上代文献を読む会『東大寺諷誦文稿注解』(和泉書院)
3月15日に上代文献を読む会の『東大寺諷誦文稿注解』(和泉書院)が刊行されました。
東大寺諷誦文稿は平安初期に書かれた文献です。
個人蔵でしたが、太平洋戦争の戦災で原本は焼失し、昭和14年に刊行されたコロタイプによる複製が残るばかりです。
内容も難解で、私などは索引を手がかりに、必要箇所のみをつまみ食い的に利用するのみでした。
その注解が刊行されたのは大変にありがたいことです。
原本は395行ですが、この注解は700ページを超える大著です。
帯の表紙側と裏表紙側は次の通りです。

上代文献を読む会の7年に及ぶ輪読を経て、その成果がこのような形で刊行されました。
分担執筆した原稿は、さらにメンバーの討議を経て成書となったそうです。
執筆者は、藤本誠、井上幸、井ノ口史、岡田高志、影山尚之、桑原祐子、辻憲男、中川ゆかり、根来麻子、村瀬憲夫、宮川久美の諸氏。
「あとがき」によれば、輪読会には、これらの方々に加えて、廣岡義隆、稲城正己、福田めぐみ、遠藤慶太、李螢螢、大江篤、鷲尾亜莉沙の諸氏が参加されたようです。
確かで貴重な研究成果と存じます。
ありがたいことです。
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