「光る君へ」第1回視聴
昨日から始まった今年のNHK大河「光る君へ」の第1回を視聴しました。
見る前は、紫式部が主役というのが、なんかピンときませんでした。
NHK大河は第2作の「赤穂浪士」からずっと見ていますけど、かつては「大型時代劇」と言われていたように、時代劇という大原則があったように思います。
NHKもそれは承知していて、昭和60年頃に3年間近代の大河が製作されたときには、その代わりとして、水曜に「真田太平記」「武蔵坊弁慶」「宮本武蔵」がそれぞれ1年間放送されたのも、その証左と言えましょう。
その3年間以降、大河は「いだてん」までまた時代劇でした。
時代劇といえばお侍さん。平安時代も時代劇といえば時代劇なのでしょうけど、貴族社会が舞台では、お侍さんが活躍できない。
それでピンとこなかったのです。
ピンとこなくても、飛鳥・奈良時代ならば大歓迎なのですけど。←矛盾!!(^_^;
そんなことで、ちょっと戸惑いながら見始めた第1回でしたが、面白かったです。
1年間、ついてゆけそうです。
紫式部の生涯はほとんど知られていないので、主人公については創作だらけになることでしょうが、周辺の歴史はかなり詳しく知られているので、その中での創作になるのでしょう。
ちょうど、呂宋助左衛門が主人公だった「黄金の日日」や、井伊直虎が主人公だった「おんな城主直虎」のような感じかと。
『大鏡』『栄華物語』『枕草子』などに登場するエピソードもあれこれ使われそうですね。
そればかりか、昨日は源氏物語の「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠の中に籠めたりつるものを 」を踏まえたと思われるストーリーが。
こういうの、今後も出てきそうですね。源氏物語に詳しい人は楽しみなことでしょう。私はまるでダメです。
まひろが三郎に、自分は高貴な血筋だと嘘をつくのも、まひろの妄想癖、もとい物語創作能力の発露なのでしょうね。
大事な役柄の国仲涼子が第1回で退場は意外でした。
野村萬斎の今川義元のよう。
主役級の役者さんを贅沢に使うのが大河の楽しさです。
1年間、楽しめそうです。
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