「宮本武蔵」の台本。芍薬の枝の切り口
東映の「宮本武蔵 二刀流開眼」の台本を入手しました。
台本といっても、裏表紙に「東映本社宣伝部発行」と印刷してありますし、縮刷版です。
実際に撮影に使用した台本ではなく、映画館等で販売した品なのかと思います。
宮本武蔵:中村錦之助
佐々木小次郎:高倉健
お通:入江若葉
本位田又八:木村功
お杉:浪花千栄子 といった配役です。
この映画には、私の大好きな芍薬の枝のシーンがあります。
柳生石舟斎が、芍薬の枝を脇差しで斬り、それに手紙を付けて、お通さんに持たせて吉岡伝七郎に届けさせます。
お通さんは石舟斎に報告します。
石舟斎は伝七郎に失望しています。
一方、宮本武蔵もその枝を手に取って見ることになります。
小茶は、お城の人にもらったと告げます。
すると武蔵は、
柳生石舟斎の斬った芍薬の枝の切り口を見て、吉岡伝七郎は何も感じなかったのに、武蔵はその枝を斬った者の技量がただ事ではないことを見破ります。
達人は達人を知ると言いますか、こういうの大好物です。(^_^)
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