倉本一宏氏『壬申の乱』(角川ソフィア文庫)
倉本一宏氏の『壬申の乱-古代日本の風景を歩く』(角川ソフィア文庫)を購入しました。
この本のことは、Twitter(現X)の相互フォロワーさんである「わこにょ」さんのポストで知りました。
本年の7月25日刊です。今日ですね。
本書は、吉川弘文館から平成19年(2007)7月に刊行された『歴史の旅 壬申の乱を歩く』を改題し、文庫化したものだそうです。
ただし、文庫化にあたり、大幅に加筆・修正し、写真も新たに撮り直したものがたくさん含まれるとのことです。
地図や写真が豊富です。特に地図(国土地理院の五万分の一の地図など)が山のように掲載されています。
文庫本なので、この本を携えて旅ができそうですが、ご本人は拡大コピーを勧めています。
目次を切り貼りします。
第Ⅰ章は、壬申の乱の前年、天智天皇の崩後、大海人皇子が大津京から吉野に隠棲するまで。
第Ⅱ章は、天武天皇が吉野を脱出して不破に至るまで。
第Ⅲ章は、倭・河内の戦線。
第Ⅳ章は、琵琶湖の湖東戦線。
第Ⅴ章は、その他の局地戦。
このように、合戦は、時間軸での記述ではなく、地域別に記述されていて、分かりやすいです。
第Ⅵ章以下はエピローグです。
一昨年から、自分自身で壬申紀を読んで地図を描いてきましたので、大変に分かりやすく、理解が進みました。
予習・復習は効果的。
私の地図における移動進路は、特に道路に沿ったものではなく、大雑把なものでした。
来年はこの本を参考にして、もう少しきちんとしたルートを描きたく思います。←来年もやるらしい。(^_^)
倉本氏は、壬申の乱の首謀者は持統天皇とお考えのようです。
また、大友皇子の終焉の地は、後の大山崎とされています。
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私もわこにょさんのツイートで知りました。源さんにとっては、本当にタイムリーなタイミングでしたね。
表紙の天武天皇の肖像ですが、テレビなんかでお見かけする倉本先生のお顔に似ているような…似ていないような…気のせいでしょうか?
投稿: 三友亭主人 | 2025年7月26日 (土) 08時56分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
Twitterはいろいろとありがたいですね。
タイムリーというか、今年はもう終わってしまいますが、来年に生かします。
倉本先生のお顔、あまりよく分かっていません。面目ないです。
投稿: 玉村の源さん | 2025年7月26日 (土) 11時05分