明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(3)
先日来の『絵入智慧の環 二編上』の続きです。
今回はアフリカ州。
南西の海に「せんとへれな」島があります。
世界地理にも歴史にも疎い私にはよく分かりませんが、こういう小さい島を殊更に載せたのは、ナポレオンの流刑地だからということがありましょうか。
北半分。
今とはだいぶ違います。今はもっと国が多いですね。
「さはら」と「すうだん」が広大です。
「さはら」だけ周囲に点々があるのは砂漠を表現しているのでしょうかね。
南半分。
こちらも今とはだいぶ違います。
「えちおぴあ」が広大です。
南西に「ほつてんとつと国」があります。ホットントットは当時は国名だったのですね。
なお、ホッテントットは現在は蔑称とされているようです。
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ヨーロッパ列強による分割前のアフリカの状況ですね。
まだ未開ということでしょうが
エチオピアの広大さには,驚きですね。
投稿: 萩さん | 2024年8月28日 (水) 16時04分
萩さん
コメントをありがとうございます。
さはら、すうだん、えちおぴや、中でもえちおぴやは広大ですよね。
えじぷとなど、ほんの数ヶ国を除いて、他の地域は植民地になっていたのですよね。
当時の地図と現代の地図とでは大きく異なりますね。
投稿: 玉村の源さん | 2024年8月28日 (水) 18時39分