昭和7年の「日本名将大鑑」(4)
先日の「日本名将大鑑」の続きです。
今回は、古代編。
武内宿祢。
半分神話上の人物です。
ヤマトタケルや神功皇后は載っていません。皇族は避けたのかもしれません。
阿倍比羅夫(右)と坂上田村麻呂(左)。
蝦夷討伐等に功績のあった将軍ですね。
源頼光。
頼光の四天王は載っていません。
藤原秀郷(右)と平貞盛(左)。
平将門討伐に功績のあった2人です。
平将門と藤原純友は載っていません。
源頼義(右)と源義家(左)。
この2人は親子ですね。
前九年の役、後三年の役に功績のあった2人です。
安倍頼時、安倍貞任は載っていません。
こうして見てみると、皇族は載せない、謀反人は載せない、という方針があったようです。
戦前ですからねぇ。
壬申の乱関係者も載っていません。
壬申の乱はなかったことになっていた、とまでではなくても、あまり触れないようにしていたのかもしれません。
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