明治35年の『新編 国語読本字引 高等小学校用』
明治35年の『新編 国語読本字引 高等小学校用 全』を入手しました。
奥付です。
明治35年の発行です。
この本のどこにも文部省という記載はありませんので、文部省とは関係なく、国語読本の参考書として発行したものでしょう。
こういうものがあることは知りませんでした。
児童の予習用ですかね。
最初のページ。
こんな感じの本です。
書名は、表紙には「高等小学校用」とありましたが、こちらの内題には「高等小学校児童用」とあります。
これが正式書名ですね。「児童用」とあるからには「教師用」があったのかもしれませんが、分かりません。
このページだけ変色が甚だしいです。
見返しの紙の色が移ったか、あるいは見返しを貼った糊のせいかもしれません。
字が小さくてよく見えないと思いますが、見出しの文字にふりがなが付いていたり、見出し語の下に何か書いてあったりします。
ふりがなは、読みが難しい文字の読み方を示したもの、見出し語の下の文字は意味を示したものです。
別のページを部分的に拡大します。
先日の教科書と同じく、「ボーセキ」「コージョ」などという風に長音記号が使われています。
1行目の下の方、「工女」の下には「ハタラキヲンナ」とあります。意味が「働き女」というのはいかがなものかとは思いますが、まあ意味は分かります。
最後の行、「以前の家業」の下には「マイノショーバイ」とあります。「マエ」じゃなくて「マイ」ですね。「エ」が「イ」になっています。
また別のページから。
1行目、「蝿」に「ハイ」とふりがなが振ってあります。ここもまた「エ」が「イ」です。
最後の行、「御母上様」の下に「オツカサマ」とあります。
これが当時の母親の一般的な呼び方だったのでしょうか。
なんか、細かく見てゆくと、あれこれ面白そうなものが出てきそうです。
また取り上げるかもしれません。
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