越中ことば番附の絵はがき
越中ことばの絵はがきを入手しました。2枚です。
1枚目。
上半分の写真には、「立山連峰ノ雄姿(富山湾ヨリ望ム)」とあります。
2枚目。
下半分の写真には「高岡公園濠端の桜」という解説が付いています。
越中ことばの部分だけを拡大します。
1枚目。
「越中ことば番附」という表題の下には、「左記方言は古老間に使はるゝが現代人はあまり使はず」という注記があります。
これはいつの絵はがきか分かりませんが、今はさらに失われてしまっているかもしれませんね。
2枚目。
2枚の絵はがきは組なのかどうかは不明ですが、こちらの文章に使われている語は、もう1枚の絵はがきの番附に載っているものが多いです。
大伴家持が越中守として赴任した頃の越中のことばも都とは違っていたようで、家持の4017番の「東風」には「越の俗語に東風を安由乃可是と謂ふ」とあります。
当時の越中方言と都のことばとの差は今よりは小さかったのでしょうかね。
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