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2024年1月19日 (金)

春人上人の『萬葉用字格』

 春人上人の『萬葉用字格』を入手しました。
Shunto01
 この本の書名は知っていましたが、恥ずかしながら現物を見たことはありませんでした。不勉強です。

 奥付です。
Shunto02
 書肆の住所は、神田区、浅草区ですね。明治以降の後刷りです。

 あの部。
Shunto03
 正音は、阿(あ)
 略音は、安(あ)
 正訓は、吾(あ)、我(あ)、旦(あさ、あした)など。

Shunto04
 義訓は、妾(あ)、商(あき)、白(あき)、金(あき)など。

Shunto05
 略訓は、網(あ)と足(あ)。
 約訓は、荒礒(ありそ)、荒石(ありそ)など。
 借訓は、余(あ)、穴(あな)、尼(あま)など。

Shunto06
 戯書は、山下(あらし)、下風(あらし)など。

 それぞれ巻名と簡単に用例も挙がっています。
 なるほど、こういう本だったのかと思いました。
 これはかなりの労作ですね。

 項目はあいうえお順の排列です。
 清濁で項目を分けてはいません。
 ア行のエと、ヤ行のエとを区別してはいません。
 いわゆる上代特殊仮名遣には対応していません。

 あれこれおもしろいです。

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コメント

萬葉集の学びはじめの頃、用字についての概説何かを読んでいるときによく目にした書名ですが…結構よく見た書名なので自分の中では見たことがあるつもりでいたんですが、こうして実物を見せてもらうと、やっぱり見ていなかったなあと気づきました。
本当に、あてにならない記憶です(笑)

三友亭主人さん

 コメントをありがとうございます。

 三友亭主人さんもでしたか。
 見ないでも済んでいますけど、見てみると、やはり画期的な著作と思いました。

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