大正7年の『東海道』
この様なものを入手しました。
A4よりも少し大きいサイズの横とじの本です。
冒頭附近に東海道の今昔大正地図が載っています。
本体はこのような内容です。
右ページに広重の東海道五十三次の版画、左ページに大正7年頃の該当する場所の写真が載っています。
画面が小さいので、上下に並べ替えます。
広重の浮世絵と現代の写真とを対照させてもおもしろいですが、今から100年以上前の写真とを対照させるというのもおもしろいです。
大正7年当時の風景は、江戸時代と大きく変わっていないところもあると思います。
日本橋は、今は高速道路が上を走っていて大きく変わってしまいました。
奥付です。
今は日本橋だけを載せましたが、多分、続編を載せます。
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これは興味深いものを入手されましたね。
頭上に高速道路がない日本橋。
良いですね。
どれぐらいの箇所の,写真があるのですか?
続編を期待しています。気長に待ってます。
それにしても,「海」と「道」の字体がステキですね。
投稿: 萩さん | 2024年6月25日 (火) 07時07分
萩さん
コメントをありがとうございます。
楽しいものを入手できました。
保永堂版の広重の東海道五十三次は天保5年(1834)頃の版行とされますので、大正7年(1918)はそれからわずか84年しか経っていません。
当時の面影を残す地も多かったと思います。
この本には55枚全ての写真が対照されています。
続編、載せますね。
投稿: 玉村の源さん | 2024年6月25日 (火) 08時33分