「ハナ ハト マメ マス」
昨日に続き、また昔の教科書を取り上げます。
今日のは、大正7年の『尋常小学国語読本 巻一』です。
右側中央に何か跡があります。
この教科書を右手に取ってみると、この跡の部分に丁度右手の親指が当たります。
この教科書の持ち主はよく勉強したのでしょう。
裏表紙に持ち主の名前が書いてあり、つま子さんです(←個人情報ですので、名字は省略します。大正初め生まれで「子」のつく名前はハイカラだったかもしれません)。
これは例の「ハナ ハト マメ マス」の教科書です。
私の亡き両親は大正12年の生まれですので、この教科書を使ったのではないかと思います。
しかし、昔の人は「ハナ ハト マメ マス」だの、「サイタ サイタ サクラガ サイタ」だの、最初に習った教科書の冒頭を良く憶えているものです。
私なんぞ、全く記憶はありません。(^_^;
「ハナ ハト マメ マス」の先はどうなっているのか知りませんでしたが、この様になっていました。
そして、さらに先には猿蟹合戦の話が載っています。
その末尾はこうでした。
さりげなく書いてありますけど、子ガニが猿の首を挟み切ったのですね。
さすがにその絵はありませんけど。
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