白湯と金田一京助博士
朝食(というかブランチですけど)には、毎日紅茶を飲んでいます。
月曜日に渋川の家に来た時、ティーバッグは2つしかありませんでした。
「明日買おう」と思って、火曜日にコンビニに行きましたが、買い忘れました。家を出る時は覚えていたんですけどね。
そして、昨日コンビニに行く時にも、家を出る時には覚えていました。毎日買う品物の他に、ティーバッグと石鹸とパンシロン。
ところが、コンビニに着いた時に、「あ、飴ちゃんも買おう」と思った時に、ティーバッグが飛んでしまったようで、また買い忘れました。頭のキャパが小さいです。
そんな次第で、今日は紅茶を飲めず、代わりに白湯を飲みました。
白湯といって思い出すのは金田一京助博士の逸話です。
私、院生の時に、他大学との単位互換制度の恩恵を受けて、早稲田大学で金田一春彦先生の授業を1年間履修しました。その時に伺ったお話です。
春彦先生のお父さんの京助先生は、親友の石川啄木を経済的に援助していたそうですが、啄木は浪費家で、金田一家の経済をも圧迫していったそうです。
ある時、京助先生の奥様が食後のお茶を飲みながら京助先生に「もうこれ以上、家計に削れる余地はありません」と言ったところ、京助先生は「このお茶を白湯にすればいいじゃないか」とおっしゃったそうです。
この時、春彦先生はまだ生まれていなかったでしょうから、大きくなって、お母さんから聞いたのでしょう。お母さんや春彦先生の脚色が加わっているかもしれません。
私は普段、白湯という言葉を口にする機会がほとんどありませんので、白湯というと、いつもこの話が思い出されます。
今日、やっとティーバッグを買えました。明日は紅茶を飲めます。
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