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2026年2月24日 (火)

『前賢故実』(6)伝承から飛鳥の2

 久し振りに『前賢故実』の続きです。
 今回は、「伝承から飛鳥」の2です。

 膳巴提便。
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 膳巴提便は、欽明天皇6年に百済に遣わされ、虎を退治したという伝承が日本書紀に記載されています。
 「巴提便」は、なぜか「はすひ」と訓まれていますが、不審です。「はてひ」ではないでしょうか。
 そうすると、稲荷山古墳鉄剣銘に見える「半弖比」と重なると思います。
 膳氏というのも気になります。

 王辰爾。
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 王辰爾も欽明天皇の時代の人物で、誰も読み解けなかった高句麗からの国書を解読したとされます。

 物部守屋。
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 物部守屋は敏達天皇・用明天皇の時代の大連で、仏教の扱いをめぐって大臣の蘇我馬子と戦い、敗死しました。

 厩戸皇子。
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 近年、歴史教科書では、聖徳太子ではなく厩戸皇子と書かれているそうですが、『前賢故実』では「厩戸皇子」として載っています。
 肖像の左側には、「家にあらば妹が手まかむ草枕旅に臥せるこの旅人あはれ」(3・415)という万葉集の歌が載っています。

 上毛野形名の妻。
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 舒明天皇9年、上毛野形名は蝦夷討伐に向かいますが、破れてしまい逃げだそうとします。しかし、その妻はそれを押しとどめ、酒を飲ませて眠らせ、夫に代わって蝦夷を追い払います。
 群馬のかかあ天下の元祖のような人物です。

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