広瀬中佐の評価は
昨日に続き、また戦前の教科書です。
今回は昭和2年の尋常小学校の修身書です。
最初のページのテーマは「カウカウ」です。
挿絵がカラーですね。
いや、そうではなくて、色鉛筆などで塗ったものです。
持ち主が塗ったのでしょう。
裏表紙に持ち主の名前が書いてあり、女の子です。
いろいろな色を使って、丁寧に塗っています。
この教科書に、日露戦争で戦死した広瀬中佐のことが載っています。
テーマは「チュウギ」ですけど、違うんじゃないでしょうかね。
わが身の危険を顧みず、行方不明の部下を捜し求めた広瀬中佐の思いは、「部下に対する深い愛情」か「全員をボートに収容しようという責任感」が適切だと思います。「チュウギ」はちょっとズレていましょう。
文章は分かち書きになっています。
スペースなしよりは読みやすいですけど、助詞を切り離しているのは読みにくいように思います。
助詞はくっつけた文節単位の分かち書きの方が読みやすいのではないでしょうか。
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