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2024年8月11日 (日)

「空振らせる」

 先ほど、NHKのオリンピック番組を見ていたら、フェンシングの江村選手から「空振らせる」という言葉が発せられました。
Karaburaseru

 初めて聞く表現です。
 私は文法が不得意なので、以下は眉唾でお読みください。

 「空振らせる」は、こちらから仕向けて、相手が剣を空振りするようにさせること、という意味なのでしょう。
 「空振り」は名詞だけで、その動詞形の「空振る」はありませんが、「空振り」を動詞化させて、さらに使役の助動詞をうしろに付けた用法ですね。
 名詞「空振り」は「空+振る」の名詞形ですから、先祖返りさせて「空振る」という動詞として使ってもおかしくはありません。
 使役の助動詞は未然形接続なので、動詞の「空振り」に接続させるならば、「空振らせる」になりますね。
 おかしくありません。
 フェンシング界では普通に使われている用法なのかもしれませんね。
 野球のピッチャーにも使えそうです。

 念のため「空振る」という動詞の有無を調べてみましたら、日国にはありませんでしたが、デジタル大辞泉には次のようにありました。
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から‐ぶり【空振り】[名](スル)

1 野球やテニスで、振ったバットやラケットが球に当たらないこと。「―の三振」「強打者を―させる」

2 棒やこぶしなどでたたこうとして、相手に当たらないこと。「右のパンチを―する」

3 ある目的をもってとった行動が、当てが外れて失敗すること。「計画が―に終わる」

[補説]俗に、「空振る」「空振った」などと動詞化して使われることがある。
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 俗語としては動詞の「空振る」もあるのですね。
 おもしろいです。

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