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2023年11月14日 (火)

昭和7年の「日本名将大鑑」(2)

 昨日の「日本名将大鑑」の続きです。
 一昨日のNHK大河は関ヶ原合戦でしたので、その関係の武将を。
 実際の名将大鑑では各武将が隙間なく並んでいますので、隣近所からはみ出している部分はカットしました。
 それで、継ぎはぎのような感じのお見苦しいものになっています。

 徳川家康(右)と石田三成(左)。
S07meisho06
 家康の兜の前立ては先日の大河と同じですね。鎧は南蛮胴のようです。鉄砲玉を弾くにはこういうものの方が適切と思います。
 三成は武装していませんね。こういう肖像画がありましたね。それを写したものでしょう。

 徳川四天王から酒井忠次(右)と本多忠勝(左)。
S07meisho07
 酒井忠次が手にしているのは太鼓のバチでしょうか。それならば、三方ヶ原合戦の後に浜松城で太鼓を打ち鳴らしたという故事によっています。
 本多忠勝は、鹿の角の脇立て、巨大な数珠、蜻蛉切の槍という3点セットです。

 徳川四天王から榊原康政(右)と井伊直政(左)。
S07meisho08

 小西行長(右)と宇喜多秀家(左)。
S07meisho09
 小西行長はくたびれているのでしょうか。

 大谷吉継(上)と島津義弘(下)。
S07meisho10
 大谷吉継は駕籠に乗っていますね。

 黒田長政(右)と福島正則(左)。
S07meisho11
 黒田長政の大水牛脇立ての兜はかっこいいです。

 あ、小早川秀秋はいません。
 この大鑑では「名将」とされていないようです。

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コメント

名将大鑑,とても参考になります。
見ると,たくさんの人物を一枚に描いてあるようですね。それを画像処理して,見やすくして投稿。
ありがたいことです。お疲れ様。
これからも頑張ってください。

萩さん

 コメントをありがとうございます。

 はい。長い紙の表裏それぞれに全部で68名の武将の絵が描いてありますが、スペースを節約するために、かなりぎゅうぎゅうに収めてありますので、どうしても個々の武将の周囲に、他の武将の槍だの何だのがはみ出してしまっています。
 それが邪魔なので、余計なものはカットして、その空き地を似た色で埋めました。これが大雑把なので、お見苦しい状態になっています。(^_^;

 絵自体は、典拠のあるものはそれに拠り、ないものも甲胄などはその時代のものにあわせているようです。

 戦国大名の家来まではほとんど載せていない中で、徳川四天王は全部載せているあたり、なかなか興味深いです。

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