昭和25年の「歴史かるた」(2)
昨日の昭和25年「歴史かるた」の続きです。
まず4組。
太平洋戦争の転機をガダルカナル撤退に求めているようです。
続いて4組。
「ま」「め」の札は時代を反映していますね。
日本がポツダム宣言を受諾したのは、民が目覚めたせいではないですけど。
「ポツダム」ではなく「ポッダム」となっています。「ツ」は促音。
そういえば、誰だったか、昔、親類が「ポッタム宣言」か「ポッダム宣言」と言っていました。
当時は「ツ」を促音で発音することもあったのでしょうね。
この「歴史かるた」には不思議な札があります。この4枚です。
この4組、ご覧のように濁音と半濁音です。
濁音、半濁音を句の頭に置かなくても読み札は作れそうなものですけど、なぜこうしたのか興味深いです。
「ぶ」の札の解説文には「五八五 欽明天皇 百済より仏像経文を献上す、蘇我稲目、物部尾輿争い尾輿これを難波の堀に棄てる」とあります。
これ、文脈がおかしいです。585年は敏達天皇14年に当たります。
欽明天皇の時代に百済から仏教が伝来し、そして、蘇我と物部との争いが敏達天皇14年(585)なのです。
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