昨日の「ブラタモリ」は敦賀
昨日のNHK「ブラタモリ」は北陸新幹線が延伸される敦賀でした。
お題は「すべての道は敦賀に通ず?」です。
タモリさんは半信半疑でした。
敦賀は、律令時代には北陸道の入口に位置します。
また、渤海国との交流が行われていた時期には、渤海からの船は敦賀に来るように指示されていたそうです。
時代が降って、江戸時代には、北前船の重要な寄港地になります。
北海道の物産を大坂に運ぶときに、下関を通って瀬戸内海経由で大坂に運ぶ場合は1年に1往復しかできないところ、敦賀で荷下ろしをすれば年に2往復できるということです。
明治2年に鉄道建設の優先順位を決定したときに、新橋⇔横浜、大阪⇔神戸と並んで、敦賀⇔長浜が設定されたということで、これも敦賀の重要性を物語っています。
また、敦賀⇔ウラジオストックという外国航路も開かれ、敦賀はヨーロッパへの出入口にもなりました。
ここまで来て、番組冒頭ではあまり納得していなかったタモリさんも、お題に納得してきたようです。
私も、敦賀といえば大谷刑部というイメージしかありませんでしたので、反省しました。
思えば、角鹿は記紀にも登場しますね。確かに要地だったのだと思います。
認識を大いに改めました。
交通の要衝という割には、鯖街道のことが全く触れられていないなぁと思いながら見ていましたが、次回は鯖街道だそうです。
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