明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(3)
先日来の『絵入智慧の環 二編上』の続きです。
今回はアフリカ州。
南西の海に「せんとへれな」島があります。
世界地理にも歴史にも疎い私にはよく分かりませんが、こういう小さい島を殊更に載せたのは、ナポレオンの流刑地だからということがありましょうか。
北半分。
今とはだいぶ違います。今はもっと国が多いですね。
「さはら」と「すうだん」が広大です。
「さはら」だけ周囲に点々があるのは砂漠を表現しているのでしょうかね。
南半分。
こちらも今とはだいぶ違います。
「えちおぴあ」が広大です。
南西に「ほつてんとつと国」があります。ホットントットは当時は国名だったのですね。
なお、ホッテントットは現在は蔑称とされているようです。
« ウオルト・デズニイの『ぴいたあ・ぱん』 | トップページ | 玉村町に文化財シェルター&今日は埴輪の日 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 埴輪ブーム(2024.10.07)
- 『ならら』最新号の特集は「正倉院展」(2024.10.02)
- 宮川禎一氏『鳥獣戯画のヒミツ』(淡交社)(2024.09.21)
- 五味文彦氏『料理の日本史』(勉誠社)(2024.09.08)
- 飯泉健司氏『播磨国風土記を読み解く』(武蔵野書院)(2024.09.02)
「史料・資料」カテゴリの記事
- 明治34年の「一新講社」引き札付き(2024.09.23)
- 明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(5)(2024.09.18)
- 明治26年の『赤穂義士真筆帖』(2)(2024.09.16)
- 明治26年の『赤穂義士真筆帖』(2024.09.11)
- 「新(しん)じいらんど」(2024.09.07)
「地図・航空写真」カテゴリの記事
- 明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(4)(2024.09.06)
- 大正14年の長野市地図(2024.08.30)
- 昭和12年頃の善光寺鳥瞰図(2024.08.29)
- 明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(3)(2024.08.27)
- 明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(2024.08.24)
ヨーロッパ列強による分割前のアフリカの状況ですね。
まだ未開ということでしょうが
エチオピアの広大さには,驚きですね。
投稿: 萩さん | 2024年8月28日 (水) 16時04分
萩さん
コメントをありがとうございます。
さはら、すうだん、えちおぴや、中でもえちおぴやは広大ですよね。
えじぷとなど、ほんの数ヶ国を除いて、他の地域は植民地になっていたのですよね。
当時の地図と現代の地図とでは大きく異なりますね。
投稿: 玉村の源さん | 2024年8月28日 (水) 18時39分