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2024年8月27日 (火)

明治3年の『絵入智慧の環 二編上』(3)

 先日来の『絵入智慧の環 二編上』の続きです。
 今回はアフリカ州。
M03chienowa21j
 南西の海に「せんとへれな」島があります。
 世界地理にも歴史にも疎い私にはよく分かりませんが、こういう小さい島を殊更に載せたのは、ナポレオンの流刑地だからということがありましょうか。

 北半分。
M03chienowa21k
 今とはだいぶ違います。今はもっと国が多いですね。
 「さはら」と「すうだん」が広大です。
 「さはら」だけ周囲に点々があるのは砂漠を表現しているのでしょうかね。

 南半分。
M03chienowa21l
 こちらも今とはだいぶ違います。
 「えちおぴあ」が広大です。
 南西に「ほつてんとつと国」があります。ホットントットは当時は国名だったのですね。
 なお、ホッテントットは現在は蔑称とされているようです。

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コメント

ヨーロッパ列強による分割前のアフリカの状況ですね。
まだ未開ということでしょうが
エチオピアの広大さには,驚きですね。

萩さん

 コメントをありがとうございます。

 さはら、すうだん、えちおぴや、中でもえちおぴやは広大ですよね。
 えじぷとなど、ほんの数ヶ国を除いて、他の地域は植民地になっていたのですよね。

 当時の地図と現代の地図とでは大きく異なりますね。

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