『萬葉集全注』巻第十六(有斐閣)間もなく刊行
古事記学会の会場で『萬葉集全注』巻第十六のチラシを頂きました。
昭和58年(1983)に刊行が始まった全20冊の『萬葉集全注』(有斐閣)は巻第十六の1冊のみが未刊でしたが、この8月末にいよいよ刊行されるということです。
42年振りにようやく完結します。
『萬葉集全注』は1人1巻の分担(伊藤博・稲岡耕二の2氏は各2巻)で執筆されましたが、この巻のみは著者の芳賀紀雄氏のご逝去を受けて、内田賢徳氏を中心とした方々が定期的に研究会を開き、そこでの検討を歴て成書化されたとのことです。
チラシの下方の赤い部分を拡大します。
「本書を手に取らずして萬葉集を語るなかれ。」というキャッチコピーは、こういう学術書には珍しいのではないでしょうか。
刊行が待たれます。楽しみです。
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学生の頃、西宮先生がこんな注釈書が出るんだと教えてくださいました。
その時西宮先生は自分の分担を書き終えていたようで、刊行の遅れを気にしておられました。
そうこうしているうちに、師匠のM先生から師匠の師匠の伊藤先生の分担の巻1の冒頭30ページほどのゲラを渡され、これちょっと校正をお願いしますと言われました。そんな仕事を任されたことに嬉しくなった私ですが、いかんせん力不足、ただただその著作の背後にある学識と洞察力に圧倒させられるのみの一月を過ごしました。M先生はただただ私に勉強させようとの意図を持ってそんな仕事を私に任せてくださったんだと思います。
投稿: 三友亭主人 | 2025年6月24日 (火) 05時51分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
そのようなことがおありでしたか。
それでは、この全注に対する思い入れは一層のことと思います。
おひとり一巻の分担ですから、担当の方は全力投球できますよね。
それでもたとえ一巻だけでも万葉集の注釈を書くのはどんなにか大変なことかと思います。
ましてや単独で万葉集全巻の注釈をなさった先生方が何人もいらっしゃる訳ですから、本当にすごいことですね。
投稿: 玉村の源さん | 2025年6月24日 (火) 09時33分