壬申の乱の経緯をたどる(12)村国男依ら、息長の横河で淡海軍に勝利
7月7日、大海人皇子方の村国男依らが息長の横河で淡海軍を破り、その将境部薬を斬ります。
村国男依は、大海人皇子が吉野を脱出する2日前に東国に派遣された大海人皇子の舎人です。
男依はいち早く美濃の兵三千を率いて不破の道を塞いでいました。
そして、今また大軍を率いて大津京に向けて進軍しています。
舎人には有能な人物が多かったのかもしれませんが、身分に拘らない人材登庸です。
男依は緒戦でみごと勝利を収め、この先破竹の進軍を続けます。
一方、敗北して斬殺された境部薬といえば、有間皇子の事件の折に有間皇子とともに捕われ、尾張国に流罪になった人物です。
のちに許されて淡海軍の将になり、破れて殺されるという、なかなか波瀾万丈の人生です。
淡海方が不破の手前まで攻め込んでいます。
大海人皇子方は押し込まれているようにも見えますが、兵力が充実するのを待っていたのかもしれません。
あるいはこのあたりまで淡海側の勢力範囲だったため、戦いながら南下するしかなかったのかもしれません。
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