昭和12年、豊橋市小学校の伊勢修学旅行案内(2)
昨日の豊橋市小学校の伊勢修学旅行案内の続きです。
旅行中の心得。
皇太神宮の参拝に関する注意事項が最初に上がっています。
服装は、洋服または和服(袴着用)とあります。
当時は和服も普通に着用していたのでしょうね。
ただし、着流しはダメで、袴を着用しなくてはいけないことになっています。神宮参拝ということもありますが、旅行なので着流しはやはり不都合と思われます。
つづき。
弁当2食分というのは、朝食と昼食でしょうね。朝5時台の出発ですから。
「絶対禁止」の食物は、おなかを壊したりしないための配慮と思われます。
アイスクリームは持っていけないでしょうから、買い食い禁止ということでしょう。
バナナ、ダメですかねぇ。
つづき。
沿道案内。最初が東海道沿道。
岡崎の所で、家康に対して「徳川家康公」とありますね。敬称付きで待遇されています。
大高は桶狭間合戦のゆかりの地ですね。私ずっと「おおたか」と思っていたのですが、もとの職場に名古屋出身の同僚がいて、「おおだか」だと教わりました。
「納屋橋」も「なやはし」ではなく「なやばし」と教わりました。こういう読みは、土地の人でないとなかなか分かりませんね。
次が関西線沿道。
弥富には鯉の産地とあります。今は金魚の産地と認識しています。鯉は今も続いていましょうかね。
最後が参宮線沿道です。
松坂はやはり本居宣長ですね。
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旅行沿道案内,おもしろいです。
関西線,参宮線,歩いているので,納得です。
東海道を歩いているときは,加佐登は通過点でしたが,
日本武尊のことを調べていて
加佐登駅から,加佐登神社や能褒野の古墳へも歩きました。
鈴鹿・亀山付近,伊勢国国府があって,
冬寒かったけど,よかったです。
投稿: 萩さん | 2024年2月 8日 (木) 07時30分
萩さん
コメントをありがとうございます。
おもしろいと言っていただき、ありがとうございます。
地名をご覧になって、あれこれ思い出されることが多いのでしょうね。
実際にそこを歩かれていると、感慨もひとしおと思います。
旅行の心得も、今はこれ程うるさくは言わないかもしれませんが、基本的にはあまり変わらないのではないかと思います。
投稿: 玉村の源さん | 2024年2月 8日 (木) 07時47分