴッコを使って印刷しているような感じです。
昔の物は何もかもおもしろいです。
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