文化・芸術

2023年11月27日 (月)

昭和7年の「日本名将大鑑」(7)

 先日の「日本名将大鑑」の続きです。
 今回は戦国武将篇1。

 柴田勝家(右)と前田利家(左)。
S07meisho30
 織田家中の2人です。
 丹羽長秀や明智光秀は載っていません。明智は謀反を起こしたからでしょう。
 
 吉川元春(上)と小早川隆景(下)。
S07meisho31
 毛利両川です。

 加藤清正(右)と加藤嘉明(左)。
S07meisho32
 豊臣家中の2人。
 清正の槍、長いです。ま、柴田、小早川も長いですね。

 明智光春(右)と蒲生氏郷(左)。
S07meisho33
 近江国関係でまとめてみました。やや強引。
 明智光春は湖水渡りで採用されたのでしょうね。

2023年11月23日 (木)

昭和7年の「日本名将大鑑」(6)

 先日の「日本名将大鑑」の続きです。
 今回は戦国大名篇。
 有名人が揃っています。

 北条早雲(左)と北条氏康(右)
S07meisho25

 上杉謙信(左)と武田信玄(右)
S07meisho26

 織田信長(右)と豊臣秀吉(左)
S07meisho27

 毛利元就(左)と伊達政宗(右)
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 島津義久(左)と長曽我部元親(右)。
S07meisho29

2023年11月22日 (水)

絵はがき「大和と萬葉集」3

 見覚えのある万葉集の絵はがきを6枚入手しました。
 これは、2014年の1月に、当ブログに「絵はがき「大和と萬葉集」1」「絵はがき「大和と萬葉集」2」として載せた6枚の絵はがきと5枚が重なります。

 その時の絵はがきはこういう袋に入っていました。
Yamaman00

 この袋に入っていた6枚の絵はがきと比べて、「香具山:久方の天のかぐ山此の夕べ霞たなびく春立つらしも」の絵はがきがなく、
Yamaman02kagu

 その代わりに次の絵はがきが入っていました。
Yamaman07uda

 この絵はがきの裏側(というか表側)は次の通りです。
Yamaman07uda02

 左下をアップにします。
Yamaman07uda03

 万葉集ではなく、書紀歌謡から採ったものですね。

 以前に載せた絵はがきの袋には「大和と萬葉集 第二輯」とありました。
 とすると、この宇陀高城の絵はがきは第一輯に入っていたものでしょうか。
 いや、万葉集ではなくて書紀歌謡から採ったものであることを考えると、第三輯以降ということになるのでしょうか。
 調べれば分かりそうな気もしますが、まあ。

2023年11月20日 (月)

昭和7年の「日本名将大鑑」(5)

 先日の「日本名将大鑑」の続きです。
 今回は南北朝篇。

 楠木正成。
S07meisho21
 楠公さん大好きなんですけど、とても残念なことに、絵がちょうど折り目の部分に当たってしまっています。
 折り目の左右で、ヤケが大きく異なります。
 これは桜井の駅の場面でしょうかね。

 新田義貞。
S07meisho22
 これまた同じく折り目の部分です。
 鎌倉攻めの際に、稲村ヶ崎で太刀を投じた場面ですね。

 名和長年(右)と菊池武光(左)。
S07meisho23

 北畠顕家(右)と楠木正行(左)。
S07meisho24
 北畠顕家というと、かつてのNHK大河「太平記」の後藤久美子が思い出されます。
 楠木正行は、吉野の如意輪堂の板壁に辞世の歌を書き込んだ場面ですね。

 南北朝時代はこれで全部です。
 足利尊氏、足利直義、高師直などは載っていません。
 完全に南朝に偏っています。

2023年11月17日 (金)

昭和7年の「日本名将大鑑」(4)

 先日の「日本名将大鑑」の続きです。
 今回は、古代編。

 武内宿祢。
S07meisho16
 半分神話上の人物です。
 ヤマトタケルや神功皇后は載っていません。皇族は避けたのかもしれません。

 阿倍比羅夫(右)と坂上田村麻呂(左)。
S07meisho17
 蝦夷討伐等に功績のあった将軍ですね。

 源頼光。
S07meisho18
 頼光の四天王は載っていません。

 藤原秀郷(右)と平貞盛(左)。
S07meisho19
 平将門討伐に功績のあった2人です。
 平将門と藤原純友は載っていません。

 源頼義(右)と源義家(左)。
S07meisho20
 この2人は親子ですね。
 前九年の役、後三年の役に功績のあった2人です。
 安倍頼時、安倍貞任は載っていません。

 こうして見てみると、皇族は載せない、謀反人は載せない、という方針があったようです。
 戦前ですからねぇ。

 壬申の乱関係者も載っていません。
 壬申の乱はなかったことになっていた、とまでではなくても、あまり触れないようにしていたのかもしれません。

2023年11月16日 (木)

昭和7年の「日本名将大鑑」(3)

 先日の「日本名将大鑑」の続きです。
 今回は、昨年のNHK大河「鎌倉殿の13人」の登場人物を。

 源頼朝。
S07meisho12
 伝・源頼朝像の写しですね。

 源義経(右)と源義仲(左)。
S07meisho13

 畠山重忠(右)と和田義盛(左)。
S07meisho14
 畠山重忠は、一ノ谷を下るときに愛馬を担いで下りたとされますけど、無理ですよねぇ。

 平重盛(上)と平知盛(下)。
S07meisho15

 平清盛は載っていませんでした。
 北条の小四郎も、三浦の平六も、木曽の巴も。

2023年11月14日 (火)

昭和7年の「日本名将大鑑」(2)

 昨日の「日本名将大鑑」の続きです。
 一昨日のNHK大河は関ヶ原合戦でしたので、その関係の武将を。
 実際の名将大鑑では各武将が隙間なく並んでいますので、隣近所からはみ出している部分はカットしました。
 それで、継ぎはぎのような感じのお見苦しいものになっています。

 徳川家康(右)と石田三成(左)。
S07meisho06
 家康の兜の前立ては先日の大河と同じですね。鎧は南蛮胴のようです。鉄砲玉を弾くにはこういうものの方が適切と思います。
 三成は武装していませんね。こういう肖像画がありましたね。それを写したものでしょう。

 徳川四天王から酒井忠次(右)と本多忠勝(左)。
S07meisho07
 酒井忠次が手にしているのは太鼓のバチでしょうか。それならば、三方ヶ原合戦の後に浜松城で太鼓を打ち鳴らしたという故事によっています。
 本多忠勝は、鹿の角の脇立て、巨大な数珠、蜻蛉切の槍という3点セットです。

 徳川四天王から榊原康政(右)と井伊直政(左)。
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 小西行長(右)と宇喜多秀家(左)。
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 小西行長はくたびれているのでしょうか。

 大谷吉継(上)と島津義弘(下)。
S07meisho10
 大谷吉継は駕籠に乗っていますね。

 黒田長政(右)と福島正則(左)。
S07meisho11
 黒田長政の大水牛脇立ての兜はかっこいいです。

 あ、小早川秀秋はいません。
 この大鑑では「名将」とされていないようです。

2023年11月13日 (月)

昭和7年の「日本名将大鑑」(1)

 「日本名将大鑑」を入手しました。
S07meisho01
 『少年倶楽部』昭和7年7月号の附録です。
 著名な武将たちの図鑑で、絵師は米内穂豊画伯、羽石弘志画伯の2人、中村孝也博士校閲です。

 表紙は米内穂豊画伯の手になります。
 誰を描いたものか不明ですが、甲胄からは源平時代の武将ではないかと思います。

 顔の部分。
S07meisho02

 左手の部分。
S07meisho03
 弓の握り皮や籐など、きちんと描いてあります。

 中身のオモテ側。
S07meisho04

 裏側。
S07meisho05

 武内宿祢から山田長政まで、表裏合わせて68名の武将が描かれています。
 何回かに分けて中身を紹介します。

2023年10月31日 (火)

高崎駅西口の看板群

 今日はハロウィンでしたね。
 渋谷はどうでしょうか。平穏でありますように。
 群馬はどうなんでしょう。高崎や前橋の駅前に若者が集まって騒いだりしているのでしょうか。

 高崎駅西口2階にはこのような看板が並んでいます。

 世界遺産の上野三碑。
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 高崎市美術館の竹久夢二展。
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 清水善造メモリアルテニスコートではテニス大会。
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 「高崎から世界へ」とあります。良きです。

 高崎市内の通りやビルではアートプロジェクト高崎。
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 それ関連と思われる牛。
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 という次第で、高崎駅西口はハロウィン一色です。

 じゃなくて、高崎は文化の街ですね。

2023年10月13日 (金)

昭和11年の「名優名人花形大写真帖」

 この様なものを入手しました。
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 『講談倶楽部』の昭和11年新年号の附録ですが、全部で180ページを超える大冊です。

 目次を分割して載せます。
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 カラーグラビアは全部で8人。当時人気のあった皆さんでしょう。
 全体は歌舞伎役者が中心ですね。他に、新劇、新国劇の役者さんが載っています。
 映画俳優も多いです。

 カラーグラビアの筆頭は市村羽左衛門です。
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 林長二郎が載っています。
S11meiyumeijin05
 のちの長谷川一夫ですが、このページでは歌舞伎役者の部に載っています。

 カラーグラビアの最後は田中絹代。
S11meiyumeijin06

 このあとモノクロのページが続きますが、こちらは必ずしも1人1ページではありません。

 俳優さん達の日常を撮したページもあります。
S11meiyumeijin07

 海外の映画スターも少し載っています。
S11meiyumeijin08
 トップはチャップリンです。

 あれこれ楽しい本です。

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