昨日の「ブラタモリ」は新潟県長岡市
毎週楽しみに見ているNHK「ブラタモリ」。
昨日の放送は新潟県長岡市でした。
勤めていた頃、長岡には高校訪問で1回だけ行ったことがあります。
1回だけですけど、行ったところが取り上げられると嬉しいです。
行ったことがあるとはいえ、昨日の放送では知らないことだらけで、勉強になりました。
テーマは「不死鳥の町」といった感じです。
長岡は、信濃川が流れる舟運の町として栄えたが、戊辰戦争で壊滅的な被害を受けます。
明治11年、明治天皇の巡幸をきっかけに、道路の整備などが行われます。
その後、原油が出たことで、多くの石油会社が設立されて、大いに発展しますが、やがて原油は枯渇し、さらに昭和20年8月1日の空襲で、大きな被害を受けます。
そこからまた復活するものの、平成16年に起きた中越大地震でまた大きな損害が出ます。
ということで、何度も何度も大きな被害を受けながら、その都度、不死鳥のように力強く復活している町、という紹介でした。
長岡に行った時、長岡城に行ってみようと思って、事前に地図で探したのですが、見つかりませんでした。
戊辰戦争の折、河井継之助に率いられた長岡藩によって、明治新政府軍は手痛い打撃を受けます。
その報復なのかどうか、戦後、明治新政府は長岡城を取り壊し、その跡地に駅を造りました。
そのため、長岡城は残っていないのでした。そんな例はほとんどないのではないでしょうか。
駅前に本丸跡の石碑が建っています。
昨日の「ブラタモリ」も駅前から始まりました。
昭和20年の空襲は終戦のわずか半月前でした。
空襲で亡くなった人を追悼するために、毎年空襲の日のその時間に白1色の花火を打ち上げているそうで、コロナの時期に長岡の花火大会が中止になった期間も、その花火だけは打ち上げていたとのことです。
駅前の長岡城本丸跡を示す石碑の側面には長岡市の市章が彫ってありますが、そのマークは「長」の1字を不死鳥の形にデザインしたものとのことでした。
今回の「ブラタモリ」もとても良かったです。
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