奥田俊博氏『風土記文字表現研究』(汲古書院)
2月29日に奥田俊博氏の『風土記文字表現研究』(汲古書院)が刊行されました。
目次は以下の通りです。章の下の節は省略しました。
序 章 風土記の文字表現-書くことと読むことをめぐる序説として-
第一章 地名説明記事と地名-『播磨国風土記』を中心に-
第二章 『播磨国風土記』の表記-文体との関わり-
第三章 『播磨国風土記』の漢語表現
第四章 『常陸国風土記』の漢語表現
第五章 『豊後国風土記』の漢語表現
第六章 『肥前国風土記』の漢語表現
第七章 『出雲国風土記』の漢語表現-『文選』の受容をめぐって-
第八章 風土記の文体と表記
第九章 風土記と公文-「史籍」としての風土記-
終 章 公文から古典へ-「史籍」としての文字表現-
このように、五風土記全てを対象に、そこに用いられている漢語表現を分析されています。
じっくりと拝読したく思います。
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