大福光寺本『方丈記』の複製
大福光寺本方丈記の複製を入手しました。
箱。
箱の底に奥付があります。
ほるぷの複製です。
『方丈記』は第1回配本だったのですね。
本体。
巻頭。
鴨長明自筆とあります。
冒頭はお馴染みの「ユク河ノナカレハタエスシテシカモヽトノ水ニアラス」。
ひらがなの作品は崩してあって読み難いですが、カタカナ本はすらすら読めます。変体片仮名も少ないです。
漢字は少ないですね。かなりカタカナです。
巻末。
本文の最後は「方丈記」で終わっています。
左に寛元二年(1244)の親快の識語がありますが、解説によれば、親快自筆ではなく、時代は降るだろうとのことです。
この写本自体も鴨長明自筆ではないだろうという説が有力ながら、鎌倉時代書写の随一の善本だそうです。
別冊の解説。
執筆者は久松潜一氏です。
この複製本の入手先は、またまたネットオークションです。
自分の専門とは遠い中世の随筆の複製をなぜ購入したのかと言えば、安かったから。
2000円スタートで、そのまま落とせました。
安かったからといって手を出していてはキリがありません。
自制しないと。
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方丈記大福光寺本の影印は大学の時の中世の購読のテキストでした。もちろんこんな立派なやつではなくって、安価なものでしたけどね。
確か一年の時で、高校から上がったばかりのときにこのカタカナ書きに戸惑ったものでした。なにせ、それまでの高校の教科書には、そんなのはなかったですからね。
投稿: 三友亭主人 | 2026年5月 3日 (日) 06時37分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
そうでしたか。
思い出の大福光寺本『方丈記』ですね。
確かに、高校の古文の教科書には、『方丈記』は載っていても、活字で漢字ひらがな交じり文ですよね。
それがいきなりこんな本文を読まなくてはいけないとなったらびっくりしますよね。
中世文学講読の先生は、『方丈記』って本来はこんな風に書かれていたんだぞ、ということも伝えたかったのでしょうね。
投稿: 玉村の源さん | 2026年5月 3日 (日) 09時30分