« 木村幹氏『国立大学教授のお仕事』(ちくま新書) | トップページ | 古事記編纂1300年切手 »

2025年4月26日 (土)

佐佐木信綱生家由来の卯の花

 一昨日、私のブログのつつじの写真を見た94歳の叔母から、庭の卯の花の写真が送られてきたと書きましたが、その卯の花は三重県石薬師の佐佐木信綱生家の卯の花を分けて貰ったとのことでした。
 叔母は「心の花」の会員(竹柏会の会員というべきでしょうか)で、長く短歌を作っています。そんなご縁だったのかもしれません。

 今日また従姉妹(叔母の娘です)から、いとこ会のライン経由で、卯の花の写真が送られてきました。
Unohana01
Unohana02

 卯の花の 匂う垣根に
 時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

という唱歌「夏は来ぬ」は佐佐木信綱が作詞した作品なのですね。

 万葉集には卯の花をよんだ歌が24首あり、そのうち18首にほととぎすがよまれています。
 例えばこんな歌があります。

 ①霍公鳥(ほととぎす)来鳴き響(とよ)もす卯の花の伴にや来しと問はましものを(8・1472)石上堅魚/夏雑歌
 ②卯の花もいまだ咲かねば霍公鳥佐保の山辺に来鳴き響もす(8・1477)大伴家持/夏雑歌

 季節の植物や動物を歌にすると、同じ季節のものが1首に読み込まれることが多くなりますから、それで、梅に鴬、卯の花に霍公鳥、萩に鹿のように、取り合わせが固定化するものも生まれてくるのでしょうね。

« 木村幹氏『国立大学教授のお仕事』(ちくま新書) | トップページ | 古事記編纂1300年切手 »

動物」カテゴリの記事

万葉集」カテゴリの記事

植物」カテゴリの記事

文学」カテゴリの記事

コメント

佐佐木信綱生家由来の卯の花を分けていただいているなんてすごいですね。
石薬師の佐佐木信綱生家は,東海道歩きで2回訪れています。
でも花の時期ではなかったので,この写真を見て感動しました。

萩さん

 コメントをありがとうございました。

 佐佐木信綱の生家由来の卯の花、挿し芽か何かで分けて頂いたのでしょうかね。
 叔母は先月94歳になりました。長生きしていますので、数年前のことやら、数十年前のことやら分かりません。折があれば聞いてみますね。

 萩さんは佐佐木信綱の生家に2回行かれたことがおありでしたか。
 丁度今頃か、もう少し先に満開なのでしょうね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 木村幹氏『国立大学教授のお仕事』(ちくま新書) | トップページ | 古事記編纂1300年切手 »

2026年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

ウェブページ