「破れ傘刀舟」の台本
「破れ傘刀舟 悪人狩り」第120回の台本を入手しました。
表紙には放送日が記されていませんが、ウィキペディアによれば、昭和52年(1977)1月11日(火)の放送です。
右上に(カラー)とありますが、当時、あらかたの番組はもうカラー放送になっていたと思います。
配役はこういった面々です。
女性陣はみな「○○の○○」という二つ名ですね。
昔の時代劇なので、お若い方はタイトルも御存知ないかもしれません。
主人公は破れ寺に住む蘭方医、叶刀舟です。
腕は確かなのですが、貧しい人からは治療費をもらわないので、貧乏暮らしをしています。
毎回、何らかの事件に巻き込まれます。悪徳商人や悪い役人が、賄賂をもらったり、善良な人々をいじめたり殺したりします。
それを怒った刀舟が悪人を成敗するという勧善懲悪ドラマです。
この回のクライマックス。
毎回、このように刀舟が悪人の罪状をべらんめぇ調で述べ、最後は「てめえらなぁ、人間じゃぁねえや。たたっ斬ってやる!」(台本と微妙に違いますが、実際のセリフはこんな感じです)の決め台詞で大立ち回りをします。
いや、大立ち回りというより、短時間でバサバサバサッと。
この台本では、「斬って斬って、斬りまくる」と、すごい書き方です。(^_^;
最後に斬られた黒木というのは若年寄です。
若年寄を斬って大丈夫なのかという気もしますが、次週には、何ごともなかったかのように話が展開します。1話完結です。
視聴者は、悪人に対する怒りの気持ちでこの番組を見ているので、最後に悪人が刀舟に斬られるのを見ることがカタルシスになるのですね。
昔懐かしい昭和の時代劇です。
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