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2025年9月15日 (月)

明治29年の「東京名所案内寿語録」(7)

 2日置いてまた明治29年「東京名所案内寿語録」に戻ってきました。
 今回は7回目になります。何か言語的に興味を憶えたものや、ナゾのあるものを集めました。

 玉川
M29tokyomeisho33
 「名物あい」とあります。
 「あゆ」のことですね。
 滋賀県で生まれ育った祖父は、「樋(とい)」のことを、「とよ」だったか「とゆ」だったかと言っていました。
 「yu」「yo」は「i」と交替しそうですね。

 赤門
M29tokyomeisho40
 「帝国大学の前にあり」とあります。
 帝国大学自体は独立項目として登場していますので、二重に登場していることになります。
 ま、赤門は元々は前田家の屋敷の門ですから、二重というわけでもありません。

 日暮
M29tokyomeisho44
 これ、「日暮里」のことを明治29年の頃には「日暮」と言ったのかと思いましたが、そうではなさそうです。
 日暮里はもとは「新堀(にひほり)」だったのを、享保の頃から「日暮里」と言うようになったとのことですので、語源的には「里」は切り離せません。
 描かれている竹の子のようなのはなんでしょうね。石碑でしょうか。

 百花園
M29tokyomeisho41
 「四季の草花あり」とあります。
 向島の百花園ですね。
 それは良いのですが、右側の絵が分かりません。
 茶碗を積み重ねて紐で縛ったものとお弁当でしょうか。
 見尽くせないほどいろいろな草花があるので、お弁当持参で見に行ったのか?

 目黒
M29tokyomeisho43
 「不動の滝あり」とあります。
 目黒不動ですね。近くに独鈷の滝があります。
 絵は竹の子でしょうか。竹の子の産地だったのでしょうかね。
 目黒のサンマではありません。


【追記】
 「百花園」について、まほろばメイトの「源さんの後輩」さんからメールでご教示頂きました。
 国会図書館のデジタルコレクションで読むことのできる『日本庭園史話』のP.258が参考になるとのことです。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1067114/1/140?keyword=向島%E3%80%80梅干%E3%80%80百花

 早速見てきました。
 バッチリですね。
 平たいのは梅干し、積み上げているのは隅田川焼ですね。
 当時の人は、この絵を見れば、それと分かったのでしょうね。

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