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2025年8月10日 (日)

明治35年の『新編 国語読本字引 高等小学校用』

 明治35年の『新編 国語読本字引 高等小学校用 全』を入手しました。
M35kokugojibiki01

 奥付です。
M35kokugojibiki02
 明治35年の発行です。
 この本のどこにも文部省という記載はありませんので、文部省とは関係なく、国語読本の参考書として発行したものでしょう。
 こういうものがあることは知りませんでした。
 児童の予習用ですかね。

 最初のページ。
M35kokugojibiki03
 こんな感じの本です。
 書名は、表紙には「高等小学校用」とありましたが、こちらの内題には「高等小学校児童用」とあります。
 これが正式書名ですね。「児童用」とあるからには「教師用」があったのかもしれませんが、分かりません。

 このページだけ変色が甚だしいです。
 見返しの紙の色が移ったか、あるいは見返しを貼った糊のせいかもしれません。

 字が小さくてよく見えないと思いますが、見出しの文字にふりがなが付いていたり、見出し語の下に何か書いてあったりします。
 ふりがなは、読みが難しい文字の読み方を示したもの、見出し語の下の文字は意味を示したものです。

 別のページを部分的に拡大します。
M35kokugojibiki04
 先日の教科書と同じく、「ボーセキ」「コージョ」などという風に長音記号が使われています。
 1行目の下の方、「工女」の下には「ハタラキヲンナ」とあります。意味が「働き女」というのはいかがなものかとは思いますが、まあ意味は分かります。
 最後の行、「以前の家業」の下には「マイノショーバイ」とあります。「マエ」じゃなくて「マイ」ですね。「エ」が「イ」になっています。

 また別のページから。
M35kokugojibiki05
 1行目、「蝿」に「ハイ」とふりがなが振ってあります。ここもまた「エ」が「イ」です。
 最後の行、「御母上様」の下に「オツカサマ」とあります。
 これが当時の母親の一般的な呼び方だったのでしょうか。

 なんか、細かく見てゆくと、あれこれ面白そうなものが出てきそうです。
 また取り上げるかもしれません。

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