『大日本二千年大将鑑』
この様なものを入手しました。
このサイズの紙が横に4枚貼り継いであります。
右端に複数の穴が開いていますので、元々は文字の書いてある面を表側にして2つ折りにし、袋とじにしてあったのではないかと思います。
この面は、右側が表紙だったのでしょう。板額が描かれています。
左側には、神功皇后、持統天皇、松浦佐用姫が取り上げられています。
人名の左側に年数が記載され、下に略伝が記されています。
神功皇后は「皇后」としながら、右側には「十五代の女帝」とあります。
日本書紀も神功皇后に1巻を充てながら、即位したとは記述されていません。
皇后ではあるけれども天皇に準ずる地位ということになりましょうか。
2枚目。
清姫、小野小町、二条后が取り上げられています。
3枚目。
菖蒲前、二条院讃岐、常盤御前、巴御前、板額御前が取り上げられています。
4枚目。
袈裟御前、尼将軍、虎御前、静御前が取り上げられています。
尼将軍は北条政子ですね。
左端枠外に「天保二」とあります。この資料は天保二年(1831)の刊行でしょうか。
そうすると、例えば持統天皇のところには「千百三十二年」とあります。1831-1132=699となります。
持統天皇は697年に文武天皇に譲位し、702年に崩御しています。
大体合ってます。
武芸に秀でた女性を中心に、著名な女性が載せられています。
ただ、小野小町は載っていても清少納言や紫式部は載っていません。
基準を知りたいです。
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