ゲーム

2022年6月 9日 (木)

お店やさん家族合わせ

 昔から、古いもの、珍しいものが大好きです。
 そんな私にとって、ネットオークションはワンダーランドです。
 古書店では目に入らないようなものが手に入ります。

 今回はお店やさん家族合わせ(仮称)です。
 『少女倶楽部』新年号の附録とありますが、何年のものか分かりません。箱もなく、バラです。
 国会図書館などで、毎年の新年号の目次を見れば分かるかもしれませんが。

 こういうものです。
Misekazoku01
 主人が1枚と、そのお店で扱っている品物が4枚で、計5枚で1家族になるようです。
 このお店は本屋さんですね。
 主人は和服を着ています。
 他の札は、『少女倶楽部』『萬国の王城』『陸奥の嵐』『夾竹桃の花咲けば』です。

 『少女倶楽部』はこの附録の雑誌で、大日本雄弁会講談社(現在の講談社)刊。
 『萬国の王城』は山中峯太郎著で、『少女倶楽部』の昭和6年6月から7年12月まで連載され、昭和8年に大日本雄弁会講談社から刊行。
 『陸奥の嵐』は千葉省三著で昭和8年3月に大日本雄弁会講談社から刊行。
 『夾竹桃の花咲けば』は佐藤紅緑著で、『少女倶楽部』に昭和5年7月から6年6月まで連載され、昭和6年に大日本雄弁会講談社から刊行。

 ということで、全ての商品が大日本雄弁会講談社から刊行されたものという、なかなかちゃっかりした構成になっています。
 まあ、そうなりましょう。

 いつの附録か分からないと書きましたが、これらの札を見る限りでは、3点の刊行書目が揃う昭和9年新年号の可能性が高いと思いますが、刊行前の宣伝を兼ねて昭和8年新年号の可能性もあるかと思います。

 あとの家族は以下の通りです。
Misekazoku02
Misekazoku03
Misekazoku04
 これらの札の商品にも具体的な会社の商品を扱ったものが目立ちますね。
 スポンサーとしてお金を出していたのかもしれません。
 そのことには最初違和感を抱きましたが、考えてみれば、雑誌の誌面には広告は付きものですので、附録もその延長と考えればおかしくはありません。

 5枚揃っていないものに次の3組があります。
Misekazoku05
Misekazoku06
 なくしてしまったのでしょう。残念です。

 魚屋さんの残る1枚はひらめですね。
 魚屋さんでは特定企業の商品は載せにくいでしょうけど、ヤマサ醤油が載っていますね。

 お菓子屋さんの明治チョコレートはデザインが今とそう変わらないように思います。
 残る1枚はドロップです。サクマのドロップだったかもしれません。

 運動具屋さんの他の札は、ラケット、スキー、デッドボールとあります。
 デッドボールというのはドッジボールのことでしょうかね。

 家族合わせって、子供の頃に遊んだことがあったかもしれませんが、もう遊び方も忘れました。

 まとめの感想としては、いつも通り、同時代資料は面白い、ということになります。
 結論はいつも一緒。(^_^)

2022年4月 2日 (土)

「得鳥羽月」効果再び

 昨日、当ブログのPVがすごい数になりました。1364です。
 毎日数千ものアクセス数を誇るブログからみれば、1364なんてカスみたいなものでしょうけど、零細な当ブログの1日平均のPVは150とかそんなものですので、1000以上なんて途方もない数です。

 原因はまたしても「ねこあつめ」の「今日のあいことば」です。
 昨日のはこれでした。
Etoriha02
 旧暦4月1日の異名だそうです。
 この語、読みが分かりませんよね。読みが分からないと国語辞典では引けません。
 漢和辞典ならば引けますけど、まず立項されていないでしょうね。
 以前だったらお手上げになるところですが、今は便利になって、読みが分からなくても文字列を入力すればググれます。
 去年の4月1日も当ブログのPVは爆上がりしました。
 それは、ググって当ブログに辿りつかれた方が多かったせいでしょう。

 「ねこあつめ」をしている人は意外と多いのでしょう。
 また、あいことばを入力するには文字列さえ入れられれば良いので、意味は関係ありません。
 しかし、読みや意味を調べたくなってググった方が多いのでしょう。

 それで、結論。
 「ねこあつめ」をしている人は、言葉の意味や読みに大きな関心を持っている(こともある)。

2022年2月15日 (火)

「楂古聿(サコイチ)」効果

 当ブログの1日あたりのアクセス数は200に届くか届かないかくらいです。
 何千・何万もあるようなサイトには足もとにも及びませんが、多くの皆さんにアクセスして頂いていることをありがたく思っています。
 ところが、昨日、アクセス数が跳ね上がりました。こんなです。
Sakoichikoka

 その理由については「あ!」と思い当たることがあります。「サコイチ」です。

 昨日はバレンタインデーでした。
 毎日楽しんでいるスマホゲーム「ねこあつめ」には、毎日その日にちなんだ「今日のあいことば」があります。
 この「ねこあつめ」の昨日のあいことばは「サコイチ」でした。
Neko_sakoichi

 「はて? サコイチってなんだろ?」と思った人がググった結果、当ブログの昨日の記事を見つけて、来てくださったのでしょう。
 恐るべき「サコイチ」効果です。

 去年の記事のURLは(http://mahoroba3.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-0197d0.html)です。
 かいつまんでその内容を書けば、以下の通りです。

 ドイツ語でチョコレートを意味する「Schokolate」を独和辞典などで「楂古聿」と漢字表記し、それを「サコイチ」と誤読して定着した、と推定できます。
 例としては、『袖珍獨和新辭林』があります。
 この『袖珍獨和新辭林』は、幸いに国会図書館のデジタルコレクションで閲覧可能です。その533コマ目にあります。
 該当箇所を切り貼りして良いものやら分かりませんが、貼ってしまいます。
Neko_sakoichi2

 この辞書では「楂古聿(チヨコレート)」とありますので、これでは「サコイチ」と誤読するはずもありません。
 読みを示していない別の辞書などを見て誤読したものと思います。

 この語は日国にも載っていない語です。次回の改訂では載せて貰いたいものです。

2022年1月 7日 (金)

竹内街道・横大路すごろく

 お正月だからというわけでもないのですが、また双六です。
 今回は新しい双六で、ツイッターで知った「竹内街道・横大路(大道)すごろく」です。
Takenosugoroku01
 製作は、竹内街道・横大路~難波から飛鳥へ日本最古の官道「大道」~活性化実行委員会です。名前が長い。(^_^)
 http://www.saikonokandou.com/%E8%A1%97%E9%81%93%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8A/からダウンロードできます。

 この双六の下部右側を拡大します。
Takenosugoroku02
 「八木札の辻」というのがあります。分岐点なので、要衝ですね。
 このあたりを自転車で通った時に、この立て札は見たものの、よく分からないままにそのまま通過してしまいました。
 この双六で、すぐ上にある芭蕉句碑は写真撮影もしたのですが、「札の辻」については何も知らず、惜しいことをしました。
 同じものを見ても、やはりものを知っているか否かで大きく異なりますね。これ、大事です。

 裏側。
Takenosugoroku03
 こちらは説明地図になっています。

 サイコロとコマ。
Takenosugoroku04

 サイコロの拡大。
Takenosugoroku05
 1は前方後円墳の形になっていて、なかなかオサレです。

2022年1月 3日 (月)

大正9年の「小学少年双六」

 お正月らしいネタです。
 昨年、このような双六を入手しました。
T09shonensugoroku01
 双六自体がお正月の遊びというイメージですが、この双六はテーマもお正月です。

 大正9年に発行された『小学少年』の付録です。この雑誌は知りませんでした。
T09shonensugoroku02
 大正9年というと1920年、今から102年前ですね。
 「さるまはし」のマスには「ここへくればおさるのかほをしてみせる」とあります。
 「はねつき」では、顔に白粉か墨を塗られ、「なきぞめ」では、泣きまねをしなければなりませんが、みかんをもらえます。

 発行元は研究社です。今もあるあの研究社でしょうか。
T09shonensugoroku03
 所在地は、字が小さいですが、東京市麹町区富士見町六丁目七番地とあります。
 現在の研究社の所在地は、HPを見ると東京都千代田区富士見2-11-3とあります。
 地番までは確認していませんが、同じ富士見なので、多分、同じ会社でしょうね。
 これまた同じく同社のHPによれば、研究社は1907年(明治40年)の創立ということですので、大正9年は創立から13年ということになります。このころはこういう雑誌も出していたのでしょうね。
 「たけうま」のマスでは、ほっぺたをつねられます。

 右上。
T09shonensugoroku05
 「はつゆめ」ではイビキをかくまねをし、「おしし」では逆立ちをすることになっています。
 逆立ちはハードルが高いですね。

 右下。
T09shonensugoroku04
 「ざうに」のマスでは餅が喉につまったまねをしなければなりません。
 今どきだとアウトでしょうね。

 全体の絵を見ると、子供たちは着物姿が多いですけど、それは正月だからかもしれませんね。
 履き物は様々ですね。草履、下駄、靴。
 着物に靴という組合せも少なからずありますね。
 同時代資料は面白いです。

2021年12月20日 (月)

昭和6年の「修身漫画双六」(2)

 昨日の「昭和6年の「修身漫画双六」(1)」の続きです。

 双六の全体のマスは以下の通りです。

 フリダシ①勉強-②自分のもの-③きやうだい-④たべもの-⑤整頓-⑥臆病
 -⑦生物-⑧時刻-⑨正直-⑩規則-⑪身體-⑫めいわく-上リ よい子供

 「フリダシ」と「上リ」を含めて全部で13項目です。
 それぞれに徳目のような項目名があります。
 漢字とかなとのバランスがミョーです。
 漢字のものが多数で、⑥臆病や⑪身體などというかなり画数の多い漢字がある一方で、③きやうだい④たべものが仮名なのが不思議です。
 「きやうだい」は、兄弟・姉妹を含めてのものかもしれませんが、「たべもの」は分かりません。

 いくつかのマスを載せます。

 ②自分のもの
S06shushinsugoroku03
 このおうちの犬の名前は「ポチ」ですね。

 ③きやうだい
S06shushinsugoroku04
 猫の名前は「三毛」です。

 ⑨正直
S06shushinsugoroku05
 ワシントンのようです。

 ⑩規則
S06shushinsugoroku06

 このように、それぞれのマスは、良い子・悪い子の対比になっています。

2021年12月19日 (日)

昭和6年の「修身漫画双六」(1)

 このようなものを入手しました。
S06shushinsugoroku01
 昭和6年の『小学2年生』新年号の付録です。
 こういった雑誌の新年号の付録というと、双六かかるたが多かったようです。

 大きさはA4を8枚並べたくらいあります。
 それを分割してスキャンし、継ぎはぎしました。
 ご覧のように明るさが部分によって、まだらになっています。
 また、継ぎはぎがズレている部分もあります。散々、調整したんですけどねぇ。

 右下が「フリダシ」です。
S06shushinsugoroku02
 右側に「これは まはり双六です。一つ づつ さい の 目の 数 だけ 進みなさい。」とあります。
 「進みなさい」ですね。今なら「進みましょう」になりましょうか。

 ①は「勉強」です。「いつも勉強しませう」
 こんな感じで、それぞれの番号ごとに項目が書いてあります。

 「だれ が さそひに 来ても、行かない で 勉強する 信子さん」と、
 「いつも 遊んで ばかり ゐる 子ども は 先生に 何 を きかれて も わからない。ただ 涙が ポタリ ポタリ」とが対比されています。

 以下、少しずつ分けて見て行く予定です。

2021年6月17日 (木)

明治22年の赤穂義士の双六

 このようなものを入手しました。
M22gishisugoroku01
 正式名称は「新板 義士之鑑廻リ数吾禄」で、明治22年の刊行です。

 中央にある両国橋の絵が上りになります。
M22gishisugoroku02

 振出しは、右下の3人です。
M22gishisugoroku03
 表門の大将大石内蔵助、裏門の大将大石主税、主税の後見吉田忠左衛門です。

 登場人物は全て討入り装束ですので、振出しから上りまで、全て討入りの状態ということになります。

 「実録忠臣蔵」が大正11年、「元禄忠臣蔵」が昭和9年ですので、明治22年というと、一般の人々は、忠臣蔵というと大星由良之助、塩冶判官、高師直といった仮名手本忠臣蔵の登場人物名で憶えていることでしょうから、その中での実名による双六です。
 しかも、振出しが両門の大将である大石親子はよく分かりますけど、もう一人、主税の後見である吉田忠左衛門が加わっているあたり、赤穂事件にかなり詳しい人の作と思われます。

 とはいえ、義士の名にはそこそこ間違いもあります。
 赤埴源蔵が赤垣源蔵になっているのはありがちなことですが、こんなケースもあります。
M22gishisugoroku04
 小野寺幸右衛門、寺坂吉右衛門が正解ですね。

 討入り前に切腹して、討ち入りには参加できなかった萱野三平もいます。
M22gishisugoroku05
 他のマスにはバックに色が付いている中で、このマスだけは白です。

 今のすごろくには、出た目によっていくつ進むとか戻るとか、1回休みとか、そういった指示がマスに書かれていますけど、このすごろくにはそういった指示は全くありません。出た目の数だけによって進退するのでしょう。そういう意味では単純なゲームになります。
 ゲームという面よりも、赤穂浪士の全員を載せることの方に重点が置かれているのかもしれません。
 実際に四十七士全員と萱野三平、全48人が載っています。

 サイズはB4とA3の中間くらいです。
 それだけのサイズなのに折り目が全くありません。
 明治22年以来120年以上になりますが、その間、全く折り畳まれることなく伝来してきたことになります。
 このままでは始末に悪いのですが、それを私が折るのも躊躇されます。(^_^;

2021年5月31日 (月)

「副長」といえば

 毎日楽しんでいるスマホゲームの「ねこあつめ」。
 「今日のあいことば」は「副長」でした。
Fukucho01

 「副長」といえば、土方歳三と「勇敢なる水兵」くらいしか思い浮かびません。

 ググってみたら、歳さんの方でした。
Fukucho02

 誕生日が天保6年5月5日。これが太陽暦では1835年5月31日に当たるそうです。
 この頃の人で、かつ賊軍として討ち死にした人の誕生日が分かっているというのは珍しいのではないでしょうか。

 でも、本人に「誕生日は5月31日だそうですね?」と言ったら、「知らねえな。俺の生まれたのは端午の節句の日よ」と返されそう。
 こういう日にちを太陽暦に直してもあまり意味がないような。

 赤穂浪士の討ち入りは12月14日です。午前0時を過ぎていたので15日だとか、太陽暦では1月30日だとか言われても、ちょっと。
 ただ、全く意味がないわけではなく、12月14日なら雪が降るにはちょっと早いかもしれませんが、1月30日ならば降っていてもおかしくありません。そういう、季節感を修正する意味はあると思います。

2021年4月 2日 (金)

「得鳥羽月」効果

 昨日、当ブログの閲覧数が日頃の4倍ほどになってびっくりしました。
 原因はこれです。
Etoriha
 愛好しているスマホゲーム(ゲームなのかなぁ?)「ねこあつめ」の「今日のあいことば」が「得鳥羽月」でした。
 この語は旧暦4月の異称だそうで、それで4月1日(旧暦ではありませんけど)の昨日の合言葉にしたのでしょう。

 去年も4月1日の合言葉は同じでした。
 「得鳥羽月」という語は見たこともなかったので、日国で調べて、ブログに「得鳥羽月」というタイトルで取り上げました。
 今年も4月1日の合言葉は同じでしたので、それを見てググった方々が、ヒットした当ブログを訪れてくださったものと思われます。

 さて、その「得鳥羽月」ですが、日国には2ヶ所に出てきます。

 >えとりは‐の‐つき 【得鳥羽月】〔名〕陰暦四月の異名。
 > *蔵玉集〔室町〕「藤の花夏にかかれる奥山の下にや待たんえとりはの月」
 > *俳諧・哥林鋸屑集〔1660〕「四月。〈略〉得鳥羽(ヱトリハノ)月」

 >とことば‐の‐つき 【得鳥羽月】〔名〕(「ば」の清濁については不明)陰暦四月の異称。えとりはのつき。《季・夏》
 > *俳諧・俳諧新式〔1698〕夏の詞よせ・四月「う月 うのはな月 とことはの月 はな残り月」
 >補注
 > 「俳諧・増山の井」に「卯月 卯の花月 得鳥羽の月 花残りの月」とあるが、読み方は不明。

 表記は同じで、読みが異なります。
 どちらかが本来の読みで、一方は文字に引かれて生じた誤用ということなのでしょう。
 用例を見ると、「えとりはのつき」の方は室町時代の用例と1660年の用例とが挙がっています。
 もう一方の「とことばのつき」の方は1698年のものが最古の例です。

 今知られている例からは、「えとりはのつき」の方が本来の読みと思われます。
 意味は分かりませんが、鳥の羽根が抜けやすい時期なのでしょうか。それで、鳥の羽根を得やすい月、といった事なのかと思います。
 鳥の羽根というのは、矢羽根に使うような鷲や鷹の羽根でしょうか。

 一方の「とことばのつき」の方は、「得鳥羽月」という四文字の中で、「鳥羽」に目が行って、これを「とば」と読んで、前の「得」を音で「とく」と読み、「とくとば」。「く」は前後の母音oに引きずられて「とことば」に変わったものかもしれません。
 tokutoba→tokotoba

 来年の4月1日も同じ合言葉だと、来年はこのページが多くの方々にアクセスされることでしょう。
 ↑
 アクセスした方がこんな文を読まされたら、イヤかもしれません。(^_^;

2022年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

ウェブページ