紫式部の兄弟
先日のNHK大河「光る君へ」で、紫式部の弟の藤原惟規(高杉真宙)が亡くなりました。
惟規は癒しキャラでしたので、ネット上では惟規の死を悼む発言が見えました。
惟規は明治43年の国定教科書にも載っています。
第五課です。
当時の小学生はこういう教科書で学んでいたのですね。なかなか大変です。
ここでは惟規は兄となっています。
『紫式部日記』では、これに該当する記事は次のようになっています。
この式部の丞といふ人の、わらはにて書(ふみ)読み侍りし時、聞きならひつつ、
かの人はおそう読みとり、忘るるところをも、あやしきまでぞさとく侍りしかば、書
に心入れたる親は、「口惜しう。男子(をのこご)にてもたらぬこそ、さいはひなか
りけれ」とぞ、つねになげかれ侍りし。
兄とも弟とも書いてありません。
紫式部も惟規も生年には諸説あります。
紫式部を称えるには、式部は兄以上だったという方が、よりインパクトがありましょうね。
「光る君へ」では、癒やし系の弟として人物造形していて、それが成功していると思います。
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今で言えば,小学6年生の国語の教科書でしょうか。
漢字と平仮名が混じった文章ですが,
結構難しい漢字があるので,
読むのは大変だったでしょうね。
投稿: 萩さん | 2024年10月17日 (木) 13時57分
萩さん
コメントをありがとうございます。
5年生の教科書でしょうかね。
当用漢字も常用漢字もない時代ですから、容赦ないですね。
文章も文語ですしね。
ふりがなのない漢字は、先生のお読みになるのをしっかりと聴いていないと、読み方が分かりませんね。
上欄に載っている漢字は、覚えるべき新出漢字でしょうかね。
さすがに「香爐峯」は挙がっていませんね。
投稿: 玉村の源さん | 2024年10月18日 (金) 03時36分